東南アジア新興国で
ビジネスを⽴立立ち上げよう!
2013/5/29
Hiroshi Isojima
2013 Q4 Inc. All Rights Reserved.	
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⾃自⼰己紹介
磯島  ⼤大
キューフォー株式会社(Q4  Inc.)代表取締役
⼀一般社団法⼈人  新興事業創出機構  (JEBDA)  理理事
国際基督教⼤大学教養学部卒、横浜市⽴立立⼤大学⼤大学院にて理理学修⼠士。アク
センチュアのコンサルタントを経て外資系プロダクトベンダー2社
(北北⽶米、韓国)のマーケティング責任者を歴任後、マーケティング戦
略略と実⾏行行を専⾨門とするキューフォー株式会社を設⽴立立⽇日本国内および東
南アジア市場における、企業および消費者向けサービスやテクノロ
ジー関連ビジネスの展開に関わる戦略略⽴立立案、事業企画、市場調査、販
路路開拓拓、マーケティング、ビジネスデベロップメントを⼿手がけている
現在、タイ、ラオスでは⾃自社プロジェクト進⾏行行中
Mail:  isojima@q4-‐‑‒inc.co.jp
Blog:  http://blogs.itmedia.co.jp/isojima/
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アジェンダ
§ 東南アジアについて
§ 東南アジアをマーケットとしてとらえる
§ 国別特性ピックアップ
§ 事例例
§ さいごに
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東南アジア(ASEAN)について
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東南アジア
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ASEAN10カ国
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⼈人⼝口分布
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ASEAN10ヶ国の経済規模(2011)
§ ⼈人⼝口:  約6億⼈人
§ GDP:  2兆1,351億USドル
§ ⼀一⼈人当たりGDP:  3,571USドル
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経済規模としては…
1.  アメリカ
2.  中国
3.  ⽇日本
4.  ドイツ
5.  フランス
6.  ブラジル
7.  イギリス
8.  イタリア
9.  インド
10. ロシア
このあたり
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ASEANと⽇日本の貿易易
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これは日本から国別で見ると輸出でアメリカ・中国に次ぐ規模、輸入では中国の次に相当する	
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ASEANをマーケットとしてとらえる
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【賽は投げられた】⼀一⼈人当たりGDP  3000ドル
§ ⼀一⼈人当たりGDPが3000ドルを超えると消費社会のス
テージに⼊入ると⾔言われている
§  ASEAN(2011)は、中国の2008-‐‑‒2009年年頃に相当
§  インドネシア(2011に突破):約3500ドル
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東南アジアを消費市場として捉える場合
§ ⼀一⼈人当たりGDPが3000ドルを超えている国は・・
§ シンガポール:  $46,000
§ ブルネイ:  $40,000
§ マレーシア:  $10,000
§ タイ:  $5,000
§ インドネシア:  $3,500
参考
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⽇日本との⽐比較・
国別GDPと都市別GDP
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数字は数字だけれども・・・
§ ⾸首都は、すべて相当な消費都市になっています
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数字は数字だけれども
§ 誰をターゲットにするか?
§ 在留留外国⼈人(企業の駐在など)
§ 外国⼈人観光客
§ ⽇日本⼈人
§ 富裕層
§ 華僑
§ 現地の⼈人
§ 中間層
§ 貧困層
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富裕層・中間層の消費意欲
§ ある程度度以上供給されている国
§ シンガポール、マレーシア、タイ
§ 急速に充実しつつある
§ インドネシア
§ これから
§ ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー
どの国で誰に聞いても、「これからは外国⼈人向けよりも、
現地の⼈人々を消費者と捉えるべきだ」と⾔言われる
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⽇日本を売る?
