プロダクトオーナー祭り 2018 Summer
もしプロダクトマネージャー
が野球のピッチャーだったら
カシオ計算機株式会社 時計開発統轄部 リスト機器開発部 商品企画室
岡田 佳代
自己紹介
 岡田 佳代
 2005年 カシオ計算機入社
 デジカメ 組込ソフト開発(6年)
 スマートウォッチ 商品企画(6年)
 趣味… 登山、アウトドア全般
アウトドア向けスマートウォッチの開発
PRO TREK Smart WSD-F20
 ハードとソフト、両方とも比重が大きい
 プロダクトの価値定義、HW/SW開発プロセスの模索
 前回のスライド公開してます。
「スマートウォッチのプロダクト開発」
 https://www.slideshare.net/KayoOkada/ss-
88558731
「時刻を見るくらい簡単に、
現在地をチェックできる時計」
登山に限らず、アウトドア全般、
もっと広げると「知らないところに行く時」に共通の価値
「GPS」+「オフライン地図」
• 世界中のどこでも、地図上で自分の現在地がわかる!
• アウトドアに最適!
《 GPS内蔵 》
空が開けていれば
どこでも、
位置がわかる
《 オフライン地図 》
ウォッチだけで
地図が表示できる
(圏外でもOK)
今回のお話
 もしプロダクトマネージャーが野球のピッチャーだったら
 先発型とリリーフ型があるのでは?
野球の「先発」「リリーフ」とは
(ピッチャーの分業制)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
イニング
(回)
先発
• 5~7イニング、100球くらい
• 試合を作る、多少失点があっ
ても持ちこたえる、スタミナ
リリーフ
• 残りイニングを継投
• 引き継いで勝つ、失点し
ない精度、安定性
カシオのスマートウォッチの場合①
 ~2017 WSD-F20発売まで
 1プロダクトのみ
 PMのタイプ
 「先発ピッチャー」っぽい
 役割・特性
 プロダクトのコア価値(腕に地図)を作る、多少ミスが
あっても持ちこたえる、スタミナ
カシオのスマートウォッチの場合②
 2017~ WSD-F20発売後
 ラインナップが多様に
 PMのタイプ
 「リリーフピッチャー」っぽい
 役割・特性
 引き継いで事業貢献、手堅さ、安定性
 (場面によっては、若手の育成に使う場合もある)
「PMは1人であるべきか」の議論
(合議制は成り立つか)
 1人が見た方がプロダクトのクオリティ上がるよ
 そうは言っても、複数人でないと物理的に回らないよ
 リスク回避のために合議は必要だよ
 私見:プロダクトのフェーズによるのでは?
立ち上げ、大きな変化が必要な時は、
「先発型PM」
 基本1人で決める、多少の判断ミスも折り込み済み、やり通す
 「クオリティスタート※」でいい
 このフェーズで無失点を目指して合議しすぎると、迷走する気が
する
※6イニング以上を投げ、かつ3自責点以内。先発投手の安定性を表す指標
事業を伸ばす段階なら、
「リリーフ型PM」
 引き継いで伸ばす、着実に結果を出す精度、安定性
 このフェーズでは、合議はありかなと思う(上記実現するた
めの一手段として)
プロダクトを継続して回していく
チームづくり
 常に戦い続ける →プロ野球のペナントレース
 PMもチーム化 →試合展開にあわせた、ピッチャーの分業
 シーズンを通して戦うためのチーム構成とは?
 先発ローテーション
 若手の育成 どの試合で実戦投入?
 安定事業になると、経験値がリリーフ型に偏る?(0→1しづらくなる)
まとめ
 プロダクトのフェーズによって、適した判断の質・速度がある
 野球のピッチャーに例えると、
 先発型PMが、多少粗があってもやり通す (立ち上げ、変化の時)
 リリーフ型PMが、精度良く結果を出す (事業を伸ばす時)
 プロダクトのタイプによるかもしれませんが…
 「わかる」「うちは全然違う」など、思索のきっかけになれば幸いです

もしプロダクトマネージャーが野球のピッチャーだったら