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2013年12月6日(金) 
芝浦工業大学豊洲キャンパス 
【主催】 
(社)情報処理学会 
システムソフトウェアとオペレーティングシステム研究会 
(第25回コンピュータシステム・シンポジウム併設イベント) 
2013/12/6 BitVis...
開催趣旨 
BitVisor Summit は、BitVisor に興味を持つ幅広い層の方々に交 
流や情報交換の場を提供することを目的としています。 
BitVisor は純国産の仮想マシンモニタですが、BitVisor のように 
日本国内...
講演者内訳 
• 招待講演×2件(昨年度3件) 
 渡辺祐一 
 榮樂英樹様(株式会社イーゲル) 
• 一般講演×6件(昨年度6件) 
 筑波大学×3件 
 電気通信大学×2件 
 株式会社イーゲル×1件 
2013/12/6 Bit...
参加登録者 
40 
30 
20 
10 
0 
40 
30 
20 
10 
0 
企業 
36% 
未記 
入 
5% 
企業 
45% 
SPAM 
11% 
大学 
50% 
高専 
3% 
大学 
42% 
その 
他 
3% 
...
BitVisorの現状と今後 
品川高廣(東京大学)
BitVisorの歴史 
• 2006年:セキュアVMプロジェクトで研究開発開始 
• 2008年3月:BitVisor 0.2公開 
• 2009年3月:BitVisor 1.0公開 
 VMMコア、ディスク・ネットワーク暗号化、ICカード...
BitVisorを支えた競争的資金 
• 平成18年度~20年度 
 文部科学省科学技術振興調整費 
 重要課題解決型研究 
 「高セキュリティ機能を実現する次世代OS環境の開発」 
 研究代表者:加藤和彦(筑波大学) 
• 平成21年...
BitVisorを支える競争的資金 
• 平成25年11月〜平成26年3月 
 総務省先進的通信アプリケーション開発推進事業 
 「広域分散ベアメタル・クラウド環境のためのハイパーバイザの開発」 
 研究代表者:品川高廣(東京大学) 
•...
BitVisorとは 
A Single-VM Lightweight Hypervisor 
• 仮想化ソフトウェアの一種 
 仮想マシンモニタ= Virtual Machine Monitor (VMM) 
ハイパーバイザ= Hyper...
2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」10
Single-VMの利点 
• 仮想化の利点を活用できる 
 セキュリティ 
ゲストOSより高い特権レベルで動作する 
 互換性 
ゲストOSを修正せずに機能追加を行える 
• VMMを小さく出来る 
 セキュリティ 
Truste...
BitVisor の基本アーキテクチャ 
OS 
VMM 
準パススルー型(↔準仮想化) 
[Shinagawa et al. VEE ‘09] 
デバイスドライバ 
HID VGA Disk USB NIC 
保護ドメイン 
拡張機能1 
拡...
BitVisorの応用形 
• 「コア機能」のみ 
• 「コア機能」+ n × 「準パススルードライバ」 
• 保護ドメイン(Process) 
2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」13
OS 
VMM 
BitVisor の応用型(1) 
「コア機能」のみ 
デバイスドライバ 
VGA HID Disk USB NIC 
ハード 
ウェア 
完全パススルー 
カーネル 
コア機能 
CPU仮想化 
メモリ仮想化 
拡張機能1 ...
iMacのスケジュール起動 
• Windowsからシャットダウンすると機能しない 
 スケジュール起動はスリープ状態/休止状態からのみ 
Windowsカーネルはスケジュール起動設定を消去する 
I/Oポート0x70/0x71 でアクセ...
コア機能の仮想化レベル 
• CPU仮想化 
 VMM に制御が戻る条件のON / OFF 
 割り込み、システムレジスタ、制御関係、メモリ関係、I/O関係 
 BitVisor の機能のON / OFF 
 タイマースレッド、保護ドメ...
OS 
VMM 
BitVisor の応用型(2) 
「コア機能」+ n × 「準パススルードライバ」 
デバイスドライバ 
VGA HID Disk USB NIC 
拡張機能1 
拡張機能2 
ハード 
ウェア 
カーネル 
コア機能 
C...
