infrastructure study session

1. @Kixs#10
Naotaka Shinogi, Sr.Systems Engineer, Nutanix Japan
HCIってどぉなの！?
～オンプレでクラウド体験～

2. Disclaimer
• 本資料は、2019年12月末時点における弊社の一般的な製品機能の概要を説明を主目的とするものです。
• 本資料は情報提供を唯一の目的とするものであり、法律的またはその他の指導や助言を意図したものではなく、
いかなる契約にも用いることはできません。
• 本資料に含まれている情報については、完全性と正確性を期するよう努力しましたが、「現状」で提供され、
明示的または暗示的に関わらず、いかなる保証も伴わないものとします。
• 本資料またはその他の資料の使用によって、あるいはその他の関連によって、いかなる損害か生した場合も、
Nutanix Inc.及びニュータニックス・ジャパン合同会社は責任を負わないものとします。
• 本資料で提供する情報やマテリアル、機能を確実に提供することを確約するものではありません。
弊社製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、弊社の裁量により決定されます。

3. • 凌 直孝
– 2008-2010 プログラマー @ 某P社
– 2010-2019 SE @ 某G社
– 2019- Nutanix Japan
 ～2019.01 社内OA担当
自治体基幹系システム開発
企画部
 2019.02～ シニアシステムズエンジニア
 自称JPOUGメンバー、情報処理試験対策本作成お手伝いをしたことも
https://www.seplus.jp/it-exam-guide/career_shikaku/interview_about_security_sp_with_shinogi/
自己紹介

4. Nutanixについて
IT環境をインビジブル(存在を意識する必要がないほどシンプル)にすることで
IT部門がアプリケーションやサービス提供に集中できるようにします
2009 創業
20 1 3 日本法人設立
20 1 6 NASDAQ上場(NTNX)
本社 アメリカ合衆国
カルフォルニア州サンノゼ
従業員数 5,700+
導入顧客数 14,000+
※2019年11月末時点

5. Agenda
1
2
3
NutanixのHCIとは
Nutanixの試しかた
Test Drive
Community Edition4

6. NutanixのHCIとは

7. あらゆる工程が複雑に
| 7
購入
大規模な追加購入、想定外の結果を生む
リスク、オーバープロビジョニング
管理
バラバラな管理画面、
マニュアルによる運用
導入
導入に数週間から数ヶ月
複雑な作業、大掛かりな設置スペース
拡張
迅速な拡張が困難
サポート
サポートのたらい回し、
全体が見通せない、その場しのぎの解決策
ストレージ
コントローラ
ストレージ
コントローラ
ストレージ
コントローラ
ストレージ
コントローラ
サーバー サーバー
仮 想 化
アプリ アプリ
ストレージ
コントローラ
ストレージ
コントローラ

8. Nutanixとは
Compute Storage NetworkStorage

9. エンタープライズクラウドの基盤 – ハイパーコンバージェンス
| 9
ストレージ
コントローラ
ストレージ
コントローラ
ストレージ
コントローラ
ストレージ
コントローラ
サーバー サーバー
仮 想 化
アプリ アプリ
ストレージ
コントローラ
ストレージ
コントローラ
ストレージ
ストレージネットワーク
コンピューティング
仮 想 化
アプリ アプリ アプリ
スケールアウト可能なサーバー＆ストレージの
統合型アプライアンス
仮想基盤と管理機能を
ビルトイン

10. マルチハイパーバイザー対応
VMware vSphere
幅広いゲストOSへの対応が
必要なお客様
Microsoft
Hyper-V• Nutanixに無償でバンドル
• 独自拡張されたKVM
• クラスタ, HA, DRSなど
Nutanix
AHV
要件に合わせて柔軟に選択可能
Microsoft Hyper-V
Microsoft製品でインフラを
統一しているお客様
• 単一のUI(Prism)で統合管理
• ワンストップサポート

11. ベースはWebスケールエンジニアリング
特殊なハードウェアを使わない
インテリジェンスソフトウェア
スケールアウトアーキテクチャー
自己回復型システム
豊富な自動化と分析機能
X86
X86
X86
ただし、クラウドの規模で動いているアーキテクチャをそのまま持ちこむのではなく
オンプレの規模感に最適化し「クラウドのメリットや使い勝手の再現」
初代CTO Mohit Aron
元Google File SystemのLead Developer
HCIは
私が考えた

