ワンガリ・マータイさんについてまとめました。

1. ワンガリ・マータイ
～アフリカ人女性初のノーベル賞受賞者～

2. 年 出来事
1940年 4月1日、英領ケニア中部のニエリの農家の娘として誕生。
1971年 ナイロビ大学教授に就任
1977年 グリーン・ベルト・ムーブメントを設立
1986年 アフリカン・グリーン・ベルト・ネットワークへ改称
1997年 ケニアの大統領選挙に立候補しようとしたが、所属政党の説得により断念。
2002年 国会議員となる
2003年 環境・天然資源・野生動物省の副大臣を務める。そのとき、ケニア・マジンジラ緑の党を設立して代表も勤めた。
2005年 2月14日から10日間、京都議定書関連行事出席のため来日。日本の「もったいない」という言葉に感銘を受け、
「MOTTAINAI」キャンペーンを展開する。
3月28日、アフリカ連合経済社会文化会議の初代議長に選出される。
2006年 トリノオリンピックの開会式ではオリンピック旗を掲揚する際の旗手を務める。
2007年 ケニア国会議員総選挙で落選。
2009年 5月、ケニアの岩谷滋雄特命全権大使から旭日大綬章の伝達を受ける。
12月、国連平和大使に任命される。
2011年 9月25日、ナイロビの病院で卵巣がんにより死去。
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3. ワンガリ・マータイ（1940年～2011年）
• ケニア出身の女性環境保護活動家および政治家。
• 2004年、「持続可能な開発、民主主義と平和への貢
献」により、環境分野の活動家およびアフリカ人女性
として史上初のノーベル平和賞を受賞する。
• ナイロビ大学初の女性教授となり、関西学院大学・早
稲田大学・青山学院大学・お茶の水女子大学の名誉
教授にもなる。

4. 何をしたひと？
グリーンベルト運動
1977年6月５日の世界環境デー
ケニアの首都ナイロビ郊外のカムクンジ公園に7本の木を植
える。
運動の主役は貧しい農村の女性たち
森林の管理における専門的な知識はないが、自分たちで工
夫しながら苗木を育てることに成功する

5. 日本人からの影響
2005年2月１４日から10日間、京都議定書関連行事出席のた
め来日した際に、日本語の「もったいない（モッタイナイ）」とい
う言葉を知って感銘を受けた。
ふつう、日本ではこの「もったいない」という言葉は、ケチくさ
いなどとネガティブな意味に捉えられがちである。
マータイは3R（リデュース・リユース・リサイクル）とリスペクト
（環境資源に対する敬意）を「MOTTAINAI」という言葉ひとつで
表せると、世界へ発信していく。

6. 幼少期の影響①
“私のインスピレーションの一部は
子供時代の自然観察からきている”
（ノーベル平和賞の受賞講演より）
幼少期を自然豊かなケニアの村で育った彼女は、小さ
なときから自然環境を大切にしてきた。

7. 幼少期の影響②
教育による影響
当時の女性としては珍しくケニアで学校教育を受ける。
20歳でアメリカに留学すると、生物学や化学など、5年半の大学教育
を受ける。そのときアメリカでは公民権運動や女性差別運動が起こり、
差別を受けていた人々が、差別反対の声を上げている状況を目の当
たりにする。
“自分には貧しい人を助け、
弱者を守るために働く義務がある“

9. ナイロビ大学

10. 「MOTTAINAI」フリーマーケットの様子
グリーンベルト運動の現場で
植樹を行う野口健さん

11. 参考文献
• ワンガリ・マータイ ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%82%AC%
E3%83%AA%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%8
2%A4
• ワンガリ・マータイ エコ人物伝 NHKエコチャンネル
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/jp/biography/03_maathai.html
• 「MOTTAINAI」事務局スタッフbrog
http://blog.excite.co.jp/mottainai-staff/5474852/
• アフリカ・ケニア取材 野口健公式ウェブサイト
http://www.noguchi-ken.com/NEWS/post-238.html