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視点を可視化した
デジタルドキュメントが促進する
チーム活動
v1 2013-11-29
◎山口琢(学生)、大場みち子、高橋修
公立はこだて未来大学

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

1
第92回デジタルドキュメント研究会
デジタルドキュメントとテクニカルコミュニケーションが
促進するチーム活動

トリセツやユーザーマニュアルの対象は、機器の操作説明から、システムやサービ
スの説明へと移り、さらにはシステムや機器と人、人と人が融合したチーム活動の
支援へと、その役割に対する期待が広がっています。 このような状況で、作り手と
読み手を仲介するコミュニケーションメディアとしての要件もドキュメントに求め
られています。
ドキュメントに多様な要件が求められる時代にあって、DD研ではこの度、標記の
テーマで研究会を企画しました。ドキュメント制作技術、コンテンツ管理技術の研
究はもとより、ドキュメントを取り交わす業務フロー改善の研究や、ストーリーや
ナラティブの視点を導入したサービス表現の研究など、関係領域の研究発表をいた
します。
2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

2
アジェンダ
•  デモ
–  マトリックス型モデルによる
テキストエディター

•  視点の可視化
•  チーム活動
–  視点の共有
–  試行錯誤

•  研究のアプローチと評価
–  行動分析
2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

3
デモ

マトリックス型モデルによる
テキストエディター
2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

4
「論文のタイトル」には…

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

5
解決しようとしてる「問題」と
解法の「技術的特徴」を含めなさいと、
指導されている。
2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

6
不採用
不採用

マトリックスには
整理してない…
…まぁ、その必要はない

マトリックスと文章の関係はゆるめ
2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

7
(デモが動かない場合用のスライド)
論文の抄録

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

8
視点
「一般的な発表の構成」という視点

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

セッションの「お題」という視点

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

9
マトリックスと文章

タブレットコンピューター向けのワードプロセッサーを試作した.特長は,
様々な視点を軸にしてマトリックス型に文章を集約できることである.これ
により,デスクトップPCよりも小さなタブレット画面においても,文章をマ
クロに編集することが可能となる.文章データはHTML5で記述し,CSS3で
表示し,JavaScriptで編集し,利用者のクラウド環境に保存する.これらに
よって,クロスプラットフォームで編集可能であり,ブラウザーさえあれば
オフラインでJavaScriptがオフであっても表示可能である.マトリックスの
軸であるところの視点をテンプレートとして共有し,これらに基づく編集操
作を記録することが可能だが,この編集操作履歴のビッグデータを解析し共
有することが今後の目標である.

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

10
視点の可視化

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

11
視点の可視化
視点
•  話題、論点、…
•  文脈、分類、…
•  規則、尺度、…

可視化
•  データ化 + 編集可能化

↑
いろいろな
「気にすること」の
総称

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

• 
• 
• 
• 

見える
触れる
編集の過程が分かる
過程に介入できる

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

12
マトリックスを介して
視点から文章を作成・編集
「一般的な発表の構成」という視点

セッションの「お題」という視点

タブレットコンピューター向けのワードプロセッサーを試作した.特長は,様々
な視点を軸にしてマトリックス型に文章を集約できることである.これにより,
デスクトップPCよりも小さなタブレット画面においても,文章をマクロに編集す
ることが可能となる.文章データはHTML5で記述し,CSS3で表示し,
JavaScriptで編集し,利用者のクラウド環境に保存する.これらによって,クロ
スプラットフォームで編集可能であり,ブラウザーさえあればオフラインで
JavaScriptがオフであっても表示可能である.マトリックスの軸であるところの
視点をテンプレートとして共有し,これらに基づく編集操作を記録することが可
能だが,この編集操作履歴のビッグデータを解析し共有することが今後の目標で
ある.

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

13
スマホ版の画面
関連技術
–  オープンな検索システム
–  クローズドな推薦システム

背景と目的
–  新たな観光客獲得(ニーズ)
–  リピーター獲得(ニーズ)
–  ネットへ発信(シーズ)
–  ネット利用(シーズ)
–  目的

視点

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

マトリックス

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

文章

14
編集のアウトプット
Yyyyyyy	
  

テンプレート
(オプション)
xxx
yyy

	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  x.	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  x.	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  x.	
  
	
   xxx
 Xxx	
  xxx
	
  
	
   yyy
 Yxx	
  xxx
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  x.	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxx
xx
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
   xxx
xxx,	
  xAxx
xxx	
  Bxx
 Exx
x.	
  
yy
 x,	
  x
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  Fxx	
  
zz
 Cxx	
   Dxx	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
   xxx	
  
xxx	
   xxx	
  
xxx,	
  xxxx
 xxx	
  xxx
 xxx
x,	
  x
x.	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx
xx
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  x.	
  
