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質問
私は、毎日食べている食事(1日分)から、
放射性セシウムを1日あたり○○ベクレル
食べていると思う。
  1) 0.1 ベクレル
  2) 1 ベクレル
  3) 10 ベクレル
  4) 100 ベクレル
                       2
● チェルノブイリ後とは、慢性期内部被ばくの状況が大きく異なる
● 様々な検査が、年間線量が十分低いことを示している
● 食事調査ではほとんどの方が数マイクロシーベルト以下
  WBC検査ではほとんどの方が20マイクロシーベルト以下
  (ただし一部の方で「食」のスタイルが異なることも事実)
● さらに、内部被ばくは「自分で」制御することが可能である
● 食文化と食生活を制御できる、というメッセージを



                                  3
これまでの内部被ばく検査結果のまとめ
 現在の放射性セシウムによる内部被ばくは?
 WBCでほぼ全員検出限界以下(検出限界を300ベクレルとして)
  =年間線量としては「0.02 ミリシーベルト以下」
 検出限界を超えた方は、原因となる食品の特定が可能
  =全員が吸う「空気」からの被ばくはごく少ない
 検出限界300ベクレルを超えるということの意味は?
 年に1回WBCを受けると、毎日食べた平均量がわかる
  =毎日約2.4 ベクレル食べれば1年後に超える(大人)
 これまでの測定結果は県民全員にあてはまる?
 耕作中断、十分な防護、子どもたち
  =「純粋な消費者」:ほとんど食べていない
 今後これまでの生活を継続している人の検査に入る
  =「福島県に普通に住むこと」によるリスクの確認
                               4
答えのひとつは・・(但し、条件つき)
私は、毎日食べている食事(1日分)から、
放射性セシウムを1日あたり○○ベクレル
食べていると思う。
  1) 0.1 ベクレル
  2) 1 ベクレル
  3) 10 ベクレル
  4) 100 ベクレル
                       6
「内部被ばく防護」→自分でも出来る
 放射性セシウムに対する防護
   →   含有量の大きい食品を知ること
   →   日常食・慢性食を継続しないこと
   →   食品計測の結果を参考にすること
   →   多産地・多品目摂取は大変有効

 「福島に住むから大きな内部被ばくをする」
とはいえない。特に「消費者」のリスクは低い。
空気からの被ばく量増加は極めて考えにくい。

 正しい情報の収集は極めて重要
                         7
農村地、自家消費者に於ける想定
 有限値が出ることを考慮して
  → 「生産者かつ消費者」という立場の理解
  → 十分な個別対応を
    (家庭内の食事の状況、同居者のWBC測定、
     再検査への促しなど)
  → 決して「自家栽培」「家庭菜園」というわかりやすさ
     を強調してはいけない:原因は特定できる
 WBC検査で誰も不幸にしてはならない
  → 丁寧な説明とコミュニケーション:本人の得心
  → 生活の質を落とさないようにすることが最終目標:
     食文化、多様な選択の保護も念頭
内部被ばくを押し上げる4つのキーワード
 「野生・自生食品」:低減努力なし、餌制限なし
 「放射性セシウムが移行しやすい食品」
             :特にキノコ類、野生動植物
 「未検査の食品」   :自家栽培、自生採取、狩猟
 「継続して常食」   :同一場所由来食品を常食
  これらの4条件が重なった方で、飛び抜けて
   体内量が多くなる傾向が明らか:非常に個別
  逆に、特定の食品に気をつければ、内部被ばくを
   低く抑えることは十分に可能:全体への周知
  微量検出者でもその原因を捉えることが可能
                             9
大事なこと
「ここはチェルノブイリではない」
「自分の出来る範囲の中でも、
   現状を改善、コントロールできる」
  という思いをぜひ共有してください




                      10
● ヨーロッパ各国ではチェルノブイリ事故直後は摂取量が多い
● 日本であり得たかもしれないことだった
  (なぜ世界中から心配されているのか)
● チェルノブイリと日本で異なるのはなにか
12
137Csの1日平均摂取量(Bq/day)




                        137Csの年間の実効線量として

                        0.05~0.19 mSv/年

                        土壌の放射能濃度(kBq/m2)
137Csの年間の実効線量として

0.28~0.47 mSv/年




          土壌の放射能濃度
          (kBq/m2)
日本の現況は?

