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東の窓の会マッチングイベント＠仙台
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岩手県釜石市
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日の出を臨む、『釜石大観音』

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鉄と魚とラグビーのまち、釜石
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三陸沿岸に位置する、人口37,000人の地方都市

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釜石は親潮と黒潮が交錯する
世界三大漁場の１つ、三陸漁場を控える
出所：
http://www.asahi.com/area/iwate/articles/TKY201309200409.html

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世界遺産登録を目指す、橋野高炉跡
（明治日本の産業革命遺産・国指定遺跡）
釜石は近代製鉄発祥の地
1857年、南部藩士大島高任（おおしまたかとう）が日本ではじめて
洋式高炉による出銑に成功
戦後は釜石製鐵所の城下町として栄える。

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1978年から1984年にかけ、
新日鉄釜石ラグビー部が日本選手権で、当時最多の7連覇を達成
「北の鉄人」と呼ばれる。
2019年に日本で開催されるラグビーＷ杯の開催地に立候補。
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平成23年3月11日、20Mを超える津波が襲来
死者・行方不明者 1,000人以上
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約3割の住宅が被災（4,658戸／16,182戸）
（全壊2,957・大規模半壊395・半壊300・一部損壊1,006）
約6割の事業所が被災（1,382戸／2,396戸）
約9割の漁船が被災（1,692隻／1,734隻）
約8割の被災者が未だ仮設住宅に暮らす

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復旧・復興課題の全体像
住宅再建・面整備
の合意形成
産業再生と
魅力ある仕事の創出
コミュニティ再生と
地域包括ケアの推進
・困難な用地買収
・多様な主体間の意思疎通
・需要/供給のアンバランス
・大卒者の働き口がない
・地域コミュニティの弱体化
・見守り、心のケア、介護予防等
マンパワー・専門スキル不足
・予算額は約6倍（平成23年度予算:172億 ↔ 平成26年度予算:1,080億）
・市職員数は約1.2倍（平成23年2月:423人 ↔ 平成26年5月:523人）
本日のメイントピック

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基幹産業の１つである水産業は、
震災の影響もあり、“負のスパイラル”状態
負のスパイラル（イメージ）
漁業者の減少
生産量の低下
ブランド力の低下
所得の低下
漁村文化の継承
不能
漁場の管理不能
密漁の横行
加工・流通含めた
産業の衰退
出所：「魚のまち」釜石モデルアクションプラン策定業務報告書（岩手大学）より抜粋・加工
震災の
影響
【震災の影響】
釜石魚市場の水揚げ量は約半分に
釜石魚市場の水揚回帰
数量(t) 金額(百万円)

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他業種と比較しても、水産加工業の業績回復は低調、
人材の確保が喫緊の課題
売上が震災以前の水準 or それ以上となって
いる事業所は全体の3割以下
出所：平成26年【第2回】「被災事業所復興状況調査」結果報告、岩手労働局提供資料より抜粋・加工
多くの業界で人材難、
水産加工業の有効求人倍率は2倍以上
64.4
21.1
14.1
22.3
10.6
21.8
30.1
19.7
24.1
12.1
0 20 40 60 80 100
建設業（188）
製造業（123）
卸売小売業（432）
その他（573）
水産加工業（66）
業績が震災前と同等または上回っている事業所
【産業分類別・岩手県・H26.8】
震災前よりもよい 震災前と同じ程度
有効求人
（A）
有効求職
（B）
B - A
有効求人
倍率
水産加工業 75 35 △ 40 2.14
建築・土木・測量
技術者
54 10 △ 44 5.40
事務的職業 113 274 161 0.41
販売の職業 235 124 △ 111 1.90
サービスの職業 317 148 △ 169 2.14
輸送・機械運転の
職業
111 86 △ 25 1.29
建設・採掘の職業 171 60 △ 111 2.85
管内における有効求人及び有効求職者数
【業界別・釜石・H26.6】

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ブースにおけるマッチングテーマは２つ
地場産品を用いた商品開発・マーケティング
漁業・水産加工業における
キャリアパス・ロールモデル形成／人材の確保
（釜石市）
（4市町合同）

