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えんもの新聞2014 年11 月号 
魅力的な製品作りとクラウドファンディング◆第94回 12/5( 金)「インテリアに飾れる仏像『イSム』」 株 
enmonoでは、zenschoolという自社商品開発の講座を 
行っている。これまで8期開催し受講生の約4分の1が何らかの自社製 
品をマイクロモノづくりにより生み出している。卒業生たちが生み出し 
た製品を眺めていて、気が付いたことがある。その製品が作り手そのも 
のの性格をそのまま反映している、つまり「作り手: 作品」の関係が限 
りなく「1: 1」に近くな 
るということだ。マイクロ 
モノづくりで生みだすよう 
な小規模な製品であれば、 
構想、設計、製造、プロモー 
ション、販売までを一人で、 
一気通貫で十分行える可能 
性がある。そのようにして 
生み出された製品は、その 
製品を生み出した主の性格 
を強く反映することにな 
る。これら、マイクロモノ 
づくりの手法を用いて生み 
出された製品と、製作者の 
関係を実際の事例をベース 
にした対比表を作った。 
さて、製作者の人柄が製 
品の全面に表れるというこ 
とが、製品化をする時にどのような利点があるだろうか。zenmon 
oを運営していて実感していることだが、クラウドファンディングのプ 
ロモーション動画に製作者自身が出演して製品をアピールすると、大き 
な共感を呼べる。それは、製作者の表情や言葉から感じ取れる魅力や雰 
囲気が、そのまま動画から醸し出されているからだと考えている。en 
monoでは、プロモーション動画について、余計な演出はせずに、製 
作者の“ありのまま”が反映できる内容を提案している。当社のコンサ 
ルティングでは、まずプロジェクトオーナー(製作者)の性格をよく理 
解することから始める。その上で、最も効果が大きいと思われる構成に 
なるようにプロジェクトオーナーと話し合い、ディレクションしてきた。 
こうすることで、出品した製品の「共感度」が向上し、結果として多く 
の寄付金を集めることへとつながった。クラウドファンディングで、実 
際に寄付金を投じた人であれば分かると思うが、掲載されているプロダ 
クトやサービス自体の人気もさることながら、「どん 
な人が、どのような目的で、そのプロジェクトを行っ 
ているのか」ということが、寄付が集まるか否かの大 
きなポイントとなる。「モノ」に寄付するのではなく、 
「人」に寄付をするのである。従って、「その人自身」 
が「モノ」になっている製品が掲載されたプロジェ 
クトほど、大きな共感を呼び寄せ、それが寄付へとつながるのである。 
zenmonoプロジェクト 
パトロン募集開始前のプロジェクトを事前公開する機能を追加しました。プレイヤーがプロジェク 
トのコンテンツをブラッシュアップする様子も是非ウォッチして声援していただければ幸いです。 
■日本生まれの空飛ぶ車をつくるプロジェクト(サポーター募 
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■ 地域とつながる町工場の出張 
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■福井の溶接工場をテーマパーク 
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新着story一覧 
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◆ ◆「鎌倉から世界へ!カマコンバレーと 
地域特化型クラウドファンディング 
iikuniを語る」村式株式会社 
代表取締役 住吉優さま 
◆ ◆World Maker Faire 
NYC 
◆ ◆ドキュメンタリー映画「Maker」上映会 in FabLab S 
aga 
◆ ◆「使ってもらう人が魅力的な体験をしてもらう、Smile Expe 
rienceを目指す」千葉工業大学 デザイン科学科 山崎和彦教 
授 
◆ ◆まるで秘密基地!メイカーズスペースi3Detroit 
お知らせ 
■マイクロモノづくりストリーミング(MMS)今後の放送予定 
◆第93回 11/28( 金)「「好き」を仕事にする自分ブランドのつ 
くりかた」 台東デザイナーズビレッジ 鈴木村長 
式会社MORITA 森田さん 
◆第95回 12/25( 木)「大阪にもおもろいもんめっちゃあるで! 
『FAAVO大阪』」 株式会社NFL 川辺さん 
http://www.enmono.jp/#!mms/cqly 
■ 有料会員サー 
ビスはじめます。 
ワクワクするもの 
を生み出して世界を 
元気にする人を増や 
すための「マイクロ 
モノづくり実践道 
場」の道場生を募集 
します。 
h t t p : / / 
w w w . e n m o n o . 