 事故からまだ2年
 → すでに慢性期に入っている
 → チェルノブイリ直後とは明らかに異なる
 → 実測をもとにした議論とアップデートが必要(後述)

 チェルノブイリ周辺の今(26年後)
 →   食=内部被ばく:一部の子どもに数千ベクレル検出
 →   食品の選択肢が少ない
 →   家庭の経済状況と内部被ばく量に関連がある
 →   まだまだ内部被ばくが残っている:食生活そのもの
 →   食品によっては「90Sr」が「137Cs」より高いベクレル量
●   実は被ばくの知識以上に、化学、生物学、農業の知識が重要
●   フォールアウト後の放射性セシウムの環境中・土壌中の挙動
●   フォールアウト後の放射性セシウムの吸入のしにくさ
●   農作物における移行低減の努力、流通の発達




                                  16
セシウムは土壌に吸着する
           ○なかなか移動しない。
            (土中でも沈まない)
           ○水道水に移行し難い。
           ○大きな粒で河川水や
             空気中に出現。体内
             に入っても内部被ばく
             になりにくい。
           ○イオン体で存在しにく
             いため植物が経根吸
             収しづらい。
           =作物に入りにくい。




               http://wwwcms.pref.fukushima.jp
               /download/1/youinkaiseki-
               kome130124.pdf
吸入について:なんでもかんでも吸う?




http://www.env.go.jp/air/osen/pm/info/attach/rep_20130227-qa.pdf

                                                             18
現在の粒子径 →→→
        ← PM2.5   (ただし燃焼灰などは・・)




初期飛散時
 の粒子径
「放射性セシウム濃度の高い米が発生する要因
とその対策について~要因解析調査と試験栽培
等の結果の取りまとめ~ (概要)」




                                          米への放射性セシウム
                                          移行濃度を決定するのは、
                                          交換性カリ含量である。

http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/youinkaiseki-kome130124.pdf20
出荷、流通など
野生・自生
 半自生
出荷制限品
 未検査
 常食




出荷、流通など
● 厚生労働省
    http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002wyf2.html
● コープふくしま
    http://www.fukushima.coop/kagezen/2012_02.html
● 福島県
    http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/nitijyousyoku2013-
0220.pdf




                                                               23
食事中の放射能濃度測定方式
マーケットバスケット方式         陰膳方式

食材を地元のスーパーで購入。



国民健康・栄養調査
(厚生労働省)
14種類の食品群から栄養調
査をもとに食事摂取時の分量    ○調理済みで、実際の個人
を決める。             の摂取量を示す。
                 ○四季様々な地の物も測定。
○一般的な摂取量を示せる。    ×個人の嗜好に左右される。
×流通品以外の摂取による     ×各対象家庭に陰膳作成の
 線量を評価できない。       労力を強いる。
厚労省の食事中の放射能濃度測定
マーケットバスケット方式         陰膳方式
○調査地域:           ○調査地域:
全国12 地域          全国9 地域
北海道、岩手県、福島県      北海道、岩手県、福島県
(浜通り、中通り、会津)、栃   (浜通り、中通り、会津) 、
木県、茨城県、埼玉県、神     栃木県、茨城県、埼玉県、
奈川県、新潟県、大阪府、     新潟県、大阪府、高知県
高知県              ○食品購入時期:
○食品購入時期:         平成24年3-5 月
平成24年2-3 月       ○対象:
○購入条件:           小児や成人の男女3名ず
生鮮食品は可能な限り地      つ及び妊婦3 名、合計39
元産品、あるいは近隣産品     名の一日分の食事。(福島
等を購入。            県内は9名)
年あたりの実効線量(mSv/年)
                    厚労省の食事中の放射能濃度測定結果
                   0.3        MB:マーケットバスケット
                                                                                                                            40K
                                                                                                                            放射性Cs
                   0.2



                   0.1



                    0
                                                                 MB(会津)
                                             MB(浜通り)
                                                       MB(中通り)
                              陰膳


                                        陰膳




                                                                          陰膳


                                                                                    陰膳


                                                                                              陰膳


                                                                                                        陰膳


                                                                                                                  陰膳


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                                                                                                                                                陰膳
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                                                                               MB


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                                                                                                                       MB


                                                                                                                                 MB


                                                                                                                                           MB
                         北海道 岩手                         福島                     栃木        茨城        埼玉        新潟 神奈川 大阪                     高知

              年あたりの実効線量範囲(mSv/年)                                                     放射性セシウム                                     40K

                   マーケットバスケット方式 0.0009~0.0094                                                                           0.16~0.20
                       陰膳方式     0.0012~0.0039                                                                           0.17~0.21
コープふくしまによる陰膳調査(最新)




