Backlogでわかる炎上の見分け方、消し方
リビルド
藤崎 優
• 藤崎 優 
• 株式会社オルターブース所属 
• 業務執行役員COO 
• 最近やってること 
• 福岡市粗大ごみ収集LINEBot
• 某社の案件のディレクション
• JAWS-UG福岡コアメンバー
(#jawsugfuk)
福岡市粗大ごみ収集LINE bot
本日の内容
• 受託開発でBacklogを使ってどうマネージメントしているか?
• Backlogで炎上を見分けて消せる?
ここで話した内容です!!!
案件スタート時のチケット数
・・・マジ?
やってます!
なぜ最初に大量の課題作成をするの
か?
受託開発で顧客と共にアジャイル開
発を行うため!
要件定義と設計・開発が平行して行
う
ここでネックになるのは全体像が見
えないことを不安に思われること
そのためにやることは?
案件の作業量の見える化
そのためにやることは?
最初に想定しうる作業をすべてチ
ケット化する!
実際には不要になるチケットも当然ある
追加されるチケットもある
1チケット1日∼3日を想定
初期のチケットは埋めていく箱として使う
(内容の詳細はこの時点では記載しない)
案件の作業量の見える化の目的
やるべき作業のゴールを仮で作る
リリースまでの作業日程は全て入れる
アジャイルなので要件が固まっていないもの
もあるが、作るべき機能を想定し、チケット
化
この時点でリリースが完全にオーバーするこ
ともある
これをやると良い点
スタート時点でのゴールを共有できる
初期の段階で、開発機能の調整ができる
機能を削るか、想定した要因から追加を行う
か
進んでいく中でどうしても入れたい機能、捨
てても良い機能の調整ができる
なぜここまで最初にやるのか?
炎上を発生させないため
炎上が起こるの大きな要因は?
受託側と発注側のゴールの認識のずれ
機能開発におけるボリュームがわからない
最初にチケットを登録すると?
ゴールの認識をあわせられる
追加・変更は当然起こるものとできる
追加・変更が起こった際のトレードオフの議
論がスムーズになる
顧客が得られるもの
作業量の可視化・見える化による安心感
柔軟な対応による満足感
トレードオフが発生した際の納得感
これで大体問題が起こりそうなこと
を事前に交渉できる!
炎上の見分け、消しができる!
(タイトル回収)
でも・・・・
これには顧客の主要メンバーに
Backlogに私事として参加して貰う
必要がある
案件におけるBacklog利用の徹底
メールは使わない
対応・要望は全部チケットに書く
ダブっても構わない
チケット作成ルールの明確化が ?
• 1チケット1作業
• 複数の作業をメールのように書くと終わらないチケットに
なってしまう・・・
• 顧客はメールのように長く書きがち
• 初期は我々でチケットを分割する
• 慣れてくれば自然とそのようにやってくれるようになる
• 期限日の共通化
両者ともにどんどんチケットに追加して記録
を残すことを重視する
思っていたのに・・・の排除
言った言わないを避ける
その物量をどうやって・・・・登録
するの?
便利なツールがあるんですよー
• スプレッドシートから一括登録
https://backlog.com/ja/blog/release-2018-07-23-bulk-issue-
registration/
大量のチケットどう裁く?
毎週棚を行う。除外なども。担当が明確になっていれば
放置は少ない。
放置されるようなときはタスク量が過多なので別の調整も必要
メール通知はしている?
slackに連携して、担当者に対してメンションが飛ぶよ
うにしている
• 弊社松村が作ったbacklackを導入
• https://tsubalog.hatenablog.com/entry/2017/01/22/090000
• でも・・・
公式が・・・対応した・・だと?
https://backlog.com/ja/blog/backlog-with-typetalk-slack-chatwork/#SlackBacklog
途中で想定していない問題が発生し
て、計画通りにスケジュールが進め
られなかった場合はどうする?
毎週調整していると、どの段階でオーバーす
るのかが見えてくるため、見えた時点で削減
などの交渉に入ったりしています
しかし結局・・・
担当者やその上の方々と泥臭くお話をしま
す。
ツールはあくまで補助するもので入れただけ
でどうにかなる銀の弾丸ではありません。
まとめ
• スタート時にチケットを想定する限り作成することでゴールの
共有ができる
• これを軸に柔軟な変更を顧客とともに取り組むことができる
• 顧客の安心感・満足感・納得感を得る
• 問題ポイントが事前にみえるため炎上しそうなポイントは事前
交渉で潰せる
ご清聴ありがとうございました
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20190306 JBUG 登壇資料【Backlogでわかる炎上の見分け方、消し方 リビルド】