Presentation material for "My First UiPath Project" at Lightning Talks event of Uipath Forward III Japan/UiPah Friends on Oct. 30 2019

1. My first UiPath Project
2019/10/30
Suetake, Yoichi

2. 名前： 末武 陽一（すえたけ よういち）(Suetake, Yoichi)
所属： 株式会社オプテージ
ＲＰＡビジネス推進チーム チームマネージャー
属性： ＩＴ屋（技術士（総合技術監理・情報工学部門））
天文屋（今日のテーマ関連）
気象屋（気象予報士）
UiPath使用歴： 約２年半 (Academy Lv1修了2017/5/24)
自己紹介

3. 今日お伝えしたいこと
UiPath makes our lives better.
（UiPathは私たちの生活をより良くします。）
ということで、My first UiPath Projectの話をします。
Private

4. My first UiPath Project ＝皆既日食の撮影プロジェクト
• 皆既日食とは？（前提事項）
• 太陽が月に完全に隠される現象。
（黒い太陽）
• 年に１回程度、地球上のごく限られた場所で
観測可能。
• 継続時間は長くて約６分。
• 写真の撮影は（凝りだすと）割と難しい。
• 明るい部分と暗い部分の差が大きい
（多段階露出によるＨＤＲが必要）
• 体験すると感動もの

5. My first UiPath Project ＝皆既日食の撮影プロジェクト
• プロジェクトの概要
• 日時：2017年8月21日 10:19:34-10:21:40(PDT)
• 場所：アメリカ合衆国オレゴン州マドラスの空き地
• 実現したいこと
• 写真を撮る。 － 126秒間にどれだけ露出時間を振った条件（※）で多数の撮影ができるか。
※具体的には1/500sec～2sec
• 双眼鏡で観る。－ 現地でＰＣやカメラとにらめっこでは面白くない。
★
どちらか一方だけでは
ハッピーとは言えない。
RPAを活用しよう！

6. My first UiPath Project ＝皆既日食の撮影プロジェクト
• 過去のプロジェクトと今回の自動化方法の選定
日時 場所 方法 結果
2009年7月 喜界島
（鹿児島県）
UWSC+EOS Utility による自動撮影 薄曇りの中一応成功
2012年11月 オーストラリア
ケアンズ近郊
自作プログラム(C#)による制御
（Canon製DLL経由）
皆既５分前に曇られる
プログラムも日の目を見ず
ＵｉＰａｔｈ + EOS Utilityによる自動撮影を選定
RPA/UiPath選定に至った詳細は時間の関係で本日は割愛
簡単に言うと「無償」かつ「安定性」重視で選択。
キヤノンのデジカメはEOS Utilityというソフト（Win32アプリ）でPCから操作できるので、
2017年7月は．．

7. EOS Utilityの画面
My first UiPath Project ＝皆既日食の撮影プロジェクト

8. My first UiPath Project ＝皆既日食の撮影プロジェクト
技術検証→開発→テストを経ていざ本番へ

9. My first UiPath Project ＝皆既日食の撮影プロジェクト
項目 結果 評価
観望 本人は黒い太陽を双眼鏡で堪能 ◎
写真 ７割くらい成功→最終的な出来映えは後述 〇
総合評価
本人(自己)満足
（＝ハッピー）

10. まとめ
良かった点
反省点：
次のアクセスの良い皆既日食は2024年4月北米なので、その時はうまくやろうと思います。
My first UiPath Project ＝皆既日食の撮影プロジェクト
UiPath ちゃんと仕事しました。
・屋外＆一回限り、貧弱なハードウェアという厳しい条件下で結果を出してくれました。
撮影前半は順調でしたが、後半インターバル時間不足（スループット不足）で予定通りの挙動になりませ
んでした。
→原因：本番とテスト時のデータ量の差異。（設計要因）
テスト時は蓋をして撮影（真っ黒状態）していたため、本番に比べてデータ量が少なかった。
（キヤノンのデジカメのRAW形式は可逆圧縮のため、撮影対象によりデータサイズは変動する。）

12. UiPath makes our lives better.
（UiPathは私たちの生活をより良くします。）