Successfully reported this slideshow.
We use your LinkedIn profile and activity data to personalize ads and to show you more relevant ads. You can change your ad preferences anytime.

バグ票システム立ち上げに必要なコト

663 views

Published on

長崎QDG NaITE-SIG セッション
「バグ票システム立ち上げに必要なコト」

Published in: Education
  • Be the first to comment

  • Be the first to like this

バグ票システム立ち上げに必要なコト

  1. 1. バグ票システム立ち上げに 必要なコト ~はじめてのバグ票システム 導入実践ガイドのご紹介~ 岡内 佑樹(NaITE バグ票システム検討SIG) 2016年10月7日 長崎QDG
  2. 2. 目次 1. NaITE バグ票システム検討SIG および ガイドとは 2. バグ票システムでよくある悩み 3. バグ票システムの導入プロセス ~企画から稼動準備~ 4. バグ票システムをよりよく活用するために 5. まとめ 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 2
  3. 3. 自己紹介 ▪ 名前:岡内 佑樹(おかうち ゆうき) ▪ 職歴 ▪ 愛知県 某社の組み込み車載機のテストエンジニア。テスト設計~テスト実施まで担当。 ▪ 2007年入社後から7年間、開発チームに在籍していたが、2014年からテストチームへ異動。 ▪ 資格 ▪ JSTQB Foundation Level,IVEC LEVEL 2 ▪ 社外活動 ▪ NaITE バグ票システム検討SIG JaSST(ソフトウェアテストシンポジウム)東海 実行委員 バグ票ワーストプラクティス検討プロジェクト ▪ その他、東海、関東の勉強会に参加 Twitter:@okauchiwani 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 3
  4. 4. 1.NaITE バグ票システム検討SIG および ガイドとは
  5. 5. NaITE バグ票システム検討SIGとは・・・ ▪ バグ票システムの導入検討、企画、実運用までのプロセスをまとめ、ガイド化を目的としたSIG(Special Interest Group)です。 ▪ バグ票システム導入に関し、実際に考えないといけない、考慮しないといけない点は多い。 ▪ 各バグ票システムのインストール、導入ガイドの情報はあるが、企画、検討について言及されているガイドが少ない。 という背景から、ガイドがないなら作ればいいじゃない!という飲み会の会話が発端でSIG発足。 NaITE (長崎IT技術者会) 長崎になんらかの縁や関わり、 興味があるIT技術者を中心とした技術コミュニティ。 バグ票ワーストプラクティス検討プロジェクト (バグ票ワープラ) バグ票のワーストプラクティス収集と分析、 議論を行っているコミュニティ。 NaITEバグ票システム検討SIG NaITEおよびバグ票ワープラの共同SIGという形で2016年4月より活動中。 (NaITEバグ票システム検討SIGにバグ票ワープラメンバが参加協力) SIGメンバ:池田暁、すずきしょうご、岡内佑樹 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 5
  6. 6. 「はじめてのバグ票システム 導入実践ガイド」とは ▪ これからバグ票システムを導入検討をしている方に有益な情報を提供することを目的に作成! ▪ 企画から稼働準備までのプロセスごとにやるべきことや着眼点などを解説! ▪ 特定のバグ票システムに寄らないので、どなたでもご利用頂けます! ▪ 2016年9月25日に第1.0版を公開しました! ▪ NaITE公式サイト バグ票システム検討SIGのページから無料でDLできますので是非ご活用下さい。 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 6 http://naite.swquality.jp/?page_id=40
  7. 7. 2.バグ票システムでよくある悩み
  8. 8. バグ票管理が出来ているうれしさをおさらい ▪ 「データが消えてしまう不具合って知ってる? すぐに報告が必要な案件だから、昼までに状況把握したい」(公式なミーティングで) →記録が不十分で、報告に時間がかかる。 ▪ 「ブロックバグでテストが全然進まないんだけど! ほかの不具合は良いから早く修正して!」(社内チャットで) →優先度の整理が行えていないので、手がついていない。 ▪ 「無限ループのバグって対策確認済み?」(突然、上司から) →重要な不具合の対策確認状況、抜けがあるかも・・・。 バグ票管理およびバグ票システムは、このような問題を改善します。 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 8
