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第23回広島大学外国語教育研究センター 外国語教育研究集会

シンポジウム「ICTを援用した外国語教育: 一斉指導と個別・協同学習の連携」

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協同につながるICT
ICTが活きる協同
亘理 陽一!
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ICT

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文法を学ぶ・理解する

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その場面・状況を
(・社会・考え方)
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Demo
「協同」、どこ行った?
協同につながるICT
ICTが活きる協同
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ICT活用を考えるための論点

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協同学習:概念整理と理論的背景

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英語教育における協同学習研究の現状と課題

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いくつかの可能性:共有・制作・交流
ICT活用を考えるための論点
ICT活用を考えるための論点
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活用に際して教師に求められるもの(Compton,
2009, pp. 81-86)
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ICT活用を考えるための論点
そうだ、
阪上先生に こう!
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ICT活用を考えるための論点
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ICT活用の長所(Fuchs & Akbar, 2013, pp. 161-163)
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(経験のある教師ほど)授業に多様性

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教材に広がりと真正性

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生徒のコミットメント・集中を高める
ICT活用を考えるための論点
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ICT活用の短所(Fuchs & Akbar, 2013, pp. 161-163)
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大きい負担?→要トレーニング、経験

•

ネットやアプリに依存→要環境整備

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対面コミュニケーションの欠落の...
ICT活用を考えるための論点
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外国語学習に採り入れる際の基準 (Chapelle, 2001)
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Language learning potential

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Demo
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「協同」、どこ行った?
協同学習:概念整理と理論的背景
協同学習:概念整理と理論的背景
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個別教科の特性に応じた研究の枠組みが必要
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協同学習:概念整理と理論的背景
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協調 collaboration(認知科学・学習科学)
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Miyake (1986), 植田・岡田(編)(2000), 三宅(2006)

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協同学習:概念整理と理論的背景
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協同学習:概念整理と理論的背景
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区別する立場(Cuseo, 1992; Brufee, 1995; Dillenbourg,
1999; Storch, 2013; Cf. Barkley et al, 2005)
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協同学習:概念整理と理論的背景
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1999; Storch, 2013; Cf. Barkley社会的構成主義の学習観
et al, 2005)
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協同学習:概念整理と理論的背景
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一般的利点・追究するもの(Coelho, 1992; Johnson et al.,
1994; Richards & Rodgers, 2001; Kollar & Fischer, 2010)
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協同学習:概念整理と理論的背景

以下の理論的背景の整理は
McCafferty et al. (2006)に
全面がっぷりよつで
依拠しています。
協同学習:概念整理と理論的背景
•

社会心理学→対等性、目標の共有
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Deutsch (1949): 生産性; 競争<協力

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Allport (1954): 協調的・生産的相互作用の条件
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協同学習:概念整理と理論的背景
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発達心理学→互恵的相互依存関係
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Vygotsky: ZPD→積極的相互依存

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協同学習:概念整理と理論的背景
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認知心理学→理解深化、モニタリング
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(1989), Webb & Farivar (1994): 情...
協同学習:概念整理と理論的背景

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教育学→能力の共同性、公共性・社会性
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Rogers (1979): 共感的理解

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Dewey, Freire: 縮図化された共同体での経験の
再構成; 教室・学校 現実社会
協同学習:概念整理と理論的背景
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本発表で採用する定義・視角
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「互恵的な相互依存関係を必然とする目標が確

かに共有されたグループ学習」(関田, 2004, p.58)
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協同学習:概念整理と理論的背景
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目標達成にはメンバー全員の貢献が必要
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実をあげる具体的な相互作用のあり方は、相互
依存構造が本質的に規定(亀田, 2000, p.66)
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協同学習:概念整理と理論的背景
社会的知識構築と個人の理解のプロセスの関係

each other outside of class.

