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フルダミニストリヌ 平成幎 月 月報
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第号 平成幎月日
∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜
人の子よ。むスラ゚ルの山々に預蚀しお蚀え。むスラ゚ルの山々よ。䞻のこずばを聞け。神である䞻はこう仰せら
れる。敵がおたえたちに向かっお、『あはは、昔からの高き所がわれわれの所有になった。』ず蚀っおいる。それゆえ、
預蚀しお蚀え。神である䞻はこう仰せられる。実にそのために、おたえたちは、回りの民に荒らされ、螏み぀けられ、
ほかの囜々の所有にされたので、おたえたちは、民の語りぐさずなり、そしりずなった。それゆえ、むスラ゚ルの山々
よ。神である䞻のこずばを聞け。神である䞻は、山や䞘、谷川や谷、荒れ果おた廃墟、たた、回りのほかの囜々にかす
め奪われ、あざけられお芋捚おられた町々に、こう仰せられる  おたえたちが諞囜の民の䟮蟱を受けおいるので、わ
たしはねたみず憀りずをもっお告げる  おたえたちを取り囲む諞囜の民は、必ず自分たちの恥を負わなければならな
い。だが、おたえたち、むスラ゚ルの山々よ。おたえたちは枝を出し、わたしの民むスラ゚ルのために実を結ぶ。圌ら
が垰っお来るのが近いからだ  おたえたちは耕され、皮が蒔かれる。わたしは、おたえたちの䞊に人をふやし、むス
ラ゚ルの党家に人をふやす  わたしはおたえたちのずころに、昔のように人を䜏たわせる。いや、以前よりも栄えさ
せる。このずき、おたえたちは、わたしが䞻であるこずを知ろう  わたしは、二床ず諞囜の民の䟮蟱をおたえに聞こ
えさせない。おたえは囜々の民のそしりを二床ず受けおはならない   ゚れキ゚ル曞 361− 15
2011幎 3月 11日、先䟋のない東北関東倧震灜マグニチュヌド 9.0は倚くの尊い生呜を奪い、䞖界䞭を震撌させ
たした。生呜以倖のすべおを䞀瞬のうちに倱った被灜者の方々の粟神的、身䜓的苊痛を量り知るこずは到底䞍可胜です
が、この地震は䞖界䞭のキリスト者の祈り、人々の愛の奉仕、あらゆる手段の揎助を被灜地に向けたした。今、䞖界䞭
が、地震、接波ずいう人には䞍可抗力な倩灜によっおもたらされた人灜、犏島県の原子炉砎壊による被爆、環境汚染の
恐ろしさをかたずをのんで芋守っおいたす。冒頭のメッセヌゞのように、神ご自身の民むスラ゚ルに恐ろしい灜いをも
たらされたのが神ご自身で、同じ神がそれに倍増する祝犏をももたらすず玄束されたのなら、―実際、神の預蚀の倚く
はすでにむスラ゚ル史においお芋事に成就したのです―が、日本に起こった倧惚事も神の芖点から、祝犏ぞの第䞀歩ず
捉えるこずができるかもしれたせん。日本は唯䞀の被爆囜で、第二次䞖界倧戊以来、平和憲法を擁護しお来たした。キ
リスト教囜ず名乗る囜々をも含め䞖界䞭の囜々が人を殺すための栞兵噚を造り、自囜残存政策をずっおいる䞀方で、栞
兵噚補造、城兵制床を拒吊し、栞を平和のためだけに甚いおきた唯䞀の囜、日本が今、再び被爆の脅嚁にさらされるよ
うな事態に至るこずを神が蚱されたずいうこずには、倧きな神意があるに違いないのです。
戊埌六十五幎を過ぎた今日、戊争の悲惚さを知らない若い䞖代はこの平和憲法砎棄、改正を䞻匵し続けおおり、日
本に平和憲法を締結させた米囜も日本の察倖的軍事行動がこの憲法によっお束瞛されおいるこずに䞍快感を瀺し、圧力
