ここだけは押さえておきたい
『出力できる』 PDFのポイント
株式会社吉田印刷所
笹川 純一
吉田印刷所について
新潟県五泉市の印刷会社(1920年創業)
 五泉市近郊の印刷受注
 編集から印刷・製本加工
2
吉田印刷所について
印刷通販事業開始(2000年)
 全国へ市場を展開
 データ入稿中心とした業務の転換
3
吉田印刷所について
データ入稿の受付の変遷
 2000年:Illustrator・Photoshop・QuarkXPressなどの
ネイティブデータ入稿開始
 2001年:PDF入稿開始
 2005年:ワークフローRIPに移行
 2009年:APPE(Adobe PDF Print Engine)運用へ移行
4
講師について
 印刷通販事業の立ち上げに参加
 DTP・データ入稿のオペレーション・技術アドバイス
 ウェブ・ブログ・メールマガジンなどメディア担当
 セミナー講師
 PAGE 2009
 DTP Booster
 JAGAT 研究会
 日本印刷学会 研究会
 PAGE 2010
 Heidelberg 研究会
5
今回のトピック
1. PDF 入稿の現状
2. PDF とは?
3. スムーズなワークフローの構築
4. PDF 入稿、ここに注意
5. まとめ
6
PDF入稿の現状
7
PDF入稿の現状
欧米 6~7割
まだまだ日本のPDF入稿は少ない
日本 2~3割
2008年末にAdobeの方から伺った情報を元に作成
8
PDF入稿の現状
弊社ネットアンケート(250名回答)
32%
30%
25%
13% 多い(70~100%)
少ない(~30%)
なし
半分くらい(40~60%)
アンケート:http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/archives/20090910/130000.html
9
PDF入稿の現状
吉田印刷所の状況
70%
PDF
PDF以外
10
PDF/X-1a対応のソフトウェア使用状況
InDesign
非常に多くの方がPDF/X-1a入稿できる
Illustrator
アンケート: http://blog.ddc.co.jp/mt/news/archives/20100121-115154.html
95% 74%
11
PDF/X-4対応のソフトウェア使用状況
InDesign
意外に多くの方がPDF/X-4入稿できる
Illustrator
アンケート: http://blog.ddc.co.jp/mt/news/archives/20100121-115154.html
68% 59%
12
PDFとは?
13
PDFの種類
14
PDFの種類
ウェブ用
解像度:低 カラー:RGB
校正用
解像度:低/中 カラー:RGB/CMYK
商業印刷用
解像度:高 カラー:CMYK
15
PDFの特徴
16
1ファイルで入稿OK
PDF入稿以前
 InDesign/QuarkXPress
/Illustrator/Photoshop
/フォント
ファイル添付忘れ
フォント
PDF入稿後
PDFファイルのみ
17
制作ソフトウェアは何でもOK
デザイナーなど制作者
自由に選びたい
製版・印刷会社
制限したい
18
Mac も Windows もOK
PDF入稿以前
Mac
PDF入稿後
Mac
Windows
19
データサイズはコンパクト
ZIP圧縮
元の画像と同じ
圧縮率 低
JPEG圧縮
元の画像と異なる
圧縮率 高
元データ
ZIP圧縮
JPEG圧縮
0 5 10
20
印刷向け規格「PDF/X」
PDF/X = 印刷用PDFの仕様を定めたもの
PDF/X は ISO として承認(ISO 15930)
PDF/X-1a
PDF/X-4
カラー:CMYK 透明NG
カラー:RGBもOK 透明OK
21
スムーズなワークフローの構築
22
スムーズなワークフローの構築のために
環境をきちんと整えよう
ルールがないデータ作成は製版側で特殊な作業を
行わなければならないこともある
問題があった場合にコミュニケーションが取れる環
境になっていますか?