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英語教育における
協同学習研究の現状と課題
英語教育における
協同学習研究の現状と課題

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学術誌での概観
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SLA研究・外国語教育関連: LL, AL, SSLA, System,
LTR, ELT Journal, TESOLQ, LA, IRAL, etc.
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英語教育における
協同学習研究の現状と課題
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研究テーマによる分類(協同学習研究全体)
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英語教育における
協同学習研究の現状と課題
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視覚・聴覚的補助の効果: Jakobsdottir & Hooper
(1995),...
英語教育における
協同学習研究の現状と課題
•

Cf. グループ・エンジニアリングの目標(亀田,
1997)
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(a) 空間的・時間的なハンディキャップを克服
(b) グループの決定の質を高める

(a)タイプの研究>(b)タイ...
英語教育における
協同学習研究の現状と課題
•

「協同」を冠した実践報告は多い(特に国内);
同様の試みは以前から(三浦ほか, 2006; 江利川,
2009; 江利川(編), 2012)
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英語教育における
協同学習研究の現状と課題
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英語教育における
協同学習研究の現状と課題
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懸念される問題
集団と個人のdilemma
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各メンバーの役割・必要な貢献が明確である必要

集団極化現象(Lamm & Myers, 1978)
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懸念される問題
集団と個人のdilemma
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パフォーマンスの質: 「文殊の知恵」の険しさ
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グループレベルでの創発性を生む(Wegner, 1987)
メタ認知の共有には長期的な関...
研究上の課題
•

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2007; Strijbos & Fischer, 2007; Weinberger et al., 2007)
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協同につながるICT
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いくつかの可能性:
共有・制作・交流
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まとめ
• ICTの活用
• ICTでなけれならないこと
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• 授業運営

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期待し得るところ

• フォローアップ、自学自習支援
まとめ
• 先生のため:

授業の多様性・効率性・双方向性を高め
る可能性→まずは教師が活用する姿があると良い
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• 対面コミュニケーションを欠落させないよう配慮

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まとめ
• 先生のため:

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る可能性→まずは教師が活用する姿があると良い
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ミュニケーションを欠落させないよう配慮