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マッチングのタネ１：「魚のまち」アクションプラン
釜石市
出所：「魚のまち」釜石モデルアクションプラン策定業務報告書（岩手大学）より抜粋・加工
アクションプラン 達成したいこと
• 産地価格の向上
• 地場水産物の消費拡大／ブランド化
• 特産物の創出
• 漁業者の所得向上
• 地元の新鮮な水産物提供
• 漁業者-消費者間の交流活性化
• 観光客への地場水産物提供
• 漁業者の所得向上
• トレーサビリティの向上
• 消費者からのフィードバック活用
• 安定した販売体制構築（CRM）
• 高品質な水産物の生産
• 持続的な水産物の利用
水産加工品開発
取り組み例
• 専門家を招いた加工実習
• 料理コンクール等への参加
• 特産物を目指した商品開発
• イベントなどにおける販売PR
• 開発した加工品の学校給食への提供
• 先進的な女性部活動を視察・研修
• 産直・レストラン施設等の運営
• いわて銀河プラザなど首都圏等でのPR
イベント開催
• SNS、インターネット活用による販売
• 合成石けん撲滅に向けた石けん「わか
しお」の普及拡大
• 漁業廃棄物の不法投棄防止
• 漁場環境に適した養殖スタイルの確立
地産地消
旬産旬身
ICT活用による
直接販売
漁場環境の維持

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マッチングのタネ２：はまゆりプロジェクト
釜石市
「はまゆり酵母」の誕生 活用イメージ
市の花「はまゆり」
北里大学釜石研究所・NITEにより酵母発見。
「はまゆり酵母」の誕生へ
佐須漁港内に咲く
「はまゆり」から花弁
を採集
パン・菓子
酒類
調味料
発酵食品
その他
醸造酒
蒸留酒
混成酒
醤油、味噌、
食酢、魚醤
野菜類
ミルク
水産物類
保健機能食
品
食品添加物
等
清酒、ビール、
発泡酒、ワイン
ウイスキー、ブラ
ンデー、焼酎、
泡盛
リキュール
漬物
発酵乳、乳酒
イワシ糠漬け、
馴れずし、フナ
ずし、イカ塩辛
新
た
な
特
産
品
へ
地
場
企
業
の
新
事
業
展
開
へ

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マッチングのタネ３：食ブランド開発コンテスト
釜石市
市民参加型の食ブランドコンテストを実施 たとえば、「まつも」のブランド化
【推奨商品シール】
「おいしい釜石コレクション」ブランド化のための
商品ＰＲのためのステッカー
【例】一般に高級品として取引されるマツモであるが、同時に、
生産量や海況等による影響を受けやすく、価格変動が大きい
という側面も持ち合わせている。そのため、三陸規模での生産
量は小規模であり、市場に流通しない。
新商品開発、PR活動を行うことにより、価格の変動を抑え
て安定した漁業所得を得ることにつながり、また、漁業形態と
しては比較的軽微な部類の養殖業であるため、漁業者の高
齢化対策にも効果が見込まれる。

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マッチングのタネ４：水産・水産加工業における
キャリアパス・ロールモデル形成／人材の確保
４市町
やりたいこと（イメージ）
流入者数↗
漁業/水
産加工業
流出者数↘
ネガティブ
認知小
認知大
このセグメ
ントの情報
を発信
一般的に
はこの印象
が強い？
・優良企業/制度
・ロールモデル
・生き生きと働く姿
などの情報発信
・コミュニティ形成
・労務管理
・人材育成力
などのノウハウ移転
解決／改善したい問題
[漁協・水産加工企業]
・人が集まらない
・人が辞めていく
[（潜在的）求職者]
・イメージが湧かない／悪い
[（潜在的）離職者]
・待遇が悪い
情報発信の切り口
（参考）Starting Over 三陸
【例】釜石市とリクルートキャリア社で、
・企業の採用・定着力の向上
・採用機会の提供
・働く人の就業力、意欲向上
の３本柱を軸とする連携事業を実施。
企業人材の獲得及び育成には、民間企業との
連携が有益と実感。

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これまでも、釜石は民間人材活用／官民連携に取り組んできた。
「SL開通」「世界遺産登録」「ラグビーWC」なども追い風に
やる気あるUIターン者（民間人材）に、
活躍のフィールドを創出してきた
この「機会」を生かしていく必要
【例】『釜石リージョナルコーディネーター（釜援隊）』や
『東北未来創造イニシアティブ』など、20名を超える民
間人材がパブリックセクターで活躍。官民連携を推進
【2015】
橋野高炉跡の
世界遺産登録
【2019】
ラグビーWCの開催誘致
【2014】
SL銀河の開通