をかけ続けおいる今日、神は、栞戊争の恐ろしさを、平和利甚の原子力発電所の維持さえ未知数で危険であるこずを教
えるこずによっお、䞖界䞭に語っおおられるのではないでしょうか。生呜線䟛絊のための発電所さえ打たれ、このよう
な危機感にさらされるのであれば、神が授けられた生呜を奪う栞兵噚の䜿甚がどんなに恐ろしい、予想の぀かない灜犍
をもたらすかは蚀うたでもありたせん。䞭東に目を移したすず、むスラ゚ルが平和協定を結んでいた゚ゞプトの動乱、
政暩打倒で、むスラ゚ルが孀立化した盎埌、栞兵噚を満茉したむランの軍艊二艘が䞉十幎にしお初めおス゚ズ運河を通
っおレバノンに送られ、むランが新たにむスラ゚ル撲滅の意思衚瀺をしたこずにより、䞭東での栞戊争の危機がにわか
に取りざたされ始めたした。その矢先に、たさにこの絶劙なタむミングで、日本の犏島の原発の被爆問題が持ちあがっ
たこずは偶然でしょうか。人間文明が人間自身を滅がすこずになるずの神のメッセヌゞではないでしょうか。
これから䞖界に起ころうずしおいる、神を吊定する者、神の埡旚に埓わない者の䞊に䞋る裁きの「始たり」、―そ
のずきには、゚れキ゚ルが悲しくも預蚀したように、悪者だけでなく、正しい者の䞊にも同じ裁きが䞋るのです―が、
日本から始たったずしたら、劇的な救いも日本から始たるず期埅できないでしょうか。ひずりでも倚くの者の救いを願
っおやたない憐れみの神が日本をこのように無惚に蚎たれたずしたら、そこには神の遠倧なご蚈画、―灜いを通しお日
本の人たちの霊の目が開け、真の神を信じる囜民に倉えられる―があるはずです。先に神の救いに䞎っおいるキリスト
者は、今こそ声を倧にしお同胞の氞遠の救いのために執り成しの祈りをささげようではありたせんか。
むザダ曞、゚れキ゚ル曞、ダニ゚ル曞はじめ聖曞の預蚀曞は、終末の末期の「䞻の日」に向けお起こる䞭東戊争を
預蚀しおいたす。゚れキ゚ル曞は、33章から 48章にかけお、むスラ゚ルの埩興の預蚀を蚘しおおり、38、39章は、キ
リストの再臚による究極的な埩興が起こる前、「ハルマゲドンの戊い」の前に勃発する「ゎグ、マゎグの戊い」を詳现
に描いおいたす。マゎグず同盟軍が北方からむスラ゚ルを䟵略し、゚ルサレムが戊堎ずなるこの戊いには栞兵噚が甚い
られるであろうこず、究極的には神がむスラ゚ルを守られ、ゎグが自滅するこず、戊枊からの埩興、囜土の聖めに䞃ヶ
フルダミニストリヌ 平成幎 月 月報
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月が費やされるこずが蚘されおいたすが、同時に、サタン、堕倩䜿、悪霊の関わる戊いであるこずも暗瀺されおいたす
詳现は『䞀人で孊べる゚れキ゚ル曞』補泚参照。「マゎグ」は「ダペテ」の子孫で、ギリシャ名では『スキタむ人』、
たた䞃䞖玀 BCE の南ロシアのこずずもみなされ、マゎグの子孫は、十䞖玀 BCE から䞉䞖玀 BCE にかけお、南ロシアのり
クラむナから䞭囜の䞇里の長城たで䞀垯を支配したのでした。地理的にむスラ゚ルの真北は今日のトルコ、ロシアであ
り、泚釈者の倚くがロシアを北方からの䟵略軍ずみなしおいたす。この䟵略軍の同盟囜の筆頭は「ペルシャ」で、他に
挙げられおいる名は今日のむラン、゚チオピア、リビア、チュニゞア、アルゞェリア、モロッコ、モヌリタリア、アル
メニアに関連づけるこずができたす。むランの原子炉建蚭を揎助したのはロシアで、今日、むスラ゚ル撲滅を明癜に宣
蚀しおいる栞保有囜むランが、䞭東に第䞉次䞖界倧戊を起こそうずしおいるこずは、だれもが認めるずころです。
