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ナレーション
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はじめに
• ナレーションの目的
• 種類
• 基礎知識
• ナレータを体験しよう
• 収録方法
• ナレーションの目的
• 種類
• 基礎知識
• ナレータを体験しよう
• 収録方法
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研修目標
• ナレーションの目的を説明できるようになる
• 目的にあわせたナレーションを選択できるよ
うになる
• ナレーションの基礎知識を説明できるように
なる
• ナレーターの練習ができるようになる
• ナレーションの収録が出来るようになる
• ナレーションの目的を説明できるようになる
• 目的にあわせたナレーションを選択できるよ
うになる
• ナレーションの基礎知識を説明できるように
なる
• ナレーターの練習ができるようになる
• ナレーションの収録が出来るようになる
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ナレーションの目的
一般に
• 6感の中の多くを同時に活用したほうが学習習得度
が高い
• ナレーションと図、キーワードの組み合わせが有効
• 聴くことにより学習するので、主語、述語、目的語
などが明快な短い文であること
• ナレーションを聴くこととナレーション文章を読む
ことを同時にさせると学習効果は悪い
• ナレーションの説明は時系列的となる ( 必要項目だ
け調べたいときには不向きな場合あり )
一般に
• 6感の中の多くを同時に活用したほうが学習習得度
が高い
• ナレーションと図、キーワードの組み合わせが有効
• 聴くことにより学習するので、主語、述語、目的語
などが明快な短い文であること
• ナレーションを聴くこととナレーション文章を読む
ことを同時にさせると学習効果は悪い
• ナレーションの説明は時系列的となる ( 必要項目だ
け調べたいときには不向きな場合あり )
効果的に
学習
効果的に
学習
マルチメディアだからナレー
ションが無いと格好が悪い ?
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ナレーションの種類
• アナウンス 情報伝達
• 朗読 内容に合わせて感情等を励起
• 語り 話者の考え、感情を伝える
• ドラマ 現実の会話そのものの再現
• 主張、演説 人々をある方向に導く、説得
• アナウンス 情報伝達
• 朗読 内容に合わせて感情等を励起
• 語り 話者の考え、感情を伝える
• ドラマ 現実の会話そのものの再現
• 主張、演説 人々をある方向に導く、説得
例えば、ガニエの学習の 9 事
象に対応するには ?
例えば、ガニエの学習の 9 事
象に対応するには ?
「読む」のではなく
「話す」
「読む」のではなく
「話す」
- 6. 6All Rights Reserved, Copyright ©2006.Minoru Uchida
基礎知識
(1) 声には(1) 声には
・生き生きした声
・適当な高さの声
・適当な強さの声
・適当な長さの声
・単調でない声
・生き生きした声
・適当な高さの声
・適当な強さの声
・適当な長さの声
・単調でない声
・単調な死んだような声
・鼻声
・かすれ声
・ぜいぜい声
・きいきい声
・こもった声
・貧弱な声 ( 弱弱しい )
・単調な死んだような声
・鼻声
・かすれ声
・ぜいぜい声
・きいきい声
・こもった声
・貧弱な声 ( 弱弱しい )
大学の授業でも
あるのでは ?
大学の授業でも
あるのでは ?
参考 ) ナレータは 3m 離れた
所にいる人に話すつもりで
参考 ) ナレータは 3m 離れた
所にいる人に話すつもりで
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基礎知識
(2) 声がでるには(2) 声がでるには
・肺 声の元
・腹筋横隔膜 声のエンジン
・声帯 音波発生
・口、鼻腔、肺、体、周囲 共鳴装置
・唇、歯、口蓋、舌 調音
・肺 声の元
・腹筋横隔膜 声のエンジン
・声帯 音波発生
・口、鼻腔、肺、体、周囲 共鳴装置
・唇、歯、口蓋、舌 調音
訓練が必要訓練が必要
注意 : 肺をエンジンにしないこと注意 : 肺をエンジンにしないこと
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基礎知識
(3) 鼻濁音 1(3) 鼻濁音 1
か゜、き゜、く゜、け゜、こ゜か゜、き゜、く゜、け゜、こ゜
注意 : 鼻濁音は日本語を柔らかい美しい声にする注意 : 鼻濁音は日本語を柔らかい美しい声にする
鼻濁音化
・語中、語尾 ( 音楽、道具、茂る、脱ぐ )
・助詞、接続詞 ( 私か゜、だか゜ )
・連濁 ( 株式会社、白菊 )
鼻濁音化
・語中、語尾 ( 音楽、道具、茂る、脱ぐ )
・助詞、接続詞 ( 私か゜、だか゜ )
・連濁 ( 株式会社、白菊 )
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基礎知識
(3) 鼻濁音 2(3) 鼻濁音 2
か゜、き゜、く゜、け゜、こ゜か゜、き゜、く゜、け゜、こ゜
注意 : 鼻濁音は日本語を柔らかい美しい声にする注意 : 鼻濁音は日本語を柔らかい美しい声にする
鼻濁音化しない
・第一音節 ( 学校、銀行、護身 )
・数詞の五 (15,55, 例外 : 七五三、十五夜、為五郎 )