• ネット・リテラシーの問題:
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  1. 1. 第23回広島大学外国語教育研究センター 外国語教育研究集会 シンポジウム「ICTを援用した外国語教育: 一斉指導と個別・協同学習の連携」 ! 協同につながるICT ICTが活きる協同 亘理 陽一! eywatar@ipc.shizuoka.ac.jp! 静岡大学
  2. 2. Demo
  3. 3. Clearing the ground ICT 単語・表現を覚える 文法を学ぶ・理解する by ... 英語使用者の文化 その場面・状況を (・社会・考え方) 理解する を知る
  4. 4. Demo
  5. 5. Demo
  6. 6. 「協同」、どこ行った?
  7. 7. 協同につながるICT ICTが活きる協同 • ICT活用を考えるための論点 • 協同学習:概念整理と理論的背景 • 英語教育における協同学習研究の現状と課題 • いくつかの可能性:共有・制作・交流
  8. 8. ICT活用を考えるための論点
  9. 9. ICT活用を考えるための論点 • 活用に際して教師に求められるもの(Compton, 2009, pp. 81-86) • Technological skills • Pedagogical skills →授業支援 for teachers • Evaluation skills →英語学習支援 for learners
  10. 10. ICT活用を考えるための論点
  11. 11. そうだ、 阪上先生に こう! https://twitter.com/ tsk_ict
  12. 12. ICT活用を考えるための論点 • ICT活用の長所(Fuchs & Akbar, 2013, pp. 161-163) • (経験のある教師ほど)授業に多様性 • 教材に広がりと真正性 • 生徒のコミットメント・集中を高める
  13. 13. ICT活用を考えるための論点 • ICT活用の短所(Fuchs & Akbar, 2013, pp. 161-163) • 大きい負担?→要トレーニング、経験 • ネットやアプリに依存→要環境整備 • 対面コミュニケーションの欠落のおそれ
  14. 14. ICT活用を考えるための論点 • 外国語学習に採り入れる際の基準 (Chapelle, 2001) • Language learning potential • Meaning focus • Learner fit • Authenticity • Positive impact • Practicality Interactive Repeatable User-friendly
  15. 15. Demo
  16. 16. だから 「協同」、どこ行った?
  17. 17. 協同学習:概念整理と理論的背景
  18. 18. 協同学習:概念整理と理論的背景 • 分野・研究者ごとに協同の意味や焦点が異なる • 技法よりも教育内容・教材の観点からの研究を • 個別教科の特性に応じた研究の枠組みが必要 • 言語的知識の学習×協同学習 • コミュニケーション活動×協同学習 同じ?
  19. 19. 協同学習:概念整理と理論的背景 • 協調 collaboration(認知科学・学習科学) • • 協同 cooperation(教育心理学) • • Miyake (1986), 植田・岡田(編)(2000), 三宅(2006) Sugie (1995), 杉江(2004), 関田・安永(2005), 安永(2012) 協同・共同・協働 collaboration(教育学) • 佐伯・藤田・佐藤(編)(1996), 佐藤(2004), 金子(2008)
  20. 20. 協同学習:概念整理と理論的背景 • 学習過程の中のメカニズム 協調 collaboration(認知科学・学習科学) • • 協同 cooperation(教育心理学) • • Miyake (1986), 植田・岡田(編)(2000), 三宅(2006) Sugie (1995), 杉江(2004), 関田・安永(2005), 安永(2012) 協同・共同・協働 collaboration(教育学) • 文化的・社会的・倫理的営みの理念 佐伯・藤田・佐藤(編)(1996), 佐藤(2004), 金子(2008)
  21. 21. 協同学習:概念整理と理論的背景 • 区別する立場(Cuseo, 1992; Brufee, 1995; Dillenbourg, 1999; Storch, 2013; Cf. Barkley et al, 2005) • • • collaborative learning: 一緒に作業する共同事業 cooperative learning: 個々人の分担作業の集約 「教師による関与づけや関与の仕方に代表される学 習場面の構造化の程度」の違い;両者を区別する明 確な基準はない(安永訳, 2009, pp.ii-iii)
  22. 22. 協同学習:概念整理と理論的背景 • 区別する立場(Cuseo, 1992; Brufee, 1995; Dillenbourg, 1999; Storch, 2013; Cf. Barkley社会的構成主義の学習観 et al, 2005) • • • collaborative learning: 一緒に作業する共同事業 cooperative learning: 個々人の分担作業の集約 対伝統的・競争的学習観 「教師による関与づけや関与の仕方に代表される学 習場面の構造化の程度」の違い;両者を区別する明 確な基準はない(安永訳, 2009, pp.ii-iii)
  23. 23. 協同学習:概念整理と理論的背景 • 一般的利点・追究するもの(Coelho, 1992; Johnson et al., 1994; Richards & Rodgers, 2001; Kollar & Fischer, 2010) • 全ての学習者の到達度を高める • 教師と学習者の間に良好な関係を築く • 社会的・心理的・認知的発達に必要な経験を与える • 競争的な組織構造を、チームを中心とする高いパ フォーマンスの組織構造に置き換える
  24. 24. 協同学習:概念整理と理論的背景 以下の理論的背景の整理は McCafferty et al. (2006)に 全面がっぷりよつで 依拠しています。
  25. 25. 協同学習:概念整理と理論的背景 • 社会心理学→対等性、目標の共有 • Deutsch (1949): 生産性; 競争<協力 • Allport (1954): 協調的・生産的相互作用の条件 • • a) 対等な関係, b) 共通の目標, c) 協同の承認 Aronson et al. (1978): Jigsaw→info. gap/ exchange
