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-みんなでつくる自立型地域包括ケアシステム-
2016年3月 ver.001
ガイドブック(基礎編)
はじめに
目的
留意点
本ガイドブックは、3か年に渡って取組んできた「地域包括ケアシステム」に関する調査研究成果を踏まえ、まちの姿
にあった持続可能な「自立型地域包括ケアシステム」に関する考え方を「ガイドブック (基礎編)」としてまとめたもの
です。(具体的な取組みの進め方は、「ガイドブック(実践編)」を作成予定です。)
「地域包括ケアシステム」の捉え方は様々です。また、正解モデルがあるわけでもなく、一度つくれば完成というも
のでもありません。まちの姿が変わるように、地域包括ケアシステムのあり方も社会的環境の変化に応じて、変遷
し続けるものだと私たちは考えています。
そのため本ガイドブックでは、基本的な考え方のフレームを提示し、それぞれのまちの姿にあった地域包括ケアシス
テムのあり方を考えるためのきっかけづくりとなるように、作成しました。
対象
本ガイドブックは、「地域包括ケアシステム」の構築に関わる自治体職員者は基より、 まちの暮らしを支える地域の
団体、医療・介護関係者、産業界などのみなさんが、主体的に地域包括ケアシステムを考えるツールとして、活用
いただけますと幸いです。
COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc.
01
目次
国がすすめる“地域包括ケアシステム”
02
03
地域包括ケアシステムの基本的考え方04
「自立型地域包括ケアシステム」の考え方05
06
07
09
10
11
12
13
私たちが迎えるこれからの社会
「対策(守)」から「創造(創)」への転換
「公的社会保障」と「地域社会保障」の考え方
「地域資本」のつくりかた
自立型地域包括ケアシステムのポイント③
「みつける」「つなぐ」「つくる」の循環モデル
自立型地域包括ケアシステムのポイント④
新しい「産業」「地域資本」「暮らし」づくり
自立型地域包括ケアシステムのポイント①
暮らしを支える新たな財源「地域資本」を考える
自立型の鍵となる
“おかげさま・お互いさまのまちづくり”
わたしのまちの「地域包括ケアシステム」08
おかげさま・お互いさまのまちづくりガイドブック (実践編目次)
第1章 まちの姿を掴む
第2章 まちの方向性を考える
第3章 まちづくりプランをつくる
第4章 経営基盤をつくる
自立型地域包括ケアシステムのポイント②
「コミュニティ」と「媒介者」の種を活かす
COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc.
私たちが迎えるこれからの社会
01
あなたが住むまち・地域はどのような状況ですか?具体的な数字で確認してみましょう。
COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc.
「対策(守)」から「創造(創)」への転換
これまでの高齢者問題は、医療・福祉の観点からそのあり方を考えることが多く、社会保障費などの伸びをいかに抑えられるか
といった、「超高齢社会の対策」として議論されてきました。
しかし、これから私たちが迎える社会は、これまで誰も経験したことがない世界です。人口の大半を高齢者が占める中、必然的
にまちの姿やあり方も変わり、これからのまちにあった新しい暮らしづくりが求められてきます。
そこで、私たちは超高齢社会への取組みを未来に向けたまちづくりだと捉え、高齢者を中心としたまちの人々がもつ生きがいや
自己実現といったエネルギーを原動力に、「新高齢社会の創造」をしていくことが重要だと考えています。
このことが、地域包括ケアシステムの構築を考える上での出発点となります。
02
医療・福祉の観点から
社会のあり方を考える
従来
超高齢社会の対策
(課題解決思考)
これから
まちづくりの観点から
社会のあり方を考える
超高齢社会の創造
(ビジョン思考)
生きがい・自己実現が原動力
新
超高齢社会を迎えるなかで、どのようなまちづくりを進めることが必要だと思いますか?
COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc.
国がすすめる“地域包括ケアシステム”
出典:厚生労働省 地域包括ケアシステムの姿
03
COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc.
