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アイディアスケールNASA事例
- 2. 米航空宇宙局(NASA)の火星プログラム検討グループ (MPPG) には、最終的に2030年
代に火星の軌道に人類を送るために、火星をロボット探査するプログラムを開発すると
いう、原動力となる目的がありました。これは、宇宙旅行、地上での調査、 となるテ
クノロジーなど、さまざまなイニシアティブへ投資することを意味します。
MPPGは、火星探査の進 状況について一般人に関わってもらい、一般人に知らせる手
段を必要としていました。このプログラムが進行し、探査ローバー、キュリオシティの
着陸時期が近づくにつれて、MPPGはIdeaScaleテクノロジーを活用してアイデアフォー
ラムを立ち上げました。このフォーラムでは、ユーザーは火星の探索について質問し、
関連するアイデアを出し合いました。
新たに立ち上げた火星フォーラムへの関与レベルは印象的なものでした。
• 1,300人近くの一般市民が火星フォーラムに登録して、 質問しアイデアを出し合った
結果、わずか3カ月間で合計559件の提案が行われました。
• その中で得られた重要な情報は、一般人は将来人類が火星を探索することを期待し
ているということでした(上位10位のアイデアのうち4つが、火星での永住や地球の
ように住めるようにすることに関する質問を含め、火星における人類の存在に関す
るものです)。
• フォーラムへの訪問者は提案しただけではなく、質疑応答しながら会話の流れを作
りました。
• このフォーラムは、これまでにない充実した内容の独自コンテンツをユーザー向け
に作成して対応しました。たとえば、フォーラム内のコンテンツを基に作成した、
30個の精選された質問と中身の濃い回答で構成された質疑応答ページがあります。
• この他に、新たに動画ページを作成して、火星の専門家が火星フォーラムのホット
な話題を12のオリジナル動画にして投稿した結果、さらに中身の濃い会話が行われ
ました。
今後、MPPGは火星探査に関してより深く一般人と関わることを望んでいます(データ
分析、ブレインストーミング、コーディングなど)。今後のミッションは、より明確な
形でクラウドの参加を引き続き促していくことにあります。
NASAのコミュニケーションコミュニケーター、Rocky Lind氏は、「何百万人もの人々
がキュリオシティの着地を見守り、IdeaScaleが火星の今後の探査に含められる道筋を
つけました。 我々はアイデアを集めるだけではなく、人々にイマジネーションをかきた
て、参加を奨励したいのです。IdeaScaleは、NASAサイトでさまざまな方法で我々の望
んでいたことをサポートしてくれました。どのコンテンツをウェブサイトに掲載し、今
後どのような質問をすべきか決定するのに役だっています」と述べています。
火星プログラム検討グループの詳細については、www.nasa.gov/marsplanning をご覧く
ださい。
2IdeaScale ケーススタディ
NASA
火星プログラム検討グループの進化した会話