反省観点の分類に基づく
試合の振り返り⽀援システム
に関する有⽤性検証
関⻄⼤学
◯野⽥ 樹希・畑 玲⾳・松下 光範
チームスポーツにおいて試合後の振り返りは重要
チームスポーツの振り返りの問題
1/28
反省を書くのが難しくて薄い内容になってしまう
今後のプレーにつながらない
なぜスポーツでの振り返りが難しいのか
理由1:振り返りの際に考えるべきことが多い
例えばサッカーでは…
味⽅と敵の位置・スコア状況・時間帯・⾃⾝の役⽬・疲労度・戦術・
声かけなど
これらのことを考慮し反省点を⾔語化することが必要
チームスポーツの振り返りの問題
2/28
理由2:振り返りの書き⽅がわからない
従来の振り返りの記⼊は⾃由記述が多く明確な記⼊指針がない
書く内容が分からないと⽇記のような曖昧な⽂章になる
パフォーマンス向上のためには反省すべきプレーの本質的な原因と
その具体的な対処法の⾔語化が必要
チームスポーツの振り返りの問題
3/28
理由2:反省の書き⽅がわからない
従来の振り返りの記⼊は⾃由記述が多く明確な記⼊指針がない
書く内容が分からないと⽇記のような曖昧な⽂章になる
パフォーマンス向上のためには反省すべきプレーの本質的な原因と
その具体的な対処法の⾔語化が必要
チームスポーツの振り返りの問題
3/28
⽬的:反省を容易かつ効果的に
書けるように促すことで
反省の⾔語化を⽀援する
反省タイプに基づく振り返り⽀援システム
・振り返り場⾯の整理を⽀援する機能
・複雑な状況の理解と分析の負担
・反省記⼊の明確な指針
・反省記⼊時の⾔語化
振り返り場⾯の
決定と想起
状況の整理
反省点と課題
の導出
課題に対する
アプローチの決定
反省記⼊準備段階
反省記⼊段階
を軽減する機能
を提供する機能
を⽀援する機能
これまでに振り返りの⼀連の流れを整理し振り返り⽀援システムを実装した
4/28
振り返る場⾯を効率的に整理
振り返り場⾯の
決定と想起
5/28
5/28
振り返る場⾯を効率的に整理
振り返り場⾯の
決定と想起
⻑時間の動画を振り返る
場⾯ごとに分割
⾒返す負担を軽減
振り返りを効率化
複雑な状況の理解と分析の負担を軽減
状況の整理
6/28
6/28
複雑な状況の理解と分析の負担を軽減
状況の整理
動画内のプレー状況を
点と⽮印だけで簡易的に表現
客観的なプレー状況の分析を促進
情報処理の負担を軽減
反省のタイプ分類に基づく反省の枠組み
反省項⽬
4つの反省タイプ
反省点と課題
の導出
課題に対する
アプローチの決定
質問⽂
7/28
反省のタイプ分類に基づく反省の枠組み
ボールを扱うスキルや判断のミス
体⼒不⾜や⾝体の使い⽅のミス
ポジショニングや連携のミス
⼼理的要因の影響によるミス
反省点と課題
の導出
課題に対する
アプローチの決定
8/28
反省のタイプ分類に基づく反省の枠組み
ボールを扱うスキルや判断のミス
体⼒不⾜や⾝体の使い⽅のミス
ポジショニングや連携のミス
⼼理的要因の影響によるミス
反省点と課題
の導出
課題に対する
アプローチの決定
8/28
反省タイプを選択し
複数の視点から反省させること
で多⾓的な⾃⼰分析を促進
反省のタイプ分類に基づく反省の枠組み
状況:反省場⾯を具体的に特定
反省点:反省の対象となる⾏動
原因:原因を分析し要因を明確化
課題:改善すべき⾏動や判断を特定
改善法:具体的な改善法を決定
⽬標設定:改善に向けた⾏動を計画
反省点と課題
の導出
課題に対する
アプローチの決定
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反省のタイプ分類に基づく反省の枠組み
状況:反省場⾯を具体的に特定
反省点:反省の対象となる⾏動
原因:原因を分析し要因を明確化
課題:改善すべき⾏動や判断を特定
改善法:具体的な改善法を決定
⽬標設定:改善に向けた⾏動を計画