地域包括ケアシステムは、地域(住民・地域団体・行政)の不安や悩みを解消するだけでなく、そこに暮らす人々がいきいきと
過ごしていけるために、暮らし全体の充実を図る必要があります。
私たちは地域包括ケアシステムを“暮らしの充実を図るためのまちづくり”として捉え、「あんしん基盤」と「いきいき基盤」の2つの
基盤を整え、充足することでまちの姿に合った持続可能な体制づくりが可能になると考えています。
「あんしん基盤」は、医療・介護の連携を行い、住み慣れた地域で可能な限り長く、安心して暮らせるための基盤です。
「いきいき基盤」は、自立・社会参加を核に、あらゆる世代の人々がいきいきと充実した暮らをしていけるための基盤です。
地域包括ケアシステムの基本的考え方
暮らしの充実
個人の
健康の質の向上
産業の活性
雇用創出
個人の
生活の質の向上
(社会参加)
地域力(互助)
の向上
医療・介護
関連費用適正化
あんしんづくり いきいきづくり
医療・介護
連携基盤
「あんしん基盤」
自立・社会参加
基盤
「いきいき基盤」
有機的連携
(共助・公助中心)
・医療 ・介護
・公的サービス における疾病予防
(互助・自助中心)
・学び ・健康づくり
・生きがいづくり (社会貢献・就労)
・場の創出(コミュニケーション、コミュニティ)
04
COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc.
「自立型地域包括ケアシステム」の考え方
地域包括ケアシステムの核となるものは、高齢になっても安心して暮らせる最低限必要な社会保障インフラです。
これは医療・介護を中心とした、公的社会保障であり安心の暮らしを「守る」基盤として持続させていく必要があります。
高齢化が進み、医療・介護の需要が伸び続ける中、公的制度で賄う「守る」の基盤は、財源やマンパワーなどの制約
から、最低限必要な範囲に絞らざるをえなくなってきています。
そこで今後必要になってくるのが、「守る」と「創る」2つの視点に立った地域包括ケアシステムづくりです。
「創る」の基盤は、社会状況や地域の状況に応じて、必要となる暮らしのサービスを地域独自でつくる仕組みであり、
財源確保も含め新たな地域社会保障モデルとして構築していく必要があります。
これが「自立型地域包括ケアシステム」のベースとなる考え方です。
05
暮らしの安心を支える
最低限必要な
社会保障インフラ
社会状況・地域の
状況に応じて構築する
独自性のある仕組み
守る
公的社会保障
創る
✓ 公的資金で賄う
✓ 制度にのっとり全国
一律の基準で運用
✓ 財政に制限あり
地域社会保障
✓ 地域独自の資金
(地域資本)創出が必要
✓制度外の部分をカバー
✓実態に応じて柔軟に対応
【自立型地域包括ケアシステム】
新しく地域独自でつくる部分
COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc.
公的財源で支える社会保障サービス 地域資本でつくる社会保障サービス
個の状態に応じた機能別サービス
・一律の基準に基づき提供される個に対応するサービスであり、制度に
当てはまらないものへの柔軟な対応が難しい。
・複合的にサービス提供を行うことが難しい。
地域実情に応じた暮らしの充実サービス
・制度以外のニーズに対応し、地域の実情に応じて柔軟に提供されるサービス。
サービスする側とされる側の明確な線引きはなく、シームレスな関係が成り立つ。
サービス量の限界
・コスト、マンパワーで提供可能な範囲に限られるため、需要と供給に差
が生じることがある。
地域資本を創出し暮らしのサービスを提供
・地域の人材、ノウハウと、地域にある資源をもとに産業を創出し、地域資本を
形成するとともに、これを原資に地域単位の暮らしのサービスを充足する。
楽しむ
買い物
する
話す
運動
する
受診
する
社会
参加する
見守る
移送
する
住む
掃除
する
入浴
する
食事
する
暮らしを
支える
プラットフォーム
楽しむ
買い物
する
話す
運動
する
受診
する
入浴
する
見守る
移送
する
住む
掃除
する
食事
する
社会
参加する
「公的社会保障」と「地域社会保障」の考え方
06
【公的社会保障】 【地域社会保障】
COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc.