・2012年10月~2013年2月の期間 100家庭。
・100家庭中9割以上の家庭で福島県産の食材を使用。
・1 kgあたり1 Bq 以上の放射性セシウムが検出されたのは7家庭。
・1年間同じ食事を続けた場合の
   放射性セシウムの内部ひばく量試算:年間合計約 0.05 mSv。   27
これら調査で言えること

 ごく一部の方でやや高めの放射性セシウムが検出
 → しかしその年間実効線量は 0.01 ~ 0.05 mSv
 → これは毎日の総放射性セシウム摂取量に換算して
       およそ   1.5 ~3.4 Bq/日

 平均すると、その一~二桁下の実効線量、摂取量となる


 この結果をWBC結果と対比してみる


                                  28
● ひらた中央病院の公表結果を中心に
  http://www.fukkousien-zaidan.net/reserch/index.html
● 消費者の方の内部被ばく量は十分に低い
● WBCで有意に放射性セシウムが検出される方の傾向
  (高値の方の食生活には特徴がある)
  (低値の方でも食べている食品を特定可能:予測も可能)




                                                        29
31
検出限界未満
(300Bq/一人あたり)
   の方の割合は
全体の約 99%
(8127/8200人)




                32
検出限界未満        検出者73名中、
(300Bq/一人あたり)
   の方の割合は       12才以下は0人
全体の約 99%         20Bq/kg以上
(8127/8200人)    検出は4人のみ




                             33
検出限界未満        検出者73名中、
(300Bq/一人あたり)
   の方の割合は       12才以下は0人
全体の約 99%         20Bq/kg以上
(8127/8200人)    検出は4人のみ

       検出者のほとんどで
        有意検出の
       原因となる食品
        を特定可能

                             34
検出限界未満        検出者73名中、
      (300Bq/一人あたり)
         の方の割合は       12才以下は0人
      全体の約 99%         20Bq/kg以上
      (8127/8200人)    検出は4人のみ

             検出者のほとんどで
              有意検出の
             原因となる食品
              を特定可能
母集団の実効線量はおそらく検出限界より一桁以上低い35
主な食品        Bq/kg
                              乾燥シイタケ              142134
                              原木シイタケ              10766
                              かやの実                 1001
                              猪                     834
                              栗                     791
                              ニジマス                  692
                              わらび                   377
                              ヤマメ                   160




http://www.fukkousien-zaidan.net/reserch/index.html   37
内部被ばくを押し上げる4つのキーワード
 「野生・自生食品」:低減努力なし、餌制限なし
 「放射性セシウムが移行しやすい食品」
             :特にキノコ類、野生動植物
 「未検査の食品」   :自家栽培、自生採取、狩猟
 「継続して常食」   :同一場所由来食品を常食
  これらの4条件が重なった方で、飛び抜けて
   体内量が多くなる傾向が明らか:非常に個別
  逆に、特定の食品に気をつければ、内部被ばくを
   低く抑えることは十分に可能:全体への周知
  微量検出者でもその原因を捉えることが可能
                             38
● 放射性セシウムの1日摂取量は簡単にわかる
● 1日摂取量がわかると年間内部被ばく量が簡単にわかる
● WBCでわかることはなにか
   (検出限界300 Bq/body の意味)
   (陰膳調査との関係)
● 子どもと大人の違い
   (実効半減期と線量)
● 今なら…1日10ベクレルの放射性セシウムを食べたら…
   年間実効線量はおよそ 0.05 mSv と覚えてください

                                  39
体内放射性セシウムの推移グラフ
                   1日 10 Bq の慢性摂取
                  137Csの年間の実効線量として

                         0.048 mSv/年
    1回 1000 Bq の急性摂取
    137Csの年間の実効線量として

    0.013 mSv/年      1日 1 Bq の慢性摂取
                  137Csの年間の実効線量として

                         0.0048 mSv/年
計算してみてください:半減期とは?
            この「100」が半減期100日、という意味なんですけど…
            難しいところを飛ばして、計算すると、およそ

             0.007   くらい、という答えが出ます。

 人体を「ダム」と仮定して、一回の雨で増えた水位が毎日
  0.007 = 0.7 % ずつ減っていくなら、
  100 日 ごとにその水位は半分ずつになっていきます。
 毎日減っていく量と同じ量の水が新たに足されると、
 ダムの水位は必ず一定になりますが、減少量である水位の
   0.7 % が「1日の追加量=摂取量」と同じになります。
 それが 50 日 なら 1.4 % 、 15 日 なら 4.5 %
 でも、掛け算で「1日摂取量」を簡単に計算できます。
                                           42
1日摂取量を計算してみてください