準パススルーのレベル 
OS 
VMM 
• 監視のみ 
 IDS(侵入検知) 
 アナライザ(ロギング) 
• 監視+変換 
 暗号化、アクセス制御 
 ディスク配置変換 
• 多重化(Piggyback) 
 ICカードアクセス ...
OS 
VMM 
BitVisor の応用型(3) 
保護ドメイン(Process) 
デバイスドライバ 
VGA HID Disk USB NIC 
保護ドメイン 
拡張機能1 
Disk USB NIC 拡張機能2 
ハード 
ウェア 
カ...
BitVisor の応用研究の例 
加藤(筑波大学)・品川(東京大学)の共同研究 
VMM 
コア 
Disk USB NIC 保護 
ドメイン 
セキュアVM ☑ ☑ ☑ ☑ 
システムファイル保護☑ ☑ 
透過的VPN切り替え☑ ☑ 
透過...
BitVisor を使った世界の研究 
• TCVisor [Rezaei et al., ICITST ‘10] 
 ユーザ毎に特定のストレージ領域のみを見せる仕組み 
TPM, password, security tokenの組み合わ...
論文の参照数(2012) 
EuroSys ‘10 
IEEE S&P 2010 
EuroSys ‘10 
SOSP ‘11 
2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」22
論文の参照数(2013) 
62件⇒87件(+25) 
EuroSys ‘10 
IEEE S&P 2010 
SOSP ‘11 
EuroSys ‘10 
SOSP ‘11 
NDSS ‘11 
IEEE S&P ‘11 
2013/12/6...
BitVisor 1.4 
2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」24
BitVisor 1.4 の新機能 
• UEFI 対応 
 一部のMac でも動作 
• オーバーヘッド削減 
 タイマーアクセス 
 スレッドスケジューリング 
 外部割り込み 
⇒「コア機能」のみを使用する場合に特に有効 
201...
オーバーヘッド削減(1) 
• タイマーアクセス 
 今までは時刻取得にACPI PMT を使っていた 
VMExitのたびにI/O アクセスが発生する 
比較的遅いため、累積オーバーヘッドが大きくなる 
TSC を使う選択肢もあったが...
オーバーヘッド削減(2) 
• スレッドスケジューリング 
 今まではタイマー用のスレッドが無条件で動作していた 
タイマーを使わない場合でも 
 現在のスレッドは比較的オーバーヘッドが大きい 
リスト構造+spinlock 
 必要...
オーバーヘッド削減(3) 
• 外部割り込み 
 今までは全ての外部割り込みでVMExit していた 
一定間隔でVMM に制御が渡ることを保証するため 
外部割り込みでVMExit しないと秒単位でVMM に戻らないことがある 
 外...
オーバーヘッド削減の効果 
15500 
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Base No ACPI 
PMT 
No Timer No ExInt No ExInt + 
Pre...
BitVisorの今後の課題 
• 機能向上 
 デバイス対応 
USB 3.0(xHCI),NIC(Marvell, Broadcom),無線LAN, RAIDカード, ... 
 マシン・OS対応 
EFI(Mac対応), Nest...
まとめ 
• BitVisorの現状と今後 
 準パススルー型アーキテクチャ 
VMMコア機能、デバイス・メディエータ、保護ドメイン 
 応用研究・開発 
加藤・品川研究室、世界の研究 
 BitVisor 1.4 
UEFI対応、...
BitVisor の宣伝 
• BitVisor に関する情報 
 ホームページ 
http://www.bitvisor.org/ 
 メーリングリスト 
bitvisor-user@bitvisor.org, bitvisor-us...
