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OculusConnect6
Meetup 10/11
~OculusForBusiness, SparkAR, LiveMaps~
@yuma1217_ja
スライドについて
• Oculus Connect6というFacebookの年次カンファレンスが開催されました
• その報告会に登壇者として呼ばれたので作成しました
• 一日目のKeynoteのまとめを担当
• スライドの範囲OculusForBusiness, SparkAR, LiveMaps
• SparkARはKeynoteでは言及がなかったのでセッションからまとめました
• 15ページなどのように報告とは別に自分の感じたことなども入っています
自己紹介
• @yuma1217_ja
• SIer研究開発部署所属
VR/ARエンジニア3年目
• OculusConnect5, F82019へ出張調査
Oculus for Business
Oculus for Business
• toBのユースケースに特化し
たビジネスプラン
• 通常のデバイスより少しお値
段は上がる
• VRといえばゲームをイメージ
するがビジネスの可能性は大
きい
• まずはVR事例の紹介から紹介
されました
デモ動画
Oculus for Business
事例 : Hilton
• ホテル現場の仕事をVR化
• 決断を下す本部が現場の複雑さを理
解
• 現場の新人がトレーニングに
事例 : ネスレ
• 会社の机から工場体験が可能
• 旅費がなくなる
• さらに安全
事例 : Ford
• VRで車の設計
• 数週間から数時間への時間の節約
事例 : Farmers
Insurance
• 家の修理する必要のある場所
を見つけるトレーニング
• ハンドトラッキングでコント
ローラの説明がなくなった
• https://www.youtube.com/watch
?v=PMrlWjgFwNA
事例 : Johnson &
Johnson
• 外科手術のトレーニングをVRで
• リアルの人体いらずで学習できる
Johnson &
Johnsonの話
• VRでは83%の人が習得
• 従来の教育では一人もできなかった
• どちらも最小限のガイドで行った
• 大学との共同研究
VRトレーニングの利点
体で覚える 危険なことでもリスクなしに行える無限に繰り返せる
VRトレーニン
グを検討する
チェックリス
ト
考察
以下の要素がある場合VRトレーニングは効果的かも
しれない
トレーニングに身体運動がある
• 眼で見て覚えるなら動画で良い
長年トレーニング方法が変わっていない
• 変わりづらいのでアップデートする必要がない
世界中で需要がある
• 言語でなく身体動作なため横展開しやすい
扱いづらい3次元物体が必要
• 物理世界の腐敗や人の倫理観を排除できる
習得ニーズが高く繰り返し練習したい
• ちょっと戻ったり進んだりと繰り返せる
Oculus for Business
サービスの説明
Scalable
• 大量のデバイスを管理できるようなア
プリ・Webページを提供
• 離れた場所からすべてのデバイスをコ
ントロールできる
Professional
企業が認めたアプリのみしか使えない
アプリの誤作動など防ぐ
Reliable
• サポート
• 24か月保障
• デバイス高速交換
• チャットや電話など
まとめ
• Oculus for Businessはビジネスに必要な機能がたくさんそろったプラン
• 値段は上がるがBtoBで大量のユーザーに使ってもらうケースでは有効
Spark AR
SparkAR
Facebook、Instagramのカメラで出来るAR・フィルター
SparkAR
• ARプラットフォーム
• 開発・管理・公開
• Facebook, Instagramのカメラで利用する
• ハイエンドなスマホだけではない
• アプリをインストールしなくていい
• SparkARStudioという無料のアプリで開発する
• Mac, Windows両方対応
• 3Dデータや音を利用して開発できる
• 発表されてから全世界で10億人以上のユーザーがSparkで作られたエフェクトを使用
引用先
• Oculus Connect6 セッション
• Spark AR for Places and Things
• https://www.youtube.com/watch?v=098KVRiQSDY&list=PLL2xVXGs1SP78z-KC3S1ZYV_67gT7Sk9i&index=13&t=0s
SparkARの能力
Tags
• QRコードをカメラで読み込むとARエフェクトに飛べる
Target & Plane Tracking
• 特定の画像を認識
• 動かしたり、穴を空けたり
• 自分がいる部屋を認識
• ものを置いたり
例:3D物体を置く
• Arduinoという基盤を3Dで置いた
• ドキュメントなしにいつでも見直せる
• 「あのポートはどこにあったっけ」
• 簡易だが何度も見直したいものには有効かも
例:美術館
• 美術館の8つの絵をかざすと絵が変わる
• 絵を登録しておいて特定のエフェクト
を起動する
• 8つ中どれくらいかざしたかなども分
かるのでスタンプラリーにも応用可能
• 音声ナレーションを流して解説する
例:風景
電話ボックスをかざすとその場所に
ちなんだキャラクターが歌いだす
Patches & Blocks
• ドラッグアンドドロップで機能をくっつ
けるだけで作れちゃう!
• ほんとはJavascriptで書かれている
• 作った機能は共有できる
• 逆に共有された機能を組み合わせるだ
けでも作れちゃう
LiveMaps
• Facebook Reality Labが将来のAR体
験の支えのために作っている概
念
• 人々をより近くつなげるために現実
とバーチャルの世界を橋渡しするた
めに作っている
• 現実世界を再構築した地図
• 世界中で共有する
LiveMaps
• 動画が流れたが、コンセプトを紹介するようなものだった
• 具体的にどうやるかの話はない
• 動画で語られたイメージを掘り下げてみる
コンセプト動画
コンセプト
• 映画館に行くと上映している映画の情報が表示
• 二人とも同じものが同じ場所に見える
• 情報へのアクセスの仕方が向上
• 映画館の情報が映画館の上に重ねて表示される
コンセプト
• 竹林を歩いているとバーチャルな鶴が出現
• 鶴の情報も付随
• 人々が置かれた状況を理解して体験を共有する
• 竹林にいることを理解して鶴を出現させている
コンセプト
• 出かけようとするとリマインダーを目の前に出
現させる
• 関連した情報をパーソナライズされた方法で提
供する
• 階段を下りて出かける瞬間に欲しい情報をリマインド
コンセプト
• 遠くにいる人をARで出現させて
その場にいるようにコミュニケーションを取る
How
• クラウドに接続されたスマートフォンやARグラスで現実空間をスキャンする
• 何か現実空間に変更があったときクラウド上のデータを自動的にアップデートする
• Oculusを使っての部屋を再構築する研究などはこのためにも使うはず
LimeMapsまとめ
• ARグラスを開発しているがプロトタイプの公開はまだ先になる
• AR体験のコア技術・概念を先に作る
• 再構築した3Dマップを使って現実空間ではARで情報を重ねたり、VRでは入
り込んだりできる
• ARクラウドと呼ばれるものと大体同じ
• 公開されたものはコンセプトを伝えるものでまだ技術として公表されたわ
けではない

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