この「ゎグ、マゎグの戊い」が過去のむスラ゚ル史でただ起こっおおらず、今すぐにも起こり埗る䟵略戊争を指し
瀺しおいるこずは倚くの点で裏づけられたす。゚れキ゚ル曞 38、39 章で蚀及されおいる「城壁のない町々」は町が城
壁で囲われるこずが圓然であった叀代には考えられず、したがっお今日ぞの蚀及であるこず、「久しく廃墟であったむ
スラ゚ルの山々」にナダダ人が䜏み始めたのは十九䞖玀末で、捚お眮かれ䞍毛の地ず化しおいたパレスチナに灌挑甚氎
を匕き、有数の野菜、果物の茞出囜になるたでに囜土を緑化し始めたのは二十䞖玀になっおからであるこず、むスラ゚
ルが「䞀぀の囜」、囜家ずしお埩興したのは 1948幎であるこず、ナダダ人の䞖界各地からの本囜垰還が今䞖玀に入っお
加速化しおいるこず、䞭東で石油のない囜ずしお䞍思議がられおいたむスラ゚ルに、数幎前レバノンずの境の沖合、む
スラ゚ルの地に膚倧な倩然ガス、石油が埋蔵されおいるこずが発芋され、昚幎確蚌されたこずにより、近隣のアラブ諞
囜、特にレバノンがロシアずの提携で海底油田の所有暩争いに乗り出したこずなど、「銀や金を運び去り、家畜ず財産
を取り、倧いに略奪をしようずする」ずいう預蚀を満たす条件がそろったこずなどが挙げられたす。たた、むスラ゚ル
を攻める䟵略軍に察し、むスラ゚ルが栞の応報をするこずで、「その日には必ずむスラ゚ルの地に倧きな地震が起こる。
海の魚も、空の鳥も、野の獣も、地面をはうすべおのものも、地䞊のすべおの人間も、わたしの前で震え䞊がる」
ず神が宣蚀された倧惚事が起こるこずが掚し量られたす。たさに仲間割れに象城されるサタンの王囜は本質的に立ち行
くこずができないずキリストが蚀われたように、倧混乱の䞭で䟵略軍は同士射ちの混乱に陥り、倧軍勢の䞊に「ねたみ
ず激しい怒りの火」、神の裁きが䞋るのです。神が敵を自滅させられた埌、むスラ゚ルの地では栞戊争の惚犍、残骞ず
死䜓の事埌凊理が䞃幎もかけお専門家の手で慎重に行われ、むスラ゚ルの地は぀いに聖められるこずになりたす。
神がこのような惚事が起こるこずを蚱されるのは、諞囜民にむスラ゚ルの神の栄光、力、裁きを認識させる埡目的
のゆえです。冒頭に匕甚した 36 章は「ゎグ、マゎグの戊い」の前埌のむスラ゚ルの地の描写です。神がアブラハム、
むサク、ダコブの子孫むスラ゚ルに䞎えるず四千幎前に玄束された地が諞囜民に奪われ、分割され、偶像厇拝の地ずし
お汚されおきたこずに察する神の怒りが爆発する日、すなわち、諞囜民が裁かれる日が預蚀されおいたす。「ゎグ、マ
ゎグの戊い」を通しお神の偉倧なるご介入を芋たむスラ゚ルはダヌりェに立ち返るこずになりたすが、おそらく同時進
行で「反キリスト」ず「停預蚀者」が頭角を珟し、「擬䌌メシダ信奉」䜓制を導入し、サタンの最倧のだたしの手段を
総動員しおナダダ人、クリスチャン、諞囜民をか぀おない欺瞞におずしめるこずになるでしょう。䞭東戊争での倧混乱
が䞖界䞭に報道されれば、䞖界䞭の人々は二床ず栞戊争の悲劇が起こらないようにず、間違いなく平和を求めるように
なりたす。思想、宗教、民族、文化、䟡倀芳等の違いから生ずるいがみ合いが二床ず起こらないために、党䞖界が䞀぀
の政府、叞法、経枈、通貚、宗教、文化の䞋で統治されるこずが理想的に思え、人々は、混乱の党地を平和裏に治める
こずのできるカリスマ的な指導者を切実に求めるようになるのです。
預蚀者゚れキ゚ルが埩興のビゞョンの䞭で究極的に蚪れるこずを預蚀した「メシダの時代」、─神のアブラハムぞ
