SQLServerの指定したデータベースに対して、データを更新する方法について説明します

1. C# Database操作3
～データの更新～
Microsoft MVP Hiroki.T
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2. データの更新
 今回は、前回までに作成したプロジェクトでデータの更新処理
（INSERT/UPDATE/DELETE）が行えるようにします。
 データの更新方法はいくつかありますが、今回は以下の通りとし
ます。
 データの更新にSqlCommandクラスを使用します。
 SqlCommandクラスのCreateCommandクラスとCommandText
プロパティで実行するSQLを設定します。
 データの更新処理はExecuteNonQueryメソッドを使用します。
ExecuteNonQueryメソッドは処理を行った件数（int型）を返しま
す。

3. 画面のデザイン
 前回作成したプロジェクトを拡張して、データの更新方法について学びます。
 画面のデザインは以下のようにします。
 [INS/UPD/DEL文実行]ボタンがクリックされたときに、上部のTextBoxに入力され
たINSERT/UPDATE/DELETE文を実行し、結果を下部のTextBoxへ表示します。
（）内はコントロール名
Name：btnExec
(Button)

4. [INS/UPD/DEL文実行]の処理
 [INS/UPD/DEL文実行]ボタンのクリックイベントを作成して、以下のようにコードを編集します。
private void btnExec_Click(object sender, EventArgs e)
{
try
{
SqlCommand command = _sqlConn.CreateCommand(); -----①
command.CommandText = txtSQL.Text; -----②
int cnt = command.ExecuteNonQuery(); -----③
MessageBox.Show(cnt.ToString() + "件処理しました。");
}
catch (SqlException sqlex)
{
MessageBox.Show(sqlex.Message);
}
}

5. [INS/UPD/DEL文実行]のコード解説
 ①は、現在のコネクションに対して実行するコマンドのインスタン
スを作成しています。
 ②は①で作成したコマンドに実行するSQLを設定しています。
 ③は、②で作成したコマンドを実行しています。実行した件数を戻
り値で取得して変数cntに代入しています。

6. 動作確認
 コードの編集が完了したら、実行して動作確認をしましょう。
 任意のSELECT文を入力して[SELECT文実行]ボタンをクリック
すると、結果が下部のTextBoxに表示されます。

7. End