Web デザイナーが身に付けておきたい定番スキル　ーPHP 初級編ー

Web デザイナーが身に付けておきたい定番スキル
PHP 初級編
2014.04.12

Web デザイナーが身に付けておきたい定番スキルー PHP 初級編ー
KITE | カイト
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アジェンダ
・ P H P とは
・変数と定数
・データ型
・文字列
・配列
・演算子
・条件分岐
・ループ
・関数

PHP は、"PHP: Hypertext Preprocessor" を意味し、広く使用されているオー
プンソースの汎用スクリプト言語です。 HTML に埋め込むことができ、Web ア
プリケーションの開発に特に適しています。 PHP の構文の多くは C、Java、
Perl 言語から転用したもので、簡単に習得することができます。この言語は、
動的に生成されるウェブページを Web 開発者が速やかに作成できるようにす
ることを主な目標としてつくられました。しかし、それだけにとどまらず、もっ
と多くのことを PHP を使って行うことができます。
“
”
ー『PHPマニュアル序文』よりー
再帰的頭字語ー "PHP: Hypertext Preprocessor"のように、正式名称の中にそれ自身が含まれている頭字語。
ちなみに、PHP は "Personal Home Page" Tool に由来する。
雑学

公式サイト
日本語資料
http://www.php.net/
http://www.php.net/manual/ja/

PHP はサーバーサイドスクリプト、
実行するためにはサーバが必要
MAMP（Mac のみ）や XAMPP が便利

実際の操作を参照

index.phpを新規作成
<?php
/*
初めての
PHPプログラミング
*/
echo 'Hello, world!'; // Hello, worldを出力
?>
作業
コード

結果
Hello, world!
表示
Hello, world!
ソース

解説
PHPタグ（開始タグと終了タグ）
ファイル最後の終了タグは省略することが推奨
1 つ以上の文字列を出力する
文字列（詳細は後述）
ブロックコメント（複数行OK）
行コメント（行末まで）
文の区切り
<?php ... ?>
echo
''
/*...*/
//
;

変数とは、値につけるラベルのようなもの

<?php
$var = 'Hello, world!<br>';
$Var = 3;
echo $var;
echo $Var;
作業
コード

結果
Hello, world!
3
表示
Hello, world!<br>3
ソース

解説
ドル記号（$）+変数名の形式で表される
変数名は文字、アンダースコア（_）から始まる
任意の数の文字、数字、アンダースコア（_）が続く
大文字小文字を区別する

定数も値につけるラベルのようなものですが、
定数の値はスクリプト実行中に変更できない

<?php
define('CONSTANT', 'Hello, world!');
echo CONSTANT;
作業
コード

解説
名前を指定して定数を定義する。
$name: 定数名（文字列）
ルールは変数名と同じだが、
慣習的に常に大文字で表記する
$value: 値（文字列、整数、浮動小数点数、論理値、ヌル）
define($name, $value)

文字列（string）
整数（integer）
浮動小数点数（float）
論理値（boolean）
配列（array）
ヌル（null）
'' ""
｝数値
true / false
array()
null

<?php
var_dump('Hello, world!');
var_dump(3);
var_dump(2.5);
var_dump(false);
var_dump(null);
作業
コード

結果
string(13) "Hello, world!" int(3) float(2.5) bool(false) NULL
表示
string(13) "Hello, world!"
int(3)
float(2.5)
bool(false)
NULL
ソース

解説
データに関する情報を表示するvar_dump()

文字列を指定する最も簡単な方法は、
シングルクォート（'）かダブルクォート（"）で括ること
ダブルクォート（"）で括られた場合、
変数やエスケープシーケンスを展開する

<?php
$name = 'kite';
echo "Hello, world!ntI'm $name.";
作業
コード

結果
Hello, world! I'm kite.
表示
Hello, world!
I'm kite.
ソース

解説
ソースの改行
ソースのタブ
エスケープシーケンスとは、
通常の文字列では表せない特殊文字や機能
Macではバックスラッシュ（）、
Windowsでは円マーク（¥）を使う
n
t

<?php
$name = 'kite';
echo 'I'm $name.';
作業
コード

結果
I'm $name.
表示
I'm $name.
ソース

解説
シングルクォート内では、
変数は展開されず、そのまま表示される
引用符を表示する場合は、エスケープが必要

配列とは、複数の値の集合であり、
各値はキー（添字）で識別される

<?php
$fruits = array('apple', 'orange', 'banana');
var_dump($fruits);
作業
コード
配列の作成

結果
array(3) { [0]=> string(5) "apple" [1]=> string(6) "orange" [2]=>
string(6) "banana" }
表示
array(3) {
[0]=>
string(5) "apple"
[1]=>
string(6) "orange"
[2]=>
string(6) "banana"
}
ソース