自立型の鍵となる“おかげさま・おたがいさまのまちづくり”
地域(住民・地域団体・行政)の不安、悩みや課題を、未来のまちづくりの期待に変えていく
住民と住民、コミュニティとコミュニティ間の居心地の良い関係を再構築し、活性化しながら相互扶助
の精神である”おかげさま・おたがいさま”の関係を醸成していく
既存の地域資源をリデザインしながら、まちに必要な地域産業をうみ、地域資本を増やしていく
地域資本を財源に、まちの姿にあった独自の暮らしの充実サービスを創出していく
自立型地域包括ケアシステムの目指す方向性
まちには歴史があります。しかし、時代の流れの中で産業を含む社会環境は常に変化しています。
次の時代の居心地の良さは、まちの歴史や背景をふまえ、まちにあったこれからの暮らし方を考えていくことから始まります。
日本には昔から生活の知恵として、暮らしの充実をはかるためにお互いに分かち合い、助け合う風習として、相互扶助の精神
である「結い」の文化がありました。この「居心地のよい関係性」とそれによって創られる「信頼のプラットフォーム」は、暮らしの
中でごく自然な形で存在していました。
これが、「おかげさま・お互いさま」の精神であり、自立型の地域包括ケアシステムを構築していく上での土台となります。
07
COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc.
わたしのまちの「地域包括ケアシステム」
08
あなたのまちでは「地域包括ケアシステム」はどのように考えられているでしょうか。どのような取組みがすすめられているでしょうか?
①地域包括ケアシステムの考え方 ②取組み状況
COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc.
これからこれまで
暮
ら
し
を
支
え
る
基
盤
大部分が公的社会保障
で賄えてきた
公的社会保障だけでは
賄えない部分が増える
あんしん
基盤
あんしん
基盤
いきいき
基盤
人
財 創資
地域にある資源
地域の人材・ノウハウ
地域で創出する産業
暮
ら
し
を
支
え
る
基
盤
地域資本の基となる3つの財
これまで暮らしを支えるあんしん基盤の多くは、公的社会保障のサービスの範囲で賄ってきました。
これから迎える超高齢社会においては、公的社会保障だけで賄えない暮らしの困りごとやニーズが増えることが予想されます。
そこで、公的社会保障で賄えないものを、いきいき基盤における暮らしのサービス=“地域社会保障” として構築していく必要
があると考えています。また、その運営財源をコミュニティ単位で創出していこうというのが“地域資本” の考え方です。
この地域資本の基となる「財」として、「人」「資源」「新産業」があると考えています。
暮らしを支える新たな財源「地域資本」を考える
09
“地域社会保障”
“公的社会保障”
自立型地域包括ケアシステムのポイント①
COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc.
「地域資本」のつくりかた
人
財 創資
地域社会保障の財源となる地域資本の創出
暮らしの充実をはかる基盤としての“自立型地域包括ケアシステム”構築
① みつける
② つなぐ
③ つくる
地域資本を生み出すまちづくりを進めていく上では、3つの財が必要です。
この3つの財をみつけていくことが、自立型地域包括ケアシステムの構築につながります。
1つめは、地域の「資源」をみつけること(資財)
2つめは、これらの「資源」と「人」と「場」をつなぐ人がいること(人財)
3つめは、これらの「資財」と「人財」を活かして、大小さまざまな商いをつくり地域資本を生み出すこと(創財)
10
COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc.
「地域包括ケアシステム」の土台となるものは、住民と住民、
コミュニティとコミュニティの間に生まれる“居心地のよい関係性”
です。
コミュニティの種は、これまでのまちの暮らしに応じて様々な形で
存在しています。
町内会、老人会、青年部、婦人部、商工会、まつりの世話人、
サークル活動など、地域独自のものが多くあります。
これらのコミュニティの種は、コミュニケーションを円滑にする媒介者
(コミュニケーター)が介在することで活性化することができます。
この媒介者となりえる人材の種も、地域住民だけでなく地域団体
や企業も含め、まちの暮らしに馴染む形で存在しています。
「地域包括ケアシステム」の構築を行うには、新たな機能や役割
をつくる前に、既にあるコミュニティと媒介者(コミュニケーター)の
種をみつけ、活性化させることが基本になります。
このことが、まちの姿にあった実現性のある「自立型地域包括ケア
システム」につながります。
媒介者
(コミュニケーター)
既にまちにある
種をみつけて活性化する
媒介者
(コミュニケーター)
媒介者
(コミュニケーター)
媒介者
(コミュニケーター)
媒介者
(コミュニケーター)
11
「コミュニティ」と「媒介者」の種を活かす
自立型地域包括ケアシステムのポイント②
COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc.