	
  
yy
 Axx
Bxx

zz

Cxx	
  
xxx	
  
xxx

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

考え方
(視点と
その組合せ)

zzzz	
  

xxx
xx

Xxx	
  xxx

yyy
 Yxx	
  xxx
xxx
 xxx
 xxx
 xxx

yy
 Axx
 Bxx
xxx
xx
zz
 Cxx	
   Dxx	
  
yy
 Axx
 xxx	
   xxx	
  
Bxx
xxx
 xxx
zz
 Cxx	
   Dxx	
  
xxx	
   xxx	
  
xxx
xxx

Exx
 Gxx
 Kxx
Fxx	
   Hxx	
   Lxx	
  
xxx	
   xxx	
   xxx	
  
xxx
 xxx
 xxx

Yyyyyyy	
  
zzzz	
  

xxx
 xxx
Gxx
 Kxx

文章

Hxx	
   Lxx	
  
xxx	
   xxx	
  
xxx
 xxx

Dxx	
  
xxx	
  
xxx

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,

15
試行錯誤

視点は、
–  必ずしもあらかじめ確定しているのでなく、
–  書きながら構築されていくものだ。

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

16
試行錯誤のアウトプット
Yyyyyyy	
  

テンプレート
(オプション)
xxx
yyy

	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  x.	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  x.	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  x.	
  
	
   xxx
 Xxx	
  xxx
	
  
	
   yyy
 Yxx	
  xxx
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  x.	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxx
xx
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
   xxx
xxx,	
  xAxx
xxx	
  Bxx
 Exx
x.	
  
yy
 x,	
  x
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  Fxx	
  
zz
 Cxx	
   Dxx	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
   xxx	
  
xxx	
   xxx	
  
xxx,	
  xxxx
 xxx	
  xxx
 xxx
x,	
  x
x.	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx
xx
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  x.	
  
	
  
yy
 Axx
Bxx

zz

Cxx	
  
xxx	
  
xxx

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

考え方
(視点と
その組合せ)

zzzz	
  

従来のエディターでは
暗黙的に(tacitly)
構築されていた視点を、
可視化・形式化
xxx
 xxx
Gxx
 Kxx

文章

Hxx	
   Lxx	
  
xxx	
   xxx	
  
xxx
 xxx

Dxx	
  
xxx	
  
xxx

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

xxx
xx

Xxx	
  xxx

yyy
 Yxx	
  xxx
xxx
 xxx
 xxx
 xxx

yy
 Axx
 Bxx
xxx
xx
zz
 Cxx	
   Dxx	
  
yy
 Axx
xxx	
   Bxx
xxx	
  
xxx
 xxx
zz
 Cxx	
   Dxx	
  
xxx	
   xxx	
  
xxx
xxx

Exx
 Gxx
 Kxx
Fxx	
   Hxx	
   Lxx	
  
xxx	
   xxx	
   xxx	
  
xxx
 xxx
 xxx

Yyyyyyy	
  
zzzz	
  

	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,

17
「読み」の場合
Parallel Narratology試論 : ハイパーテキストにおける相互
参照の観点から
–  小林龍生、山口琢
–  情報処理学会研究報告. DD, 2007(77), 25-30, 2007-07-26

定性的で主観的で個人的な記録を活用するシステムの試
作 : 時間情報を例に
–  山口琢、小林龍生、大場みち子
–  情報処理学会研究報告. DD, 2008(70), 51-54, 2008-07-17

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

18
「藪の中」

•  マトリックス: 「場面・出来事」x「登場人物」
•  証言を対比
2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

19
ツール
•  傍線に多次元のマークをつけて、
•  マトリックス型に抜き出して表示

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

20
読み
•  深まると共に、
•  視点を獲得していくプロセス

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

21
チーム活動

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

22
チーム活動

視点の共有
視点と関連付けられたコンテンツ

試行錯誤
視点 ←→ コンテンツ

コンテンツ
文章、タスク、…

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23
研究のアプローチと評価

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

24
デモ

編集操作ログ

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

25
背景と目的を対応づけて整理している
マトリックスに、行を追加する
2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

26
デモ用のログ出力	
  

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

行追加ボタン	
  

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

27
行が追加された	
  

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

28
RowAppend: 行が追加された
追加先のマトリックスのidはcc_117
行内にはセルが2つ追加されていて、idはcc_323とcc_324である
2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

