女子児童向けのゲーム企画を考える中で、そもそも需要あるのだろうかと考えていて、現代社会状況をメモ書きしていったものをまとめてみました。 　結論から申し上げますと表題の通り、これから男子の比率はどんどん減ると思っています。 　それを箇条書きにしたペラ２枚です。

1. 男が減る社会
2015/5 植木直敬
副産資料

2. 男が減る社会
かつて男子は必要な存在でした
・家制度によるもの
かつて日本に家制度が確固たる価値観であった頃、少なくとも男子が生まれるまで、また何かあった場合においても
家が絶える事の無いよう2-3人の男子が家庭に居る事は当然の如き義務として、女性たちに課せられていた仕事でした。
少子高齢化社会においても、家制度の為に男子が一人でも生まれるまでは頑張るお母さんが平成初頭においてもスタ
ンダードでした。
・戦争によるもの
戦場へは男子が向かいます。どちらが向いているかについては議論の余地がありますが、既成事実として人類はそう
して来ました。この事から若い男子は常に需要がありました。
・労働形態によるもの
一次産業の比率が高い程、力仕事が多くなりますので、男性の方が働く上で有利となります。特に貨幣経済が発展す
る事で、「外で金を稼いで来る」上で男子が欲しいという事になります。
・結婚制度によるもの
「女の子３人で家が潰れる」という程に、嫁がせる為にはお金をかける時代が長く続いていました。この為、男女の
数がバランスがとれている方が家として村社会の中で生き残り易かったのです。

3. 男が減る社会
男子需要の低下原因
・格差社会による家制度の瓦解
現在、公立小学校で児童の追跡調査を行うと6人に1人が、家庭が貧困状態に置かれているという統計が出ております。
貧困により「男子が生まれるまで頑張る」事が物理的に不可能となる事から、動物としての純粋な男女出生確率の数
字（女子が多い）に近づく事になります。
・皇家のお世継ぎ問題による家制度の瓦解
皇家については女東宮様を現代において認めるか否かで激しい論戦が繰り広げられ、今も正式な結論は出ておりませ
んが、持統天皇と天孫降臨神話が論拠として多く上げられた事で、女性が家長として引き継ぎ守る事が特殊な事では無
いという価値観が、ここ15年程で定着しました。これにより、また男子が必須では無くなったのです。
・ジェンダー論の頒布による男子忌避感情の促進
ジェンダー論を支持する母親が家長（実質上のものも含め）となる場合、男子は男性性を否定されて育つ事となり、
第二次成長期以降、失われた男性性の復権と性欲が合わさり、それを外に求める、すなわち女性に対して必要以上に積
極的となり、様々なトラブルを起こしがちとなります。これにより地域全体で「男の子は大変だ」という言説が蔓延る
事となり、無理に男子を求めない傾向となります。
・労働や戦争形態の変化
女性の社会進出を叫ぶ必要の無い職場や職業が増えた事、また戦争もモニタ操作で済む役割が増えた事で、必ずしも
男子である必要が無い場所が増え、需要が下がりました。
・結婚制度の変化
おせっかいおばさんの存在が絶え、自分で相手を探さなくてはいけない現代において、性交渉からのスタートや同棲
等が増えるのは当然の現象であり、既成事実からの結婚が増え、男女ともにかかるお金は同等となってきています。こ
の為、別に女の子ばかりでも構わないという状況が増える事となりました。