1. Sinatra Hijackerと
（Rack Hijacking API）の紹介
MinoriTokuda

2. Sinatra Hijacker
•Rack Hijacking API を利用して
SinatraからWebSocketを扱うプ
ラグイン

3. Rackとは
• RubyのWebアプリケーションとWebサーバをつ
なぐAPIおよびライブラリ群
• 以下の３つの仕様を持つ
1. Rackアプリケーションはcallメソッドをもつ
2. Rackサーバーはリクエストをパースした変数を
引数としてcallメソッドを呼び出す
3. callメソッドはレスポンスを配列形式で返す

4. シンプルに表すと・・・
status, header, body = @app.callenv

5. Rack Hijacking API
• Rack アプリの呼び出し前後でソケットを横取り
するAPI
• API呼び出し元にソケット通信の処理をすべて
委譲する完全ハイジャックと、ボディ部分への
処理を指定する部分ハイジャックがある
• Rack 1.5.0 で追加

6. コードで表すと・・・
• 完全ハイジャック
def call env
env[„rack.hijack‟].call
socket = env[„rack.hijack_io]
#IOオブジェクトが取り出される
・・・

7. コードで表すと・・・
• 部分ハイジャック
def call env
・・・
header[„rack.hijack‟] = ->io {
sleep 10
io.write „hogehoge‟
}
[status, header, body]
end

8. Sinatra Hijacker
• Sinatraのプラグインとして実装
• TubesockというライブラリでWebSocketをハン
ドリングしている
• get/post などと同様にwebsocketというメソッド
にブロックを渡すことで、websocketプロトコル
でアクセスされた場合の処理を記述

9. 使用例
• プラグインなのでregisterしてください
class App <Sinatra::Base
register Sinatra::Hijacker
websocket „/ws‟ do
ws.onmessage{|msg|ws.send_data “hello #{msg}!”}
end
end

10. 今後
• Sinatraのルーティングを利用するため中でリク
エストメソッドを書きかえている（イケテナ
イ）
• Tubesockの動作と現行のHijackAPI対応サーバ
（Pumaなど）とはあんまり相性がよくない
• Rackミドルウェアとして実装したい
• socket.ioみたいに long polling とwebsocketを自
動で切り替えるようにしたい
etc…

11. ありがとうございました
https://github.com/minoritea/sinatra-hijacker