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精神的な病と向き合う
- 2. はじめに • 精神疾患を持ったクリスチャンは存在する • しかし、なかなか自分自身の疾患を、堂々と告白す ることが難しい雰囲気ができている • これは、教会が一般社会以上の知識と理解を有して おらず、安心して告白できる体制ができてないからで はないか？ • 頑張って「普通の人」を装う努力をしてしまう • それ故、「教会に行くと疲れる」という、本末転倒なこ とが起こってしまう • 教会こそ、正しい知識と理解を持って、そのような 人々が安心して過ごせる場でありたい
- 3. 目次 1. 精神疾患と信仰の関係について考える • 精神疾患になる・悪化することと、信仰との関係について 2. 信仰と愛があれば薬や医者はいらない？ • 信仰と精神医療。抗精神病薬, 向精神薬について 3. 頑張れば精神疾患は克服できる？ • 信仰によって、気の持ちようを変えれば 精神疾患 は克服できるか
- 4. 精神疾患の大まかな分類 精神疾患には、大きく分けて（少し古い分類だが） • 神経症 • 精神病 がある • 神経症 • 過度のストレスや、環境への不適応に原因 • 一般的に言うノイローゼ • 精神病 • 脳内の神経伝達物質等の異常が原因 • ストレスなど、幾つかの要因がきっかけで発症 • 精神病の方が、慢性化・重症化しやすい。 • 両者の境界は曖昧で、素人には判断できない
- 5. 精神疾患は不幸せ？不信仰？ • 病気は罪に対する結果ではない • 罪に対する裁きは、イエス様の十字架の贖いによって完成 された。私たちは、再び罪による裁きを受けることはない。 • 信じた後も病気が残るとすれば、それは何かしらの神様の みこころがあると信じたい • 精神疾患を持つことは、不幸なことなのか？不信仰 なのか？ • いつの間にか、私たちは「なんの問題もない」こと」が信仰の ゴールで、良いことのように考えてないか？ • 問題がなければ、神様を求めることをしないのではないか
- 6. 詩篇119 67-68, 71 わたしは苦しまない前には迷いました。し かし今はみ言葉を守ります。 あなたは善 にして善を行われます。あなたの定めをわ たしに教えてください。 苦しみにあったことは、わたしに良い事で す。これによってわたしはあなたのおきて を学ぶことができました。
- 7. 精神疾患と信仰状態の関係性 • 直接的な関係性は無い • 信仰があっても精神疾患になるし悪化もする • 三浦綾子さんは立派な信仰者であったが、生涯病気続 きだった • 神様は別け隔てをなされない • 愛する子に、鞭打つだけのことはなされない • 見方を変えれば、精神疾患に耐えるだけの信仰がある と認めた人にしか、精神疾患となることを許されない • 信仰で骨折は治らない • これと同じで、信仰があるからといって、治療なしに精 神疾患が治ることは通常無い（ありえないわけではな い）。