解説
array() で作成することが可能
キーは0から始まる

<?php
echo $fruits[1];
作業
コード
配列要素へのアクセス

結果
orange
表示
orange
ソース

作業
<?php
$fruits[2] = 'lemon';
var_dump($fruits);
コード
配列要素の変更

結果
string(5) "lemon" }
表示
array(3) {
[0]=>
string(5) "apple"
[1]=>
string(6) "orange"
[2]=>
string(5) "lemon"
}
ソース

作業
<?php
$fruits[] = 'melon';
var_dump($fruits);
コード
配列要素の追加

結果
string(6) "banana" [3]=> string(5) "melon" }
表示
array(4) {
[0]=>
string(5) "apple"
[1]=>
string(6) "orange"
[2]=>
string(6) "banana"
[3]=>
string(5) "melon"
}
ソース

作業
<?php
$fruits[] = 'melon';
unset($fruits[2]);
var_dump($fruits);
コード
配列要素の削除

結果
string(5) "melon" }
表示
array(3) {
[0]=>
string(5) "apple"
[1]=>
string(6) "orange"
[3]=>
string(5) "melon"
}
ソース

値を文字のキーで識別される配列を
連想配列と呼ぶ

作業
<?php
$score = array(
'steve' => 90,
'bill' => 80
);
echo $score['steve'];
コード
連想配列の作成と要素へのアクセス

結果
90
表示
90
ソース

作業
<?php
$score = array(
'steve' => 90,
'bill' => 80
);
$score['larry'] = 85;
var_dump($score);
コード
連想配列要素の追加

結果
array(3) { ["steve"]=> int(90) ["bill"]=> int(80) ["larry"]=> int(85) }
表示
array(3) {
["steve"]=>
int(90)
["bill"]=>
int(80)
["larry"]=>
int(85)
}
ソース

代数演算子
代入演算子
文字列演算子
加算子 / 減算子
比較演算子
三項演算子
論理演算子
+ - * / %
= += -= *= /=
. .=
++ --
== === != !== < > <= >=
?:
! && || and or xor

<?php
echo 5 % 3;
作業
コード

結果
2
表示
2
ソース

解説
名前：剰余
結果： $a を $b で割った余り
$a % $b

<?php
$a = 3;
$a += 5;
echo $a;
作業
コード

結果
8
表示
8
ソース

解説
3 を $a に代入
$a = $a + 5; と同じ
$a = 3;
$a += 5;

<?php
$a = 'Hello, ' . 'world!';
echo $a;
$b = 'Hi, ';
$b .= 'world!';
echo $b;
作業
コード

結果
Hello, world!Hi, world!
表示
Hello, world!Hi, world!
ソース

解説
'Hi, ' を $b に代入
$b = $b . 'world!'; と同じ
$b = 'Hi, ';
$b .= 'world!';

<?php
$a = 3;
echo $++a, $a . "n";
$b = 3;
echo $b++, $b;
作業
コード

結果
44 34
表示
44
34
ソース

解説
名前：前置加算子
効果： $a に 1 を加え、$a を返す
名前：後置加算子
効果： $a を返し、$a に1を加える
++$a
$a++

<?php
var_dump(1 == '1');
var_dump(1 === '1');
var_dump(1 != '1');
var_dump(1 !== '1');
作業
コード

結果
bool(true) bool(false) bool(false) bool(true)
表示
bool(true)
bool(false)
bool(false)
bool(true)
ソース

解説
型の相互変換をしたあと、等しい場合に TRUE
同じ型かつ等しい場合に TRUE
型の相互変換をしたあと、等しくない場合に TRUE
同じ型でないか、等しくない場合に TRUE
==
===
!=
!==

<?php
$a = true;
echo $a ? 'true' : 'false';
作業
コード

結果
true
表示
true
ソース

解説
式1 が TRUE の場合に式2 を、
式1 が FALSE の場合に式3 を値とする
式1 ? 式2 : 式3

<?php
$a = true;
$b = false;
var_dump(!$a ? true : false);
var_dump($a && $b ? true : false);
var_dump($a || $b ? true : false);
var_dump($a xor $b ? true : false);
作業
コード

結果
bool(false) bool(false) bool(true) bool(true)
表示
bool(false)
bool(false)
bool(true)
bool(true)
ソース

解説
否定：
TRUE でない場合 TRUE
論理積：
共に TRUE の場合に TRUE
論理和：
どちらかが TRUE の場合に TRUE
排他的論理和：
どちらかが TRUE で
かつ両方とも TRUE でない場合に TRUE
!
&& / and
|| / or
xor

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