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- 1. Medical Future Fes 2013
今から東北の被災地に関わる意味
〜医療を知らないコンサルタントが地域医療に関わってみて〜
気仙広域環境未来都市 コーディネーター
NEXt
CHANGE
co.,
ltd.
CEO
/
Future
Designer
山村 友幸
- 5. Ÿ 効率的で質の高い医療・介護・福祉サービ
スの面的展開が図られる。
Ÿ 岩手県のヘルスケアタウンとして(高齢者
の住みやすい街)、地域のブランド化が図
られる。
超高齢化社会に対応した
まちと医療・介護・福祉の連携モデル
本事業を推進するメリット
本事業においては、地域の高齢者の現状調
査を行った上で、地域の医療関係者の意思と
意欲を最大限に尊重しつつ、以下のような事
業を展開する。
• 在宅の生活を支える、訪問医療・介護・リハ
ビリ、リハビリテーション病棟、診療所が連
携した医療モデルの設計
• 先進的なICT技術を活用した医療福祉情報
ネットワークの設計(遠隔診療/クラウドカ
ルテ/病院業務自動化の推進 等)
• 国内外の先進的な医療福祉の取り組みの
調査と評価、及び当地域への応用可能性の
検討
平成23年度作業内容
地
域
老人保健施設
小規模多機能
居宅介護事業所
在宅支援
サービス
地域包括
支援センター
居宅介護
支援事業所
こころのケア
医療サービス
有床
診療所
開業医
総合病院
住居
特養
グループ
ホーム
訪問サービス
訪問介護
事業所
自宅
多職種
訪問事業所
1
② 情報システムの構築(クラウドコンピュータ・通信技術)
① 連携モデルの設計と構築 規制緩和の検討
③ まちとの連携 (コミュニティ・雇用・交通など)
歯科
調剤薬局
5
気仙広域環境未来都市
検討資料から
- 15. 岩手/宮城/福島で大きく異なる
15
©
NEXt
CHANGE
co.,
ltd.
All
rights
reserved
岩手県
宮城県
福島県
仮設住宅が多い
(民間借上が少ない)
借上仮設が多い
(仮設住宅が少ない)
借上仮設が多い
県外避難が多い
住宅
産業/交通
放射能
水産業/農業
都市から遠い
過疎化の進展
水産業
仙台が近い
農業/畜産業
工業団地
低
中
?
- 20. 事前リサーチ:2市1町の総人口予測
0
5,000
10,000
15,000
20,000
25,000
30,000
35,000
40,000
45,000
50,000
55,000
60,000
65,000
70,000
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
2023
2024
2025
2026
2027
2028
2029
2030
2031
2032
2033
2034
2035
2036
2037
2038
2039
2040
2041
2042
2043
2044
2045
2046
2047
2048
2049
2050
2市1町総人口予測
0-‐19
20-‐64
65-‐74
75-‐
20
気仙広域環境未来都市
検討資料から
- 21. 事前リサーチ:2市1町の75才以上人口予測
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
14,000
16,000
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
2023
2024
2025
2026
2027
2028
2029
2030
2031
2032
2033
2034
2035
2036
2037
2038
2039
2040
2041
2042
2043
2044
2045
2046
2047
2048
2049
2050
75才以上人口の推移予測(2市1町集計)
75-‐79
80-‐84
85-‐89
90-‐94
95-‐
21
気仙広域環境未来都市
検討資料から
- 24. 0.20
0.40
0.60
0.80
1.00
1.20
1.40
1.60
1.80
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
岩手
気仙
2011年
2012年
2013年
現在、気仙地域では働き手が足りない
震災後の有効求人倍率(実数)の推移
- 28. 28
Global
Health
Summer
Program