反省点と課題
の導出
課題に対する
アプローチの決定
9/28
上から順に項⽬に
記⼊させることで
⼀貫した反省を促進
反省のタイプ分類に基づく反省の枠組み
反省タイプ別に
動的に変わる質問⽂を⽤意
反省点と課題
の導出
課題に対する
アプローチの決定
10/28
反省のタイプ分類に基づく反省の枠組み
反省タイプ別に
動的に変わる質問⽂を⽤意
反省点と課題
の導出
課題に対する
アプローチの決定
10/28
反省タイプによって
質問⽂を変更することで
より具体的な反省記⼊を促進
反省記⼊をしやすくするインタフェース
反省タイプ
・反省を4つにタイプ分けすることで多⾓的な反省を促進
反省項⽬
・上の項⽬から順番に記⼊してもらうことで⼀貫した反省を促進
質問⽂
・反省タイプ別に質問⽂を変更することでより具体的な反省記⼊を促進
11/28
反省記⼊をしやすくするインタフェース
反省タイプ
・反省を4つにタイプ分けすることで多⾓的な反省を促進
反省項⽬
・上の項⽬から順番に記⼊してもらうことで⼀貫した反省を促進
質問⽂
・反省タイプ別に質問⽂を変更することでより具体的な反省記⼊を促進
11/28
RQ:反省のタイプ分けとそれに
基づくシステムは反省の⾔語化に
どのような影響を与えるか
提案システムの有⽤性を以下の点から検証
1)システムがユーザの反省の⾔語化にどのような影響を与えるか
2)枠組みの設計が適切であるか
これらのことを3つの実験を⾏って検証
実験1:提案システムが反省の⾔語化に与える影響を検証
実験2:変動質問⽂が反省の⾔語化に与える影響を検証
実験3:枠組みの設計が適切であるか検証
実験:提案システムの有⽤性検証
12/28
サッカー経験者6名が対象
試合動画は以下の3点の理由から
真上からの画⾓で実験参加者がプレーしていない1分程度の動画を使⽤
・俯瞰視点への変換の精度が検証できていないという点
・他者のプレーでも具体的な反省できれば実践でのシステムの有⽤性
が担保される点
・ユーザの負担の点
⾃由記述と提案システムの反省内容を⽐較し分析
実験1:提案システムの反省の⾔語化への影響
13/28
実験1:反省の⾔語化への影響
1.振り返る場⾯を
全てタイムスタンプ
2.反省を記⼊する
場⾯を選択
3.プレー状況を
スケッチ
4.反省記⼊
実験⼿順
順序効果を調べるために実験参加者6名を
・⾃由記述の後に提案システムへ記⼊する群(⾃由記述開始群)3名
・提案システムの後に⾃由記述で記⼊する群(システム開始群)3名
に⼆分
⾃由記述・提案システムそれぞれ20分
14/28
結果:反省の⾔語化への影響
全実験参加者の⽐較結果
・平均記⼊時間:3.6倍増加
・平均⽂字数:2.4倍増加
⾃由記述と⽐べた時の⽂字数の変化率と記⼊時間の変化率を算出し
システムの反省の⾔語化への影響を調査
15/28
結果:反省の⾔語化への影響
全実験参加者の⽐較結果
・平均記⼊時間:3.6倍増加
・平均⽂字数:2.4倍増加
⾃由記述と⽐べた時の⽂字数の変化率と記⼊時間の変化率を算出し
システムの反省の⾔語化への影響を調査
システムを使⽤することで
反省内容を考える時間
と反省⽂章の⽂字量が増加
15/28
システムによってユーザの思考が
深められ反省内容が具体化される
可能性が⽰唆
結果:反省の⾔語化への影響
・平均記⼊時間:6.9倍増加
・平均⽂字数:3.6倍増加
・平均記⼊時間 2.7倍増加
・平均⽂字数:1.6倍増加
群ごとの⽐較
システム開始群 ⾃由記述開始群
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結果:反省の⾔語化への影響
・平均記⼊時間:6.9倍増加
・平均⽂字数:3.6倍増加
・平均記⼊時間 2.7倍増加
・平均⽂字数:1.6倍増加
群ごとの⽐較
システム開始群
⾃由記述開始群