12. NutanixクラスターとController VM
• NutanixのHCIはController VM(CVM)により制御される
• CVMの役割は統合管理サーバーであり、ストレージコントローラーでもある
分散ストレージ
ファブリック
(DSF)
Hypervisor
SCSI Controller
Controller
VM
User VM
NIC
Hypervisor
SCSI Controller
Controller
VM
User VM
NIC
Hypervisor
SCSI Controller
Controller
VM
User VM
NIC
TOR Switch
Local Disks Local Disks Local Disks
SSD
SSD
HDD
HDD
HDD
HDD
SSD
SSD
HDD
HDD
HDD
HDD
SSD
SSD
HDD
HDD
HDD
HDD

13. Writeの基本的な仕組みと特長 – データローカリティ
分散ストレージ
ファブリック
(DSF)
Hypervisor
SCSI Controller
Controller
VM
User VM
NIC
Hypervisor
SCSI Controller
Controller
VM
User VM
NIC
Hypervisor
SCSI Controller
Controller
VM
User VM
NIC
TOR Switch
Local Disks Local Disks Local Disks
• データを書き込む際に、複数ノードへ多重化する
• 多重化したデータのうち、1つはローカルに書き込むことで、
筐体間ネットワークトラフィックを削減

14. Readの基本的な仕組みと特長 – データローカリティ
分散ストレージ
ファブリック
(DSF)
Hypervisor
SCSI Controller
Controller
VM
User VM
NIC
Hypervisor
SCSI Controller
Controller
VM
User VM
NIC
Hypervisor
SCSI Controller
Controller
VM
User VM
NIC
TOR Switch
Local Disks Local Disks Local Disks
• ローカルから読み込むことで、筐体間のネットワーク
トラフィックが発生しない

15. ちなみに、HCI以外にも色々やっています

16. Nutanixを使ってみよう

17. 個人で試したい場合の選択肢は２つ
• 超お手軽コース
“Test Drive”
– 1ノード構成に限定
– 1回2時間限定
– クラウドなので機材不要
• (超)本気コース
“Community Edition”(CE)
– ほぼフル機能
– ずっと使える
– それなりの機材が必要

18. Test Drive

19. Test Driveとは
• 2時間限定のNutanix体験用クラウド
• GCP上のNested環境で提供される
• 1ノード構成
• 実はAOSがCEではなく商用版ベース
（だが、商用版ベースであるメリットは特にない…）
• https://www.nutanix.jp/test-drive/
• できること
• PrismとAHVの基本的な操作体験

20. Nutanix Community Edition(CE)

21. Nutanix CEとは
• Nutanixの無償エディション
– ノンサポート、本番利用NG
– USBブートイメージとして提供
– HypervisorはAHV限定
(CE専用インストーラーでAHVとCVMが一括セットアップされる）
– 機能は製品版とほぼ変わらない
– 現時点でのバージョンは5.10.X(最新のLTS)ベース
– クラスタサイズは4ノードまで(1,3,4ノード構成に対応)
 1ノードから3,4ノード構成への拡張は不可

22. CEを使い始める前に
• Community Edition用の利用登録が必要
– https://www.nutanix.com/products/register/
– (有名どころの)フリーメールだとエラーになります
• 機材選びに関する参考情報
– Nutanix Community Edition用の機材について
考えてみた2019年版（逸般的な誤家庭編)
 https://qiita.com/hanakara_milk/items/f2d21d552c929ed0272d

23. ストレージ
階層化
Nutanix CEの最小構成要件
AHV
SCSI/SATA Controller
SSD
HDD
CVM
User
VM(s)
User
VM(s)
User
VM(s)
NIC
• CPU ：Intel製 4コア+, VT-x必須
• メモリ ：16GB+ (32GB+推奨)
• Boot USB：USBメモリ, 8GB+
• Hot Tier Disk： SSD 200GB+ × 1
• Cold Tier Disk：HDD 500GB+ × 1
• NIC：1GbE+ × 1
• インターネット接続(初回ログイン時)

24. Nutanix CEではできないこと
• AHV以外のハイパーバイザーでの利用
• 5ノード以上への拡張
• メールアラートの設定

25. やってみた – 環境
Nutanix CE
(Nested)
ESXi
Prism Central
VM
Nutanix
CE
Nutanix
CE
Nutanix
CE
Nutanix
CE
Cluster 2Cluster 1
vCPU: 8コア
RAM: 64GB
CPU: i7 4コア
RAM: 32GB
Cluster 1, 2
ともに
PC管理下へ
• ノード数: 5
• 1ノードクラスタ(Nested)
• 4ノードクラスタ(Bare-metal)

26. 実際にできたこと
• 1-Clickアップグレード
• インストール – ベアメタル/Nested on ESXi
• Prism / AHV 基本操作
• Flow – マイクロセグメンテーション
• Volumes – iSCSI ボリューム
• (Files) – SMB/NFS ファイルサーバー
• Calm – オートメーション
• Karbon – Managed Kubernetes

27. Thank you