 1430×0.007=?(つまり1430の0.7%は?)
             10.01
  (大人の半減期100日に従うもの)
 1430×0.014=?
             20.02
  (10才児前後の半減期50日に従うもの)
 300×0.007=? 300×0.014=?
           2.1         4.2
 (WBCの検出限界での大人と子どもの1日摂取量の比較)

                                 44
放射性セシウム体内残留量の試算
                            1年で860 Bqの慢性摂取          生物学的半減期 100 日
                            137Csの年間の実効線量として
                                                    年間総摂取量   860 Bq
                            0.011 mSv/年             一日均等摂取量 2.36 Bq
体内の放射性セシウム量(Bq/body)




                                                    緑: 1年目で摂取終了
                                                    青: 2年目で摂取終了
                                                    赤: 3年目で摂取終了

                                                    被ばく量(実効線量)はグラフ
                                                    以下の面積の積分になる。
                                                    ( 137Csなら約 0.011 mSv )
                                                    摂取を継続すれば被ばく量は
                                                    毎年加算される。




                        0        1年       2年   3年                (日数)   45
放射性セシウム体内残留量の試算2
                                              生物学的半減期 100 日
                                              年間総摂取量は 860 Bq
                                              3年目で摂取終了の仮定
体内の放射性セシウム量(Bq/body)




                                              緑、青における毎日の基礎
                                              摂取量は 0.5 Bq とする
                                              (赤グラフ以外)

                                              不均等(しかし定期)摂取量は
                                              緑:1ヶ月に一日 57 Bq
                                              青:1週間に一日 13.5 Bq
                                              (赤:毎日 2.36 Bq 均等摂取)
                            1年で860 Bqの慢性摂取:
                            1ヶ月に一度大きく食べて
                            も実効線量は変わらない

                        0     1年    2年   3年               (日数)
「1 日摂取量 2.4 Bq」が示す意味
     1日(平均)摂取量が 2.4 Bq を超えると…
 「陰膳調査で検出される」「WBCで検出される」

• 年間総摂取量で約 860 Bq に相当( 1 日平均 2.36 Bq )
• 体内量は 1 年後に 300 Bq を超える:前々スライド試算参照
  =つまり、多くのWBCで体内放射性セシウムが確認可能になる
    (ICRPにおける成人男性のモデルを元にしています)
• 1日飲食量を 2.4 kg とすると、陰膳調査で 1 Bq/kg を確認可能

※総摂取量が 860 Bq になるのであれば、週に 1 回、または月に
1 回のペースで含有量が多いものを食べるようなスタイルでも、
均等摂取とほぼ同様の体内量になる:前スライド試算2参照
陰膳調査とWBC検査の関係シェーマ
 陰膳調査下限値 1 Bq/kg とWBC検査検出限界値 300 Bq/body との関係


                    年間を通した            年間を通した
                 平均摂取量は少ないが             137Csの

       検出         陰膳のタイミングで          1日平均摂取量が
                  137Cs含有が多い

                 食材を利用した可能性         2.4 Bq を超える
陰膳調査
       1 Bq/kg


                   年間を通した              年間を通した
                     137Csの        平均摂取量は多いが
       不検出        1日平均摂取量が         陰膳のタイミングでは
                                   137Cs含有が少ない食
                 2.4 Bq を超えない       材を利用した可能性


                     不検出   300 Bq/body   検出
                        ホールボディカウンター
年齢により異なる実効半減期と線量
Cs-137の場合
 1歳児:約8日
 5~14歳児:約20日
 青年期:約50日
 老年期:約100日
などとされる

 しかし、
 家族で同じベクレル量を
 食べているなら、
 年齢によって被ばく量は
 大きく変わらない!

                        「人体内放射能除去技術」より引用
                (青木芳朗他編 講談社サイエンティフィク刊・絶版)
毎日 137Cs を 10 Bq 慢性経口摂取と考えて(Mondal-3で計算)
      3ヶ月     6ヶ月      9ヶ月   12ヶ月   15ヶ月    実効半減期仮定
       620     960    1160 1300     1350
成人                                         約90日(12週)
                                            10,000 Bq を
      0.012   0.023   0.035 0.049   0.060    取りこんだ場合
       380     480     520   530     530
10才                                        約45日(6週)
      0.009   0.018   0.027 0.037   0.045
                                         若年のほうが
       185     190     190   190     190 代謝がはやい
幼児                                         約21日(3週)
      0.011   0.022   0.033 0.044   0.054

                                      成人     毎日 1 Bq を
                                      思春期     取りこんだ場合



                                      子供
                                           若年のほうが
                                      小児
                                            滞留量が
                                             少ない
                 日 数                                50

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