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クリティカル・チェーン法(CCPM)に
よる工程表作成
-入門ガイド

Realization Technologies
お問い合わせ先:info@realization.jp
コンチェルトによる工程管理 - 利用手順

                        準備                                    工程表作成              実行管理

        ・ユーザー登録(無料)                                      1.リソース定義         ・サーバーへのログイン
         http://www.realization.jp/                      2.タスクと依存性の定義      http://www.realization.jp/
        ・マイクロソフト                                         3.チェックリスト項目の定義   ・サーバーへの工程表
         プロジェクトの準備                                       4.ネットワークの検証       アップロード
        ・コンチェルトLEの                                       5.パラメータ設定        ・タスク状態の更新
         ダウンロード
                                                         6.クリティカル・チェーン     -残り日数の更新
                                                           の同定             -要支援項目の吸い上げ
                                                         7.分析と変更          ・プロジェクト状態の監視
                                                         8.工程表のエクスポート      -バッファ回復プランの立案
                                                                           -遅れ部分に集中した
                                                                            マネジメント
                                                             本資料の説明範囲     ・バッファの回復




© 2012 Realization Technologies, Inc. All Rights Reserved.     2
                                                                                                        2
工程表作成 - その1
    1.リソース定義                                                 3.チェックリスト項目の定義
    「Concertoリソース」の画面から                                      各タスクをダブルクリックし、チェックリスト項目を
    リソースのタイプ、人数、カレンダーを                                       箇条書き形式のメモとして記述します。
    設定します。リソースに階層を持たせる
    には、「グループ名」フィールドを使います。




    2.タスクと依存性の定義
    「Concertoガント」の画面からタスク名、期間、リソース名、タスクの依存性を入力します。
    依存性(先行タスク、後続タスク)はタスクバー上でドラッグ&ドロップすることで設定できます。




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                                                                                        3
工程表作成 - その2
    4.ネットワークの検証
    「ネットワークを検証」ボタンから、タスクの依存性などの不備がないかを確認します。本ツールバーが
    表示されていない場合には、「Concertoクリティカル・チェーン」を立ち上げてください。




    5.パラメータ設定
    a. 「Concerto」のツールバーからのコマンド1つで、
    MSプロジェクトのパラメータを一括で自動設定できます。
    b. 「CCパラメータ」ボタンから、タスク期間の削減率、
    削減後のタスク期間に対するバッファ長の割合を指定します。
    c. プロジェクトの目標納期と、開始日を指定します。
    (工程表を作成すると、開始日よりも納期が優先されます)




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                                                                 4
工程表作成 - その3
    6.クリティカル・チェーンの同定
    「CC同定」ボタンを押すと、工程表がクリティカルチェーンの工程表に自動変換されます。




    7.分析と変更                                                      8.工程表のエクスポート
    「CC要約」ボタンを押し、出来上がった工程表を検証します。                                「プロジェクトのエクスポート」
    納得がいくまで、変更-同定-分析のサイクルを繰り返し、                                  ボタンを押すと、工程表がサーバーに
    最後に「計画承認」ボタンを押します。                                           アップロード可能な形で保存することが
    【分析のガイドライン】                                                  できます。
    ・「クリティカル・パス期間」と「CC期間」がほぼ等しいこと                                (警告が出た場合には、「いいえ」を
    ・「プロジェクト終了」日付が、許容できること                                       選択することで、保存できます)




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                                                                                      5

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コンチェルト CCPM工程表入門

  • 2. コンチェルトによる工程管理 - 利用手順 準備 工程表作成 実行管理 ・ユーザー登録(無料) 1.リソース定義 ・サーバーへのログイン http://www.realization.jp/ 2.タスクと依存性の定義 http://www.realization.jp/ ・マイクロソフト 3.チェックリスト項目の定義 ・サーバーへの工程表 プロジェクトの準備 4.ネットワークの検証 アップロード ・コンチェルトLEの 5.パラメータ設定 ・タスク状態の更新 ダウンロード 6.クリティカル・チェーン -残り日数の更新 の同定 -要支援項目の吸い上げ 7.分析と変更 ・プロジェクト状態の監視 8.工程表のエクスポート -バッファ回復プランの立案 -遅れ部分に集中した マネジメント 本資料の説明範囲 ・バッファの回復 © 2012 Realization Technologies, Inc. All Rights Reserved. 2 2
  • 3. 工程表作成 - その1 1.リソース定義 3.チェックリスト項目の定義 「Concertoリソース」の画面から 各タスクをダブルクリックし、チェックリスト項目を リソースのタイプ、人数、カレンダーを 箇条書き形式のメモとして記述します。 設定します。リソースに階層を持たせる には、「グループ名」フィールドを使います。 2.タスクと依存性の定義 「Concertoガント」の画面からタスク名、期間、リソース名、タスクの依存性を入力します。 依存性(先行タスク、後続タスク)はタスクバー上でドラッグ&ドロップすることで設定できます。 © 2012 Realization Technologies, Inc. All Rights Reserved. 3 3
  • 4. 工程表作成 - その2 4.ネットワークの検証 「ネットワークを検証」ボタンから、タスクの依存性などの不備がないかを確認します。本ツールバーが 表示されていない場合には、「Concertoクリティカル・チェーン」を立ち上げてください。 5.パラメータ設定 a. 「Concerto」のツールバーからのコマンド1つで、 MSプロジェクトのパラメータを一括で自動設定できます。 b. 「CCパラメータ」ボタンから、タスク期間の削減率、 削減後のタスク期間に対するバッファ長の割合を指定します。 c. プロジェクトの目標納期と、開始日を指定します。 (工程表を作成すると、開始日よりも納期が優先されます) © 2012 Realization Technologies, Inc. All Rights Reserved. 4 4
  • 5. 工程表作成 - その3 6.クリティカル・チェーンの同定 「CC同定」ボタンを押すと、工程表がクリティカルチェーンの工程表に自動変換されます。 7.分析と変更 8.工程表のエクスポート 「CC要約」ボタンを押し、出来上がった工程表を検証します。 「プロジェクトのエクスポート」 納得がいくまで、変更-同定-分析のサイクルを繰り返し、 ボタンを押すと、工程表がサーバーに 最後に「計画承認」ボタンを押します。 アップロード可能な形で保存することが 【分析のガイドライン】 できます。 ・「クリティカル・パス期間」と「CC期間」がほぼ等しいこと (警告が出た場合には、「いいえ」を ・「プロジェクト終了」日付が、許容できること 選択することで、保存できます) © 2012 Realization Technologies, Inc. All Rights Reserved. 5 5