16/28
順序を変更しても記⼊時間と
⽂字数が増加することが確認
結果:反省の⾔語化への影響
システム開始群:id5の反省内容
提案システム
・ 状況: カウンター仕掛ける時
反省点: ワイドに広がっている選⼿がいるのに狭い⽅向にドリブルして
いる〜
⾃由記述
・サイドから攻められている時に、マークにいけていない。誰が守備に
⾏くのかをはっきりさせないといけない。〜
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結果:反省の⾔語化への影響
システム開始群の反省内容例
提案システム
・ 状況: カウンター仕掛ける時
反省点: ワイドに広がっている選⼿がいるのに狭い⽅向にドリブルして
いる〜
⾃由記述
・サイドから攻められている時に、マークにいけていない。誰が守備に
⾏くのかをはっきりさせないといけない。〜
⾃由記述で「状況」の項⽬から書き始めており
枠組みでの書き⽅を参考に記⼊
17/28
結果:反省の⾔語化への影響
システム開始群の反省内容例
提案システム
・ 状況: カウンター仕掛ける時
反省点: ワイドに広がっている選⼿がいるのに狭い⽅向にドリブルして
いる〜
⾃由記述
・サイドから攻められている時に、マークにいけていない。誰が守備に
⾏くのかをはっきりさせないといけない。〜
⾃由記述で「状況」の項⽬から書き始めており
枠組みでの書き⽅を参考に記⼊
17/28
システムが単純な振り返り⽀援
としてではなく教育的なシステム
として機能する可能性
実験1とは別のサッカー経験者6名に対し反省タイプに応じて
変動しない質問⽂(固定質問⽂)を提⽰し実験1の反省⽂章と⽐較
実験2:変動質問⽂の有効性検証
変動質問⽂(戦術的な反省選択時)
固定質問⽂
18/28
結果:変動質問⽂の有効性
・変動システム平均:2.4倍
・固定システム平均:2.0倍
・変動システム平均: 3.6倍
・固定システム平均: 2.7倍
実験参加者全体の⽐較
平均⽂字数
平均記⼊時間
19/28
結果:変動質問⽂の有効性
・変動システム平均:2.4倍
・固定システム平均:2.0倍
・変動システム平均: 3.6倍
・固定システム平均: 2.7倍
実験参加者全体の⽐較
平均⽂字数
平均記⼊時間
19/28
変動質問⽂の有効性については
さらなる検証が必要
枠組みを構成する3つの要素の適切性を以下の⼿法と観点から考察
反省タイプ
・反省⽂章のクラスタリングと半構造化インタビューを⾏い反省タイプは
4つで適切かを考察
反省項⽬・質問⽂
・半構造化インタビューを⾏い書きにくい項⽬はないか質問⽂の内容は
適切であるかを考察
実験3:枠組みの適切性検証
20/28
結果:反省タイプの適切性
実験1・実験2で収集した反省⽂章(29⽂)をSentenceBertを⽤いて
ベクトル化しクラスタリング
技術 戦術 ⾝体 ⼼理
クラスタ1 3 4 3
クラスタ2 3
クラスタ3 4
クラスタ4 1 1
クラスタ5 2
クラスタ6 2
クラスタ7 2 1
クラスタ8 1
クラスタ9 2
クラスタ数9がシルエットスコア最上位
21/28
結果:反省タイプの適切性
各クラスタに含まれる特徴的な頻出単語を上位3つ抽出
クラスタ1・・・「攻撃」7回,「判断」5回,「ポジショニング」5回
クラスタ2・・・「精度」2回,「逆⾜」1回,「スキル」1回
クラスタ3・・・「ライン」4回,「約束事」2回,「組織的守備」1回
クラスタ4・・・「声かけ」2回,「コミュニケーション」2回,「意思疎通」2回
クラスタ5・・・「パスコース」2回,「限定」1回,「寄せる」1回
クラスタ6・・・「インターセプト」1回,「パスコース」1回,「守備技術」1回
クラスタ7・・・「パスコース」2回,「プレス」2回,「カット」1回
クラスタ8・・・「体⼒」1回,「疲れ」1回,「⾛る」1回