29
追加した行にテキストを書き込む
2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

30
paragraphBefore: 段落が追加された。
追加された段落を含む要素のidはcc_324。

テキスト(段落)が追加された

それって、さっき追加した行内のセルだ!
2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

31
某投稿の編集ログ
マトリックス操作
〆切間際には、	
  
視点は再考しないらしい…	
  
段落追加など

文字編集など

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

32
編集のアウトプット
Yyyyyyy	
  

テンプレート
(オプション)
xxx
yyy

	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  x.	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  x.	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  x.	
  
	
   xxx
 Xxx	
  xxx
	
  
	
   yyy
 Yxx	
  xxx
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  x.	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxx
xx
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
   xxx
xxx,	
  xAxx
xxx	
  Bxx
 Exx
x.	
  
yy
 x,	
  x
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  Fxx	
  
zz
 Cxx	
   Dxx	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
   xxx	
  
xxx	
   xxx	
  
xxx,	
  xxxx
 xxx	
  xxx
 xxx
x,	
  x
x.	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx
xx
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  x.	
  
	
  
yy
 Axx
Bxx

zz

Cxx	
  
xxx	
  
xxx

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

考え方
(視点と
その組合せ)

zzzz	
  

編集行動
パターン

xxx
xx

Xxx	
  xxx

yyy
 Yxx	
  xxx
xxx
 xxx
 xxx
 xxx

yy
 Axx
 Bxx
xxx
xx
zz
 Cxx	
   Dxx	
  
yy
 Axx
 xxx	
   xxx	
  
Bxx
xxx
 xxx
zz
 Cxx	
   Dxx	
  
xxx	
   xxx	
  
xxx
xxx

Exx
 Gxx
 Kxx
Fxx	
   Hxx	
   Lxx	
  
xxx	
   xxx	
   xxx	
  
xxx
 xxx
 xxx

▲▲▲  ▲▲      ▲▲▲  

 ▲▲▲ ▲▲▲▲ ▲▲  ▲▲▲ ▲▲  

 ▲▲▲  ▲▲▲ ▲▲▲ ▲▲▲  ▲▲▲	
  

xxx
 xxx
Gxx
 Kxx
Hxx	
   Lxx	
  
xxx	
   xxx	
  
xxx
 xxx

文章

Dxx	
  
xxx	
  
xxx

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

33
編集行動の識別
xxx

xxx

yyy

yyy
 Yxx	
  xxx

xxx

xxx

yyy

Xxx	
  xxx

Xxx	
  xxx

yyy
 Yxx	
  xxx
zzz

Zxx	
  xxx	
  
xxx,	
  xxx	
  
xxxxx.

xxx

視点項目を足した

Xxx	
  xxx

yyy
 Yxx	
  xxx
zzz

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

既定の視点に従って埋めた

Zxx	
  xxx	
  
xxx,	
  xxx	
  
xxxxx.

自分で視点を見いだした

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

34
視点共有行動(知識活用)の中身
Aさん

Aaaa	
  

B君

C	
  CCC	
  CCC	
  

zzzz	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xx
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  xxx
x.	
  
	
  yy
Axx
Bxx
	
  

 zz
 Cxx	
   Dxx	
  
xxx	
   xxx	
  
xxx
xxx

zzzz	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxx
xx
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
yy
 xx,	
  xxxx	
  x.	
  
Bxx
xxx,	
   Axx
	
  
zz
 Cxx	
   Dxx	
  
	
  
xxxx	
  xxxx	
   xxx,	
  xx,	
  
x	
  xx	
   xxx	
  
xxxx	
  xxxx
 xx	
  xx	
  
.	
  xxxx	
   xxx
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  x.	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  x

Cさん 	
  
xx

xxx

x

yy

BB	
  BBBB	
  

▲▲▲   ▲  

 ▲▲▲ ▲▲▲   

利用している


 ▲▲▲   ▲▲▲	
  

zzzz	
  

xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  x.	
  
	
  
	
  

(該当ログなし) 利用していない



zz

D君

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

C	
  CCC	
  CCC	
  

zzzz	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xxx
xx
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  x.	
  
	
   yy
Axx
Bxx
	
  

 zz
 Cxx	
   Dxx	
  
xxx	
   xxx	
  
xxx
xxx

▲▲▲  ▲▲      ▲▲▲  


活発に利用している

 ▲▲▲ ▲▲▲▲ ▲▲  ▲▲▲ ▲▲  


 ▲▲▲  ▲▲▲ ▲▲▲ ▲▲▲  ▲▲▲	
  

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究
室

35
指導/レビュー効果の分析
(Learning Analysis)
指導・レビュー
▲▲▲  ▲▲              ▲▲      ▲▲▲  ▲       
 ▲▲▲ ▲▲▲▲ ▲▲         ▲▲▲▲ ▲▲  ▲▲▲ ▲▲   ▲▲ 
 ▲▲▲  ▲▲▲ ▲▲▲         ▲▲▲ ▲▲▲ ▲▲▲  ▲▲▲ ▲▲▲