のスケジュール
Day 1-2 (7/27-28)
講義 (於 東京大学)
Day 3-5 (7/29-31)
フィールドワーク
(陸前高田、石巻、南
相馬)
Day 6-7 (8/1-2)
アクション・プラン作成
(於 東京大学)
Day 8 (8/3)
アクション・プラン発表
(於 東京大学)
世界の健康課題(グローバルヘルス)と地域の健康増
進のためのアクション(ヘルス・プロモーション)につい
て学ぶ。
学生は3グループに分かれて東北の被災地(陸前高
田・石巻・南相馬)を訪問し、現地の多様なプレーヤー
(住民、行政、医療提供者、NGO)に話を聞き、「今、被
災地の健康・医療分野で何が課題なのか」を学ぶ。
被災地の生の声を通じて知った健康課題に対し、学生
独自の視点でアクション・プランを作成する。
アクション・プランを講師や被災地復興支援に携わる方
の前で発表し、実現可能性の高い案については実際
に現地で実行することを検討する。
- 33. ○ はまらっせん農園クラブとして自走する採算性の実現 農園生産物の売上>(農園運営費+健康診断費)
○ 近隣地域(大船渡市・住田町・釜石市等)への横展開
○ 食材のブランド化、農園の規模拡大と若者の雇用創出、観光ツアー開発など地域活性化
○ 従前より少子高齢化と産業の流出が進む被災地において、高齢者が中心になり地域コミュニティを維持強化するモデルを作る。
○ 地域文化の魅力を都会の若者が知り楽しみ、地域と都会が交流する未来の「都市・地方」 の交流モデルを作る。
○震災により高齢者の活動場所が喪失し、高齢者の生活不活発が問題になった。そのため、岩手県立高田病院では、平成24年度から「はまらっせん農園プロ
ジェクト」を立ち上げ、仮設住宅の住民のための農場を設置した(10の仮設住宅で11カ所の農園を設置、”はまらっせん”とは”いらっしゃい・お入りなさい・Let’s
join usを表す気仙地域の方言)。はまらっせん農園では、主に女性高齢者が参画し、骨密度や生きがい満足度の向上などの効果があったが、男性高齢者の引き
こもり対策としては機能していない。また、農園で生産された野菜の売り場がない、土地は地主の無償提供に頼っているなど、今後の持続性についても不安定な
状態となっている。
課題・問題意識(提案の背景)
「新しい東北」先導モデル事業
提案書(様式3)
はまらっせんキッチン(岩手県陸前高田市)
日本医療政策機構、はまらっせん農園クラブ、ケアプロ、ini&a&ve
for
Social
and
Public
Health、食と緑で心豊かな暮らしプロジェクト、三陸魚
文化研究所
事業の全体構想・目指す目標像
○取組みの狙いと概要
○ はまらっせん農園プロジェクトに参加しない不活発な高齢者の健康増進を進めるために、食事会と健康診断・保健指導を行う。
参加者全員の「血糖値、中性脂肪、総コレステロール、肝機能」の数値を計測し、健康指導を行う。(のべ800名に実施)
○ 食事会はレシピ研究家の指導を受け、同じものを東京でも開催。商品開発とチャネル開発のテストマーケティングを行う。
○ 健康診断で取得したデータをもとに介入前後調査を行い、被災地・高齢社会における健康増進政策のあり方を検討する。
平成25年度 「新しい東北」先導モデル事業
実施スケジュール
○取組の全体像と実施主体間の連携
平成26年度以降の展開
目指す目標像
取組①
はまらっせんキッチン
年度内スケジュール確定、開催準
備
取組② 調査全体設計
取組①
10カ所の仮設住宅で月1回
ずつ開催。各回10名に対して健康
診断を実施、医師・看護師・保健師
による健康診断を行なう。
振り返り
調査結果と次年度の取組案作成
来年度以降の展開
(1)
はまらっせん農園クラブとして自
走する採算性の実現
(2)
近隣地域(大船渡市・住田町・
釜石市等)への横展開
(3)
食材のブランド化、農園の規模
拡大と若者の雇用創出、観光ツ
アー開発など地域活性化の可能性
について検討を進める。
H25年10月
11月
〜H26年2
月
H26年3月
H26年4月
~
はまらっせん農園クラブ
効果測定、次年度取組案作成
健康診断で取得した血糖値・中性脂
肪・肝機能・総コレステロールのデータ
及びアンケートデータを用い介入前後
での健康状態の変化と今後の施策案
を作成
食と緑で心豊かなプロジェクト
はまらっせんキッチン@Tokyo
・試食会兼顧客開拓イベント
・計4回の開催と10万円の売上
はまらっせんキッチン
・仮設住宅での食事会、レシピ開発、健康診断と保健指導
