OpenStack Grizzly Release

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OpenStack Grizzly リリースの新機能を紹介します。

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OpenStack Grizzly Release

  1. 1. OPENSTACK 2013.1“Grizzly Release”2013.6.21OSC2013@NagoyaAkira YOSHIYAMAUPDATED!!
  2. 2. 目次はじめにOpenStack Grizzlyの構成コンポーネントスケーラビリティ強化ユーザビリティ強化ユーザ管理機能強化セキュリティ強化対応機器追加・機能強化Novaの機能分離その他の機能強化
  3. 3. はじめに 2013年4月5日(日本時間)、OpenStack の7番目の正式リリースとなる「OpenStack 2013.1」(コードネーム:Grizzly)がリリースされました。 各コンポーネントの膨大な新機能の中から、各コンポーネントに共通するトピックを中心に紹介します。
  4. 4. OpenStack Grizzlyの構成コンポーネントNova(IaaS基盤)Glance(VMテンプレート管理基盤)Horizon(WebUI)Keystone(統合認証基盤)QuantumNeutron(仮想ネットワーク基盤)Cinder(ブロックストレージ基盤)Swift(クラウドストレージ基盤)Webアクセス APIアクセス※コンポーネント名は全て プロジェクト名(コードネーム) で表記
  5. 5. スケーラビリティ強化Nova(IaaS基盤)– 複数のNovaシステムの階層管理(Cells)– VMホスト数増加に伴うDB負荷増加の回避Quantum Neutron(仮想ネットワーク基盤)– 内部通信をAMQP化– 複数のL3/DHCP処理サーバにおける複数ネットワーク対応Swift(クラウドストレージ基盤)– 複数ゾーンをグループ化して管理可能(Region)※残念ながら複数Swiftシステム間レプリケーションは先送りCinder(ブロックストレージ基盤)– 1管理プロセスによる複数ストレージ管理対応
  6. 6. 従来の複数Nova環境(リージョン)Novaクラスタ(リージョンA)クラウドAPINovaクラスタ(リージョンB)クラウドAPINovaクラスタ(リージョンC)クラウドAPI
  7. 7. 階層型のNova環境(セル)Novaクラスタ(子セルA)Novaクラスタ(子セルB)Novaクラスタ(子セルC)親セルクラウドAPInova-cell nova-cell nova-cell
  8. 8. ユーザビリティ強化Horizon(WebUI)– Quantum Neutronのネットワーク新機能対応– VMテンプレートイメージのアップロード– VM移動(コールドマイグレーション)– 起動後のVMへのセキュリティグループ追加– フローティングIPアドレス割当の簡便化– UIレイアウトの変更Nova(IaaS基盤)– 複数VM作成時のVM名の個別化– SPICE(Linux用リモートデスクトップ)対応– デフォルトのセキュリティグループのカスタマイズ対応– 起動後のVMへの仮想ネットワークI/F追加
  9. 9. ユーザ管理機能強化Keystone(統合認証基盤)– ユーザグループ● 企業内の組織構造の反映● グループへのロール割当可能– ドメイン● ユーザ/グループ/プロジェクトの名前空間– アクティブディレクトリ対応– 認証機構のプラグイン化
  10. 10. セキュリティ強化Keystone(統合認証基盤)– PKIベースの署名付きトークン(※)のデフォルト化※トークン:認証済みユーザ用の一時認証鍵(≒Web のクッキー)– プロジェクト内のユーザ間権限移譲– 新APIでURL中のトークンを排除– 新API全体をポリシーファイルでアクセス権制御Quantum Neutron(仮想ネットワーク基盤)– Novaのセキュリティグループ(ファイアウォール)機能移植・強化Nova(IaaS基盤)– VMホストのDBアクセス廃止Glance(VMテンプレート管理基盤)– 複数ユーザでのVMイメージ共有対応
  11. 11. 対応機器追加・機能強化Nova(IaaS基盤)– 物理マシン(x86系PCサーバ)によるIaaS対応– VMware、Hyper-V、PowerVM ドライバの機能強化Quantum Neutron(仮想ネットワーク基盤)– Big Switch、Brocade、Hyper-V、Plum Grid、Midonet プラグイン追加– Nicira NVP、Ryu プラグイン強化Cinder(ブロックストレージ基盤)– EMC VNX/VMAX、HP 3PAR、CORAID(AoE)、HUAWEI、Scality SOFS、NFS仮想ブロック、GlusterFSドライバ追加– Linux iSCSI ドライバの LVM シン・プロビジョニング対応– iSCSIバックエンドとしてのLIO対応– ファイバ・チャネル経由でのボリュームアタッチ対応