の玄束の完党な成就─は、この䞖からサタンの圱響を䞀掃しないかぎり実珟するこずのない神の支配される理想的な王
囜です。したがっお、最初の人類の堕萜以来、人間史の背埌で神の埡働きを劚害しおきたサタンずその手䞋ども─堕倩
䜿、悪霊─ ず、これらサタンの䜓制に加担する者たちがもはや人々に圱響を䞎えるこずができなくさせられる䜕らか
の手段が講じられなければならないのです。そのために神は、サタンが「擬䌌メシダ信奉」䜓制をこの䞖にもたらすこ
ずを蚱されたす。あたかも平和をもたらす者のように登堎し真のメシダに成りすたす、この䞖の最埌に珟れる「反キリ
スト」は、人間史のどの時代にも珟れ、自らキリストであるず豪語しおきた倚くの者たちのこずではなく、聖埒ですら
だたされるような超胜力を行䜿するネフィリムのような超人間のこずです。サタンの䜓制がもたらす前代未聞の恐ろし
い欺瞞で地䞊の人々の刀断力が鈍らされないうちに、聖曞の譊告に耳を傟け、その先にある神の確かな玄束を信じ、鋭
い掞察で今を正しく芋極め、生きるこずは、信者、未信者に関わらず、取り返しの぀かない事態に陥らないためには䞍
可欠です。終末の末期に起こるこずは、倩の埡䜿いが珟圚「匕き止めおいる」力を神のご呜什によっお陀くずき、加速
床的に進行したすから、あっずいう間に手遅れになっおしたうのです。䞖界各地で玛争、倩灜、人灜が盞次ぎ、人々の
関心がこの䞖の事象に捕われおいる今日、サタンずその手䞋どもは超自然的な珟象「倧きなしるしや䞍思議なこず」で
人々の泚目をひき、欺瞞䜓制ぞの䞋準備を着々ず進めおいたす。人々が矢継ぎ早に起こる予枬できない惚事におびえ、
心を悩たせこの䞖に絶望するずき、地球倖からの救いであるかのように印象づける珟象が起きれば人々は盲目的にすべ
おを受け入れおしたうでしょう。反キリストはそのような圢で登堎するのです。

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  • 1. フルダミニストリヌ 平成幎 月 月報 www.huldahministry.com 1 第号 平成幎月日 ∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜∜ 人の子よ。むスラ゚ルの山々に預蚀しお蚀え。むスラ゚ルの山々よ。䞻のこずばを聞け。神である䞻はこう仰せら れる。敵がおたえたちに向かっお、『あはは、昔からの高き所がわれわれの所有になった。』ず蚀っおいる。それゆえ、 預蚀しお蚀え。神である䞻はこう仰せられる。実にそのために、おたえたちは、回りの民に荒らされ、螏み぀けられ、 ほかの囜々の所有にされたので、おたえたちは、民の語りぐさずなり、そしりずなった。それゆえ、むスラ゚ルの山々 よ。神である䞻のこずばを聞け。神である䞻は、山や䞘、谷川や谷、荒れ果おた廃墟、たた、回りのほかの囜々にかす め奪われ、あざけられお芋捚おられた町々に、こう仰せられる  おたえたちが諞囜の民の䟮蟱を受けおいるので、わ たしはねたみず憀りずをもっお告げる  おたえたちを取り囲む諞囜の民は、必ず自分たちの恥を負わなければならな い。だが、おたえたち、むスラ゚ルの山々よ。おたえたちは枝を出し、わたしの民むスラ゚ルのために実を結ぶ。圌ら が垰っお来るのが近いからだ  おたえたちは耕され、皮が蒔かれる。わたしは、おたえたちの䞊に人をふやし、むス ラ゚ルの党家に人をふやす  わたしはおたえたちのずころに、昔のように人を䜏たわせる。いや、以前よりも栄えさ せる。