  26. 26. 協同学習:概念整理と理論的背景 • 発達心理学→互恵的相互依存関係 • Vygotsky: ZPD→積極的相互依存 • Wood et al. (1976): 足場かけ(scaffolding) • • Peer activities, cross-age tutoring Lave & Wenger (1991): “community of practice”
  27. 27. 協同学習:概念整理と理論的背景 • 認知心理学→理解深化、モニタリング • • Craik & Lockhart (1972), Wittrock (1974), Webb (1989), Webb & Farivar (1994): 情報処理の深さ 説明は双方にメリット(Hatano & Inagaki, 1991; Brown, 1997; 當眞, 2005; 秋田, 2006)
  28. 28. 協同学習:概念整理と理論的背景 • 教育学→能力の共同性、公共性・社会性 • Rogers (1979): 共感的理解 • Dewey, Freire: 縮図化された共同体での経験の 再構成; 教室・学校 現実社会
  29. 29. 協同学習:概念整理と理論的背景 • 本発表で採用する定義・視角 • 「互恵的な相互依存関係を必然とする目標が確 かに共有されたグループ学習」(関田, 2004, p.58) • • 単なるグループでの学習(共同)ではない 4∼6人の小集団による学習形態に限られない (杉江, 2004, p.158); 適切な形態は内容に依る
  30. 30. 協同学習:概念整理と理論的背景 • 目標達成にはメンバー全員の貢献が必要 • • グループの目標達成=個々の利益 実をあげる具体的な相互作用のあり方は、相互 依存構造が本質的に規定(亀田, 2000, p.66) • 協同のために適切な介入(Shellens et al. 2007; Deiglmayr & Spada, 2011; Mäkitalo-Siegl et al, 2011; van Loon et al, 2012)
  31. 31. 協同学習:概念整理と理論的背景 社会的知識構築と個人の理解のプロセスの関係 each other outside of class. Formalize Cultural artifacts Explicate implications Personal understanding Tacit preunderstanding and objectify Negotiate perspective Use in activity Personal comprehension Accept as one’s own Collaborative knowledge Make problematic Shared understanding Social knowledge building Clarify meanings Argumentation and rationale Discuss alternatives Personal focus Articulate in words Public statements Figure 1. A diagram of knowledge-building processes (Stahl, 2006, p. 203). Other people’s public statements Stahl (2008, p.203)
  32. 32. SLA研究/外国語教育との関わり • Interaction/Output hypothesis • • 流暢さ・正確さ・様々な言語スキルの向上 Task-based/Content-based approachと結びつけた授業構成 • 何らかの解決すべき/特定のテーマの学習という目標を もった意味・内容中心のコミュニケーション活動 • Learner autonomy/Individual differences • 主体性の涵養/熟達度の違いに対する対応
  33. 33. 英語教育における 協同学習研究の現状と課題
  34. 34. 英語教育における 協同学習研究の現状と課題 • 学術誌での概観 • • • SLA研究・外国語教育関連: LL, AL, SSLA, System, LTR, ELT Journal, TESOLQ, LA, IRAL, etc. 教育(心理学)関連: Int’l Journal of Educational Research, Learning and Instruction, Computer and Education, Teaching and Teacher Education, etc. 国内: 学会誌・紀要
  35. 35. 英語教育における 協同学習研究の現状と課題 • 研究テーマによる分類(協同学習研究全体) • • (b) Content-basedにおけるand/or他教科との「協同」 • (c) 教師教育・教員養成における「協同」 • • (a) Computer Supported/Assisted Collaborative Learning (d) 教科内での具体的な協同学習の内容・方法 論文数: (a)>(b)>(c)>(d) (Cf. Hmelo-Silver & Bromme, 2007)
  36. 36. 英語教育における 協同学習研究の現状と課題 • (a) Computer Supported/Aided Collaborative Learning • 視覚・聴覚的補助の効果: Jakobsdottir & Hooper (1995), Inglese et al. (2007) • (Peer) Writing: Ge (2011), Yeh et al. (2011) • SNS/ゲームの活用: Lantz-Andersson et al (2013). Vandercruysse et al (2013), Wu et al. (2013) • 相互依存構造: Lund & Rasmussen (2008), Van Steendam et al. (2010)
  37. 37. 英語教育における 協同学習研究の現状と課題 • Cf. グループ・エンジニアリングの目標(亀田, 1997) • • • (a) 空間的・時間的なハンディキャップを克服 (b) グループの決定の質を高める (a)タイプの研究>(b)タイプの研究