・10仮設住宅で毎月開催 計40回
・のべ800名への健康診断・保健指導の実施
全体管理・情報発信
進捗管理、資金管理、
成果の国内外への発信を行う
食材提供
開催
健康診断・保健指導の実施
モバイルカルテの作成
取組①
取組②
取組③
レシピ
開発指導
介入
前後調査
取組③
はまらっせんキッチン
@Tokyo
年度内スケジュール確定、開催準
備
取組② リサーチャーによる現地訪
問調査を適宜実施。
取組③
はまらっせんキッチン
@Tokyo
月1回開催。トレンドセッターを招待
しフィードバックをもらうとともにPR
に協力してもらう。10万円の食材売
上を目指す。
- 34. ○椿の里山づくり;里山の管理に、障がい者の雇用創出及び体験型観光を通じた事業として持続。
○椿を使った商品開発・製造・販売;3〜4商品ラインアップ、1万個生産ロット、国内外販路の拡大を目指し、事業として持続。
○椿を通じた観光;地元ホテルと連携し椿を通じた食と美容、景観を目玉にした観光事業の確立。
○日本原産である椿の北限地域として、地域の遊休資源である「椿」を活用し、雇用機会の少ない障がい者を中心とした雇用創出を
実現する。地域再生・活性と地域ブランド開発事業として付加価値の高い、世界に通用するコスメブランドを開発・販売を目指す。
○古くから地域の宝とされてきた椿が資源として有効活用がされず遊休資源となってしまっている。地域資源としての認識を高め、椿を中心にした地域の活性化を図る。
○対象地域において障がい者の人口比率が比較的高く、さらに、60歳以上においてはさらに高くなっている。震災後、高齢化が進むにつれ、障がい者率が高まること
は容易に予想され、彼らが参画できる地域づくり、さらには地域外から現金収入を生み出せる産業づくりが課題となっている。
課題・問題意識(提案の背景)
「新しい東北」先導モデル事業 提案書(様式3)
地域の遊休資源である「椿」を活用した、
障がい者の雇用創出を目指す価値共創ビジネスの実現
(陸前高田市、大船渡市) ー(社)
re:terra ー
事業の全体構想・目指す目標像
○取り組む内容のねらい・実施主体間の連携等
○具体的には、次の3つを実現することを目標としている。
・椿の森づくり・種の収集を通じた障がい者・高齢者・若者の雇用創出モデルの構築
((社)re:terra,青松館,あすなろホーム,さんりくコスモス,きらり,朋友館,FMねまらいん,専門家招聘)
・三陸地域の遊休資源である「北限の椿」の商品開発((社)re:terra,地元高校生,専門家招聘)
・生産者と消費者を繋げる現地体験(ボランティア・地域交流)ツアー、観光事業の開発
((社)re:terra,(株)BOLBOP)
平成25年度 「新しい東北」先導モデル事業
実施スケジュール
○主な取組
平成26年度以降の展開
目指す目標像
取組①椿の種拾いの啓蒙活
動、「三陸・気仙夢の種拾い大
会」の開催とPR活動の実施。
取組②2014年春・夏向けの商
品開発、2013年11月販売予定
の商品の販路拡大のための営
業活動。
取組③地元ホテルと連携し観
光プログラム開発。
本格展開に向けた調整
来年度以降の展開
取組①椿の里山管理を通じて
障碍者の雇用創出、体験型観
光事業を持続
取組②生産数増加、商品の
多様性、国内外の販路拡大を
目指す
取組③地元ホテルと連携した
観光プログラムの確立
H25年10月
〜12月
11月
11月
H26年4月
~
【取組③椿を通じた観光】
(1)地元商店街と連携し、椿を通じたイベントや生産者
と消費者を繋げる観光事業の開発・企画・実施を行う。
(2)被災地外からの資金の流入を目指す。
【取組②椿を使った商品開発・販売】
(1)気仙椿の認知度を向上させ、付加価
値を高める商品PRを強化する。
(2)地域の人たちが積極的に取り組める
ような、遊休資源による生産から販売
までの安定的な産業構造を構築。
【取組①椿の里山づくり】
(1)地元里山保護団体と連携し、椿の植樹、
間伐しながら椿園をつくる。
(2)椿による6次産業モデル構築、里山整
備による雇用創出、里山づくりを通じた地
域コミュニティ再生と観光コンテンツ開発。
- 35. • 学生が1人で来て支援というのは難しい
• 震災という危機対応の中で、どんな人がどう行
動してきたのかを学ぶ価値はある
(学びの場としての東北)
• 日本の地域社会が抱える共通の課題を、豊富な
人材と予算で解決するモデル地区になるはず
(イノベーションの場としての東北)
被災地に医療関連の学生が来る意味
(ざっくりまとめ)