Trifortの社内勉強会で発表した資料です

1. Ansible入門
社内勉強会
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@bells17_

2. Agenda
• Ansibleとは?
• Vagrant + Ansibleを使ったLAMP環境構築
• プロジェクトでのAnsibleの利用例

3. Ansibleとは？
サーバーのプロビジョニングツール

4. サーバ・プロビジョニング
利用可能なサーバ群（サーバファーム）からサーバを選び出し、適
切なソフトウェア（オペレーティングシステム、デバイスドライバ、
ミドルウェア、アプリケーションソフトウェア）をロードし、シス
テムを適切に設定したり、サーバ固有の設定（IPアドレスなど）を
したり、といった作業をサーバ・プロビジョニングと呼ぶ。これに
は、そのサーバを運用可能にするまでのあらゆる作業が含まれる。
引用元:http://ja.wikipedia.org/wiki/プロビジョニング

5. プロビジョニングレイヤー
• Orchestration
• アプリケーションデプロイ
• Fabric, Capistrano, MCollective
• Configuration
• ミドルウェアレベルまでの設定
• Puppet, Chef, AWS OpsWorks
• Bootstrapping
← Ansibleはここに入る
• OS インストールにあたる領域
• Kickstart, Cobbler, OpenStack, AWS
引用元: http://mizzy.org/blog/2013/10/29/1/

6. プロビジョニングフレームワークの特徴
• 冪等性(idempotence)を意識した設計
• 何度繰り返しても同じ結果になる
• Infrastructure as Code
• サーバー構築や構成変更作業を全てコード化で
きる

7. プロビジョニングフレームワーク比較
引用元: http://www.slideshare.net/TakeshiKomiya/python-26185953

8. Ansibleの特徴
• yamlを使ったDSL
• 実行するために必要なツールがSSHとPythonだけ
• 豊富なモジュール群

9. Ansibleを実行するには？
1. inventory_fileを作成
• 実行するホストと対応するホスト情報を記載したiniファイル
2. inventory_fileを指定してタスクを実行
• ansibleコマンド
• 単体のタスクを実行できる
• ansible-playbookコマンド
• Playbookを利用してまとまったタスクを実行することができる

10. Playbook
• Ansibleのタスクをまとめて実行できるもの
• phpをインストール→apacheをインストールのように
• Ansibleのタスクはモジュールを利用して記述する

11. よく使うmodule
• yum - yumコマンドを実行
• file - ファイル、シンボリックリンク、ディレクトリの作成・削
除・属性設定を行う
• copy - Ansible実行端末にあるファイルをホストPCに転送する
• template - jinja2を利用したテンプレートファイルをホストPC
に転送する
• get_url - http経由でファイルをダウンロードする
• shell - シェルコマンドを実行する

12. Vagrant + AnsibleでLAMP環境を構築
1.cd /path/to/dir
2.git clone https://github.com/bells17/
ansible_lamp_sample.git
3.vagrant up
4.ansible-playbook -i inventory_file lamp.yml -vvv --ask-sudo-
pass

13. inventory_file
(ホスト名) ansible_ssh_host=(対象のホスト) ansible_ssh_user=(sshログインユーザー)
ansible_ssh_private_key_file=(ssh公開鍵) ansible_ssh_port=(sshのポート番号)
lamp ansible_ssh_host=192.168.34.10 ansible_ssh_user=vagrant
ansible_ssh_private_key_file=~/.vagrant.d/insecure_private_key
ansible_ssh_port=22

14. Ansibleコマンドを実行
対象ホストに対してpingを実行
ansible [対象ホスト名] -m ping -i inventory_file
対象ホストに対してシェルコマンドを実行
ansible [対象ホスト名] -m shell -a 'pwd; ls -la;' -i inventory_file -vvvv

15. 実際に実行しているタスクはこんな感じ
- hosts: lamp # 対象hostを定義
sudo: yes # sudoでコマンドを実行
vars_files:
- vars/lamp.yml # 変数ファイルを読み込み
tasks: # 各タスクを定義
- name: be sure httpd is installed # yumコマンドを実行
yum: name={{ item }} state=installed
with_items:
- httpd
- httpd-devel
!
- name: Ensure vhost is enabled # テンプレートファイルをサーバーに設置
template: src=templates/vhost.conf.j2
dest={{ apache_install_path }}/conf.d/vhost.conf
!
- include: tasks/local_hosts.yml # タスクを別ファイルから読み込んで実行

16. 実際のプロジェクトでの利用事例
• 開発環境をAnsibleで構築
• アプリ申請用の本番環境をAnsibleで構築
• OEM展開用にリポジトリ内のローカルファイル
をAnsibleで自動生成