  38. 38. 英語教育における 協同学習研究の現状と課題 • 「協同」を冠した実践報告は多い(特に国内); 同様の試みは以前から(三浦ほか, 2006; 江利川, 2009; 江利川(編), 2012) • 学習者は積極的に参加・好意的に受容(Gillies, 2004; Cf. Schoor & Bannert, 2011) • 何が、どのように「協同的」なのかというこ との理論的根拠の不在
  39. 39. 英語教育における 協同学習研究の現状と課題 • (d)はOutput/Productive activities中心 • Kowal & Swain (1994), Kuiken & Vedder (2002), Jacobs (2003), García Mayo (Ed.) (2007), Kim (2009), Storch (2013), 阿部・山西 • Receptiveな、「理解」重視の授業における協同学 習の可能性は?(Ghaith & Yaghi, 1998; 寺島, 2008; Jalilifar, 2009; Cf. Spörer et al, 2008); 個別学習を上回 るとはまだ…
  40. 40. 英語教育における 協同学習研究の現状と課題 • 組織的・継続的実践の困難さ • Cf. 佐藤・佐藤(編), 2003; 佐藤, 2006;杉江(編), 2003 • 大学(松畑ほか, 2003; 林, 2006; 上田ほか, 2006; 井 田, 2007)・中学(小嶋・奈良, 2005)・小学校(鈴木, 2007) • Cf. 江利川(編)(2012)
  41. 41. 懸念される問題 集団と個人のdilemma • ただ乗り(Olson, 1965), 人まかせ • • 各メンバーの役割・必要な貢献が明確である必要 集団極化現象(Lamm & Myers, 1978) • 共有情報の再確認になる傾向; 議論の平均化 • 認知的中心性を持つメンバーが主導的になる傾向 • 思考の外化の多様化、活性化が必要(楠・佐伯, 1999)
  42. 42. 懸念される問題 集団と個人のdilemma • パフォーマンスの質: 「文殊の知恵」の険しさ • • 誰が何を知っているかという正確なメタ認知こそが グループレベルでの創発性を生む(Wegner, 1987) メタ認知の共有には長期的な関係が必要; 創発的な 協同関係の構築には時間がかかる(亀田, 1997) • 学習者は「協同学習」の何に(不)満足しているのか (長濱ほか, 2009; 鈴木・邑本, 2009; 津田, 2013)
  43. 43. 研究上の課題 • 産出量・CAF・LRE等での量的実証の意義と限界(Cf. Beers et al, 2007; Strijbos & Fischer, 2007; Weinberger et al., 2007) • • • プロセス・プロダクト・意識の3レベルで(山西, 2014) 理念としての協同には定量的把握になじまない側面も それでも相互依存構造の操作的定義を求めるなら…(De Wever et al., 2007);タスク分類のTriadic Componential Framework (Robinson, 2001; 2007; Robinson & Gilabert, 2007; Cf. Kim, 2009) • 認知要因・相互作用要因を通じて「協同」を測る…?
  44. 44. もっと「協同につながるICT, ICTが活きる協同」ぽい話をしろ
  45. 45. 協同につながるICT ICTが活きる協同 • 提示: わかりやすさ • 評価: 自己評価/相 互評価 • 共有: 学び合い
  46. 46. 協同につながるICT ICTが活きる協同 • 写真・動画を撮影し、拡大提 示/リアルタイム中継 • グループの意見やアイディアを 集約し比較・検討 • 活動経過、実験・演習・観察 の結果を整理して発表・共有 • TV会議で外部との協働学習/遠 隔講義
  47. 47. いくつかの可能性: 共有・制作・交流
  48. 48. 学習者のためのICT は聞く・話すが充実
  49. 49. 学習者のためのICT • Real英会話 • SpeakAP • ネイティブが使う表現集 • Siri/音声認識/ボイスメモ/カメラ • Podcast/TED: Ideas worth spreading
  50. 50. 先生のためのICT は無線通信・教材作成
  51. 51. 先生のためのICT • Safariがあれば何でもできる • 黒板でスライドを利用する • Bluetooth®で動線をもっと自由に • 音声・動画教材を自由に編集・作成 • 授業準備・運営補助に有効活用する • 添削・コメントもiPad×ScanSnap×GoodReaderで
  52. 52. Bluetooth®で 動線をもっと自由に • 設定→Bluetooth • 対応スピーカー • レシーバー • 音源を問わない • 自動接続 • 接続先が固定されない
  53. 53. 音声・動画教材を 自由に編集・作成 • 語学プレーヤー〈NHK出版〉 • 再生速度調節(iPad/iPhone内の音声) • Yubiquitous Text • 音声・動画教材作成・再生制御
  54. 54. Demo
  55. 55. まとめ • ICTの活用 • ICTでなけれならないこと • ICTでなくても良いが便利なこと • 英語指導・学習 • 授業運営 協同性の発揮を 期待し得るところ • フォローアップ、自学自習支援
  56. 56. まとめ • 先生のため: 授業の多様性・効率性・双方向性を高め る可能性→まずは教師が活用する姿があると良い • 準備負担・ネット/アプリ環境を考慮 • 対面コミュニケーションを欠落させないよう配慮 • 生徒のため: 1人に1台は必ずしも必要ではない • 実際の英語使用に触れられ、学習者の現状・目的に 合致し、繰り返しの学習に適し、実用的なものであ るかどうかを判断・助言
  57. 57. まとめ • 先生のため: 授業の多様性・効率性・双方向性を高め る可能性→まずは教師が活用する姿があると良い • 準備負担・ネット/アプリ環境を考慮の上、対面コ ミュニケーションを欠落させないよう配慮 • ネット・リテラシーの問題: • just keeping discipline in a face-to-face classroom (Hampel & Stickler, 2005) • 遠ざけるよりLearning by using

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