More Related Content More from Junya Ishihara (6) Libron & Libreq を使った図書館超活用術Editor's Notes Libron & Libreq を使った図書館超活用術
石原淳也、Twitter ID は jishiha です。よろしくお願いいたします。
まず Libron というツールを、続いて Libreq というウェブサービスを紹介します
Libronはブラウザの拡張機能として動きます。Amazon で検索したときに、通常の検索結果と同時に、カーリルAPI経由でとってきた、本が図書館で借りられるかどうかの情報を表示します。
借りられるときには図書館の予約ページにそのままジャンプできるリンクも追加します。
デモします。
LibronをインストールするとAmazonのページの右上にLibronのバーが表示されます。
図書館を指定します。
都道府県を選びます。
全国対応です。
調布市図書館を選びます。
検索します。はやってますよね「村上春樹」。「村上」だけでも大丈夫なはずです。
このように検索結果と、それぞれの本が調布市図書館で借りられるかどうか表示します。緑色のアイコンが本があるよーということを教えてくれています。
ない場合には赤い×アイコンです。
予約するをクリックすると、図書館のページにすぐジャンプできます。
図書館で予約したら、「予約したよー」と Twitter でつぶやくこともできます。
もともとはLibronは自分専用便利ツールです。
調布市民限定で公開しました。
都民限定になって
Github で公開したら、他の県用にカスタマイズする人が次々現れました。
最終的に10都府県くらいまで進化していきました。
そこにカーリル登場です。
いきなり全国4300以上対応していてすごいです。
APIを使わせてもらって 2.0 と生まれ変わりました。
全国4300以上とかうたっています。カーリルさまさまです。
おれおれツールで始まったのですが、いろんな方が協力してくれたおかげで、いまは多くのかたに使ってもらっています。
firefox と chrome で動きます。
続きまして、Libreqについて説明します。
続きまして、Libreqについて説明します。
Libreqはさきほど紹介したLibronと一緒に使うようにできています。
本が図書館にないときに、「リクエストをつぶやく」というリンクが追加され、クリックすると libreq あてにつぶやくことができます。
デモします。
Amazon のページでこんどは、「rails」を検索します。
そうすると、Libron が蔵書ありかなしかを表示してくれるのですが、
蔵書なしの本で、「リクエストをつぶやく」をクリックすると
このように libreq あてに、ISBN と図書館の名前、あと好きなコメントをつぶやきます。
リクエストのつぶやきは、このように libreq のサイト上に表示され、
リクエスト順に図書館を表示したり
調布市図書館でどんな本がリクエストされているかとか、いまのところかなりかたよっていますが。。を表示できます。
リクエストしていた本が図書館で読めるようになると、このように緑のアイコンが表示されていて、
リクエストした本人あてにリプライが自動的に飛んで通知されるようになっています。
もともとは、読みたい本が図書館にない利用者と利用者がどんな本を読みたいかを知りたい図書館を結びつけることができればいいなと考えていました。
作っている時にたまたまなのですが、読み終わった本を図書館に寄付したらすごく喜ばれたというつぶやきを読んで、
さらに本を図書館に寄付してもいいと思っている利用者を結びつけることも目指せればいいなと考えています。
技術的な話。
リブレクは Ruby on Rails で動いていて、Heroku という Rails 版 GAE みたいなサービスで動いています。
ある程度のデータまでは無料、それ以上でも割と安価に運用できるようになっています。
ユーザーとのやり取りにはメールは使っていなくて、メールの送受信の処理とか結構面倒なんです
Twitter のつぶやきでリクエストしたり、通知にはリプライを使っています。
ありがとうございました。