みつける
つなぐ
つくる
「みつける」「つなぐ」「つくる」の循環モデル
自立型の地域包括ケアシステムは、はじめから何か新しいものをつくらなくても、既にあるものをつないだり、リデザインしたりする
だけで、暮らしの中にある心配ごとを減らし希望を充足できる部分もあります。
地域資源を土台に、「みつける」、「つなぐ」、「つくる」というプロセスを循環させながら、身近で出来ることから順次暮らしの充実
を図っていきます。これがまちの姿にあった自立型の地域包括ケアシステムのつくり方です
12
【みつける】 まちを知る
【みつける】まちを分析する
各種統計データ、インタビューなどによりまちの概
況を掴むとともに、地域資源(人・コミュニティ、
産業、文化・自然等)を整理してみましょう。
まちの状況を分析・評価しながら、これからのまち
の姿を考えるとともに、まちの暮らしを充実してい
くために必要な要素を考えてみましょう。
【つなぐ】 情報を共有する
分析・評価した結果や、それぞれの視点で考え
たこれからのまちの姿を共有してみましょう。
【つなぐ】 関係性をつくる
ヒト、モノ、カネ、情報をつなぎながら、まちの暮ら
しを支えるための鍵となる関係性づくりを進めて
いきましょう。
【つくる】 地域産業をつくる
地域の人材・ノウハウと地域にある資源をもとに、
大小さまざまな地域産業をつくりながら、暮らしの
サービスを充足していきましょう。
【つくる】 地域資本で暮らしを支える
「生活者・事業者・地域(行政)」の三方よし
の地域資本を創出し、自立型の地域包括ケア
システムとして機能する経営基盤づくりをすすめ
ていきましょう。
自立型地域包括ケアシステムのポイント③
COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc.
新しい「産業」「地域資本」「暮らし」づくり
13
共同出資法人
(LLC)
当該地域の
金融機関
資本提供
暮らしの信託
地域の生活者
(住民)
事業者
(地域・団体)
地域
(自治体)
人材・人脈・アイデア・労働力・ノウハウ・土地・技術力・宣伝力・販売力・商品など
事業開発
資金出資
地域ファンド
クラウドファンディング
など
事業開発
資金出資
新しい産業
地域資産の活用
新しい地域資本
地域社会保障財源
地域資産
新しい暮らし
資本提供 資本提供利益 利益 利益
元気就労
新産業・新ビジネス
暮らしの充実
サービス
(いきいき)
・就労、収入機会の獲得
(納税できるシニア)
・生きがい、社会貢献
個人の
健康の質の向上
産業の活性
雇用創出
個人の
生活の質の向上
(社会参加)
地域力(互助)
の向上
医療・介護
関連費用適正化
「生活者・事業者・地域」
三方よしの地域資本の創出
・学び(第2の義務教育)
・健康づくり
・生きがいづくり
(生きがい、社会貢献)
・居場所
・役割
・仲間
事業費
新しい暮らし
-生活者利益、事業者利益、地域(行政)利益、三方よしの地域資本創出-
“地域資本”で賄う自立型地域包括ケアシステムの考え方
②新しい“地域資本”
地域資産から生まれる産業が地域資本と
雇用を産み出す
地域資本が地域住民の暮らしの豊かさを産みだす コミュニティの連携が産みだす“おかげさま・お互い様”
をベースにした居心地の良い暮らしの充実
①新しい“産業” ③新しい“暮らし”
自立型地域包括ケアシステムのポイント④
COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc.
