Vim勉強会

Vim勉強会（第１回）
Vim初心者のための基本講座

自己紹介
• 藤田慎二郎
• 広島大学分散システム学研究室所属（2014年現在）
• Vim歴２年（まだまだ未熟です）
• 神崎師匠の弟子
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Vim勉強会（第１回）の主旨
• キーボードのホームポジションから離れること
なくテキスト編集する方法を習得
- マウス操作の排除
- 矢印キーの排除
• 基本的でかつ実用的な操作に絞って紹介
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1. Vimの基礎知識
本旨へ入る前に
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Vimの基本操作
• カーソル移動
- h（←）
- j（↓）
- k（↑）
- l（→）
• １文字削除（x）
• Undo（u）
• Redo（Ctrl + r）
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Vimのモード
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挿入モード
ノーマルモード
v, V, Ctrl+v :, /, ?, !
ヴィジュアル
モード
コマンドモード
a, i, s, c
etc…
Esc, Ctrl+[
Esc, Ctrl+[

Vimのモード
• ノーマルモード
- カーソル移動、文字の削除
• 挿入モード
- 文章の書き込み
• ヴィジュアルモード
- 文字の選択（マウスのドラッグと同じ）
• コマンドモード
- 保存、検索、置換など
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Vimのモード
• ノーマルモード
- カーソル移動、文字の削除
• 挿入モード
- 文章の書き込み
• ヴィジュアルモード
- 文字の選択（マウスのドラッグと同じ）
• コマンドモード
- 保存、検索、置換など
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今後掲載する操作は全て
ノーマルモードが起点

ヴィジュアルモード
• v（文字単位で選択）
• V（行単位で選択）
• Ctrl+v（矩形選択）
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よく使うので要記憶

2. カーソルの移動
長い文章でも一瞬で行きたい場所へ
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カーソルの移動（細かい移動）
• 単語単位での移動
- w（単語単位で後ろに移動）
- b（単語単位で前に移動）
• 指定した文字まで移動
- f <character>（同じ行内で前方検索して移動）
;（セミコロン）と,（カンマ）で前後に移動
- F <character>（同じ行内で後方検索して移動）
;（セミコロン）と,（カンマ）で（略）
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カーソルの移動（大きい移動）
• gg（ファイルの頭に移動）
• G（ファイルの末尾に移動）
• <number>G（指定行へ移動）
• Ctrl+f, Ctrl+b（１ページ単位で移動）
• Ctrl+d, Ctrl+u（半ページ単位で移動）
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カーソルの移動（大きい移動）
• *（カーソル下の単語間を移動）
- ”n”で前方検索、”N”で後方検索
• /<some words>（指定した文字を前方検索）
- “n”もしくは”N”でさらに前後の文字を検索
- 正規表現を使用可能
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3. 文字の消去とコピー
消去は一瞬で、コピーはマウスなしで
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文字や文章の消去
• dd（１行まるごと削除）
• D（カーソル位置より後を削除）
• viewで選択して”d”（選択範囲を削除）
- 選択の際に「カーソルの移動」でやった操作を活用
• dt<character>（指定した文字までを削除）
- “d”を”c”にすれば削除した後「挿入モード」へ移行
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Text Objectを使った消去（重要）
• テキストオブジェクトとは
- あるルールに基いたテキストのまとまり
- 「”」で囲まれた文章
- 「htmlタグ」で囲まれた文章など…
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String str = “Hello World!”;
<b>Hello World!</b>

• dw, cw（単語単位で削除）
• di”, ci”（”で囲まれた文字を削除）
- 「”」の他に「(」「<」「[」も指定可能
• da”, ca”（”で囲まれた文字を”を含めて削除）
- 「”」の他に（略）
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• dw, cw（単語単位で削除）
• di”, ci”（”で囲まれた文字を削除）
- 「”」の他に「(」「<」「[」も指定可能
• da”, ca”（”で囲まれた文字を”を含めて削除）
- 「”」の他に（略）
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超便利なので
これだけでも憶えよう

文字のコピー
• Vimでのコピーは”Copy”ではなく”Yank”
• yy, Y（カーソルのある行をコピー）
• Viewで選択してy（選択した範囲をコピー）
• yi”, ya” etc…（Text Objectを使ったコピー）
- 動作は「消去」のときと同じ
- ywなども使用可
• 貼り付けはp（”Paste”）
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文字のコピー（切り取り）
• Vimでは「切り取り＝消去」
• つまり「文字の消去」が「切り取り」に相当
• 消去した後にp（Paste）すれば貼り付け可能
• そのため「切り取り」の操作は「文字の消去」
を参照
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4. ファイルを開く
ファイル間の行き来も全てVimで
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新規ファイルを開く
• 主にコマンドモードでの操作
• :n <file name>（指定したファイル名で開く）
- すでにファイルがある場合はそれを開く
- 頭に「:（コロン）」があるので注意
• :bp, :bn（開いたファイル間を行き来する）
- :bpは前のファイル（previous）
- :bnは後のファイル（next）
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新規ファイルを開く
• :ls（開いたファイルの一覧を表示）
• :b<number>（指定した番号のファイルを開く）
- 番号は:lsで確認
• Ctrl+ws（画面を水平分割）
- 画面内に２つのファイルを表示して編集
• Ctrl+wv（画面を垂直分割）
- 画面内に（略）
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5. その他小技集
必須ではないが知ってるとやばい小技集
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その他小技集
• Ctrl+n（文字入力中に使用すると自動で補完）
- 長い変数名でも一発で入力可能
• 矩形選択（Ctrl+v）して「I//<Esc>」
or
:<number>, <number> norm I//
- 指定した範囲の行頭に「//」を挿入
• gg=G（全行に対してコードを整形）
- 自動でインデントを入れてくれる
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その他小技集
• .（「ドット」、前の編集操作を繰り返す）
• q<character>（Vimのマクロ機能を呼び出し）
- <character>にマクロを記録開始
↓
• @<character>
- <character>に登録したマクロを呼び出し
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その他小技集
• :s/<置換したい文字列>/<置換する文字列>/g
- 同じ行の中で文字列を置換
• :%s/<置換したい文字列>/<置換する文字列>/g
- ファイル全体で文字列を置換
• 最後の「g」を「c」にすると１つずつ確認しな
がら置換可能
• <置換したい文字列>には正規表現を使用可
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6. どこでもVimを
IDEでもブラウザでもVimを使おう
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どこでもVimを
• Vimは様々な環境で使えるようプラグインが
多数存在
• Eclipse（Vrapper）
- 矩形選択などVimの機能をフル活用するには
少し設定をいじる必要有り
• Visual Studio（VsVim）
- 矩形選択など（略）
• Google Chrome（wasavi）
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最後に
• 今回紹介した操作はとにかくVimを使うことに
よってのみ習得可能
• 習得するとテキスト編集が超効率的に
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最後に
• 今回紹介した操作はとにかくVimを使うことに
よってのみ習得可能
• 習得するとテキスト編集が超効率的に
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どんどんVimを使おう！

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