編集が行われた

▲▲▲  ▲▲              ▲▲▲▲▲   ▲▲▲  ▲       
 ▲▲▲ ▲▲▲▲ ▲▲              ▲▲  ▲▲▲ ▲▲   ▲▲ 
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マトリックス編集が
活発に行われた

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文字編集が
活発に行われた

指導・レビュー後の行動が違うということが分かる
違うということと、その良し悪しとは別
2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

36
行動の連鎖

可視化された視点が媒介する
–  作文
–  プロジェクト管理
…などなど

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

37
視点を関連付けられた行動の連鎖
Aaaa	
  

エディター

エディター

xx
yy
 Axx

Aaaa	
  

zzzz	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xx
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  xxx
x.	
  
	
  yy
Axx
Bxx
	
  

 zz
 Cxx	
   Dxx	
  
xxx	
   xxx	
  
xxx
xxx

xxx

Bxx

zz

Dxx	
  
xxx	
  
xxx

Cxx	
  
xxx	
  
xxx

リーダー

zzzz	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xx
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  xxx
x.	
  
	
  yy
Axx
Bxx
	
  

 zz
 Cxx	
   Dxx	
  
xxx	
   xxx	
  
xxx
xxx

リーダー
xx

EPUB

xxx
 xxx
 xxx
 xxx

yy
 Axx

Bxx
 Exx
 Gxx
 Kxx

zz

Dxx	
   Fxx	
   Hxx	
   Lxx	
  
xxx	
   xxx	
   xxx	
   xxx	
  
xxx
 xxx
 xxx
 xxx

Cxx	
  
xxx	
  
xxx

EPUB
リーダー

Aaaa	
  

zzzz	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xx
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  xxx
x.	
  
	
  yy
Axx
Bxx
	
  

 zz
 Cxx	
   Dxx	
  
xxx	
   xxx	
  
xxx
xxx

リーダー

xxx

Xxx	
  xxx

yyy
 Yxx	
  xxx

エディター

Aaaa	
  

xxx

Xxx	
  xxx

yyy
 Yxx	
  xxx

エディター

EPUB
2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

zzzz	
  
	
  
xxxx	
  xx	
  xx	
  xxx,	
  xx,	
  
xxxx	
  x.	
  xxxx	
  xx	
  xx	
  
xx
xxx,	
  xx,	
  xxxx	
  xxx
x.	
  
	
  yy
Axx
Bxx
	
  

 zz
 Cxx	
   Dxx	
  
xxx	
   xxx	
  
xxx
xxx

EPUB

38
アプローチ
良いエディター:
編集行動が分かる
編集行動に介入できる
介入の効果が分かる

↑
vs. 良いエディター:
アウトプットが良い文章である
2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

39
システム構成 1
サーバー(SaaS)

ブラウザ

編集ログ
(ビッグデータ)

編集
処理

xxx
xxxxxxxxxx
xxxxxxxxx

利用者

処理

各人のクラウドストレージ
各人のクラウドストレージ
(ex. Dropbox)
(ex. Dropbox)
文章データ

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

文章はサーバーに保存されない(通過する)
↓
機密性の高い文章でも利用しやすい
↓
企業での利用可能性
↓
•  個人を生涯にわたってサポート
•  幅広い種類の文章、プロによる本気の文章

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

40
システム構成 2 - テンプレート
Webサイト
Webサイト テンプレート

サーバー(SaaS)

参照

ブラウザ
編集
処理

編集ログ
(ビッグデータ)

xxxxxxxxxx
xxxxxxxxx

処理
各人のクラウドストレージ
各人のクラウドストレージ
文章データ

xxx

利用者

テンプレート(ワークシート、帳票、…)を
併せて分析することで、マトリックスに関
係する編集操作に解釈を付加できる。

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

41
システム構成 3 - 全体
Webサイト
電子書籍
ワークシート
(EPUB)
他の
書き手

モ
ニ
タ
ー

指導者
分
析

クラウドストレージ

ワークシート
(XHTML、CSS)

文章データ
(XHTML、CSS)

サーバ(SaaS)

サ
ー
バ
処
理

研究者

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

編集操作ログ
(ビッグデータ、
オープンデータ)
サーバ
処理

スマホ、タブレット、
PC
マトリッ
xxx
クス型
xxxxxxx
xxxxxxx
xx
編集
xxx
処理

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

電子書籍
(EPUB)

書き手

42
…以上

2013-11-29、IPSJ第29回DD研

山口琢@はこだて未来大学 高橋修研究室

43

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