おかげさま・お互いさまのまちづくり ガイドブック (実践編目次)
第1章
まちの姿を掴む
■まちの歴史×背景分析
■ライフステージ×ライフスタイル分析
■産業構造×働き方分析
■まちの医療・福祉機能×ライフスタイル分析
第2章
まちの方向性
を考える
■まちの現状を評価する
■まちの個性を発見する
■まちの個性を活かす
■目指す方向性を共有する
第3章
まちづくりプラン
をつくる
■地域資源をみつける
■地域資源をつなぐ
■地域資源を活用して産業をつくる
■まちの資本を形成する
第4章
経営基盤を
つくる
■共同出資法人を設立する
■経営基盤をつくる
■事業計画をつくる
■まち独自の「暮らしの信託」をつくる
自立型地域包括ケアシステムガイドブック Ver001

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  • 2. はじめに 目的 留意点 本ガイドブックは、3か年に渡って取組んできた「地域包括ケアシステム」に関する調査研究成果を踏まえ、まちの姿 にあった持続可能な「自立型地域包括ケアシステム」に関する考え方を「ガイドブック (基礎編)」としてまとめたもの です。(具体的な取組みの進め方は、「ガイドブック(実践編)」を作成予定です。) 「地域包括ケアシステム」の捉え方は様々です。また、正解モデルがあるわけでもなく、一度つくれば完成というも のでもありません。まちの姿が変わるように、地域包括ケアシステムのあり方も社会的環境の変化に応じて、変遷 し続けるものだと私たちは考えています。 そのため本ガイドブックでは、基本的な考え方のフレームを提示し、それぞれのまちの姿にあった地域包括ケアシス テムのあり方を考えるためのきっかけづくりとなるように、作成しました。 対象 本ガイドブックは、「地域包括ケアシステム」の構築に関わる自治体職員者は基より、 まちの暮らしを支える地域の 団体、医療・介護関係者、産業界などのみなさんが、主体的に地域包括ケアシステムを考えるツールとして、活用 いただけますと幸いです。
  • 3. COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc. 01 目次 国がすすめる“地域包括ケアシステム” 02 03 地域包括ケアシステムの基本的考え方04 「自立型地域包括ケアシステム」の考え方05 06 07 09 10 11 12 13 私たちが迎えるこれからの社会 「対策(守)」から「創造(創)」への転換 「公的社会保障」と「地域社会保障」の考え方 「地域資本」のつくりかた 自立型地域包括ケアシステムのポイント③ 「みつける」「つなぐ」「つくる」の循環モデル 自立型地域包括ケアシステムのポイント④ 新しい「産業」「地域資本」「暮らし」づくり 自立型地域包括ケアシステムのポイント① 暮らしを支える新たな財源「地域資本」を考える 自立型の鍵となる “おかげさま・お互いさまのまちづくり” わたしのまちの「地域包括ケアシステム」08 おかげさま・お互いさまのまちづくりガイドブック (実践編目次) 第1章 まちの姿を掴む 第2章 まちの方向性を考える 第3章 まちづくりプランをつくる 第4章 経営基盤をつくる 自立型地域包括ケアシステムのポイント② 「コミュニティ」と「媒介者」の種を活かす
  • 4. COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc. 私たちが迎えるこれからの社会 01 あなたが住むまち・地域はどのような状況ですか?具体的な数字で確認してみましょう。
  • 5. COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc. 「対策(守)」から「創造(創)」への転換 これまでの高齢者問題は、医療・福祉の観点からそのあり方を考えることが多く、社会保障費などの伸びをいかに抑えられるか といった、「超高齢社会の対策」として議論されてきました。 しかし、これから私たちが迎える社会は、これまで誰も経験したことがない世界です。人口の大半を高齢者が占める中、必然的 にまちの姿やあり方も変わり、これからのまちにあった新しい暮らしづくりが求められてきます。 そこで、私たちは超高齢社会への取組みを未来に向けたまちづくりだと捉え、高齢者を中心としたまちの人々がもつ生きがいや 自己実現といったエネルギーを原動力に、「新高齢社会の創造」をしていくことが重要だと考えています。 このことが、地域包括ケアシステムの構築を考える上での出発点となります。 02 医療・福祉の観点から 社会のあり方を考える 従来 超高齢社会の対策 (課題解決思考) これから まちづくりの観点から 社会のあり方を考える 超高齢社会の創造 (ビジョン思考) 生きがい・自己実現が原動力 新 超高齢社会を迎えるなかで、どのようなまちづくりを進めることが必要だと思いますか?