  9. 9. うれしさはわかった!早速バグ票システムを導入しよう! いまやバグ票システムの多くは、時間をかけずに手軽にインストールが可能です。 立ち上げるだけなら半日もあれば問題なく出来ます。この為、次のようなストーリーになりがちです。 ▪ バグ票システムは似通ったものが多いので、メジャーなシステムを導入しよう。 ▪ デフォルトのバグ票フォーマット、ワークフローでも”それなりに”利用が出来るだろう。 ▪ バグ票システムは特に導入教育がなくても、簡単に使えるだろう。 でも、このストーリー・・・なにか失敗しそうじゃないですか? 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 9
  10. 10. 実はこんな問題が・・・ ▪ バグ票システムは似通ったものが多いので、メジャーなシステムを導入しよう。 →システムの長所、短所が自分たちの目的と合っていない可能性。 ▪ デフォルトのバグ票フォーマット、ワークフローでも”それなりに”利用が出来るだろう。 →それなりには使えるが、その後無計画な変更におちいる可能性あり。 ▪ バグ票システムは特に導入教育がなくても、簡単に使えるだろう。 →新しいシステムの習熟には思っている以上に時間がかかる。手順を変えるとストレスも。 これらの問題が積み重なり、システムとして破綻! 誰も利用してくれない状況に・・! バグ票システムの導入、稼働の意味がなくなってしまう!これは最悪!! 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 10
  11. 11. せっかく導入したものが使われない・・・こんな悲しいことはない・・・ ▪ こんな悲劇が起こらないよう、「はじめてのバグ票システム 導入実践ガイド」をSIGで作成しました。 以下のようなケースでご利用頂けますとうれしいです。 ▪ バグ票システムをはじめて導入する時の情報源として。 ▪ バグ票システムの導入プロセスを知る為に。 ▪ そもそもバグ票システムとは・・・という理解を深める為に。 ▪ 詳細はガイドを是非手にとって頂ければと思います。 本発表ではガイドで解説している「バグ票システムの導入プロセス」をご紹介します。 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 11
  12. 12. 3.バグ票システムの導入プロセス ~企画から稼動準備~
  13. 13. バグ票システム導入プロセス ▪ バグ票システムは単にインストールして稼働すれば良いというわけでは無く、 実際には次のようなプロセスを経て稼働させることが大切です。(プロセスは本ガイドの定義です) ▪ 以降、このプロセスについて簡単に紹介します。 企画 設計 実装 テスト 稼働準備 稼働 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 13
  14. 14. 【企画】バグ票システム、必要ですか? ▪ バグ票システムを導入するということは、 従来のバグ票管理では行えない課題解決や、 開発プロセス、バグ票管理の改善など、かならず目的がある。 ▪ 導入をしようとするバグ票システムがその課題を解決出来るのか、 目的や求められる要求をすべて出し切り、 やること、やらないことをステークホルダーと合意を取りましょう。 企画 設計 実装 テスト 稼働準備 稼働 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 14
  15. 15. 【企画】バグ票システム、必要ですか? ▪ 目的:なんで今までのやり方ではダメなのか?バグ票システムを導入すれば解決するのか? ▪ 誰が:バグ票はいろいろな役割の人が見るけど、同じ見せ方で大丈夫? ▪ いつ:開発のいつからいつまで?24時間フル稼働? ▪ どこで:開発室?テストエリア内?オフショアのオフィスでも? ▪ いつまで:今回のプロジェクトのみ?今後のプロジェクトすべて? 企画 設計 実装 テスト 稼働準備 稼働 こんな人たちがバグ票システムを 利用します。 例: ・プロジェクトマネージャー ・開発担当者 ・テスト管理者 ・テスト作業者 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 15
  16. 16. 【設計】バグ票システムもシステムの1つ。設計なくして稼動もない。 ▪ バグ票システムもシステムの1つです。 ソフトウェア開発同様に設計が必要です。 ▪ 設定したい内容を整理し実装可能かどうかを十分に検討します。 ・バグ票自体のライフサイクル(ワークフロー)の設定仕様 ・バグ票で扱う情報の設定仕様 ・利用者と権限の設定仕様 ・必要な機能やその仕様 ・動作環境、必要となるインフラの仕様 企画 設計 実装 テスト 稼働準備 稼働 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 16
  17. 17. 【設計】バグ票システムもシステムの1つ。設計なくして稼動もない。 ▪ バグ票自体のワークフロー(ライフサイクル)の設定仕様:バグ票の一生ってどんな状態? シンプルなバグ票のライフサイクル例: ▪ 必要な機能やその仕様:動画や、現象発生時のログデータ、ほかに必要な情報は? ▪ 動作環境、必要となるインフラの仕様は? 企画 設計 実装 テスト 稼働準備 稼働 新規登録 バグ修正中 対策完了 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 17
