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（2022-08 API Meetup資料） 医療xAPI 医用画像とAPI
- 2. Kiyoshi Fukuda 福田 潔 株式会社エムネス mnes.life 職歴 ● SIerでシステム開発 ● TechベンダーでPre-sales Engineer “API”との接点 ● Javaの黎明期。Java RMI、J2EE（Java EE） ● ”SOA”の時代。ESB（Enterprise Service Bus） ● そしてクラウドの時代。FeatureはAPIで定義される
- 3. 日本の医療DXに関する課題 ● 電子カルテの普及率は平成29年で、一般病院46.7%、診療所で41.6%にすぎ ず、一次利用（PHR）も二次利用も十分とは言えない ● 患者自身が自らの健康や治療状況の把握が自由に行える状況にない ● 医療機関間においても、電子カルテが導入途上にあって、現状では導入した各 医療機関内での活用が図られるだけど、医療機関を横串にした、個人の医療・ 治療への活用や健康管理、医療連携、制作決定、研究開発への活用が極めて 限定的である 「医療DX 令和ビジョン2030」の提言 より
- 4. 電子カルテシステム等の普及状況の推移 （※１） 一般病院とは、病院のうち、 精神科病床のみを有する 病院及び 結核病床のみを有する病院を 除いたものをいう。 出典：医療施設調査（厚生労働省）
- 5. 医療ICTの現状 （個人的な所感） ● 大規模病院の中のシステム化はある程度進んでいる ○ XX医科XX大学病院の例。自動チェックイン。再診の場合はカードを受付の端末に入れれば自 動的に受付が完了する ○ 電子カルテによって情報は病院内で診療科を超えて連携されている ○ レントゲン検査等もオーダリングシステムにより連携している ○ 会計は自動精算できる（会計処理を待たなくても診察が終われば自動会計できる仕組みもあ る） ● 中小病院、クリニックはまだまだ紙が中心 ○ X金クリニックの例。 ○ 紙のカルテ ○ 診療報酬と処方箋はプリントアウトされて出てくるのでデジタル化されているのだろう ● 病院またぎの情報連携が全く遅れている ○ 次のスライドへ —>
- 9. HL7 FHIRとは ● HL7 International によって作成された医療情報交換の次世代標準フレームワーク。 ● 従来の標準規格、HL7 version 2 、 HL7 version 3 とCDA(Clinical Document Architecture)を踏まえ、最新のWeb技術を活用し実装性に重点を置いて策定され た。 ● 医療の診療記録等のデータのほか、医療関連の管理業務に関するデータ、公衆衛 生に係るデータ及び研究データも含め、医療関連情報の交換を可能にするように設 計されている。 ● ヒトの医学と獣医学の両方をカバーしており、入院、外来医療、急性期医療、回復期 医療、地域医療等を含む多種多様な状況で世界中で使用できるように意図されてい る。
- 10. DICOMとは ● Digital Imaging and Communications in Medicine の略で、医用画像のファイル フォーマットと機器やシステム間のコミュニケーションプロトコルを定義した標準規 格 ● ファイルフォーマットは画像のピクセル情報に加え、患者情報や撮影機器、撮影情 報等のさまざまなヘッダ情報がDICOMタグとして定義され、それらが1つのファイル としてパッケージ化されている ● コミュニケーションプロトコルはTCP/IPをベースにして、主に医療施設内のシステム や機器間の連携に使用される。最近はWebプロトコルをベースにした、DICOM Webという規格が策定されており、インターネットを利用して施設またぎの情報連携 ができるようになっている
- 11. 医療業界API利用の現状 2. 独自仕様 I/Fによる連携 3. ベンダー境界 を超えた 標準I/Fによる連 携 4. 組織境界を超 えた連携 1. 連携していな い 低 現状としてはこのあたり 高 システム連携（アプリケーション連携）の成熟度
- 14. LOOKREC ー 遠隔画像診断プラットフォーム ー 画像送信 診断依頼 画像参照・読影 読影医 CT CR MRI copyright © 2020 MNES Inc. 報告書参照 報告書作成 遠隔読影センター 病院・クリニック
- 17. Cloud Logging Edge Application Data Convert DICOM Storage Data Store Analytics API Gateway PACS Modality Clinic Doctor Radiologist DICOM Reciever DICOM Uploader CAD Provider1 CAD Provider2 External Connection App Engine Search API Cloud Tasks Cloud Datastore Cloud Storage Cloud Storage PubSub GKE BigQuery On-Prem Cloud アーキテクチャ
- 19. LOOKREC の API エコノミー CARADA 健診サポート （健診アプリ） SmartScan （脳ドックサービス） LPIXEL (画像診断AI) CiRCUS (画像診断AI)
- 20. LOOKREC API の現状 ● 外部および内部に対してRESTful な APIを提供 している が、課題としては、、、 ● 外部向けシステムとの接続は場当たり的に作ら れている ● 命名規則も結構適当につくっている ● API Keyを発行して認証・認可としている
- 21. LOOKREC APIの今後の展開 ● Well Defined APIを定義する ○ 命名規則 ○ Developer 向けのドキュメント ● API Gateway を構築する ● 認証認可APIの整備 ● CAD(Computer Aided Diagnosis) Provider向けのAPI Hubを構築する ● API Centric にシステムを考え直したうえで順次新しい構造に移行していきたい
- 22. WE NEED YOUR HELP!