  • 6. COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc. 国がすすめる“地域包括ケアシステム” 出典:厚生労働省 地域包括ケアシステムの姿 03
  • 7. COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc. 地域包括ケアシステムは、地域(住民・地域団体・行政)の不安や悩みを解消するだけでなく、そこに暮らす人々がいきいきと 過ごしていけるために、暮らし全体の充実を図る必要があります。 私たちは地域包括ケアシステムを“暮らしの充実を図るためのまちづくり”として捉え、「あんしん基盤」と「いきいき基盤」の2つの 基盤を整え、充足することでまちの姿に合った持続可能な体制づくりが可能になると考えています。 「あんしん基盤」は、医療・介護の連携を行い、住み慣れた地域で可能な限り長く、安心して暮らせるための基盤です。 「いきいき基盤」は、自立・社会参加を核に、あらゆる世代の人々がいきいきと充実した暮らをしていけるための基盤です。 地域包括ケアシステムの基本的考え方 暮らしの充実 個人の 健康の質の向上 産業の活性 雇用創出 個人の 生活の質の向上 (社会参加) 地域力(互助) の向上 医療・介護 関連費用適正化 あんしんづくり いきいきづくり 医療・介護 連携基盤 「あんしん基盤」 自立・社会参加 基盤 「いきいき基盤」 有機的連携 (共助・公助中心) ・医療 ・介護 ・公的サービス における疾病予防 (互助・自助中心) ・学び ・健康づくり ・生きがいづくり (社会貢献・就労) ・場の創出(コミュニケーション、コミュニティ) 04
  • 8. COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc. 「自立型地域包括ケアシステム」の考え方 地域包括ケアシステムの核となるものは、高齢になっても安心して暮らせる最低限必要な社会保障インフラです。 これは医療・介護を中心とした、公的社会保障であり安心の暮らしを「守る」基盤として持続させていく必要があります。 高齢化が進み、医療・介護の需要が伸び続ける中、公的制度で賄う「守る」の基盤は、財源やマンパワーなどの制約 から、最低限必要な範囲に絞らざるをえなくなってきています。 そこで今後必要になってくるのが、「守る」と「創る」2つの視点に立った地域包括ケアシステムづくりです。 「創る」の基盤は、社会状況や地域の状況に応じて、必要となる暮らしのサービスを地域独自でつくる仕組みであり、 財源確保も含め新たな地域社会保障モデルとして構築していく必要があります。 これが「自立型地域包括ケアシステム」のベースとなる考え方です。 05 暮らしの安心を支える 最低限必要な 社会保障インフラ 社会状況・地域の 状況に応じて構築する 独自性のある仕組み 守る 公的社会保障 創る ✓ 公的資金で賄う ✓ 制度にのっとり全国 一律の基準で運用 ✓ 財政に制限あり 地域社会保障 ✓ 地域独自の資金 (地域資本)創出が必要 ✓制度外の部分をカバー ✓実態に応じて柔軟に対応 【自立型地域包括ケアシステム】 新しく地域独自でつくる部分
  • 9. COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc. 公的財源で支える社会保障サービス 地域資本でつくる社会保障サービス 個の状態に応じた機能別サービス ・一律の基準に基づき提供される個に対応するサービスであり、制度に 当てはまらないものへの柔軟な対応が難しい。 ・複合的にサービス提供を行うことが難しい。 地域実情に応じた暮らしの充実サービス ・制度以外のニーズに対応し、地域の実情に応じて柔軟に提供されるサービス。 サービスする側とされる側の明確な線引きはなく、シームレスな関係が成り立つ。 サービス量の限界 ・コスト、マンパワーで提供可能な範囲に限られるため、需要と供給に差 が生じることがある。 地域資本を創出し暮らしのサービスを提供 ・地域の人材、ノウハウと、地域にある資源をもとに産業を創出し、地域資本を 形成するとともに、これを原資に地域単位の暮らしのサービスを充足する。 楽しむ 買い物 する 話す 運動 する 受診 する 社会 参加する 見守る 移送 する 住む 掃除 する 入浴 する 食事 する 暮らしを 支える プラットフォーム 楽しむ 買い物 する 話す 運動 する 受診 する 入浴 する 見守る 移送 する 住む 掃除 する 食事 する 社会 参加する 「公的社会保障」と「地域社会保障」の考え方 06 【公的社会保障】 【地域社会保障】
