1. ＭＬＡ２０１３
参加報告
山下 ユミ

2. 自己紹介
• 京都府立医科大学の図書館に１５年くらい勤務
• ヘルスサイエンス情報専門員という資格を持ってい
ます。
• 医学情報に関するスペシャリスト的側面と、大学事
務職員としてのジェネラリスト的側面の両方を併せ
持つプロフェッショナルを目指してます。

3. ＭＬＡとは
• 米国医学図書館協会（Medical Library Association）
の略称
• 米国の医学図書館専門職団体
• 機関会員 約７００機関 （JMLA 約１５０機関）
• 個人会員 約３,５００人 （JMLA 約１００人）
• 米国の医科系図書館数
• 約２,０００館（大学・病院・軍）
• AHIP（認定資格）
• Academy of Health Science Information Professionals

4. ＭＬＡ２０１３とは
• MLA Annual Meeting and Exhibition 2013
• 総会や委員会等のビジネスミーティング、口頭及びポス
ターでの発表、ランチタイムテーブル等での情報交換、企
業展示、研修（継続教育コース）が一体となったイベント
• 毎年5月に米国各地で開催 2013年はボストン
• 2013年は第113回。第1回は1898年。
• ICML(International Congress on Medical
Librarianship IFLAの医学セクションの会議 4年
ごと開催）等、４つのカンファレンスの共催

5. ＭＬＡ２０１３の概要
• 日程 2013年5月3日（金）～8日（水）6日間
• 会場 Hynes Convention Center（ボストン）
• 参加者数 約2,700人
• 参加費 $365（早期割引、会員料金、会議参加のみ）
• CEコース ＄200～400
• 協賛企業 プラチナ、ゴールド、シルバー
• 展示ブース 約120
• 展示料金 10’✕10’ $3,400

6. MLA2013に参加する理由
• 医学・医学図書館の先進国で新しい情報を入手
• 世界中の医学図書館員との交流
• アグレッシブな図書館員を山ほど目にしてモチベー
ションアップ
• 英語の勉強をしながら医学図書館の勉強もできる理
想的な環境
• 異国の地でリフレッシュ

7. 今回のもくろみ
• １枚ポスターで発表する
• 全体講演を90％聴き取る
• 10人以上インターナショナルな友人を作る
• CEコースは大いに楽しむ
• レセプションで着物を着る

8. Plenaly（基調講演）
• President Address
• MLAにはPresidentがいます！
• Jane Blumenthal
• McGovern Lecture（招待講演）
• Richard Besser 医師、ABC Newsエディター
• Janet Doe Leture（受賞講演 歴史関連）
• Joanne Gard Marshall

11. 日程
• 5/3～4,5/8午後 継続教育コース
• 5/4 午後5時
Welcome Reception and Opening Exhibits
• 5/5 ～5/8 Plenary, Roundtables, Poster
session, Program session, 各種Meeting

13. International Visitors Reception

14. 日本からの発表者・参加者
• 口頭発表
• 酒井由紀子（慶応）
• ポスター
• 野添篤毅（愛淑）、酒井由紀子（慶応）、佐山聡子（東
邦）、山下ユミ（京府）、医学中央雑誌刊行会
• 企業展示
• メテオ（海外向けメディカルオンライン）

15. Session program
• 看護、癌、消費者向けサービス、獣医学、薬剤情報
など様々なセクションに分かれて口頭発表

16. Poster session
• およそ300のポスターが会場に並ぶ
• ポスターセッションの時間が会期中に３回あり、発
表者は指定された時間にポスターの前にスタンバイ
• デジタルポスター

17. 発表内容
• Information Literacy Classes for Medical Students: A
Survey in Japanese Medical Universities
• 日本の医科大学での学生への情報リテラシー教育調査
• 図書館員は情報リテラシー教育を学生に対して行う十分な時間と機
会を得ていない →米国でも同じ状況がある！
• How is the Clinical Practice Guidelines Database Used
in Japan?
• 東邦大学の臨床ガイドラインデータベースの使用状況
• ブロガーの紹介

18. 発表内容
• Developing Suitable Text Structures for Health
Information: Cohesion or a More Radical Change?
• 医学情報を一般の人に対して説明する際のテキスト構造
• 簡単な言葉への言い換え等が有効
• Are the Words "Randomized Controlled Trial"
Identified Accurately in the Titles of Their
Articles?
• ランダム化比較試験という言葉は、論文のタイトルで同定できる
か？

19. ラウンドテーブル
• Integrating You or the Library into the
Curriculum
• 興味のあるトピックを話しながら
ランチ
• 少人数での情報交換
• 会話の壁・・・

20. 企業展示
• 約120のブース
• Elsevier,EBSCO,McGraw-Hill,Ovid,そしてNLM

21. NLM(National Library of Medicine)

22. NLMのプレゼン
• 展示ブースでのミニレクチャー
• NLM Update
• NLMの今後の計画、最新情報を得られる
• NLM sunrise seminar: Offline with NLM
• PubMedの変更予定や資料の移動計画の進捗など、ちょっと
した情報を得られる！

23. 継続教育コース（CE）
• Beyond PowerPoint: Leveraging Technology to
Enhance Instruction and Learning
• Http://libguides.mskcc.org/beyondpowerpoint
• Prezi
• Jing & Screencast
• Keynote for iPads
• LibGuides for Training
• Game-Based Learning

24. Jing + Screencast
• データベース使用手順などをビデオとして保存し共
有するために組み合わせて使うソフトウェア。
• 動画、静止画、音声、字幕などを簡単に組み合わせ
ることができる。Webページに貼り付けるのも簡単。
• ただし機関によってはこのソフトへの通信が遮断さ
れている場合があるらしい。

25. Prezi
• クラウドベースのプレゼンテーションツール
• 若い対象者向け、短いプレゼンに効果あり
• ズームインとズームアウトを繰り返すので、乗り物
酔いをする危険性も！
• ネットワークが必要。環境が良くないと使えない
• Preziの例

26. Libguides
• 米国を中心に世界中で約4,000館が導入している図
書館支援ツール
• パスファインダー支援ツールでもある
• 情報共有が容易
• 多種のコンテンツを簡単に配置できる
• Moodle vs Libguides

27. Game-Based Learning
• ゲームをしながら情報リテラシーを身につける
• カーネギーメロン大学 I’ll get it!
• アリゾナ大学 Quarantined

28. 医学図書館員的図書館見学in Boston
• ハーバード大学医学図書館の見学

29. New England Journal of Medicine
• 編集局がハーバード大学医学図書館の６階に。

30. Brigham and Women's Hospital

31. ボストンでのお楽しみは・・
• ロブスター

32. ボストンでのお楽しみ
• 郊外のセーラムへ
• ボストン美術館
• ボストン交響楽団

33. 参加して
• 布ポスターのできは上々 反応も前回よりはあり
• 英語は上達していた。でも講演を90％聴きとるのは
無理
• 着物は効果抜群
• 誰かと一緒に行くほうがたくさんの情報を得られる
し経済的
• 医学分野の図書館員なら、一度は行くといい

34. ありがとうございました。