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Similar to Idpfのepub lcpとは何か (20) Idpfのepub lcpとは何か4. LCP の選択
Bill Rosenblatt : GiantSteps Media Technology Strategies
UNIX GNU プロジェクト関連 の著書 が多 い米国 の著
名 ジャーナリスト。 DRM Watch の managing editor
だった。
1 . 標準 DRM の不在 よって、市場 が細分化 し、 DRM 間 の
非互換性 によって、ユーザーは端末 やアプリにしばられ
ている。
2. 標準 フォーマットとしての EPUB の発展 ( 成功 ) が、
阻害 される可能性 がある。
3. LCP でも海賊防止 は期待 できる。 LCP が(現実的 には
程度 の差 があるだけで、ヘビー DRM も)破 られるのは
避 けられないが、既存 の法律 ( 著作権保護非回避法 )
による抑止力 を、むしろ期待 したい。
5. LCP の選択
1 . パスワードと一緒 に暗号化 されたコンテ
ンツを友人 に配布 できることによる、
リーズナブルなコンテンツ共有
2. 図書館 などの非小売 ビジネスモデル
3. 企業内 の資料配布 には PDF のように 簡
単 に使 えるのがいい
4. DRM のコストは価格 に上乗 せされている。
簡素化 すれば安 くなる
6. ヘビー DRM は?
1 . セキュリティ度 が高 く、 LCP では不可能 な多様
なビジネスモデルに対応 できる。
2. 複雑 なのでコストが高 い。
3. DRM の相互運用性 を改善 するのが難 しい。
4. DRM に関 して多 くの特許 が出 されており、長
い間 の懸案 になっている。
5. 今 のところ、ユーザーを囲 い込 みたいコンテン
ツ配信業者 の利害 と対立 するので推薦 しない。
7. LCP の条件
1 . 鍵 を隠 すための特殊 なハードウェアや、凝 った
ソフトウェアを要求 しないこと、複雑 なサー
バーとクライアント間 のやりとりを必要 としな
いこと
2. 配信者 がサービスを打 ち切 っても継続 すること
3. ユーザーへの侵入 を最小限 としなければならな
いこと。
* トレイタートレーシング( traitor tracing ) と呼
ばれる不正 な端末 の監視追跡 が活発化 している
。
8. JEPA 会員意見 ( 出版
社 ) ・ フリーの EPUB も、競争領域 にある
• オープン
DRM によって流通 が不自由 なものになっている
。
• コミックは PC 向 けには強 い DRM が必要 。携帯
向 けは強 い DRM でなくてもコピーの心配 は少 な
い。
• 特定分野 のデータサービスを行 なってい
る。 DRM は不要 。
• コミックなどが強 い DRM に傾斜 する危機感 は理
解 できるが、一般書 の DRM については切 り分 け
た検討 が必要 。
• DRM 無 し、弱 い 強 いなど DRM 手法 の選択 は
9. JEPA 会員意見 ( 配信事
業者 )
• どのレベルの DRM を導入 するかは配信
サイト運営会社 の自由 なので、いろんな
選択肢 を実用化可能 なレベルのソリュー
ションとして用意 すべき。
• DRM 技術 の提供者 の理想 は世界共通仕
様(百歩譲 ってワールドワイドの超大
手)
• クラウドにコンテンツを置 くストリーミ
ング配信 へ移行 した。
10. JEPA 会員意見 (DRM 事業
者他 )
• DRM というのは EC 、出版社 、作家 やその他権
利者 の配布 する際 のビジネスモデルや思想 に依
存 する機能 なので IDPF のような機関 で仕様 と
して決 めることはなじまない。
• 標準化団体 が、標準 ではないものに立 ち入 るの
はおかしい。
• PDF のパスワードと同 じ仕様 を EPUB にも作 ろ
う、という話 なら良 いと思 う。 その程度 の仕
様 なら現状 の PDF ビューアと同 じようにどの
EPUB ビューアも実装 すると期待 できる。
11. JEPA からの意見
• EPUB の特殊事情 として、 JavaScript の