クラスタ9・・・「数的不利」1回,「コンパクト」1回,「共通意識」1回
22/28
結果:反省タイプの適切性
各クラスタに含まれる特徴的な頻出単語を上位3つ抽出
クラスタ1・・・「攻撃」7回,「判断」5回,「ポジショニング」5回
クラスタ2・・・「精度」2回,「逆⾜」1回,「スキル」1回
クラスタ3・・・「ライン」4回,「約束事」2回,「組織的守備」1回
クラスタ4・・・「声かけ」2回「コミュニケーション」2回「意思疎通」2回
クラスタ5・・・「パスコース」2回「限定」1回「寄せる」1回
クラスタ6・・・「インターセプト」1回「パスコース」1回「守備技術」1回
クラスタ7・・・「パスコース」2回「プレス」2回「カット」1回
クラスタ8・・・「体⼒」1回「疲れ」1回「⾛る」1回
クラスタ9・・・「数的不利」1回「コンパクト」1回「共通意識」1回
攻撃時の個⼈の戦術的な部分についての反省
22/28
結果:反省タイプの適切性
各クラスタに含まれる特徴的な頻出単語を上位3つ抽出
クラスタ1・・・「攻撃」7回,「判断」5回,「ポジショニング」5回
クラスタ2・・・「精度」2回,「逆⾜」1回,「スキル」1回
クラスタ3・・・「ライン」4回,「約束事」2回,「組織的守備」1回
クラスタ4・・・「声かけ」2回「コミュニケーション」2回「意思疎通」2回
クラスタ5・・・「パスコース」2回「限定」1回「寄せる」1回
クラスタ6・・・「インターセプト」1回「パスコース」1回「守備技術」1回
クラスタ7・・・「パスコース」2回「プレス」2回「カット」1回
クラスタ8・・・「体⼒」1回「疲れ」1回「⾛る」1回
クラスタ9・・・「数的不利」1回「コンパクト」1回「共通意識」1回
攻撃時の個⼈のボールを扱う技術についての反省
22/28
結果:反省タイプの適切性
各クラスタに含まれる特徴的な頻出単語を上位3つ抽出
クラスタ1・・・「攻撃」7回,「判断」5回,「ポジショニング」5回
クラスタ2・・・「精度」2回,「逆⾜」1回,「スキル」1回
クラスタ3・・・「ライン」4回,「約束事」2回,「組織的守備」1回
クラスタ4・・・「声かけ」2回「コミュニケーション」2回「意思疎通」2回
クラスタ5・・・「パスコース」2回「限定」1回「寄せる」1回
クラスタ6・・・「インターセプト」1回「パスコース」1回「守備技術」1回
クラスタ7・・・「パスコース」2回「プレス」2回「カット」1回
クラスタ8・・・「体⼒」1回「疲れ」1回「⾛る」1回
クラスタ9・・・「数的不利」1回,「コンパクト」1回,「共通意識」1回
複数⼈での守備の戦術ついての反省
22/28
結果:反省タイプの適切性
各クラスタに含まれる特徴的な頻出単語を上位3つ抽出
クラスタ1・・・「攻撃」7回,「判断」5回,「ポジショニング」5回
クラスタ2・・・「精度」2回,「逆⾜」1回,「スキル」1回
クラスタ3・・・「ライン」4回,「約束事」2回,「組織的守備」1回
クラスタ4・・・「声かけ」2回,「コミュニケーション」2回,「意思疎通」
クラスタ5・・・「パスコース」2回「限定」1回「寄せる」1回
クラスタ6・・・「インターセプト」1回「パスコース」1回「守備技術」1回
クラスタ7・・・「パスコース」2回「プレス」2回「カット」1回
クラスタ8・・・「体⼒」1回「疲れ」1回「⾛る」1回
クラスタ9・・・「数的不利」1回「コンパクト」1回「共通意識」1回
チーム内でのコミュニケーション
や声かけについての反省
22/28
結果:反省タイプの適切性
各クラスタに含まれる特徴的な頻出単語を上位3つ抽出
クラスタ1・・・「攻撃」7回,「判断」5回,「ポジショニング」5回
クラスタ2・・・「精度」2回,「逆⾜」1回,「スキル」1回
クラスタ3・・・「ライン」4回,「約束事」2回,「組織的守備」1回
クラスタ4・・・「声かけ」2回「コミュニケーション」2回「意思疎通」2回
