第152回 情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会　「特別セッション: インタラクティブメディアの保存と調査」http://www.sighci.jp/events/view/22 #hci152

1. Webにおけるインタラクショ
ンの保存の要件
株式会社ドワンゴ
伊豫田旭彦

2. Webにおけるインタラクションの
基本構造
■1つ1つのインタラクション
は
コンテン コンテンツとシステムを保
ツ 存すればと成り立つ
と
システム
■しかし多人数で時系列があ
るため、そのインタラクショ
ンを保存・再現することが難
しい。
時間軸

3. 保存の要件
• 記録されている
• ユニークな識別子がある（URL）
– 時間や場所など時限数を持つ場合、指定でき
る
• 探せる
– 主にテキストでインデックス化されている
• 再生できる
– 時間情報を持つ

4. 単純記録
Web魚拓 インターネット
アーカイブ

5. 時系列を含む再現可能な記録
棋譜 ustream 過去ログ

6. コミニュケーションを含む抜粋
記録
まとめサイト togatter

7. コミニュケーションを含む全記
録
ニコ動 ニコ生 脱出ゲームオンライン

8. 保存されにくい情報
• 大量の生放送データ
– 記録されているが要約されていないのでたど
り着けない
• ネットゲームなど大規模ゲーム
– 記録されていない、識別子がない
• 学会などリアルイベント
– 記録されていない
• モバイル端末上でのインタラクション
– 記録されていない

9. 保存を進めるには？
• 低コストで記録する
– 学会の放送
– Togatterのようなシステム化
• ビジネス化により記録を金にする
– インタラクションを含む保存に需要があれ
ば、ビジネスになる
– 過去ログの有料化
– Twitterのようなビッグデータ化