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ローカルSDGs・マラッカワークキャンプ
〜”もっと学びたい”を叶える!〜(マレーシア)
北野綾香(2016年プロジェクトリーダー)
地域・社会の課題
土着のマレー系民族の経済的遅れ
全寮制エリート中等教育
これからのマレーシアを担う生徒たちに、
より幅広い教育の機会を!
去年までの活動実績
• 共催団体 UNESCO
• もともとは世界遺産の修復がメイン
• 4年前から連続4回開催
• 中学校での日本語教育や文化交流
そして今年は…
• 参加ボランティア:
• 日本人14名 エジプト人18名 インドネシア人1名
• マレーシア学生6名 学校の生徒たち(日本語クラス 77名)
そして今年は…
日本語教育@広場 日本のカレー作り 折り紙で栞作り
私たちだからこそできる日本語教育とは??
これからの活動プラン!
メインの日本語教育を充実させる
• ワークの時間を増やす
• 事前情報を引き出して、内容の準備も!
メールフレンドの募集
• 日本語のアウトプットの機会として
• 勉強のモチベーションアップにも!
2030年に目指すゴール☆
心ゆくまで学べる環境
日本語に触れる機会の増加
日本語の先生の充実
日本で勉強するチャンス

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Editor's Notes

  1. イギリスによる統治時代に、マレー系は農業系民族として保護された結果、中国系やインド系に対して経済的に遅れをとってしまうことに。 それを問題視した政府が、マレー系民族を優遇するブミプトラ政策を始め、それが教育制度にも影響。 →マレー系を対象とした全寮制のエリート中等教育(小学校卒業時の試験成績で選抜される上位2%の狭き門) 今回、滞在させていただいたSBPIもその一つ。 親元を離れて、朝早くから夜遅くまで勉強に打ち込む生徒たちには心打たれたが、こんなに優秀な生徒たちを、山奥に缶詰にしておくのは勿体無いという気も。机上の勉強はもちろんのことだが、もっと広い世界にも目を向けて欲しいし、これからのマレーシアを背負っていく彼らには、いろんな勉強の機会を持って欲しいと思った。 大学は日本に留学したい!と言ってくれる日本語クラスの生徒も多く、ぜひその夢は応援したい。
  2. もともとは、世界遺産であるマラッカの修復がメインのワークとして始まったこのワークキャンプ。 年々その修復ワークが減り、4回目となる今回は修復ワークは全くなった。 昨年からSBPIの学校に滞在するようになり、日本語教育や文化交流がメインのワークに。 生徒たちも、昨年のことよく覚えており、昨年のメンバーが学校の廊下の壁に描いた絵を見せてくれた。
  3. 前回から、エジプトも含めた3カ国でのワークキャンプになっていたが、今回はさらにインドネシア人の女性も含めて4カ国に! 学校の敷地内にあるスクールホステルに滞在し、 パワフルで個性的なメンバーと、親切で真面目な生徒たちとの共同生活。 日本人のメンバーは、私以外は全員ワークキャンプ初参加、海外が初めてという人も半数近くいるなかで、最初は日本人同士固まってしまいがちでしたが、徐々にみんな国籍関係なく打ち解けていきました。
  4. 今年は世界遺産修復のワークが全くなくなったので、生徒たちとより密に過ごすことができた。 日本語教育 準備時間が足りずにドタバタしてしまった部分があったが、メンバーの中に日本語教育を専攻している人がいたので、その人の意見も参考にしつつ、授業の内容をメンバーで話し合った。もともと日本語のクラスがある学校で、生徒たちは日本語で挨拶や簡単な自己紹介はできたので、私たちが日本人として、できる授業とは、、、と考えた。現地の先生は、以前日本に数年住んでいたことがあるマレーシア人なので、日本語は通じるが、本物の日本語に触れる機会はほどんどないんじゃないか、、、などなど。結局、楽しんで日本語を使ってもらうことが一番!ということで、教室外で伝言ゲームをしたり、折り紙で栞を作ったり、みんなでドラえもんの歌を歌ったり。
  5. メインの日本語教育が、結局3日間しかできなかったので、日本語教育がもっとしたかった!もっと準備してもう一回行きたい!という声が多く聞かれた。しかも今回は、事前に聞いていた学校と違う学校に滞在する事になり、想定していたレベルも全然違う、、、ということで、直前にだいぶバタバタしてなんとか乗り越えた感じだったので、不完全燃焼に感じた人もいたよう。来年もしまた開催されるのならば、ちゃんと準備もした上で、メインのワークにもっと力が入れられると良いと感じた。 現地の日本語の先生からの相談として、生徒たちが日本語をアウトプットする機会が少ないとのことだった。以前、この学校の生徒と日本のどこかの中学校の生徒とで提携してメールのやり取りを、という企画があったのだが、日本からの返信率が悪く、うまくいかなかったそう。確かに、会ったこともない人とのメールのやり取りを、生徒の自主的な継続性に任せてしまっては続かない気はする。生徒どうしで継続してやりたいのなら、日本の生徒にとってもモチベーションとなるものが必要だが、、、。それか、もともとモチベーションが高い人とのマッチングがうまくできる方法があると良いんだけれど、、、検討中。外国人とメル友(古いか笑)になりたい人は一定数いそうだけれど
  6. こんなに懸命に日本語を学んでいる子供達がたくさんいるということに驚き心動かされ、学びたいという気持ちがあるのなら、それは応援してあげたいと思った。 全学年合わせると100名以上いる日本語のクラスに、日本に数年住んだことがある現地の先生が一人しかいない現状。 ボランティアが来ていない時でも、日本語を学びたい人が心ゆくまで学べる場を作る。そのためには、日本語に触れられる機会をもっと作ること(直接日本人に会えないにしても)、そしてゆくゆくは日本語の先生を増やすこと(この学校の日本語クラスの卒業生が、日本に留学して日本語教育を持って帰ってくれると嬉しい) 日本語はあくまでツールであって日本語教育自体が目標ではないし、2030年の日本がマレーシアの生徒達から見て留学先の候補であり続けられるかはわからないのだけれど。要は、日本語に限らず、学びたい人に、それを思い切り学べる環境が与えられると良いなと思ったし、そしてそれが、エリート校であるこの学校だけではなくて、一般の学校でもそういう環境が整えられると良いなと思った。 教育のボランティアというと、学校に通えない恵まれない子供達に教育の機会を、、、というイメージを持たれがちだが、私たちが役に立てるのは、そこだけじゃない。むしろ、いろんな国から人が集まるからこそできる教育ボランティアのあり方もある、というのを考えさせられたワークでした。