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BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」

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1. BitVisor Summit 2 オープニング
2. BitVisor の現状と今後

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BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」

  1. 1. 2013年12月6日(金) 芝浦工業大学豊洲キャンパス 【主催】 (社)情報処理学会 システムソフトウェアとオペレーティングシステム研究会 (第25回コンピュータシステム・シンポジウム併設イベント) 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」1
  2. 2. 開催趣旨 BitVisor Summit は、BitVisor に興味を持つ幅広い層の方々に交 流や情報交換の場を提供することを目的としています。 BitVisor は純国産の仮想マシンモニタですが、BitVisor のように 日本国内において研究開発されており、なおかつ高い完成度を持 つ低レイヤのシステムソフトウェアはそれほど多くはないのではない かと思われます。 本Summit では、BitVisor に関する最新の技術的な情報の交換 の場を提供するほか,仮想化技術やOSカーネルなど、高度な基盤 システムソフトウェア全般に興味を持った研究者・開発者・ユーザが 交流する稀少な機会として有益な場となることを期待しています. 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」2
  3. 3. 講演者内訳 • 招待講演×2件(昨年度3件)  渡辺祐一  榮樂英樹様(株式会社イーゲル) • 一般講演×6件(昨年度6件)  筑波大学×3件  電気通信大学×2件  株式会社イーゲル×1件 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」3
  4. 4. 参加登録者 40 30 20 10 0 40 30 20 10 0 企業 36% 未記 入 5% 企業 45% SPAM 11% 大学 50% 高専 3% 大学 42% その 他 3% 公的 研究 機関 5% 登録者数の推移 今 年 度 昨 年 度 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」4
  5. 5. BitVisorの現状と今後 品川高廣(東京大学)
  6. 6. BitVisorの歴史 • 2006年:セキュアVMプロジェクトで研究開発開始 • 2008年3月:BitVisor 0.2公開 • 2009年3月:BitVisor 1.0公開  VMMコア、ディスク・ネットワーク暗号化、ICカードによる鍵管理 • 2010年6月:BitVisor 1.1公開  保護ドメイン機能、AHCI対応、Realtek NIC対応、... • 2011年10月:BitVisor 1.2公開  Suspend/Resume対応、ATA Piggyback、TCB BIOS対応、... • 2012年9月:BitVisor 1.3公開  バックグラウンド暗号化、EPT/NPT、ADvisor機能、... 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」6
  7. 7. BitVisorを支えた競争的資金 • 平成18年度~20年度  文部科学省科学技術振興調整費  重要課題解決型研究  「高セキュリティ機能を実現する次世代OS環境の開発」  研究代表者:加藤和彦(筑波大学) • 平成21年度~23年度  総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)  ICTイノベーション促進型研究開発  「ディペンダブルな自律連合型クラウドコンピューティング基盤の研究開発」  研究代表者:加藤和彦(筑波大学) • 平成22年度  JST 研究成果最適展開支援事業(A-STEP)  フィージビリティスタディ【FS】ステージ・シーズ顕在化タイプ  「高セキュリティを実現する仮想マシンモニタ(BitVisor)の実用化検証」  企業責任者:松原克弥(株式会社イーゲル)、研究責任者:品川高廣 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」7
  8. 8. BitVisorを支える競争的資金 • 平成25年11月〜平成26年3月  総務省先進的通信アプリケーション開発推進事業  「広域分散ベアメタル・クラウド環境のためのハイパーバイザの開発」  研究代表者:品川高廣(東京大学) • 平成25年12月〜平成28年11月  JST 研究成果最適展開支援事業(A-STEP)  【産学共同促進】ステージ・ハイリスク挑戦タイプ  『高セキュリティ・高信頼のクラウドコンピューティング環境実現に向 けた基盤システムソフトウェア「BitVisor」の研究開発』  企業責任者:松原克弥(株式会社イーゲル)、研究責任者:品川高廣 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」8
  9. 9. BitVisorとは A Single-VM Lightweight Hypervisor • 仮想化ソフトウェアの一種  仮想マシンモニタ= Virtual Machine Monitor (VMM) ハイパーバイザ= Hypervisor (Type I VMM) o ホストOSに頼らずハードウェア上で直接動作 OSとハードウェアの間で動作する 仮想マシン= Virtual Machine (VM) を作り出す  Single-VM仮想化 ある時点で動作するOSは一つだけ OS VM VMM OS VM OS VM ハードウェア 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」9