  • 10. COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc. 自立型の鍵となる“おかげさま・おたがいさまのまちづくり” 地域(住民・地域団体・行政)の不安、悩みや課題を、未来のまちづくりの期待に変えていく 住民と住民、コミュニティとコミュニティ間の居心地の良い関係を再構築し、活性化しながら相互扶助 の精神である”おかげさま・おたがいさま”の関係を醸成していく 既存の地域資源をリデザインしながら、まちに必要な地域産業をうみ、地域資本を増やしていく 地域資本を財源に、まちの姿にあった独自の暮らしの充実サービスを創出していく 自立型地域包括ケアシステムの目指す方向性 まちには歴史があります。しかし、時代の流れの中で産業を含む社会環境は常に変化しています。 次の時代の居心地の良さは、まちの歴史や背景をふまえ、まちにあったこれからの暮らし方を考えていくことから始まります。 日本には昔から生活の知恵として、暮らしの充実をはかるためにお互いに分かち合い、助け合う風習として、相互扶助の精神 である「結い」の文化がありました。この「居心地のよい関係性」とそれによって創られる「信頼のプラットフォーム」は、暮らしの 中でごく自然な形で存在していました。 これが、「おかげさま・お互いさま」の精神であり、自立型の地域包括ケアシステムを構築していく上での土台となります。 07
  • 11. COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc. わたしのまちの「地域包括ケアシステム」 08 あなたのまちでは「地域包括ケアシステム」はどのように考えられているでしょうか。どのような取組みがすすめられているでしょうか? ①地域包括ケアシステムの考え方 ②取組み状況
  • 12. COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc. これからこれまで 暮 ら し を 支 え る 基 盤 大部分が公的社会保障 で賄えてきた 公的社会保障だけでは 賄えない部分が増える あんしん 基盤 あんしん 基盤 いきいき 基盤 人 財 創資 地域にある資源 地域の人材・ノウハウ 地域で創出する産業 暮 ら し を 支 え る 基 盤 地域資本の基となる3つの財 これまで暮らしを支えるあんしん基盤の多くは、公的社会保障のサービスの範囲で賄ってきました。 これから迎える超高齢社会においては、公的社会保障だけで賄えない暮らしの困りごとやニーズが増えることが予想されます。 そこで、公的社会保障で賄えないものを、いきいき基盤における暮らしのサービス=“地域社会保障” として構築していく必要 があると考えています。また、その運営財源をコミュニティ単位で創出していこうというのが“地域資本” の考え方です。 この地域資本の基となる「財」として、「人」「資源」「新産業」があると考えています。 暮らしを支える新たな財源「地域資本」を考える 09 “地域社会保障” “公的社会保障” 自立型地域包括ケアシステムのポイント①
  • 13. COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc. 「地域資本」のつくりかた 人 財 創資 地域社会保障の財源となる地域資本の創出 暮らしの充実をはかる基盤としての“自立型地域包括ケアシステム”構築 ① みつける ② つなぐ ③ つくる 地域資本を生み出すまちづくりを進めていく上では、3つの財が必要です。 この3つの財をみつけていくことが、自立型地域包括ケアシステムの構築につながります。 1つめは、地域の「資源」をみつけること(資財) 2つめは、これらの「資源」と「人」と「場」をつなぐ人がいること(人財) 3つめは、これらの「資財」と「人財」を活かして、大小さまざまな商いをつくり地域資本を生み出すこと(創財) 10
  • 14. COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc. 「地域包括ケアシステム」の土台となるものは、住民と住民、 コミュニティとコミュニティの間に生まれる“居心地のよい関係性” です。 コミュニティの種は、これまでのまちの暮らしに応じて様々な形で 存在しています。 町内会、老人会、青年部、婦人部、商工会、まつりの世話人、 サークル活動など、地域独自のものが多くあります。 これらのコミュニティの種は、コミュニケーションを円滑にする媒介者 (コミュニケーター)が介在することで活性化することができます。 この媒介者となりえる人材の種も、地域住民だけでなく地域団体 や企業も含め、まちの暮らしに馴染む形で存在しています。 「地域包括ケアシステム」の構築を行うには、新たな機能や役割 をつくる前に、既にあるコミュニティと媒介者(コミュニケーター)の 種をみつけ、活性化させることが基本になります。 このことが、まちの姿にあった実現性のある「自立型地域包括ケア システム」につながります。 媒介者 (コミュニケーター) 既にまちにある 種をみつけて活性化する 媒介者 (コミュニケーター) 媒介者 (コミュニケーター) 媒介者 (コミュニケーター) 媒介者 (コミュニケーター) 11 「コミュニティ」と「媒介者」の種を活かす 自立型地域包括ケアシステムのポイント②
