ゼミで「グローバル企業と社会的責任」というテーマで論文を作成しています。このテーマに興味を持ったのは、グローバル企業は企業が受けるコストを国民に押し付け利益だけ獲得しようとしているという論文を読んだことがきっかけでした。経営学部に所属しているため、１回生の頃から企業は利益を得るために活動することは当たり前のことだと勉強してきました。そのため社会にも企業にも利益となる生産とはどのようなものなのかについて疑問を抱き、これをテーマに論文を書くことにしました。論文を進めていく中で、利益を求めながら企業が社会的責任を負うためにはCSR活動ではなく、事業活動自体が社会貢献になる必要があると考えました。

1. 卒論構想エントリー
「グローバル企業と社会的責任」
三浦 悠記子

2. 現代の日本のグローバル企業の課題
前提：企業が利益を求めることは悪いことではない
企業は利益を追求することで社会的責任を負うべき
現在の日本のグローバル企業
企業が負うべきコストを国民国家に押し付け納税をしな
いで利益だけを追求している
社会的責任を負っていないことになる。

3. 今後の日本
人口減少して、経済が縮小していく。
利益を求めるだけの経営では事業が衰退していく。
企業の事業活動を社会の利益につなげ共通価値を創造
することで企業は新しいイノベーションをもたらし、地域経済の
発展や社会問題に貢献ができ社会的責任も負うことができる。

4. 今後のグローバル企業
☆企業はCSR活動ではなく社会貢献にもなり、企業の
利益にもなる事業活動を創造する必要がある。
論文の取り組み方
日本のグローバル企業の課題、今後どう発展していく
べきなのかを掘り下げて取り組んでいこうと思う。

5. 文献リスト
• P・F・ドラッカー(2008)『企業とは何か』ダイアモンド社
• 藤井一弘（2014）『経済成長そして／あるいは経営学 ―脱成長の経
営学の可能性―』
• マイケルE・ポーター(2011) 『Creative Shared Value』
• 中瀬哲史『現在は「危機の時代」か』
• 内田樹（2013）『壊れゆく国民国家』株式会社晶文社
• 三戸公（1992）『ドラッカーの終焉』
• 国島弘行『日本企業の危機と株主価値志向経営者－日本的経営の
解体と再生をめぐってー』
• 岡田正弘『CSVは企業の競争優位につながるか』