  10. 10. 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」10
  11. 11. Single-VMの利点 • 仮想化の利点を活用できる  セキュリティ ゲストOSより高い特権レベルで動作する  互換性 ゲストOSを修正せずに機能追加を行える • VMMを小さく出来る  セキュリティ Trusted Computing Base (TCB)のサイズ削減 I/F 互換 o 一般にプログラムは小さいほど安全とされている  オーバーヘッド 仮想化に伴うコストを削減できる OS × VM VMM ハードウェア OS VM VMM VMM ハードウェア 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」11
  12. 12. BitVisor の基本アーキテクチャ OS VMM 準パススルー型(↔準仮想化) [Shinagawa et al. VEE ‘09] デバイスドライバ HID VGA Disk USB NIC 保護ドメイン 拡張機能1 拡張機能2 完全パススルー準パススルー Disk USB NIC ハード ウェア カーネル コア機能 CPU仮想化 メモリ仮想化 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」12
  13. 13. BitVisorの応用形 • 「コア機能」のみ • 「コア機能」+ n × 「準パススルードライバ」 • 保護ドメイン(Process) 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」13
  14. 14. OS VMM BitVisor の応用型(1) 「コア機能」のみ デバイスドライバ VGA HID Disk USB NIC ハード ウェア 完全パススルー カーネル コア機能 CPU仮想化 メモリ仮想化 拡張機能1 拡張機能2 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」14
  15. 15. iMacのスケジュール起動 • Windowsからシャットダウンすると機能しない  スケジュール起動はスリープ状態/休止状態からのみ Windowsカーネルはスケジュール起動設定を消去する I/Oポート0x70/0x71 でアクセスするRTC アラーム ⇒Windows稼働中に設定してもダメ  Mac OSではシャットダウン後も機能する • BitVisorを用いてスケジュール起動を設定する  電源をOFFにするイベントをBitVisorで捉える I/Oポート0x404 に特定の値を書き込むアクセス  直前にスケジュール起動の設定を書き込む I/Oポート0x70/0x71 でRTC アラームに値を設定する 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」15
  16. 16. コア機能の仮想化レベル • CPU仮想化  VMM に制御が戻る条件のON / OFF  割り込み、システムレジスタ、制御関係、メモリ関係、I/O関係  BitVisor の機能のON / OFF  タイマースレッド、保護ドメイン • メモリ仮想化  ページングのON / OFF (shadow paging or EPT)  メモリ保護の有無 MMIOの捕捉の有無 ※現在は一部のみconfig / .config で静的に設定可 ⇒実行時の動的な変更を可能にしたい  de-virtualization / re-virtualization 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」16
  17. 17. OS VMM BitVisor の応用型(2) 「コア機能」+ n × 「準パススルードライバ」 デバイスドライバ VGA HID Disk USB NIC 拡張機能1 拡張機能2 ハード ウェア カーネル コア機能 CPU仮想化 メモリ仮想化 VGA HID Disk USB NIC 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」17
  18. 18. 準パススルーのレベル OS VMM • 監視のみ  IDS(侵入検知)  アナライザ(ロギング) • 監視+変換  暗号化、アクセス制御  ディスク配置変換 • 多重化(Piggyback)  ICカードアクセス  ADVisor, TwitVisor, … ドライバ デバイス 拡張機能 ※静的/動的に設定変更出来るようにしたい (Shadow DMA Descriptor の有無など) 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」18
  19. 19. OS VMM BitVisor の応用型(3) 保護ドメイン(Process) デバイスドライバ VGA HID Disk USB NIC 保護ドメイン 拡張機能1 Disk USB NIC 拡張機能2 ハード ウェア カーネル コア機能 CPU仮想化 メモリ仮想化 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」19
  20. 20. BitVisor の応用研究の例 加藤(筑波大学)・品川(東京大学)の共同研究 VMM コア Disk USB NIC 保護 ドメイン セキュアVM ☑ ☑ ☑ ☑ システムファイル保護☑ ☑ 透過的VPN切り替え☑ ☑ 透過的ネットワークブート☑ ☑ ☑ ボランティアコンピューティング☑ △ ☑ デバドラ検証☑ ○ ○ ○ 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」20
  21. 21. BitVisor を使った世界の研究 • TCVisor [Rezaei et al., ICITST ‘10]  ユーザ毎に特定のストレージ領域のみを見せる仕組み TPM, password, security tokenの組み合わせで実現 • HyperSafe [Wang et al., IEEE S&P ‘10]  Hypervisor自身の完全性を維持する仕組み Hypervisor を書き換えられなくする • “Return-less” VMM [Li et al., EuroSys ‘10]  ret命令のないカーネル・VMMを実現 ROR (Return-Oriented Rootkit)対策 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」21
