「音声による歩行運動の追体験支援ツール」2010年ソフトウェア科学会大会発表スライド
- 3. プロセスの共有と追体験
見る者の心理的見方によって見えが異なるた め,
環境に対する人の関わり方によって,得られる景
観が異なる. [Arnheim77]
模倣は,身体を動かしながら作品の制作プロセスを追
体験するダイナミックな経験[石橋04]
・自らが行為を再現することで他者 の行為や思考のプロセスの詳細な
理解が可能となる.
・模倣によって,制作プロセスを体験することで,プロダクトである作
品への理解が深まる.他者と自分のプロセスを比べることで,一致して
いる部分や不一致の部分が意識化されて,自分の特徴について理解が促
進する.そして,自分の特徴が明確になることで,それらの発展や追求
につながる.
[Arnheim77] Arnheim, R.:The dynamics of architectural form, University of California Press, 1977. (乾正 雄訳:建築形態
のダイナミクス,鹿島出版会,1980.)
[石橋04] 石橋健太郎, 岡田猛:創造のための「芸術作品の知覚」経験:模倣に焦点をあてて, 認知科学, Vol. 11,No. 1(2004).
- 4. プロセスの共有と追体験
プロセスの共有と「変数 (着眼点) の受け渡し」が
他者のメタ認知プロセスを触発し,新たなプロセ
スの発生につながる [諏訪10]
赤石「肩甲骨と仙骨との左右のつながり」→諏訪「左脇腹」「左肩甲
骨」→着地した足から得る反力を肩甲骨につなげる走り方
プロセスと同じ行動を行いながら他者の意識データを
共有することで,変数 (着眼点) の受け渡しや行動の追
体験が促進するのではないか
[諏訪10] 諏訪正樹,赤石智哉:身体スキル探究というデザインの術.認知科学, Vol.17, No.3
- 15. 他者から受け取った変数に関する
発言の割合
被験者1 被験者2
H22.4.30 2010.4.1
H22.5.14 2010.4.30
H22.5.21 2010.5.14
他者変数発言 他者変数発言
H22.7.2 その他発言
2010.5.21 その他発言
H22.7.9 2010.7.2
H22.8.15 2010.8.23
0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 50% 100%
- 16. 20
0
10
20
30
40
50
60
70
80
10
.3
.2
5
20
10
.4
.1
20
10
.4
.3
20 0
10
.4
.3
20 0
10
.5
.1
20 4
10
.5
.2
20 1
変数種類数
10
.5 H2
.2
被験者2
100
120
140
0
20
40
60
80
1 2 .3
20 .2
10 5
.7 H2
.2 2 .4
20 .3
10 0
H2
.7 2.
.2 4.
20 30
10 H2
.8 2.
.2
20 3 5.
14
10 H2
.8 2.
.2 5.
3 14
H2
2.
5.
21
H2
2.
5.
変数種類数
21
20 H2
被験者1
100 2
120
0
20
40
60
80
10 .7
.3 .2
.2
5 H2
20 2 .7
10 .2
.4 H2
.1
20 2 .7
10 .9
.4 H2
.3 2
0 .7
20 .9
10 H2
.4 2.8
.3 .1
0
変数種類数の変遷
5
20
10
.5
.1
4
20
10
.5
.2
変数種類数
1
被験者3
20
10
.7
.9
20
10
.7
.9
20
10
.8
.2
2
20
10
.8
.2
2