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宗教
§ 仏教が主流流の国
§ ⼤大乗仏教:  ベトナム
§ 上座部仏教:  タイ、ラオス、カンボジア、ミャンマー
§ イスラム教が主流流の国
§ インドネシア、マレーシア、ブルネイ
(ハラルは参⼊入障壁であり同時に機会でもある)
§ 基督教が主流流の国
§ フィリピン
※進出にあたっては、⽂文化や宗教を尊重する姿勢が⼤大切切
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外国⼈人観光客
§ マレーシア、タイなどは2,000万⼈人以上
§ ラオス、カンボジアなども300万⼈人以上
§ ミャンマーは近々100万⼈人超えと⾔言われている
§ いずれも10-‐‑‒20%成⻑⾧長を続けている
§ ラオスのプロモーション
§ http://youtu.be/6JaIdRBHDDs
§ ちなみに、
§ 2012年年の訪⽇日外国⼈人観光客数は、840万⼈人程度度
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注⽬目したい分野
§ 農業
§ F&B
§ 教育
§ 娯楽・レジャー
§ 製造・⼩小売り
§ インターネット(情報、コンテンツ、ECなど)
§ ビジネスサービス、⽣生活サービス
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国別特性ピックアップ
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タイ
§ 概要
§ ⼈人⼝口:約6600万⼈人
§ ⼀一⼈人当たりGDP:約5000ドル
§ 中進国の⽔水準に⼊入っており、⽣生活の質を⾼高める商品
やサービスへの需要が⾼高まりつつある
§ 華僑を中⼼心とした富裕層の存在、在留留⽇日本⼈人が多い
(約5万⼈人)も特徴
§ 注⽬目分野
§ 流流通・⼩小売り、Eコマース
§ 住宅宅、⽣生活サービス、⾃自動⾞車車関連
§ 外⾷食(⽇日本⾷食はやや過当競争気味にも)
§ 教育(教育熱⼼心で知られる)
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インドネシア
§ 概要
§ ⼈人⼝口:約25000万⼈人
§ ⼀一⼈人当たりGDP:約3500ドル
§ 消費社会に⼊入ったと⾔言われ、富裕層に加え中間層の躍
進がめざましい
§ ⽇日本の製造業進出も盛ん
§ 注⽬目分野
§ 外⾷食(イスラム教の制約あり)
§ ⽣生活サービス、ブライダル、、⾃自動⾞車車関連など
§ その他
§ ジャカルタのショッピングエリアはモールに集中
§ 治安⾯面の課題
§ 不不動産の⾼高騰
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ラオス
§ 概要
§ ⼈人⼝口:約700万⼈人
§ ⼀一⼈人当たりGDP:約1300ドル
§ 消費社会に⼊入ったと⾔言われ、富裕層に加え中間層の
躍進がめざましい
§ ⽇日本の製造業進出も盛ん
§ 注⽬目分野
§ 観光(ホテル、サービス等)
§ レジャー、レストラン
§ ⽣生活関連商品(製造、⼩小売り)
§ 農業
§ その他
§ 内陸陸国のため港がない
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カンボジア
§ 概要
§ ⼈人⼝口:約1500万⼈人
§ ⼀一⼈人当たりGDP:約900ドル
§ 内戦後の混乱から安定した成⻑⾧長期に⼊入った段階で、
まだ未整備なものも多いが逆にチャンスの多い環境
§ 注⽬目分野
§ 外⾷食
§ 観光(ホテル、サービスなど)
§ 外国⼈人、富裕層向けビジネス
§ その他
§ 都市部の治安はよい
§ ⽐比較的英語が通じる
§ ⾃自国発の産業育成に積極的
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ミャンマー
§ 概要
§ ⼈人⼝口:約6000万⼈人
§ ⼀一⼈人当たりGDP:約1000ドル?
§ 2011年年の⺠民主化以後急速に発展を続けている上、軍事
政権以前の蓄積もあって有望視されている
§ 注⽬目分野
§ 流流通・⼩小売り(ミャンマー⼈人向け)
§ ホテル、オフィスビル、レンタルオフィス、その他不不
動産投資(外資は保有はできない)
§ 外国⼈人ビジネスマン向け、⽇日本企業向け
§ 農業
§ その他
§ ⽐比較的英語が通じる
§ 外資参⼊入が盛んであり、それに付随するビジネス機会
も豊富
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事例例
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事例例
§ クラタペッパー(カンボジア)
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事例例
§ TOKYO  CAKE(ラオス)
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事例例
§ アンコールクッキー(カンボジア)
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事例例
§ SEQOCI(マレーシア)
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事例例
§ Aloha  Terrace(インドネシア)
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事例例
§ パーソネルコンサルタント(タイ)
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事例例(現地企業)
§ iKnow(カンボジア)
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§ 108JOB(ラオス)
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さいごに
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新興国のビジネス機会とは
流流通をはじめとするビジネスサービスが未整備なため、
仕⼊入れや販促にも苦労することも多い
しかし、逆に考えると、
まだ無いから、⼀一番⼿手になれる
無いなら作れ
市場はある
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外資規制・法令令
§ 外資100%出資ができない場合が多い
§ 現地パートナーの獲得が鍵
§ 産業保護、雇⽤用保護の観点
§ 最低資本⾦金金
§ 例例えばインドネシアではラーメン店を⼀一店舗出そうと
思っても最低資本⾦金金は2,500万円など
§ カンボジアやマレーシアは外資規制が少ない
§ いずれにしても業種や投資規模によってさまざまな法令令、
規制がある、頻繁な変更更や、法令令の施⾏行行状況があいまい
なことも多いため、適宜チェックが必要
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新興国でビジネスを⽴立立ち上げるにあたって
§ まずは、⾃自分の⽬目で⾒見見て感じてみよう
§ 現地で活躍している先⼈人の話を聞こう
§ 機会を識識別しよう
§ 良良いパートナーを⾒見見つけよう
§ いわゆる進出をサポートするパートナー
§ 現地で組むパートナー
§ 事業を継続させるために頼れるパートナー
§ ⼩小さくはじめて⼤大きく育てる
§ スピード
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東南アジア新興国でビジネスを立ち上げよう (磯島資料)20310529