このずき、おたえたちは、わたしが䞻であるこずを知ろう  わたしは、二床ず諞囜の民の䟮蟱をおたえに聞こ えさせない。おたえは囜々の民のそしりを二床ず受けおはならない   ゚れキ゚ル曞 361− 15 2011幎 3月 11日、先䟋のない東北関東倧震灜マグニチュヌド 9.0は倚くの尊い生呜を奪い、䞖界䞭を震撌させ たした。生呜以倖のすべおを䞀瞬のうちに倱った被灜者の方々の粟神的、身䜓的苊痛を量り知るこずは到底䞍可胜です が、この地震は䞖界䞭のキリスト者の祈り、人々の愛の奉仕、あらゆる手段の揎助を被灜地に向けたした。今、䞖界䞭 が、地震、接波ずいう人には䞍可抗力な倩灜によっおもたらされた人灜、犏島県の原子炉砎壊による被爆、環境汚染の 恐ろしさをかたずをのんで芋守っおいたす。冒頭のメッセヌゞのように、神ご自身の民むスラ゚ルに恐ろしい灜いをも たらされたのが神ご自身で、同じ神がそれに倍増する祝犏をももたらすず玄束されたのなら、―実際、神の預蚀の倚く はすでにむスラ゚ル史においお芋事に成就したのです―が、日本に起こった倧惚事も神の芖点から、祝犏ぞの第䞀歩ず 捉えるこずができるかもしれたせん。日本は唯䞀の被爆囜で、第二次䞖界倧戊以来、平和憲法を擁護しお来たした。キ リスト教囜ず名乗る囜々をも含め䞖界䞭の囜々が人を殺すための栞兵噚を造り、自囜残存政策をずっおいる䞀方で、栞 兵噚補造、城兵制床を拒吊し、栞を平和のためだけに甚いおきた唯䞀の囜、日本が今、再び被爆の脅嚁にさらされるよ うな事態に至るこずを神が蚱されたずいうこずには、倧きな神意があるに違いないのです。 戊埌六十五幎を過ぎた今日、戊争の悲惚さを知らない若い䞖代はこの平和憲法砎棄、改正を䞻匵し続けおおり、日 本に平和憲法を締結させた米囜も日本の察倖的軍事行動がこの憲法によっお束瞛されおいるこずに䞍快感を瀺し、圧力 をかけ続けおいる今日、神は、栞戊争の恐ろしさを、平和利甚の原子力発電所の維持さえ未知数で危険であるこずを教 えるこずによっお、䞖界䞭に語っおおられるのではないでしょうか。生呜線䟛絊のための発電所さえ打たれ、このよう な危機感にさらされるのであれば、神が授けられた生呜を奪う栞兵噚の䜿甚がどんなに恐ろしい、予想の぀かない灜犍 をもたらすかは蚀うたでもありたせん。䞭東に目を移したすず、むスラ゚ルが平和協定を結んでいた゚ゞプトの動乱、 政暩打倒で、むスラ゚ルが孀立化した盎埌、栞兵噚を満茉したむランの軍艊二艘が䞉十幎にしお初めおス゚ズ運河を通 っおレバノンに送られ、むランが新たにむスラ゚ル撲滅の意思衚瀺をしたこずにより、䞭東での栞戊争の危機がにわか に取りざたされ始めたした。その矢先に、たさにこの絶劙なタむミングで、日本の犏島の原発の被爆問題が持ちあがっ たこずは偶然でしょうか。人間文明が人間自身を滅がすこずになるずの神のメッセヌゞではないでしょうか。 これから䞖界に起ころうずしおいる、神を吊定する者、神の埡旚に埓わない者の䞊に䞋る裁きの「始たり」、―そ のずきには、゚れキ゚ルが悲しくも預蚀したように、悪者だけでなく、正しい者の䞊にも同じ裁きが䞋るのです―が、 日本から始たったずしたら、劇的な救いも日本から始たるず期埅できないでしょうか。ひずりでも倚くの者の救いを願 っおやたない憐れみの神が日本をこのように無惚に蚎たれたずしたら、そこには神の遠倧なご蚈画、―灜いを通しお日 本の人たちの霊の目が開け、真の神を信じる囜民に倉えられる―があるはずです。先に神の救いに䞎っおいるキリスト 者は、今こそ声を倧にしお同胞の氞遠の救いのために執り成しの祈りをささげようではありたせんか。 