j p / # ! m e m b e r / 
c1vnn 
zenmono×日経社通販歳時記「内覧即売会 in 
銀座」11月30日( 日) 開催 
通販歳時記掲載商品と、enmonoが商品化に関わりクラウドファ 
ンディングで開発した商品の展示販売会を開催いたします。当日は各商 
品を手にとって体験できるワークショップも企画しております。将来的 
には、両社の特長を活かし、enmonoの支援により生まれた商品を、 
日経社通販歳時記を通じて販売することも視野 
に、コラボレーションの形を検討してまいります。 
■日時 11月30日(日) 10:00~17: 
00 
■会場 東京都中央区銀座7-13-20 日 
本経済社内2階 プレルーム3、4、5 
http://zenmono.jp/pr/157 
zenschool第10期募集 
zenschoolは開講からすでに9期目、 
その中で自社製品を生み出した企業は25%にも 
なります。 
そのノウハウを活かして、自社独自のクラウド 
ファンディングサイトzenmonoを運用して 
います。 
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1411魅力的な製品作りとクラウドファンディング

  • 1. えんもの新聞2014 年11 月号 魅力的な製品作りとクラウドファンディング◆第94回 12/5( 金)「インテリアに飾れる仏像『イSム』」 株 enmonoでは、zenschoolという自社商品開発の講座を 行っている。これまで8期開催し受講生の約4分の1が何らかの自社製 品をマイクロモノづくりにより生み出している。卒業生たちが生み出し た製品を眺めていて、気が付いたことがある。その製品が作り手そのも のの性格をそのまま反映している、つまり「作り手: 作品」の関係が限 りなく「1: 1」に近くな るということだ。マイクロ モノづくりで生みだすよう な小規模な製品であれば、 構想、設計、製造、プロモー ション、販売までを一人で、 一気通貫で十分行える可能 性がある。そのようにして 生み出された製品は、その 製品を生み出した主の性格 を強く反映することにな る。これら、マイクロモノ づくりの手法を用いて生み 出された製品と、製作者の 関係を実際の事例をベース にした対比表を作った。 さて、製作者の人柄が製 品の全面に表れるというこ とが、製品化をする時にどのような利点があるだろうか。zenmon oを運営していて実感していることだが、クラウドファンディングのプ ロモーション動画に製作者自身が出演して製品をアピールすると、大き な共感を呼べる。それは、製作者の表情や言葉から感じ取れる魅力や雰 囲気が、そのまま動画から醸し出されているからだと考えている。en monoでは、プロモーション動画について、余計な演出はせずに、製 作者の“ありのまま”が反映できる内容を提案している。当社のコンサ ルティングでは、まずプロジェクトオーナー(製作者)の性格をよく理 解することから始める。その上で、最も効果が大きいと思われる構成に なるようにプロジェクトオーナーと話し合い、ディレクションしてきた。 こうすることで、出品した製品の「共感度」が向上し、結果として多く の寄付金を集めることへとつながった。クラウドファンディングで、実 際に寄付金を投じた人であれば分かると思うが、掲載されているプロダ クトやサービス自体の人気もさることながら、「どん な人が、どのような目的で、そのプロジェクトを行っ ているのか」ということが、寄付が集まるか否かの大 きなポイントとなる。「モノ」に寄付するのではなく、 「人」に寄付をするのである。従って、「その人自身」 が「モノ」になっている製品が掲載されたプロジェ クトほど、大きな共感を呼び寄せ、それが寄付へとつながるのである。 zenmonoプロジェクト パトロン募集開始前のプロジェクトを事前公開する機能を追加しました。プレイヤーがプロジェク トのコンテンツをブラッシュアップする様子も是非ウォッチして声援していただければ幸いです。 ■日本生まれの空飛ぶ車をつくるプロジェクト(サポーター募 集中) http://zenmono.jp/projects/76 ■ 地域とつながる町工場の出張 カーを作るプロジェクト(サポー ター募集中) http://zenmono.jp/projects/39 ■福井の溶接工場をテーマパーク にするプロジェクト: ゴール!(継 続支援募集中) http://zenmono.jp/projects/43 ■ねじこうばを路上から覗き見る ための「覗き穴」開発プロジェク ト(サポーター募集中) http://zenmono.jp/projects/38 新着story一覧 http://zenmono.jp/story ◆ ◆「鎌倉から世界へ!カマコンバレーと 地域特化型クラウドファンディング iikuniを語る」村式株式会社 代表取締役 住吉優さま ◆ ◆World Maker Faire NYC ◆ ◆ドキュメンタリー映画「Maker」上映会 in FabLab S aga ◆ ◆「使ってもらう人が魅力的な体験をしてもらう、Smile Expe rienceを目指す」千葉工業大学 デザイン科学科 山崎和彦教 授 ◆ ◆まるで秘密基地!メイカーズスペースi3Detroit お知らせ ■マイクロモノづくりストリーミング(MMS)今後の放送予定 ◆第93回 11/28( 金)「「好き」を仕事にする自分ブランドのつ くりかた」 台東デザイナーズビレッジ 鈴木村長 式会社MORITA 森田さん ◆第95回 12/25( 木)「大阪にもおもろいもんめっちゃあるで! 『FAAVO大阪』」 株式会社NFL 川辺さん http://www.enmono.jp/#!mms/cqly ■ 有料会員サー ビスはじめます。 ワクワクするもの を生み出して世界を 元気にする人を増や すための「マイクロ モノづくり実践道 場」の道場生を募集 します。 h t t p : / / w w w . e n m o n o . j p / # ! m e m b e r / c1vnn zenmono×日経社通販歳時記「内覧即売会 in 銀座」11月30日( 日) 開催 通販歳時記掲載商品と、enmonoが商品化に関わりクラウドファ ンディングで開発した商品の展示販売会を開催いたします。当日は各商 品を手にとって体験できるワークショップも企画しております。将来的 には、両社の特長を活かし、enmonoの支援により生まれた商品を、 日経社通販歳時記を通じて販売することも視野 に、コラボレーションの形を検討してまいります。 ■日時 11月30日(日) 10:00~17: 00 ■会場 東京都中央区銀座7-13-20 日 本経済社内2階 プレルーム3、4、5 http://zenmono.jp/pr/157 zenschool第10期募集 zenschoolは開講からすでに9期目、 その中で自社製品を生み出した企業は25%にも なります。 そのノウハウを活かして、自社独自のクラウド ファンディングサイトzenmonoを運用して います。 http://www.enmono.jp/#!seminar/c1sdi