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IJPC-2 E問題解説

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IJPC-2 E問題解説

  1. 1. E 自動MOD取り機 @takayuta1999
  2. 2. 問題概要  以下のコマンドを処理してください  𝑖回目のコマンドの時、𝐴1~𝐴 𝑝の中で、𝑖 + 𝑣で割った余り が𝑖以上の値のものをすべて、 その数より大きい最小の 𝑖 + 𝑣の倍数に置き換える  𝐴 𝑝 の値を出力する  𝐴1~𝐴 𝑛 すべてに𝑣を加える  はじめ、 𝐴1~𝐴 𝑛 はすべて0
  3. 3. 考察  不思議なのは、コマンド1が任意の区間ではなくて、始点 が決まっている区間に対してしか行われないこと  なんか怪しいので別の見方をしてみよう
  4. 4. 考察  𝑖回コマンドを行った時の各𝐴𝑗の値を𝐵𝑖,𝑗とする  そして、次の図を眺める 𝐵0,1 𝐵0,2 … 𝐵0,𝑁 𝐵1,1 𝐵1,2 … 𝐵1,𝑁 𝐵2,1 𝐵2,2 … 𝐵2,𝑁 … 𝐵 𝑄,1 𝐵 𝑄,2 … 𝐵 𝑄,𝑁
  5. 5. 考察  𝑖回コマンドを行った時の各𝐴𝑗の値を𝐵𝑖,𝑗とする  そして、次の図を眺める 𝐵0,1 𝐵0,2 … 𝐵0,𝑁 𝐵1,1 𝐵1,2 … 𝐵1,𝑁 𝐵2,1 𝐵2,2 … 𝐵2,𝑁 … 𝐵 𝑄,1 𝐵 𝑄,2 … 𝐵 𝑄,𝑁 こ っ ち か ら 更 新 し て み よ う
  6. 6. 考察  上のように見たときに、コマンドはどのように変化するか を考える  すると次頁のような問題になる
  7. 7. 考察  𝑋1~𝑋 𝑄が与えられ、𝑥座標が𝑋𝑖の位置に𝑇𝑖(𝑇𝑖 ≧ 𝑖)秒間 緑信号、𝑣𝑖(1 ≦ 𝑣𝑖 ≦ 10)秒間赤信号の信号を置くことを 考える。  ただし、 𝑋1 ≦ 𝑋2 ≦ ⋯ ≦ 𝑋 𝑄  𝐴1, 𝐴2, … , 𝐴 𝑄の順番でこれらを設置していくので、あると ころまで設置した際、時間0で0からスタートして𝑥座標 が𝑥の場所にたどり着くのはいつか毎秒1動くとき答えよ  というクエリに答える問題になる
  8. 8. 考察  この問題において、各信号の色が変わる回数というのを 考える  これは、𝑇𝑖 + 𝑣𝑖秒して、初めて緑と赤が終わるので、𝑖回 目の信号にたどり着く時間としてありうるのが𝑋𝑖秒から 𝑋𝑖 + 𝑘=0 𝑖−1 𝑣 𝑘秒の間であることより、 1 ≦ 𝑣𝑖 ≦ 10である ことを利用すると、この周期は高々10(𝑖 − 1)/(𝑇𝑖 + 𝑣𝑖) 回しか起こらず、𝑇𝑖 ≧ 𝑖 より、高々10回しか変わることが ない
  9. 9. 解法  よって、新しい信号機が変わるたびに、各信号がいつに なったら状態が変わるかの値をsegtreeで管理すること により、各信号機にたどりつく時間を管理することができ る  これで、各クエリに対して、最も近い信号機からの距離を 足してあげることで解くことができる  ただし、このsegtreeはやや実装が重くバグりやすい  計算量 𝑂(10𝑄𝑙𝑜𝑔𝑄)

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