  22. 22. 論文の参照数(2012) EuroSys ‘10 IEEE S&P 2010 EuroSys ‘10 SOSP ‘11 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」22
  23. 23. 論文の参照数(2013) 62件⇒87件(+25) EuroSys ‘10 IEEE S&P 2010 SOSP ‘11 EuroSys ‘10 SOSP ‘11 NDSS ‘11 IEEE S&P ‘11 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」23
  24. 24. BitVisor 1.4 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」24
  25. 25. BitVisor 1.4 の新機能 • UEFI 対応  一部のMac でも動作 • オーバーヘッド削減  タイマーアクセス  スレッドスケジューリング  外部割り込み ⇒「コア機能」のみを使用する場合に特に有効 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」25
  26. 26. オーバーヘッド削減(1) • タイマーアクセス  今までは時刻取得にACPI PMT を使っていた VMExitのたびにI/O アクセスが発生する 比較的遅いため、累積オーバーヘッドが大きくなる TSC を使う選択肢もあったが採用しなかった 周波数が必ずしも一定はないため o SpeedStep, TurboBoost  Invariant TSC に対応したCPUで使用するようにした TSCの周波数が一定であることが保証される タイマーアクセスのオーバーヘッドが大幅に削減できる 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」26
  27. 27. オーバーヘッド削減(2) • スレッドスケジューリング  今まではタイマー用のスレッドが無条件で動作していた タイマーを使わない場合でも  現在のスレッドは比較的オーバーヘッドが大きい リスト構造+spinlock  必要になるまでタイマースレッドを動かさないようにした スレッドスケジューリングのオーバーヘッドが削減された 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」27
  28. 28. オーバーヘッド削減(3) • 外部割り込み  今までは全ての外部割り込みでVMExit していた 一定間隔でVMM に制御が渡ることを保証するため 外部割り込みでVMExit しないと秒単位でVMM に戻らないことがある  外部割り込みは頻度が高く累積オーバーヘッドが大きい 必要以上の頻度でVMExit してしまう Piggyback やバックグラウンド処理がない場合には不必要  外部割り込みによるVMExit をOFF に出来るようにした config により設定可能  Preemption Timer による定期的VMExit を可能にした TSCの精度で強制的にVMExitするまでの間隔を設定可能 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」28
  29. 29. オーバーヘッド削減の効果 15500 15000 14500 14000 13500 13000 12500 12000 Base No ACPI PMT No Timer No ExInt No ExInt + Preemption Timer Transaction per sec. Netperf –t TC_RR 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」29
  30. 30. BitVisorの今後の課題 • 機能向上  デバイス対応 USB 3.0(xHCI),NIC(Marvell, Broadcom),無線LAN, RAIDカード, ...  マシン・OS対応 EFI(Mac対応), Nested Virtualization, MMConfig, ...  開発者向け対応 依存関係対応Config, API整理,ドキュメンテーション  オーバヘッド削減 EPT, スレッド, Preemption Timer • 商業化  セキュアVM, ネットワークブート,… 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」30
  31. 31. まとめ • BitVisorの現状と今後  準パススルー型アーキテクチャ VMMコア機能、デバイス・メディエータ、保護ドメイン  応用研究・開発 加藤・品川研究室、世界の研究  BitVisor 1.4 UEFI対応、オーバーヘッド削減  今後の課題 デバイス対応,マシン対応,開発者向け対応,オーバーヘッド削減 商業化 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」31
  32. 32. BitVisor の宣伝 • BitVisor に関する情報  ホームページ http://www.bitvisor.org/  メーリングリスト bitvisor-user@bitvisor.org, bitvisor-user-en@bitvisor.org bitvisor-devel@bitvisor.org, bitvisor-devel-en@bitvisor.org  ソースコード http://sourceforge.net/projects/bitvisor/ • 有償サービス  (株)イーゲルが提供 2013/12/6 BitVisor Summit 2 「BitVisorの現状と今後」32

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