  • 15. COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc. みつける つなぐ つくる 「みつける」「つなぐ」「つくる」の循環モデル 自立型の地域包括ケアシステムは、はじめから何か新しいものをつくらなくても、既にあるものをつないだり、リデザインしたりする だけで、暮らしの中にある心配ごとを減らし希望を充足できる部分もあります。 地域資源を土台に、「みつける」、「つなぐ」、「つくる」というプロセスを循環させながら、身近で出来ることから順次暮らしの充実 を図っていきます。これがまちの姿にあった自立型の地域包括ケアシステムのつくり方です 12 【みつける】 まちを知る 【みつける】まちを分析する 各種統計データ、インタビューなどによりまちの概 況を掴むとともに、地域資源(人・コミュニティ、 産業、文化・自然等)を整理してみましょう。 まちの状況を分析・評価しながら、これからのまち の姿を考えるとともに、まちの暮らしを充実してい くために必要な要素を考えてみましょう。 【つなぐ】 情報を共有する 分析・評価した結果や、それぞれの視点で考え たこれからのまちの姿を共有してみましょう。 【つなぐ】 関係性をつくる ヒト、モノ、カネ、情報をつなぎながら、まちの暮ら しを支えるための鍵となる関係性づくりを進めて いきましょう。 【つくる】 地域産業をつくる 地域の人材・ノウハウと地域にある資源をもとに、 大小さまざまな地域産業をつくりながら、暮らしの サービスを充足していきましょう。 【つくる】 地域資本で暮らしを支える 「生活者・事業者・地域(行政)」の三方よし の地域資本を創出し、自立型の地域包括ケア システムとして機能する経営基盤づくりをすすめ ていきましょう。 自立型地域包括ケアシステムのポイント③
  • 16. COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc. 新しい「産業」「地域資本」「暮らし」づくり 13 共同出資法人 (LLC) 当該地域の 金融機関 資本提供 暮らしの信託 地域の生活者 (住民) 事業者 (地域・団体) 地域 (自治体) 人材・人脈・アイデア・労働力・ノウハウ・土地・技術力・宣伝力・販売力・商品など 事業開発 資金出資 地域ファンド クラウドファンディング など 事業開発 資金出資 新しい産業 地域資産の活用 新しい地域資本 地域社会保障財源 地域資産 新しい暮らし 資本提供 資本提供利益 利益 利益 元気就労 新産業・新ビジネス 暮らしの充実 サービス (いきいき) ・就労、収入機会の獲得 (納税できるシニア) ・生きがい、社会貢献 個人の 健康の質の向上 産業の活性 雇用創出 個人の 生活の質の向上 (社会参加) 地域力(互助) の向上 医療・介護 関連費用適正化 「生活者・事業者・地域」 三方よしの地域資本の創出 ・学び(第2の義務教育) ・健康づくり ・生きがいづくり (生きがい、社会貢献) ・居場所 ・役割 ・仲間 事業費 新しい暮らし -生活者利益、事業者利益、地域(行政)利益、三方よしの地域資本創出- “地域資本”で賄う自立型地域包括ケアシステムの考え方 ②新しい“地域資本” 地域資産から生まれる産業が地域資本と 雇用を産み出す 地域資本が地域住民の暮らしの豊かさを産みだす コミュニティの連携が産みだす“おかげさま・お互い様” をベースにした居心地の良い暮らしの充実 ①新しい“産業” ③新しい“暮らし” 自立型地域包括ケアシステムのポイント④
  • 17. COPYRIGHT 2016 © Clementia Inc. おかげさま・お互いさまのまちづくり ガイドブック (実践編目次) 第1章 まちの姿を掴む ■まちの歴史×背景分析 ■ライフステージ×ライフスタイル分析 ■産業構造×働き方分析 ■まちの医療・福祉機能×ライフスタイル分析 第2章 まちの方向性 を考える ■まちの現状を評価する ■まちの個性を発見する ■まちの個性を活かす ■目指す方向性を共有する 第3章 まちづくりプラン をつくる ■地域資源をみつける ■地域資源をつなぐ ■地域資源を活用して産業をつくる ■まちの資本を形成する 第4章 経営基盤を つくる ■共同出資法人を設立する ■経営基盤をつくる ■事業計画をつくる ■まち独自の「暮らしの信託」をつくる