探査の考慮点
- 1. 考古学調査の ロジスティクス ■ 探査の場所はどう決めるか?( base maps ) ■ クリッド設定、サンプリングの間隔はどう決めるか?( sampling strategies ) ■ そして、地球物理探査と考古学調査とは、どう関係しているか? 考古学の調査では、様々な地球物理学の探査技術が用いられる。 探査について、まず基本的な疑問になるが、 以上のような疑問の答えは、すべてこの章に書かれている。 考古学者は調査の方法論、そして使う技術を明確にする必要がある。 しかし、実際に、考古学調査を始める前に、ごく少数の証拠しかない、 時々、調査する位置でさえ、人の感覚で決められる。 このような状況では、地球物理探査で得られる調査地に関する 情報は大変有用だと言える。
- 3. 調査における考慮点 その2 すべての敷地が 地球物理探査 に適しているわけではない。 例えば、背の高い植物が密集している場所では、 伝統的な探査の仕方だと、有用なデータが取れない。 そのため、調査する前に、調査する場所の状況を把握するために、 自ら現地に視察するか、現地の人に写真を送ってもらうなど、 そういった方法が考えられる。 しかし、植物の成長が早いなどの理由で、 写真で得られる情報に限界がある。 その他に、地質、土壌の状態、地形などと言ったオーソドックスな情報は、 探査場所の査定と使用する探査技術の判断に役に立つ。