2013.11.3 高専カンファレンスinいわき 一般発表

1. 楽しい！
✌(‘ω’✌ )三✌(‘ω’)✌三
( ✌‘ω’)✌
脳みそのお話
おめが @puremind1994
2013.11.3 kosenconf-078iwaki

2. おめが #とは

福島工業高等専門学校物質工学科4年（生物コース ）

いわきカンファ隠れ実行委員
→人生初カンファ（今まではこっそりUst勢でした…）

Twitter:@puremind1994

ベリショ女子高専生

3. 念のためもう一度言います

4. ベリショ「女子」高専生

5. さて…今回のネタは

6. 楽しい！
✌(‘ω’✌ )三✌(‘ω’)✌三( ✌‘ω’)✌
脳みそのお話

7. ちなみに
普通の（？）脳みそ話の楽しみ方

8. 脳みその本を読みます

9. 活動電位 オペラント条件付け 腹側被蓋野
※△□●…………

10. 日本語でおｋ

11. 楽しい！
✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌

12. すみません、全然楽しくないですね

13. ということで 今回は高専生と何かと縁のある
（？）モノと脳みその話を関連付けて
それなりに噛み砕いてしゃべろうと思います

14. たのしいのうみそのおはなし
その１

15. 英語について

16. 高専と英語 といえばやっぱり

17. TOEIC

18. ちなみに ９月某日に受けたTOEICのスコア

19. ◯４０点
後はお察しください

20. さて 今回は
英語をはじめとした第二言語と脳について

21. Q：母語はどうやって身に付くのか？

22. 母語獲得の過程
①喃語（なんご）期：生後１~２ヶ月頃
→「あー」などの意味のない発声
②一語発話期：生後１年頃
→「パパ」「ワンワン」など
③二語発話期：生後１年半頃
→「ワンワン 来た」など
④多語発話期：生後３年~成人

23. 母語獲得の過程は…
脳の神経回路の成熟とともに進む

24. 神経回路発達の順序（濃いほうが先）
赤：喃語期に関与
緑：第一発語期に関与
青：第二、多語発語期に関与
出典：CHILD RESEARCH NET
http://www.blog.crn.or.jp/

25. Q：第二言語習得と脳の関連は？

26. 母語と第二言語
→使われる脳の部位はほぼ同じ
（どっちも「言語」なので当然っちゃ当然…？）

27. しかし…
一部で異なる部分がある（らしい）

28. ブローカ野
発話機能を持つ部分
→考えを言葉に表す
（アウトプット）
出典：Wikipedia
http://ja.wikipedia.org

29. ・幼少期から第二言語も学んだ人
→二言語でブローカ野の同じ部位が活動
・少年期以降に第二言語を習得した人
→ブローカ野の活動部位が違う
という報告がある

30. さらに…
バイリンガルが二言語を切り替えるとき
尾状核が活発に動いてる
という報告も
出典：めでぃっく
http://meddic.jp

31. 結論

32. 英語は大変

33. たのしいのうみそのおはなし
その２

34. 出典：Red Bull
http://www.redbull.jp

35. ブラックな日常のお供 レッドブル

36. 今回は そんなレッドブルの成分、
カフェインに注目

37. カフェインといえば
脳の覚醒作用

38. Q：なんでカフェインは脳を覚醒させるの？

39. 脳細胞に「アデノシン受容体」なるも
のが存在
※受容体とは？
受容体
物質
細胞外
59点
不
可
だ
ぞ
ー
受容体は細胞外の物
質と結合し、細胞内
に情報を伝える！
細胞膜
細胞内

40. アデノシン受容体→アデノシン専用！
アデノシン
他の物質
アデノシン受容体
細胞膜
出典：両方ともプレミアムバンダイ
http://p-bandai.jp

41. アデノシン受容体にアデノシンが結合
すると…
ドーパミンの働きが抑えられる！
※ドーパミン：脳の覚醒に関わる物質
しかし

42. カフェインはアデノシンに似ている
→アデノシン受容体に結合してしまう
カフェイン
アデノシン
アデノシン受容体
細胞膜
アデノシンが結合できな
くなる
アデノシンのドーパミン
抑制作用が働かなくなる
↓
ドーパミン分泌が間接的
に増える
↓
覚醒

