匿名ブログのススメ 某大企業に勤めていた某ブロガーが 気をつけていたこと (フィクション)
フィクションです! ご注意下さい *資料だけ見ると「何だこれ?」になるので注釈。  プレゼン全体が「匿名」に関するものだったので、  全体を「フィクション」とする流れでプレゼンを行いました。
自己紹介 Geek なぺーじ http://www.geekpage.jp/ 昨年 12 月まで某電気メーカーに勤務 現在はブロガー 兼 某大学研究員 中の人は Geek ではありません!
ブログを開始するまで
新製品、新サービスを考えろ! 。。。という仕事がありました ひたすら Web サーフィング 当時 Google Adsense が日本で開始されて間もなかった 「ブログ」という単語も世間に出現しはじめた 「 Web と広告」というテーマが盛り上がってきていた
やってみなければわからない ということで、家に帰ってから実験的に サイトを作り始めた 技術情報公開サイト 2004 年 9 月 各種アフィリエイトにも手を出してみる 当初、ブログは無し 最初のコンテンツは Ethernet ケーブル作成方法 ネットワークプロトコル解説、プログラミング等を徐々に追加 開始直後にアフィリエイトよりも公開することの方が楽しくなった アフィリエイトには全く向かないネタばかり。。。
ブログを開始 2006 年 6 月開始 来月で開始 2 周年 それまでは、定期的に更新する自信がなく、やっていなかった やりたくなってきた理由 サイトはカテゴライズされたネタを扱う カテゴライズされないような文章の書き方をしたくなった 思いつきの下らないネタなどを書きたくなった Web サーフィングを続けるとネタの種を探しやすくなっていた
匿名であるために ( or  半匿名 / ハンドル名) 恐らく、多くの人にとっては 「つまらない運営方法」かも知れません。
会社に勤めていたので。。。 匿名性に気をつけた 会社に迷惑をかける可能性がある 何かが起きたときに 自分がトラブルに巻き込まれる 下手な事を書くとクビになるかも知れない 自由に書きたかった 同僚等に知られながら書くと書きづらい 結局退職するまで同僚は誰も気がつかなかった
会社関連で気をつけること 規約を探してよく読むこと 多くの企業はブログに関して明示していない 一般的に。。。 情報を漏洩してはいけない 業務上知り得た事を書いてはいけない 自分の会社を褒めない、けなさない、言及しない 褒めてもけなしても、問題になる可能性がある
匿名であるには 身元がばれにくい事 絶対は無理だけど、かなり頑張らないとわからないようにはできる 自分から人に言わない 例え、社内メールで自分が書いたブログが話題になっていても。。。 身元を漁ろうという目的を与えない 身元を調べようと思わない one of them であるように心がける 人を攻撃しない 人を不愉快にさせない
単純な対策 生活の事を一切書かない 生活圏がわかることを一切書かない 職業がわかることを可能な限り書かない 写真を可能な限り載せない 特に風景等 旅行も行く場所の頻度などで地域を特定しやすくなる 年齢が推測できることも可能な限り書かない 様々な年代ぽい雰囲気を各所に織り交ぜる Whois にも気をつける 投稿ボタンを押す前に最後の確認は入念に
人を不愉快にさせる事例を知る ひたすら ROM れ! 何が嫌われるかをひたすら分析する 炎上を追う ネガティブコメントをひたすら追う 自分の気持ちを分析する 何故自分はこの記事を読んで敵意を抱くのだろうか? 炎上で鎮火した事例を追う 祭り開始失敗事例を分析する 何が野次馬として参加して自分は何がつまらなかったか?を追う ただ、何を書いても不愉快に感じる人は出現する ある程度は覚悟するしかない
地雷を避ける ムカつくコメントも必要に応じてスルーする 感情的な反論は隙を作るだけ 感情的な反論を狙ってワザとやっているかも知れない 見えない敵とは戦わない 特定少数と戦う事によって、不特定多数を敵にまわしてしまうような事態を避ける
地雷を踏んだら 議論であるか批判であるか? 考えが違うだけの議論であれば、健全 感情的な批判が先行していれば黄色信号 相手の意見に正当性があれば即座に謝罪 謝罪して、ヒートダウンした後で時間をおいて言い分を表明する事も可能 スルーするか、謝罪するかの見極めが大事 スルーすることが「不誠実」ととられることもある 擁護してくれる第 3 者が現れるかどうかもポイント 擁護者が多ければ正規に反論しても良いかもしれない
当時の私が目指したもの オーディエンスをエンターテインする 匿名、かつユニークに 無難かつ大胆に 目立ち過ぎず、目立つ 焦らず、ジワジワと 自分が楽しむ! 自分が楽しいと思うネタを中心に ニッチ過ぎて理解してくれない事を恐れない といいつつ、あまりニッチな事を書けていない罠。。。
Happy Blogging !!!
フィクションです いいですか? もう一度言いますよ。。。 フィクションですから。
補足 この発表資料は、「匿名性を重視するならば」という前提の下に話をしています。かなり極端に匿名性を意識した内容になっていますが、ここまでやらなくても良い場合も多いと思われるのでご注意下さい。 「匿名 vs 実名」という話題は範疇外です。実名で利益がある人は実名でブログを執筆し、匿名を好む人は匿名で書くという風に選択するのが一般的です。

Geekなぺーじ 20080525 Amnブログ勉強会 匿名ブログのススメ