サイト運用者向けにバージョン管理をつかってもらうということで作成した資料です。

1. サイト運用者に向けた
バージョン管理について
2015/08 改定（初版：2013/02)
株式会社セブンメディア
野田 健夫

2. 2バージョン管理とは
 バージョン管理システムは、ファイルの変更履歴
を管理する仕組み。
 多くの人で作業するとき、どのような変更をそれ
ぞれ行ったのか記録することができる。
 レポジトリーに対してローカルファイルを更新す
ることで更新された差分ファイルを取得すること
ができる。
 あとでもとに戻したいときは、指定したリビジョ
ンに戻すこともできる。

3. 3バージョン管理の種類
集中サーバー型
 CSV
 Subversion
分散サーバー型
 Git
 bitbucket

4. 4バージョン管理の流れ(集中型)
①チェックアウト
②編集
③コミット
レポジトリー
作業ディレクトリー
（ワーキングコピー、ローカルコピー）
②-2: 更新(update)

5. 5バージョン管理の流れ(分散型)
①クローン
②編集 ④プッシュ
レポジトリー
作業ディレクトリー
（ワーキングコピー、ローカルコピー）
（⑥プル）
③コミット
⑤プルリクエストをして
マスターにマージ
②-2: 更新(update)

6. 6レポジトリーの運用について
v1 v2
trunk/master(HEAD) : 本流のツリー（本番用レポジトリー）
v1.1 v1.2 v1.3 v1.4
branches : 変更用ツリー（開発向けレポジトリー）
マージ
v2
tag: スナップショット
運用しているサービスのコンテンツ
はtrunk/masterを使う。開発中のも
のはbranchを使う。

7. 7コンフリクト/ロック/ロック解除について
 変更した内容が被っていた場合には、「コンフリクト
(衝突)」が発生することがあります。自動でマージさ
れる場合もありますが、問題がある場合、競合してい
る状態になることもあります。この場合には、手動で
修正を行い、問題を解決する必要があります。
 「ロック」をかけることでほかの利用者の変更をブ
ロックすることができます。
 ロックしたファイルを「ロック解除」でほかのユー
ザーも編集できる状態に戻します

8. 8クライアントについて
方法１：
TortoiseSVN/TortoiseGitを使う。
方法2：
Eclipseなど開発ツール(IDE)を使う。

9. 9例：TortoiseSVNのインストール
Tortoisesvn をダウンロード
http://tortoisesvn.net/
http://tortoisesvn.net/downloads.html
※インストール後、再起動が必要となります。不要なアプリケー
ションは終了しておいてください。
バージョン1.9.0
(2015/08/27時点)

10. 10Subversion環境構築＋操作方法
 右クリックを押してSVN Checkoutでチェックアウトをします。
レポジトリーのＵＲＬを指定してＯＫを押す

11. 11ファイル内容の変更・追加
 右クリックを押してSVN Updateを選択します。
ファイルを修正すると修正したファイルには、赤
丸に白抜きの！マークが表示されます。
新規追加対象のファイルは、当初、記号は付きま
せん。追加対象ファイルの上で右クリックを押し
て TortoiseSVN > Add を選択します。
すると青字に+が表示され、コミット可能なファ
イルとなります。

12. 12ファイルの変更比較
 右クリックを押し、Tortoise SVN > Diff を選択します。

13. 13バージョン管理への反映
 右クリックを押し、Tortoise SVN > Commitを選択します。
修正内容をコメント欄に記載してOKボタ
ンを押すと修正内容がサーバーに反映され
ます。

14. 14まとめ
開発で使うソースコード管理だけでな
く、運用するコンテンツを管理すると
きにもとても役立ちます。
あとで分析したり、ほかの開発ツール
との連携も取りやすくなります。
是非活用しよう！