23
スムーズなワークフローの構築のために
出力できるデータを作成しよう
データは正しく出力できて初めて意味がある
PDF入稿であれば、Acrobatのプリフライト機能を利
用して、作成側でのチェックもしやすい
24
スムーズなワークフローの構築のために
スムーズなワークフローのためには
自社だけでなく、
データ作成者側の準備・協力が必要
現場のオペレーターと窓口の営業と
データ作成者との
コミュニケーション能力が問われる
25
PDF入稿、ここに注意
26
PDF入稿、ここに注意
PDF 変換の設定に注意
印刷用の「PDF/X-1a」「PDF/X-4」という設定でも
確認する (自社の設定と整合性があるか?)
裁ち落とし
カラー変換
オーバープリント
27
裁ち落としが「0mm」
28
PDF入稿、ここに注意
トンボの位置を正確に
断裁の位置の指示はワークフロー RIP では非常に
重要な情報
トリムボックス
ブリードボックス
29
アートボード内にトンボ作成
30
トンボが二重についてしまう
トリムボックス・ブリードボックスが実際の位置と異なる
31
アートボードのサイズ=仕上がりのサイズ
32
トリムボックス・ブリードボックスが実際のサイズに
※トンボは保存時に付きます
33
アートボードで位置がセンターから寄っている
34
アートボード内に2面分のデータを作成している
35
PDF入稿、ここに注意
オーバープリント制作者サイドで行う
K100%のオブジェクトを RIP で自動的にオーバー
プリントにする自動スミノセをしていませんか?
36
37
38
39
PDF入稿、ここに注意
オーバープリントのミスに注意
白のオーバープリント(白ノセ)に注意
40
41
42
43
44
PDF入稿、ここに注意
オーバープリントのミスに注意
Illustrator・InDesign・Acrobatのオーバープリント
の表示設定をしよう
45
Illustrator
「表示」→「オーバープリントプレビュー」
46
InDesign
「表示」→「オーバープリントプレビュー」
47
Acrobat 8
「ページ表示」→「オーバープリントプレビュー」
48
Acrobat 9
「ページ表示」→「オーバープリントプレビューを使用」
→「常時」
49
PDF入稿、ここに注意
Illustrator CS/CS2ではEPSは危険
Photoshop EPS画像をリンクしていると、PDF保存
すると白線が出る
50
Illustrator CS/CS2でPhotoshop EPS画像を
リンク形式で配置
51
画像の中に白線が発生
印刷でも白く抜けてしまいます
52
PDF入稿、ここに注意
ダイレクト保存でも大丈夫?
ダイレクト保存でないとPDF/X-4の意味がない
PDF library
53
PDF入稿、ここに注意
ダイレクト保存でも大丈夫?
Illustrator CS/CS2でEPSを使用している場合以外
は(だいたい)問題ない
PDF/X-1a形式で保存する場合は注意点あり
54
PDF入稿、ここに注意
PDF保存時のフォントのアウトライン
化に注意(PDF/X-1a)
高解像度のオフセット印刷ではほとんど問題はない
高解像度ではないデバイス(POD・プリンタなど)で
は部分的に文字が太く印刷される場合がある
55
56
57
58
59
PDF入稿、ここに注意
PDF は修正しづらい
PDFをIllustratorで開くと
ファイルが壊れる場合があります
Acrobatで修正する場合、
修正の多くはプラグインが必要
135,000円
60
まとめ
61
まとめ
PDF は修正しづらいデータなので、
スムーズなワークフローの構築をし、
ストレートに流れる環境作りをしよう
プリプレス効率化のためには、
データ作成者からデータの受け手までの
データの受け渡しの準備が必要
62
DTPサポート情報ブログの紹介
http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/
DTPサポートブログ 検索
無料
63
ありがとうございました。
株式会社吉田印刷所
ここだけは押さえておきたい
『出力できる』 PDFの作り方
@yoshida_print
ハッシュタグ: #page2010
64

ここだけは押さえておきたい『出力できるPDF』(PAGE 2010・2010年2月4日)