１．ターゲットとは？ ２．ターゲットにヒットさせるには？ ３．ターゲットを想定しないパターンとは？ ４．個人制作のターゲット戦術

1. 個人制作とターゲットについて
シラドウ

2. この資料では以下のことを扱います
１．ターゲットとは？
２．ターゲットにヒットさせるには？
３．ターゲットを想定しないパターンとは？
４．個人制作のターゲット戦術

3. 反対に、以下のことは扱いません
・作るものの具体的な内容やジャンル

4. ではさっそく始めます

5. １．ターゲットとは？

6. ターゲット＝
作品や商品を体験させたい人間
および、その集合

7. ターゲットのイメージ

8. ＝射的

10. ※補足
マス＝大衆＝万人受けゾーンです

11. さらに言うと、
この的（マト）には
隙間がないイメージがある

12. こんな感じだろうか？

14. つまり
どこに打っても
どこかには当たる（というイメージ）

15. これがターゲッティングとか
マーケティングの最初のイメージです

16. しかし…

17. さっきは、
どこに打ってもどこかに当たると
書いたものの…

18. 実際は、マトに当てただけでは倒れない
（倒れない
＝売れない
＝価値を与えられない）

19. 否、ほどんど倒れない
当てると嫌われるマトすらある
（参考：マイナスのプロモーション
http://d.hatena.ne.jp/kawango/20110201）

20. もっと、細かく見ていかなければならない

21. ところで、
射的にはマトとタマ（弾）とジュウ（銃）がある

22. どういうタマとジュウで
マトのどこを狙うか？

23. これがマトを倒すポイントだ

24. ２．ターゲットにヒットさせるには？

25. タマ（弾）とジュウ（銃）について

26. まずはタマ

27. 色々なたとえができるが、
ここでは、
タマ＝作品（＝商品＝コンテンツ）
とする

28. （ターゲットにマッチした）
強力なタマであれば、
ターゲットを倒せるだろう

29. すると
ジュウはタマをマト（ターゲット）に届ける
道具だ

30. 例えばジュウにはこんなものがある
・インターネット（twitterやブログなど）
・テレビＣＭ
・ポスターやフライヤー
これは、ジュウに該当するだろうか？保留。
・口コミ

31. ジュウの性能を抽象的に言うと、
例えば
ピストルは一発ずつタマを撃てる

32. マシンガンなら
たくさんのタマを撃つことができる
（が、もしかしたら
一発あたりは弱くなるかもしれない）

33. どのようなジュウを手にするか（できるか）は
個人や組織しだいだろう

34. なぜなら、タマにもジュウにも
お金や時間などのコストがかかるからだ

35. 閑話休題
例えば…

36. ターゲットを倒したときに爆発し
別のターゲットに飛び火する
タマを作ることもできるだろう

37. 一方、mixiやfacebookなどの
ソーシャルプラットホームは
マトとマトに導線が張り巡らされていると言える

38. 本題に戻る

39. ざっと見たところで、
今の制作販売はというと…

40. １．まず、マトを作る
（分類、大きさの推定など…マーケティング）

41. ２．作ったマトの集合を眺めて、
作れそうなタマと倒れそうなマトを探す

42. ３．タマをつくり、ジュウを選び、
マトをめがけて射る
（いくつ倒れたかな？
予想通りだったかな？）

43. ところで・・・

44. この流れで行くと、
タマ（作品）はマトを見ながら作らなければならない。
つまり…

45. タマの中身がマトに制限される

46. ちょっと面白くない

47. 解消法
Ａ．マトを作らずにタマを作る
Ｂ．今までにないマトを作る
（他にも手があるかもしれない）

48. ここではＡを考える
（Ａ．マトを作らずにタマを作る）

49. ３．ターゲットを想定しないパターンとは？

50. ターゲットを想定しない
＝
タマを作り、撃って、倒れたものを見る
→ターゲットが判明する
難しい言葉を使うと帰納的な考えだろうか？

51. この方法は、大雑把に言って、
次の２つの中間のどこかになるだろう
・・・・→

52. Ａ．撃つ瞬間にマトが作られる

53. どういうことかというと…

54. タマ（作品）を撃つ段階で
（すなわちジュウを選ぶとき）
・Webにアップするのか
・お店に出すのか
・テレビＣＭに載せるのか
・作品展に出すのか
などの方法を選ぶことが、
マト（ターゲット）を作っていることに他ならないからだ

55. 要するに、タマができるまで
マトの作成を保留する方法といえる

56. もう一つは

57. Ｂ．全範囲に射撃する

58. 画像はイメージです

59. 射撃というよりは爆風の方がイメージに近いです
当然、このジュウを選択するには
お金がたくさんないと難しいです
（例：任天堂）

60. では、そろそろ個人制作と関連付けよう…

61. ４．個人制作のターゲット戦術

62. Ｑ．個人制作のメリットは？
（唐突）

63. 小さいマトも狙える
（この１点につきると思う）

64. ただし！
小さなマトにあてやすいという意味ではない
（それは作るもの次第だ）

65. 要するに
個人だから
小さなマトに当たりさえすれば
十分に幸せになれるという意味です

66. また
それはつまり、
マトを決めずにタマを作っても
十分に当たる可能性がある一方…

67. 全体に撃ってみることはできない
（もちろん、ジュウしだいだが
大抵の個人がテレビにＣＭを撃てることはないだろう）

68. ここで、マニアックで小さいマトを作ることは
有力な代案の一つになる

69. その判断基準は？

70. 「で、何がつくりたいの？」

71. に、なる。

72. 消極的な戦術になるが…。
作りたいものがどれだけはっきりしているかによって
変えていくのはどうだろうか？
つまり…

73. 作りたいものが明確にできたら
Ａ．マトなしで作る
そこまで明確にできなかったら
Ｂ．マニアックな小さいマトを意識してすり合わせる
という感じ

74. 終わり