クラスタ5・・・「パスコース」2回,「限定」1回,「寄せる」1回
クラスタ6・・・「インターセプト」1回,「パスコース」1回,「守備技術」
クラスタ7・・・「パスコース」2回,「プレス」2回,「カット」1回
クラスタ8・・・「体⼒」1回「疲れ」1回「⾛る」1回
クラスタ9・・・「数的不利」1回「コンパクト」1回「共通意識」1回
個⼈の守備技術についての反省
22/28
結果:反省タイプの適切性
各クラスタに含まれる特徴的な頻出単語を上位3つ抽出
クラスタ1・・・「攻撃」7回,「判断」5回,「ポジショニング」5回
クラスタ2・・・「精度」2回,「逆⾜」1回,「スキル」1回
クラスタ3・・・「ライン」4回,「約束事」2回,「組織的守備」1回
クラスタ4・・・「声かけ」2回「コミュニケーション」2回「意思疎通」2回
クラスタ5・・・「パスコース」2回「限定」1回「寄せる」1回
クラスタ6・・・「インターセプト」1回「パスコース」1回「守備技術」1回
クラスタ7・・・「パスコース」2回「プレス」2回「カット」1回
クラスタ8・・・「体⼒」1回「疲れ」1回「⾛る」1回
クラスタ9・・・「数的不利」1回「コンパクト」1回「共通意識」1回
⾝体能⼒の不⾜についての反省
22/28
結果:反省タイプの適切性
以上の結果から反省タイプを以下のように階層化できる可能性
チーム
攻撃
技術
⾝体
戦術
⼼理
守備
技術
⾝体
戦術
⼼理
個⼈
攻撃
技術
⾝体
戦術
⼼理
守備
技術
⾝体
戦術
⼼理
下層の反省タイプを細分化できる可能性
例)チームの守備時の戦術的な反省
・味⽅への声かけの反省
・セオリーの認識ミスの反省
個⼈の守備時の戦術的な反省
・ポジショニングの反省
23/28
結果:反省タイプの適切性
否定的な意⾒
・「タイプ選択に迷ったのでもう少し細かくタイプを分けて欲しい」
・「プレーの判断についてのミスをどのタイプにしたらいいか
分からなかった」
インタビュー結果より
肯定的な意⾒
・「⾊々な⾓度から改善点を検討できて今後に繋がりそう」
・「タイプごとに反省を整理することで何が1番⾜りていないのかを
洗い出せる」
24/28
結果:反省タイプの適切性
否定的な意⾒
・「タイプ選択に迷ったのでもう少し細かくタイプを分けて欲しい」
・「プレーの判断についてのミスをどのタイプにしたらいいか
分からなかった」
インタビュー結果より
肯定的な意⾒
・「⾊々な⾓度から改善点を検討できて今後に繋がりそう」
・「タイプごとに反省を整理することで何が1番⾜りていないのかを
洗い出せる」
24/28
反省タイプを階層化・細分化する
ことでより反省が記⼊しやすく
なる可能性
結果:反省項⽬の適切性
否定的な意⾒
・「書く内容が被る反省項⽬があった」
・「項⽬とかない⽅が⾃分の思考を⾃由に表現できる」
・「戦術的な反省以外は⾃分でわかりきっているミスだから⾃由記述
で戦術についてはじっくり書けるようにしてほしい」
インタビュー結果より
肯定的な意⾒
・「反省内容が項⽬ごとに整理されていて後で⾒返しやすそう」
・「段階的に記⼊するから頭の中が整理されやすい」
25/28
結果:反省項⽬の適切性
否定的な意⾒
・「書く内容が被る反省項⽬があった」
・「項⽬とかない⽅が⾃分の思考を⾃由に表現できる」
・「戦術的な反省以外は⾃分でわかりきっているミスだから⾃由記述
で戦術についてはじっくり書けるようにしてほしい」
インタビュー結果より
肯定的な意⾒
・「反省内容が項⽬ごとに整理されていて後で⾒返しやすそう」
・「段階的に記⼊するから頭の中が整理されやすい」
25/28
反省項⽬をタイプによって変動さ
せることでより効率的に⾔語化が
できる可能性
結果:質問⽂の適切性
否定的な意⾒
・「質問⽂の内容に囚われすぎて書きにくかった」
