防災事例と対策まとめ 過去の災害事例と予測すべき怪我・事故に対する知識及び対策事例の一例 死なない防災を目指して一人でも多くの人に知ってもらいたい『鎌倉ガーディアンズ』が考える防災対策を公開いたします。 Accidents in the past & Knowledge of disaster prevention by Kamakura guardians.

1. 阪神淡路関連
注１：阪神・淡路のデータはWikipediaから引用したもの。したがって他の地震と一部項目（損傷家屋）の定義が異なる可能性あり。
注２：半壊144,274棟、一部損壊390,506棟で合計534,780棟→おそらく損傷家屋と同等の意味であろう。
注３：出火件数のデータは無いが、全焼7,036件、焼損7,574件のデータが報告されている。
[補足1]6400人死者の8割（５千人）は家屋の下敷き、同じく１割（6百人）は家具転倒等による圧死といわれる。なお下命の推測である
が、家屋の下敷きの中には家具転倒等も同時に発生したケースも含んでいると思われる。
[補足2]多くの地震の負傷原因の約４割が家具の転倒等によるものであるので、仮にその数字を使用すれば43792ｘ0.4≒17500（人）
が家具による負傷者となる。
阪神・淡路阪神・淡路阪神・淡路阪神・淡路
大震災大震災大震災大震災
（注１）（注１）（注１）（注１）
7/1/17
７７７７
7.3
6,437
43,792
104,906
（注（注（注（注2)
（注（注（注（注3））））
東京消防庁HPによる

2. 東京消防庁HPによる
最近の大地震では、全負傷者の内、家具の転倒・移動等によるものが３～５割を占めています。
鎌倉市は津波に対する備えはもちろん重要ですが、家具の転倒抑止などの備えも重要です。

3. 転倒防止器具の効果一覧
東京消防庁HPから引用
ランク1 ランク2 レベル3 レベル4 レベル5
耐震効果
1.ストッパーはレベル1 ポールとストッパーを併用ポールとストッパーを併用ポールとストッパーを併用ポールとストッパーを併用すると
２.ポール（突っ張り棒）はレベル２ 極めて高い効果が期待できます。
３.ポール+ストッパーの併用はレベル４
鎌倉ガーディアンズはこの方法で現在耐震策を実施しています。
１１１１+２２２２→４４４４

4. [一般的な避難行動]
☆マンション等では、構造物の
変形により、ドアの開扉が困難
になることが考えられます。した
がって場合により優先度が高ま
ることも考えられます。
☆転倒しにくい家具寸法
ステップ１ 大
型家具から離れたり机の下
等で身の安全を図る
ステップ２
ガス、電気の元栓
ステップ３
戸外へ避難地震発生
Ｄ
Ｈ
Ｄ Ｈ Ｄ/√Ｈ Ｄ Ｈ Ｄ/√Ｈ Ｄ Ｈ Ｄ/√Ｈ Ｄ Ｈ Ｄ/√Ｈ
30 40 ○ 4.7 40 80 ○ 4.5 50 100 ○ 5.0 60 100 ○ 6.0
30 50 ○ 4.2 40 100 ○ 4.0 50 120 ○ 4.6 60 120 ○ 5.5
30 60 3.9 40 120 3.7 50 140 ○ 4.2 60 140 ○ 5.1
30 80 3.4 40 140 3.4 50 160 ○ 4.0 60 160 ○ 4.7
30 100 3.0 40 160 3.2 50 180 3.7 60 180 ○ 4.5
30 120 2.7 40 180 3.0 50 200 3.5 60 200 ○ 4.2
・奥行をＤ，高さをＨとすると Ｄ/√Ｈ≧4の時、転倒しにくい。