・外国語 ( キログラム、ラグビー )
・擬音語 ( ぎりぎり、ごとごと )
鼻濁音化しない
・第一音節 ( 学校、銀行、護身 )
・数詞の五 (15,55, 例外 : 七五三、十五夜、為五郎 )
・外国語 ( キログラム、ラグビー )
・擬音語 ( ぎりぎり、ごとごと )
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基礎知識
(3) 母音の無声化(3) 母音の無声化
母音の無声化は日本語をスピード感ある歯切れの良いものにする母音の無声化は日本語をスピード感ある歯切れの良いものにする
・「い」「う」が無声子音である「か、さ、
た、は」行の音にはさまれたとき
( 口 :KuCHI, 菊 :KiKU, 月 :TuKI, ピカピ
カ :PiKAPiKA)
・無声子音 ( 同上 ) につづくアクセントの無
い
「い」「う」が語尾
( あります :ARIMASu, 書く :KAKu)
・「い」「う」が無声子音である「か、さ、
た、は」行の音にはさまれたとき
( 口 :KuCHI, 菊 :KiKU, 月 :TuKI, ピカピ
カ :PiKAPiKA)
・無声子音 ( 同上 ) につづくアクセントの無
い
「い」「う」が語尾
( あります :ARIMASu, 書く :KAKu)
英小文字は発音しない英小文字は発音しない
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基礎知識
(4) 長母音(4) 長母音
・意味の切れ目の無い言葉で母音が連続
( おかあさん : おかーさん , 迷惑 : めーわく )
注 : 水位、里親、仕入れ等は長音化無し ( 意味の区切れ
有 )
・意味の切れ目の無い言葉で母音が連続
( おかあさん : おかーさん , 迷惑 : めーわく )
注 : 水位、里親、仕入れ等は長音化無し ( 意味の区切れ
有 )
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基礎知識
(5) アクセント 1(5) アクセント 1
日本語のアクセントは「ド」と「ミ」音の高さ日本語のアクセントは「ド」と「ミ」音の高さ
「ミ」
「ド」
「ミ」
「ド」
わたしは、げんき です
「ミ」
「ド」
「ミ」
「ド」
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基礎知識
(5) アクセント 2(5) アクセント 2
「ミ」
「ド」
「ミ」
「ド」
「ミ」
「ド」
「ミ」
「ド」
「ミ」
「ド」
「ミ」
「ド」
箸が こころ : 橋が 端が
頭高型 中・尾高型 平坦型
一拍目が高く後は低
いままである
前後が低く途中が高
い
最初が低く後は低く
ならない ( 最後が平
坦に聞こえる )
起伏型
尾高型は助詞が「の」ときは平坦型と同じの発音となる尾高型は助詞が「の」ときは平坦型と同じの発音となる
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アクセント記号
( アクセント辞典参照 )
アクセント記号
( アクセント辞典参照 )
基礎知識
(5) アクセント 3(5) アクセント 3
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基礎知識
(6) 口調(6) 口調
プロミネンス ( 卓立 )
ポーズ ( 間 )
速度
イントネーション
変化
プロミネンス ( 卓立 )
ポーズ ( 間 )
速度
イントネーション
変化
「私は先生と口論した」
重要事項、強調点、注意事項
話題、場面、雰囲気、引用句
(340-380 字 / 分→ )
質問、肯定、断定
意味の区切り、理解のため、その他
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収録
機器
• マイク ( ダイナミック、コンデンサ )
• アンプ
• 録音装置
• デジタル録音
• 録音スタジオ
外部ノイズ遮断、音の反射対策
( 楽器演奏スタジオは不適 )
機器
• マイク ( ダイナミック、コンデンサ )
• アンプ
• 録音装置
• デジタル録音
• 録音スタジオ
外部ノイズ遮断、音の反射対策
( 楽器演奏スタジオは不適 )
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実習
この後の PPT 、ムービーメーカー
等の実習で実施します。
ナレーション依頼学生にナレー
ション指導
ご自分の授業での話し方をより良
くして下さい
この後の PPT 、ムービーメーカー
等の実習で実施します。
ナレーション依頼学生にナレー
ション指導
ご自分の授業での話し方をより良
くして下さい
• 各自で帰ってから実施
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まとめ
• ナレーションも目的、ニーズに合わせて作成
• 内容、意味を理解しなければナレーションは
できない
• 適切な機材、最新の機材で、効率的なナレー
ション作成を
• 良いナレーションは、継続的な練習から
• ナレーションは学習の効果、効率、魅力を高
めるひとつの有力な手段
• ナレーションも目的、ニーズに合わせて作成
• 内容、意味を理解しなければナレーションは
できない
• 適切な機材、最新の機材で、効率的なナレー
ション作成を
• 良いナレーションは、継続的な練習から
• ナレーションは学習の効果、効率、魅力を高
めるひとつの有力な手段