プログラムや、フォントが平文 で埋 め込
まれているので、 DRM で隠 すのは賛成
• 標準化団体 である IDPF が DRM をやるべ
きか、否 かは議論 が始 まったばかりで、
コンセンサスには時間 が必要 である
• 優先度 として、 DRM よりも固定 レイア
ウトの方 が先 ではないか
12. 要件事項 リンク
1 . 認証
2. 使用制限 の設定
3. コンテンツの保護
4. クライアントとサーバー間 のインターラ
クション
5. 対応 するフォーマット
6. コード・ ライブラリー
7. コスト要素
13. 相互運用性 の改善 は困
難 営利組織 は、競合 を締 め出 したり、独占状況 を作
多 くの
ることで、自 らのビジネス上 の地位 を確保 するので、既
存 の DRM が持 つ既得権 と技術内容 を全 て包括 するよう
な標準化 も、既存 の DRM 間 の互換性 を保 つ仕組 みの構
築 も難 しい。
1. Coral Consortium
DRM やメディア形式 の各種 アプローチ間 の互換性 を実
現 することにが目標
2. Marlin Joint Development Association
相互接続 されたポータブル装置 での使用 を意図 した
DRM 技術仕様
3. Open Mobile Alliance ( OMA )
携帯電話端末向 けにスタートした
14. 「4大 レーベルはDRM を捨 てよ」
Apple のジョブズ氏 が提言
現状 では Apple 、 Microsoft 、ソニーなど各社 が独自 の DRM シス
テムを採用 している。 顧客 が囲 い込 まれるという批判 がある。
FairPlay を他社 にライセンスして、各社 のサービスの間 で互換性 の
確立 を図 ることは表面上 は良 い考 えに見 えるが、情報 を共有 すれば
秘密 が漏 れるのは避 けられない。
DRM を採用 したのは、 4 大 レーベル( Universal Music Group 、ソ
ニー BMG 、 Warner Music Group 、 EMI Group ) が契約 に際 して楽
曲 の保護 を求 めたためだ。
CD に収録 された楽曲 は DRM で保護 されていないため、オンライ
ンで販売 する楽曲 に DRM をかけても違法 コピー防止 の役 には立 たな
い。 DRM の義務 づけをやめれば、オンライン音楽 サービスの新規参
入 が増 えて音楽業界 のメリットになる。
15. 特許 が懸念材料
• 2000 年マイクロソフト、コンテントガードに出
資
• 2000 年 Adobe と InterTrust が電子ブックで提携
• 2001 年松下と InterTrust が提携
• 2001 年ソニーと InterTrust が提携
• 2001 年 Nokia 社と InterTrust が提携
• 2002 年ソニー、フィリップス社などが出資する
投資会社が InterTrust を買収
• 2004 年マイクロソフトが InterTrust へ和解金 4
億 4000 万ドル
16. 特許 が懸念材料
指定番号 1世代 2世代
出願 2003-059518
登録 3996532
出願 2005-249688
出願 2003-102185 登録 4272192
登録 3950076
出願 2005-249767
出願 2003-115260
出願 2003-116576 出願 2005-251627
登録 3905489 登録 4008937
特許 出願 2005-253052
出願 平 08-526318 出願 2003-117920 出願 2005-253059
登録 4643398
出願 2003-121056
出願 2003-124706
登録 4128902
出願 2003-126862
出願 2005-259768
登録 4008938
出願 2005-259801
17. 鍵 のやりとりだけでも複雑
ライセンス サーバ
認証局ルート公開鍵 証明書
機器種別公開鍵
機器種別 署名
D
公開鍵
秘密鍵
セション鍵生成
5 セション鍵
5
E D
セション鍵
6 セション鍵生成
6
D E 機器別公開鍵
機器別公開鍵
秘密 鍵
E E D D D
ライセンス ライセンス
HDD
暗号化
コンテンツ