・「質問⽂の内容が具体的で書く内容が限定的になる感じがした」
インタビュー結果より
肯定的な意⾒
・「タイプ別に内容が変わることでそれぞれのタイプに沿った内容が
書けた」
26/28
結果:質問⽂の適切性
否定的な意⾒
・「質問⽂の内容に囚われすぎて書きにくかった」
・「質問⽂の内容が具体的で書く内容が限定的になる感じがした」
インタビュー結果より
肯定的な意⾒
・「固定質問⽂の内容が端的で書きやすかった」
・「タイプ別に内容が変わることでそれぞれのタイプに沿った内容が
書けた」
26/28
変動質問⽂の内容を抽象化する
ことでより⾔語化しやすくなる
可能性
実験結果まとめ
実験1
・ユーザの思考を深め反省内容の具体化を促進する可能性が⽰唆
実験2
・変動質問⽂の有効性に関してはさらなる検証が必要
実験3
・反省タイプを階層化・細分化することでより多⾓的な⾃⼰分析と
考慮すべき要素の整理を⽀援できる可能性
・反省項⽬と質問⽂の設計を⾒直すことで反省の⾔語化をより容易にする
可能性
が⽰唆
27/28
今後の展望
システムがユーザの思考を深め反省内容を具体化する効果が確認
今後はシステムデザインを改善しより実践的な場⾯で検証 28/28
まとめ
背景:スポーツにおいて振り返りは重要
問題:チームスポーツの振り返りは考慮すべき要素が多いため困難
⽬的:反省の⾔語化を⽀援する⼿法の提案
⼿法:反省のタイプ分類に基づく振り返り⽀援システムを作成
検証:提案システムが反省の⾔語化を⽀援するか
結果:システムが思考を深め反省を具体化させる可能性が⽰唆された
質問スライド
偏った観点からの反省を⾏うとミスの本質的な原因を⾒落とす可能性
反省観点のタイプ分け
1/15
ボールのコントロール
がうまくできなかった
から⾃主練でドリブル
のメニュー増やそう
別の要因でボールを取られた可能性
・ボールをもらう⽴ち位置が悪かった
=ポジショニングの理解を⾼めるべき
・⾃⾝が不利の状況を作られていた
=判断能⼒を上げるべき
・プレッシャーで普段通りのプレーが
できていなかった
=メンタルを鍛えるべき
例)サッカーで敵にボールを取られた場⾯についての反省時
反省観点をタイプ分けし提⽰することで改善すべき本質的な課題の特
定を促す
反省観点のタイプ分け
1/15
本当は判断⼒が
⾜りていなかったから
ボールを取られたのか
上⼿い⼈の動画⾒て
勉強しよう
ポジショニングについての反省
・⽴ち位置が悪くて1対2の状況だったから
ドリブルして突破しても2⼈⽬に取られた
かもしれない
技術についての反省
・タッチが少しでかかった
メンタルについての反省
・相⼿の⾝⻑がデカくて圧倒されて焦った
タイプごとに沿った内容を記⼊させる枠組みを作成
反省タイプに基づく枠組み
1/15
タイプ1
項⽬1
項⽬2
タイプ2
項⽬1
項⽬2
-記⼊
-記⼊
-記⼊
-記⼊
考慮すべき要素を反省タイプと
項⽬ごとに整理しながら記⼊できる
枠組みを提⽰
加えて反省点の⾔語化を容易にする
仕組みを提供
結果:変動質問⽂の有効性
・変動システム平均:2.4倍
・固定システム平均:2.0倍
・変動システム平均: 3.6倍
・固定システム平均: 2.7倍
実験参加者全体の⽐較
平均⽂字数
平均記⼊時間
19/30
結果:変動質問⽂の有効性
・変動システム平均:6.9倍
・固定システム平均:4.6倍
平均記⼊時間
⾃由記述開始群の⽐較
・変動システム平均:3.6倍
・固定システム平均:2.0倍
20/30
平均⽂字数
結果:変動質問⽂の有効性
平均記⼊時間
システム開始群の⽐較
・変動システム平均:2.7倍
・固定システム平均:4.5倍
・変動システム平均:1.6倍
・固定システム平均:1.5倍
21/30
平均⽂字数

NodaItsuki_反省観点の分類に基づく試合の振り返り支援システムに関する有用性検証_DEIM2025