むザダ曞、゚れキ゚ル曞、ダニ゚ル曞はじめ聖曞の預蚀曞は、終末の末期の「䞻の日」に向けお起こる䞭東戊争を 預蚀しおいたす。゚れキ゚ル曞は、33章から 48章にかけお、むスラ゚ルの埩興の預蚀を蚘しおおり、38、39章は、キ リストの再臚による究極的な埩興が起こる前、「ハルマゲドンの戊い」の前に勃発する「ゎグ、マゎグの戊い」を詳现 に描いおいたす。マゎグず同盟軍が北方からむスラ゚ルを䟵略し、゚ルサレムが戊堎ずなるこの戊いには栞兵噚が甚い られるであろうこず、究極的には神がむスラ゚ルを守られ、ゎグが自滅するこず、戊枊からの埩興、囜土の聖めに䞃ヶ
  • 2. フルダミニストリヌ 平成幎 月 月報 www.huldahministry.com 2 月が費やされるこずが蚘されおいたすが、同時に、サタン、堕倩䜿、悪霊の関わる戊いであるこずも暗瀺されおいたす 詳现は『䞀人で孊べる゚れキ゚ル曞』補泚参照。「マゎグ」は「ダペテ」の子孫で、ギリシャ名では『スキタむ人』、 たた䞃䞖玀 BCE の南ロシアのこずずもみなされ、マゎグの子孫は、十䞖玀 BCE から䞉䞖玀 BCE にかけお、南ロシアのり クラむナから䞭囜の䞇里の長城たで䞀垯を支配したのでした。地理的にむスラ゚ルの真北は今日のトルコ、ロシアであ り、泚釈者の倚くがロシアを北方からの䟵略軍ずみなしおいたす。この䟵略軍の同盟囜の筆頭は「ペルシャ」で、他に 挙げられおいる名は今日のむラン、゚チオピア、リビア、チュニゞア、アルゞェリア、モロッコ、モヌリタリア、アル メニアに関連づけるこずができたす。むランの原子炉建蚭を揎助したのはロシアで、今日、むスラ゚ル撲滅を明癜に宣 蚀しおいる栞保有囜むランが、䞭東に第䞉次䞖界倧戊を起こそうずしおいるこずは、だれもが認めるずころです。 この「ゎグ、マゎグの戊い」が過去のむスラ゚ル史でただ起こっおおらず、今すぐにも起こり埗る䟵略戊争を指し 瀺しおいるこずは倚くの点で裏づけられたす。゚れキ゚ル曞 38、39 章で蚀及されおいる「城壁のない町々」は町が城 壁で囲われるこずが圓然であった叀代には考えられず、したがっお今日ぞの蚀及であるこず、「久しく廃墟であったむ スラ゚ルの山々」にナダダ人が䜏み始めたのは十九䞖玀末で、捚お眮かれ䞍毛の地ず化しおいたパレスチナに灌挑甚氎 を匕き、有数の野菜、果物の茞出囜になるたでに囜土を緑化し始めたのは二十䞖玀になっおからであるこず、むスラ゚ ルが「䞀぀の囜」、囜家ずしお埩興したのは 1948幎であるこず、ナダダ人の䞖界各地からの本囜垰還が今䞖玀に入っお 加速化しおいるこず、䞭東で石油のない囜ずしお䞍思議がられおいたむスラ゚ルに、数幎前レバノンずの境の沖合、む スラ゚ルの地に膚倧な倩然ガス、石油が埋蔵されおいるこずが発芋され、昚幎確蚌されたこずにより、近隣のアラブ諞 囜、特にレバノンがロシアずの提携で海底油田の所有暩争いに乗り出したこずなど、「銀や金を運び去り、家畜ず財産 を取り、倧いに略奪をしようずする」ずいう預蚀を満たす条件がそろったこずなどが挙げられたす。たた、むスラ゚ル を攻める䟵略軍に察し、むスラ゚ルが栞の応報をするこずで、「その日には必ずむスラ゚ルの地に倧きな地震が起こる。 海の魚も、空の鳥も、野の獣も、地面をはうすべおのものも、地䞊のすべおの人間も、わたしの前で震え䞊がる」 ず神が宣蚀された倧惚事が起こるこずが掚し量られたす。たさに仲間割れに象城されるサタンの王囜は本質的に立ち行 くこずができないずキリストが蚀われたように、倧混乱の䞭で䟵略軍は同士射ちの混乱に陥り、倧軍勢の䞊に「ねたみ ず激しい怒りの火」、神の裁きが䞋るのです。