海外ビジネスで成功するために
ZERO BASE研究会
Nishio Consulting LLC
• 2021 年 5 月5 日
© 2021 Nishio Consulting LLC
概要
● 海外進出エリア分類
● 進出国のPEST分析
● 進出事業形態
● 海外マーケティング
● ビジネス・インテリジェンス
海外進出エリア分類
海外進出エリア分類
アジア 中国、インド、韓国
Economy
● 経済状況、GDP、人口構成
● 株式市場、資金調達
Society
● 社会構造、治安
● 言語、文化、宗教、教育
Technology
● 科学技術、研究・開発
● サプライチェーン、インフラ、物流
Point: 政治・社会情勢によって予想外のリスクが生じることがあるので
同一エリア内で複数国を想定することも肝要
タイ、インドネシア、マレーシア、シンガポール
東南アジア
北米 米国、カナダ、メキシコ
南米 ブラジル、チリ
欧州 英国、EU、ロシア
中東、アフリカ サウジアラビア、UAE、南アフリカ
その他 オーストラリア、ニュージーランド
海外進出エリア分類
設定
Point: 商品・サービスに
よっては参入難易度や
リターンが大幅に変わって
くることもあるので要注意
進出先のPEST分析
Politics
● 政治体制、議会制度
● イデオロギー
Economy
● 経済状況、GDP、人口構成
● 株式市場、資金調達
Society
● 社会構造、治安
● 言語、文化、宗教、教育
Technology
● 科学技術、研究・開発
● サプライチェーン、インフラ、物流
Point: ニュース、新聞、書籍などの二次情報で十分
進出先のPEST分析: CIAレポート
Source: https://www.cia.gov/the-world-factbook/
進出先のPEST分析:Jetroデータ①
Source: https://www.jetro.go.jp/world/
進出先のPEST分析:Jetroデータ②
Source: https://www.jetro.go.jp/world/
進出国の参入障壁:輸入関税(米)
Source: https://hts.usitc.gov/
進出国の参入障壁:輸入関税(中)
Source: https://hs.e-to-china.com/
進出国の参入障壁:輸入関税(日)
Source:
https://www.kanzei.or.jp/statistical/expstatis/top/index/j
関税と非関税障壁
関税関連
● 相互/多国間貿易協定
● 輸入禁止/制限品目
● 従価税/従量税/複合税
● 商業貨物税関使用料、
港湾維持料
● トランプ関税
意図的非関税障壁
● 輸入数量割当
● ローカルコンテンツ法
● アンチダンピング法
● ライセンス関連
● テロ関連
● 外為操作
● マネーロンダリング
● 外資出資規制
● 特定企業の資産凍結
慣習的非関税障壁
● 国内補助金
● 産業育成
● 通関プロセスの遅延
● 検閲
● 国内標準規格
進出先での事業形態
Point: B2Cの場合まずeBayやAmazonなどでフィジビリティ・ス
タディをやるケースが増えている
マーケティング: Four Ps
Product
● 製品、商品、サービス
● 品質、機能
Price
● 仕入価格、卸売価格、小売価格、店頭価格
● ネット価格、実売価格、ディスカウント価格
Placement
● 販売網、直売、委託販売
● アフターサービス、カスタマーサポート
Promotion
● 広告・宣伝、広報、PR
● POS、販促グッズ、イベント
Point: やり方は基本的に国内マーケと変わらないが実施手段と情
報収集において制約がある
市場を区分けする
性別、年齢、住所、収
入、職業などで分ける
分類化された市場の中
からターゲットを選ぶ
例えば東京在住の若年
女性で年収300万台の
OLなど
自社製品をターゲットの
ニーズに合わせる
SEGMENTATION XX 年 9 月 17 日 TARGETING XX 年 10 月 20 日 POSITIONING
例えば販売予定の乗用
車のシートを若年女性
向けのデザインにする
Point: 文化や商習慣が異なるためセグメンテーションをしっかり
やる必要がありカスタマイズ、ローカライズが必要になってくる
マーケティング: STP
競争戦略=ビジネス・インテリジェンス
Point: 海外市場では同業者の動向に関する情報収集
と分析(ビジネス・インテリジェンス)が遥かに重要
ビジネスイ
ンテリジェ
ンス
マーケ

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