  12. 12. Novaの機能分離Quantum Neutron(仮想ネットワーク基盤)– Nova元来のネットワーク関連機能を概ね実装● セキュリティグループ(ファイアウォール)機能追加● NovaメタデータAPI連携機能追加Nova(IaaS基盤)– Quantum Neutronのセキュリティグループ機能に対応Horizon(WebUI)– Quantum Neutronの新機能に対応
  13. 13. NovaOpenStack発足当時のNovaVM管理ネットワーク管理オブジェクトストレージディスクイメージテンプレート管理ボリューム管理ユーザ・プロジェクト管理Swiftオブジェクトストレージ
  14. 14. NovaQuantumNeutronCinder SwiftGlanceOpenStack FolsomリリースVM管理ネットワーク管理オブジェクトストレージディスクイメージテンプレート管理ボリューム管理Keystoneユーザ・プロジェクト管理ネットワーク機能ボリューム機能未実装の機能はNova側で代替HorizonWebUI
  15. 15. HorizonWebUINovaQuantumNeutronCinder SwiftGlanceOpenStack GrizzlyリリースVM管理ネットワーク管理オブジェクトストレージディスクイメージテンプレート管理ボリューム管理Keystoneユーザ・プロジェクト管理ネットワーク機能ボリューム機能Nova元来のネットワーク関連機能をほぼ実装+ロードバランサ機能追加方式次第で不要
  16. 16. その他の機能強化Swift(クラウドストレージ基盤)– CORS対応– Quota対応(ユーザコンテナ単位、アカウント単位)– 1オブジェクトの複数部分取得対応– レプリケーション(複製)機能の制限緩和● リングのレプリカ数調整対応、レプリカ数の異なる複数リングに対応● 特定デバイス/パーティション上のレプリケーション実行– サーバの応答性能に応じた負荷分散Nova(IaaS基盤)– 管理API強化● アベイラビリティゾーン関連API追加、nova-manageコマンド機能移植Cinder(ブロックストレージ基盤)– Swiftへのボリュームバックアップ
  17. 17. まとめOpenStack Grizzlyでは、以下の強化が行われています。– スケーラビリティ強化– ユーザビリティ強化– ユーザ管理機能強化– セキュリティ強化– 対応機器追加・機能強化– Novaの機能分離その他多数各社よりインストーラも公開されています。是非お試し下さい。
  18. 18. Question ?Question ?
  19. 19. Thank you!Thank you!OpenStack; The OSS cloud operating systemOpenStack; The OSS cloud operating system
  20. 20. 参考
  21. 21. 次期版:Havanaリリース● 現在育成段階の下記コンポーネントが正式にマージされる– Heat(VMオーケストレーション基盤)– Ceilometer(メータリング基盤)● 下記コンポーネントが最初の育成版リリースを迎える– RedDwarf Trove(DBaaS)– Ironic(ベアメタルプロビジョニング)
  22. 22. NovaNeutron Cinder SwiftGlanceOpenStack HavanaリリースVM管理ネットワーク管理オブジェクトストレージディスクイメージテンプレート管理ボリューム管理Keystoneユーザ・プロジェクト管理ボリューム機能HeatCeilometerVMオーケストレーションメータリングHorizonWebUIネットワーク機能不要
  23. 23. HeatAmazon CloudFormation 似のVMオーケストレーション基盤● クラウドAPI操作とゲストOS操作を組み合わせた一種のスクリプトに従い、VM作成~アプリケーション設定を自動的に行う。– クラウドAPI操作:VM作成、ネットワーク設定等– ゲストOS操作:アプリケーションインストール・設定等● オートスケーリングにおける仮想マシンの追加・削除にも利用される。
  24. 24. Ceilometerメータリング基盤● ユーザ(又はテナント)が使用した各種リソースを計測し、統計を行う。– Nova:vCPU時間、メモリサイズ、ディスクサイズ– Glance:仮想ディスクテンプレートサイズ– Neutron:仮想テナントネットワーク– Swift:オブジェクト数/サイズ● 統計情報は課金等に利用される(Ceilometer自体は課金基盤ではない)
  25. 25. RedDwarf TroveAmazon RDS似のデータベースサービス基盤● MySQLのデータベースインスタンス作成・削除等をREST経由で実行可能● 現時点ではNovaのインスタンス上で動作する
  26. 26. Ironic物理マシンのプロビジョニング(OSインストール)基盤● Nova Grizzly の物理マシンプロビジョニング機構が独立して発展● 物理マシン上のHadoopやOpenStackといった分散環境のインストール等にも活用可能

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