神が敵を自滅させられた埌、むスラ゚ルの地では栞戊争の惚犍、残骞ず 死䜓の事埌凊理が䞃幎もかけお専門家の手で慎重に行われ、むスラ゚ルの地は぀いに聖められるこずになりたす。 神がこのような惚事が起こるこずを蚱されるのは、諞囜民にむスラ゚ルの神の栄光、力、裁きを認識させる埡目的 のゆえです。冒頭に匕甚した 36 章は「ゎグ、マゎグの戊い」の前埌のむスラ゚ルの地の描写です。神がアブラハム、 むサク、ダコブの子孫むスラ゚ルに䞎えるず四千幎前に玄束された地が諞囜民に奪われ、分割され、偶像厇拝の地ずし お汚されおきたこずに察する神の怒りが爆発する日、すなわち、諞囜民が裁かれる日が預蚀されおいたす。「ゎグ、マ ゎグの戊い」を通しお神の偉倧なるご介入を芋たむスラ゚ルはダヌりェに立ち返るこずになりたすが、おそらく同時進 行で「反キリスト」ず「停預蚀者」が頭角を珟し、「擬䌌メシダ信奉」䜓制を導入し、サタンの最倧のだたしの手段を 総動員しおナダダ人、クリスチャン、諞囜民をか぀おない欺瞞におずしめるこずになるでしょう。䞭東戊争での倧混乱 が䞖界䞭に報道されれば、䞖界䞭の人々は二床ず栞戊争の悲劇が起こらないようにず、間違いなく平和を求めるように なりたす。思想、宗教、民族、文化、䟡倀芳等の違いから生ずるいがみ合いが二床ず起こらないために、党䞖界が䞀぀ の政府、叞法、経枈、通貚、宗教、文化の䞋で統治されるこずが理想的に思え、人々は、混乱の党地を平和裏に治める こずのできるカリスマ的な指導者を切実に求めるようになるのです。 預蚀者゚れキ゚ルが埩興のビゞョンの䞭で究極的に蚪れるこずを預蚀した「メシダの時代」、─神のアブラハムぞ の玄束の完党な成就─は、この䞖からサタンの圱響を䞀掃しないかぎり実珟するこずのない神の支配される理想的な王 囜です。したがっお、最初の人類の堕萜以来、人間史の背埌で神の埡働きを劚害しおきたサタンずその手䞋ども─堕倩 䜿、悪霊─ ず、これらサタンの䜓制に加担する者たちがもはや人々に圱響を䞎えるこずができなくさせられる䜕らか の手段が講じられなければならないのです。そのために神は、サタンが「擬䌌メシダ信奉」䜓制をこの䞖にもたらすこ ずを蚱されたす。あたかも平和をもたらす者のように登堎し真のメシダに成りすたす、この䞖の最埌に珟れる「反キリ スト」は、人間史のどの時代にも珟れ、自らキリストであるず豪語しおきた倚くの者たちのこずではなく、聖埒ですら だたされるような超胜力を行䜿するネフィリムのような超人間のこずです。サタンの䜓制がもたらす前代未聞の恐ろし い欺瞞で地䞊の人々の刀断力が鈍らされないうちに、聖曞の譊告に耳を傟け、その先にある神の確かな玄束を信じ、鋭 い掞察で今を正しく芋極め、生きるこずは、信者、未信者に関わらず、取り返しの぀かない事態に陥らないためには䞍 可欠です。終末の末期に起こるこずは、倩の埡䜿いが珟圚「匕き止めおいる」力を神のご呜什によっお陀くずき、加速 床的に進行したすから、あっずいう間に手遅れになっおしたうのです。䞖界各地で玛争、倩灜、人灜が盞次ぎ、人々の 関心がこの䞖の事象に捕われおいる今日、サタンずその手䞋どもは超自然的な珟象「倧きなしるしや䞍思議なこず」で 人々の泚目をひき、欺瞞䜓制ぞの䞋準備を着々ず進めおいたす。人々が矢継ぎ早に起こる予枬できない惚事におびえ、 心を悩たせこの䞖に絶望するずき、地球倖からの救いであるかのように印象づける珟象が起きれば人々は盲目的にすべ おを受け入れおしたうでしょう。反キリストはそのような圢で登堎するのです。