本システムは、建機ホイールの塗装前にホイール種を判別する為のシステムです.

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建機ホイール種別判別システム
アイエスシー株式会社
http://www.isc-net.co.jp

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１．概要
本システムは、建機ホイールの塗装前にホイール種を判別する為のシス
テムです。
ホイール種は、現在 45 種存在し、高さ、内径等の各部位サイズが同一ま
たは、近似した値が多い為、各計測情報を元に種類判別が必要です。
ホイールの各計測情報は、以下の内容です。
1.1 リム高さ : ホイールを寝かした状態での高さ
1.2 ＤＩＳＣ位置： ホイール内壁の突起した部分の底面からの位置
1.3 リム内径： ホイール内壁の直径
1.4 ＤＩＳＣ内径： ホイール内壁の両突起部分先端間の直径
1.5 ＤＩＳＣ板厚： ホイール外壁の厚み

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2 ．レーザー計測機について
計測方法は、レーザー計測機よりホイールの各部分情報を、以下のように取込みます。
2.1 リム高さ：レーザー計測機を DISC 内で上から下部まで計測。 ( 図１参照）
2.2 リム内径：レーザー計測機を DISC 内の 1 方向と 180 度反転した方向の 2 方向を計測
し内径を算出。
2.3 DISC 位置：リム高さの計測で上から下へ計測する事で、形状情報より DISC 位置を算
出。
2.4 DISC 内径：リム内径計測において DISC 位置の座標より内径を計測する。
2.5 DISC 板厚：もう 1 機のレーザー計測機により板厚を計測。 ( 図 1 参照）
※上記の情報より、種別情報と一致しない場合は、判定不能になります。
以下に対象レーザー装置の特徴を記載します。
2.6.1 背景と同色の対象物に対してでも信頼性の高い測定が行えます。
2.6.2 産業用の工場空間でも使用可能な堅牢な筐体と IP 保護構造になっております。
2.6.3 分解能は、対象計測範囲により≒最小 0.015 ～ 1.2mm で計測が可能です。

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３．レーザー計測機のホイール測定
● 取得情報
計測
結果
● 計測
各部分の位置情報を取得
プロファイルの各部分の
位置情報 （ｘ、ｙ、ｚ）
①
①
③
②
底部まで
移動
①、②、③の範囲を計測
②
図１

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４．種類判別システムの機構
種類判別は、２機のレーザー計測器の構成です。
以下の機構図により、レーザー計測機１を上から下に移動しながら複数回計測し、リ
ム高さ及び DISC 位置情報を、 180 度回転により 2 方向を計測し、リム内径と
DISC 内径情報を取得します。
また、もう 1 機のレーザー計測機で DISC 板厚を計測。
レーザー計測機の取込みエリア
をワークの高さに合せて、複数
回の
スキャンを行います。
レーザー計測機
２
レーザー計測機取付け機構
上下動
上下動
レーザー計測機１

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５．計測結果と判別について
４項の機構において 2 台のレーザー装置より、以下のような情報が取得で
きます。
レーザー計測器 1 号機：リム高さ / ＤＩＳＣ位置 / リム内径
レーザー計測器 2 号機：壁の厚さ
求めた各情報を元に、 45 種の中から各情報を検索し 4 つの情報が全て一
致するホイールを判別します。
※上記の情報より、種別情報と一致しない場合は、 判定不能になります。

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６．システム構成について
システムの機器構成は、以下の通りです。
6.1 システム構成
6.1.1 レーザー計測装置 2 台
6.1.2 検査ステージ １式
検査台と計測装置固定フレーム
※アクチュエータ機器を含む
6.1.3 種別判別ソフトウェア 1 式