43. ちなみに 本物のアデノシンとカフェイン
アデノシン
カフェイン
出典：両方ともWikipedia
http://ja.wikipedia.org

44. さて…カフェインの作用がわかったところで
カフェイン豆知識

45. 製品別
カフェイン含有量

BOS◯ 贅沢微糖（一缶185g） 約111mg

ダイ◯ー ブレンドコーヒー（一缶190g）145.73mg

伊右衛◯ 濃いめ（一本500mL） 約100mg

後◯の紅茶 ストレート （一本500mL） 約70mg

レッ◯ブル（一缶250mL） 約80mg

マウンテ◯デュー （一缶500mL） 約100mg

ペ◯シネックス（一本500mL） 約50mg

バンホー◯ンココア（100mLあたり）10mg未満

46. お茶とカフェイン
お茶のカフェインはタンニンと結びつく
→作用が弱まる！
だから緑茶とかにはコーヒーほどの効果はない

47. カフェイン投入のタイミング
・ここぞ！という時の30分~1時間前が
良い
（血中濃度が30分ほどで最大に）
・半減期は4.5時間ほど

48. 結論

49. 摂り過ぎに注意！
（1日250mg以上摂取すると副作用が出やすくなる）

50. たのしいのうみそのおはなし
その３

51. レポート

52. の

53. 提出期限

54. 高専生は締め切りギリギリで本気出す
とは時折聞かれる話です…

55. 先延ばしグセとは厄介なもんです

56. ちなみに

57. 3年生の時、実験レポート先延ばしに
し過ぎた結果、3日で◯本のレポート
を書くはめになりました
Q：◯に入る本数は？

58. A：６本

59. ということで

60. なぜ先延ばしをしてしまうのか？について

61. 先延ばしの理由

62. めんどくさいから

63. めんどい
↓
目先の誘惑に駆られ現実逃避
↓
デスマーチ
とはよくある話（？）

64. つまり
目先の快楽＞＞後々の利益

65. カギとなるのは
「時間割引」と「符号効果」
→もとは経済学の考え
※最近は「神経経済学」といって脳や心理の分野
と経済の融合により、人間の行動を研究する学問
がある

66. 時間割引とは
例
「今すぐ100万あげる！」
より
「1年後100万あげる！」
は嬉しくない
出典：大阪大学
http://www.osaka-u.ac.jp/

67. 符号効果とは
→報酬と損失の時間割引率が違うこと
例：「1年後に100万あげる！（報酬）」
→そこまでうれしくない＝時間割引率高い
（後先の喜びはあんまり考えられない）
「1年後100万よこせ（損失）」
→ショックでかい＝時間割引率低い
（後先の苦しみがきちんと考えられるということ）
符号効果低いと…後々の苦労を軽く見てしまう

68. 時間割引、符号効果と脳
→線条体が関連？
・報酬、損失の時間割引に関係
・報酬の価値を判断する
出典：Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/
赤い部分が線条体

69. 符号効果がより高い人
→報酬と損失が遅く来た時、線条体でのそれぞれの処
理の仕方に差があった
という報告が
つまり
損と得で処理が違う→後先の苦労も考える
処理が同じ→後先の苦労は気にしない

70. セロトニン という物質も関与？
※セロトニン：脳内で気分の安定などに関わる物質
セロトニン濃度が低い→報酬の時間割引率高い
（目先の誘惑に駆られる）
セロトニン濃度が高い→時間割引率低い
（誘惑に逆らえる）
という報告も

71. 先延ばしを改善するためには？
→目先の快楽 ＜＜ 後先の利益を
目先の快楽 ≒ 後先の利益くらいにする

とりあえずタスクを細分化
例：「レポート作成」なら、起き上がる→机向かう→PC立ち上げ
→目先の快楽並の手軽さに分割！

細かいステップごとにご褒美を！
例：ここまでできたらお菓子でも食うか… とか
→全部終わってから報酬では価値が薄くなる（待てない）
など

72. 結論

73. やっぱり課題はめんどくさい

74. 楽しい！
✌(‘ω’✌ )三✌(‘ω’)✌三
( ✌‘ω’)✌
脳みそのお話
～完～