  18. 18. 【実装】設計書から実際のシステムへ、形にしていく ▪ 設計した内容をシステムに落とし込んでいきます。 システムによる開発言語や設定方法の違いも考慮が必要です。 ▪ 使い勝手や拡張性、カスタマイズが容易かなどを観点とし、 システムを比較検討することが大事です。 ▪ ガイドでは代表的なバグ票システムの特徴を簡単に紹介しています。 ・Excel、Redmine、Trac、Mantis 企画 設計 実装 テスト 稼働準備 稼働 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 18
  19. 19. 【実装】設計書から実際のシステムへ、形にしていく ▪ システムの選定 選定に必要な観点や各システムの特徴を実際の動作画面を交えて解説。 自社内の知識的な資産も観点の一つに。 ▪ 選定したシステムに対応した実装仕様の作成 どのファイル、どの項目を変更、どれまでの影響範囲があるのかを 十分に把握する。 企画 設計 実装 テスト 稼働準備 稼働 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 19
  20. 20. 【テスト】いきなりシステム終了に追い込まれない為に・・・ ▪ バグ票システムも人が実装するものなので、 思わぬバグが存在する可能性があります。 ▪ 実装した機能が正常に動作することを検証しましょう。 実際のワークフローを試したり、各パラメータが期待通りの入力形式、 データ型になっていることを確認、ステータス変更時の各種通知や、 バグ票のレポートが期待通りか・・など。 企画 設計 実装 テスト 稼働準備 稼働 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 20
  21. 21. 【稼動準備】フローを変化させられると、誰でもストレスを覚えます ▪ 要求があったから立ち上げたバグ票システムとはいえ、 利用者が触ったことのないシステムを使うには慣れるまで時間がかかったり、 想定外のトラブルが発生することもあります。 ▪ 利用効率を落とさない為に、 説明会や導入教育などを実施することが大切です。 企画 設計 実装 テスト 稼働準備 稼働 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 21
  22. 22. 【稼動準備】フローを変化させられると、誰でもストレスを覚えます 実施しておくと良いことの一例 ・バグ票システムの導入背景、目的をちゃんと伝える。 ・利用者用、管理者用のマニュアルをまとめる。 ・利用者を集めて、説明会を実施する。 企画 設計 実装 テスト 稼働準備 稼働 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 22
  23. 23. 4.バグ票システムを よりよく活用するために
  24. 24. 稼動後のノウハウも少しだけ・・・。 ▪ バグ票は、上手く利用できれば、未然に不具合を減らす活動や、 効率の良いテストを導き出すことも可能です。 ▪ バグ票システムを導入したとしても、バグ票そのものを上手く書いたり、やりとりができなければ ソフト開発に役に立たないものとなってしまいます。 ▪ システムはあくまでシステムであって、いかに有効に使うかが重要! ▪ このためにワーストプラクティスの知識を持っておくとよいでしょう。 本発表では「バグピンポン」を紹介します。 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 24
  25. 25. 【ワーストプラクティス例】 バグピンポン ▪ テスト担当者と開発担当者の間で、ある現象やふるまいに対して、 「バグである」「バグではない(仕様である)」というやり取りが収束しない状態を示します。 ▪ 担当者間の情報共有が不完全、過剰な責任分担意識から自分の立場を守ることや、 テスト担当者の「品質番人意識」が要因と考えられます。 ▪ この現象を防ぐには、テスト担当者と開発担当者の間に調整役を置くことや、 テスト目的を共有し、「何を確認するためのテストなのか?」を合意取りながら、 プロジェクトを進めていくことで防ぐことが出来るでしょう。 ガイドでは、他のワーストプラクティスも紹介しています! バグピンポンの出展: 長沢智治のライフサイクルブログ https://blogs.msdn.microsof t.com/tomohn/2008/12/07/te ch-days-4/ 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 25
  26. 26. 5.まとめ
  27. 27. まとめ ▪ バグ票システムは稼働までにプロセスがある。 ▪ バグ票システムをよりよく使うためにワーストプラクティスなどの知識(バグピンポンなど)があると良い。 ▪ 「はじめてのバグ票システム 導入実践ガイド」は無料でDL可能。 【バグ票システム検討SIGのこれから!】 ・ガイドの内容のさらなる充実(改版) ・ガイドをベースにしたチュートリアル(トレーニング勉強会)の実施 ・そのほか,バグ票システム活用のための情報整理や公開等 企画 設計 実装 テスト 稼働準備 稼働 2016/10/7©Yuki Okauchi ©NaITE ©NaITEバグ票システム検討SIG 27 バグ票システム検討SIGでは一緒に活動頂ける方を募集しています。
  28. 28. 今回紹介したガイドは NaITE公式サイトより無料でDL可能! ご活用ください! http://naite.swquality.jp/?page_id=40
  29. 29. ご清聴ありがとうございました! 岡内 佑樹(NaITE バグ票システム検討SIG)

×