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研究成果の事業化のための最新教育プログラムと その実践からの学び

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UNITTアニュアルカンファレンス2014での発表資料

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研究成果の事業化のための最新教育プログラムと その実践からの学び

  1. 1. 無断複写 ・ 複製・転載はご遠慮ください。 LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB 研究成果の事業化のための最新教育プログラムと その実践からの学び 堤 孝志 1 LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB
  2. 2. 無断複写 ・ 複製・転載はご遠慮ください。 LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB  顧客開発モデルやリーンスタートアップを始めとする「本当にツカえる起業ノウハウ」を 研究紹介し、アントレプレナーとともに実践するプロセス志向アクセラレーター  スティーブ・ブランクの直弟子として顧客開発モデルの実践的教育プログラム 『リーンローンチパッド』、『Startup NEXT』に精力的に取り組む。プログラム修了者は 300名超。上場大手企業での導入例も増加中。  翻訳書として『スタートアップ・マニュアル』、『アントレプレナーの教科書』(共に翔泳 社)、『顧客開発のトリセツ』(自費出版)など。ブログwww.custdev.jpで研究成果や 最新情報を発信中
  3. 3. 無断複写 ・ 複製・転載はご遠慮ください。 LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB 研究成果の事業化のための顧客開発プログラム  研究者が研究成果の事業化手法を学ぶ研修プログラム  事業化理論(以下)を学ぶとともに、自らの研究成果に適用 し、想定顧客との対話により事業立ち上げを擬似体験するこ とで実践的に身に付ける内容  顧客開発モデル・リーンスタートアップ  ビジネスモデル記述ツール(ビジネスモデルキャンバス)  イノベーションの浸透モデル(キャズム)  ビジネスモデルの仮説検証の進捗によっては修了後に実際 に事業化も可能となる  NSF I-Corpsを参考に我が国の環境に適合化したもの 「事業計画書の作成」、「戦略・マーケティング・財務経理等の学習」という机 上の空論になりがちな従来型ではなく、実際に事業をどう立ち上げればよい かが身につく新しい起業家教育 3
  4. 4. 無断複写 ・ 複製・転載はご遠慮ください。 LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB ビジネスモデル・キャンバス 出典:ビジネスモデルジェネレーション、Alex Osterwalder他著、翔泳社 ビジネスモデルを、種類を問わず共通に、その全構成要素を1枚に俯瞰的に盛り 込み、要素間の相関性がわかる形で「見える化」するフレームワーク
  5. 5. 無断複写 ・ 複製・転載はご遠慮ください。 LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB 顧客開発モデル 5 顧客発見 (聴いて検証) 顧客実証 (売って検証) 顧客開拓 (リーチを検証) 組織構築 (本格拡大) ピボット (軌道修正) コンセプト 開発 テスト 発売 顧客開発モデルの概念図  「ヒト・モノ・カネを投じた挙げ句、 誰も欲しがらないモノを開発する」という 新規事業にありがちな失敗を避けるプロセス  4つのステップを通じて顧客を相手に仮説検証 を繰り返し「再現可能でスケーラブルな ビジネスモデル」を探索する 提唱者 Steve Blank 顧客開発 製品開発
  6. 6. 無断複写 ・ 複製・転載はご遠慮ください。 LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB 6 リーン・スタートアップ 新規事業立ち上げのための効率的な仮説検証 方法とそのノウハウからなるマネージメント理論 アイデア 製品 データ 構築 計測 学習 アイデア(仮説)を検証するための必要最小限の製品で実験し そこからの学びを進捗指標として成功するビジネスを作る
  7. 7. 無断複写 ・ 複製・転載はご遠慮ください。 LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB 参考:NSF I-Corps  アメリカ国立科学財団(NSF)の研究助成金支給対象の研究成果の事業 化のための教育プログラム  典型的な大学研究者にはビジネス経験がない⇒ それが技術の事業化 の失敗要因 ⇒ 技術を大学の研究室から事業化する方法(顧客開発モ デル)を学ぶ  技術の完成度ではなく、ビジネスについての仮説について、見込み客へ のインタビューを通じて検証を促す  Principal Investigator, Entrepreneurial Lead(ポスドク), Mentor(産業界人材)の3名 1チームで取り組む  2012年に開始。累計300チームが顧客開発モデルを実践  チーム毎に100件程度のインタビューを実践  最短距離の実用化用途の発見+事業化意欲 顧客開発モデルを科学技術の事業化の 標準フォーマット化しようとする米国の国家的取り組み
  8. 8. 無断複写 ・ 複製・転載はご遠慮ください。 LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB 8 集合研修第1回:顧客開発モデル、ビジネスモデル・キャンバスによるビジネス モデルの作成方法、顧客ヒアリングの方法に関する座学 集合研修第2回~第5回 1. ビジネスモデルの仮説 検証結果の発表・フィー ドバック 2. ビジネスモデルの 各要素の追加講義 実践演習 (2~3週間間隔、4サイクル) 顧客ヒアリングによる ビジネスモデルの 仮説検証・修正 カリキュラム
  9. 9. 無断複写 ・ 複製・転載はご遠慮ください。 LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB 9 具体的なプロセス
  10. 10. 無断複写 ・ 複製・転載はご遠慮ください。 LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB KACRKRCHVPKPCSC$R$ ①ビジネスモデルキャンバスで仮説構築 出典:ビジネスモデルジェネレーション(Alex Osterwalder他著、翔泳社)を改変 バイオセンサー ナノテク材料 製膜技術 顧客セグメント 顧客との関係 チャネル 収益の流れ(売上) バリュープロポジ ション(提供価値) キー・アクティビティ キー・リソース キー・パートナー コスト構造 透明電極 太陽電池 バッテリー MEMS トレーニング メンテナンス 大面積 高品質 低コスト 装置販売 保守・サービス 料 特許 研究チーム 研究施設 研究者チーム人 件費 設備投資 装置製造委託先 大学 研究開発 研究開発 装置販売代理店
  11. 11. 製膜でこういう課 題はありません か? 課題はあります がそれほどでもな いですね。 ②顧客ヒアリングによる仮説検証 毎回少なくとも5~10名の潜在顧客にヒアリングする ことが宿題として課される
  12. 12. 無断複写 ・ 複製・転載はご遠慮ください。 LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB KACRKRCHVPKPCSC$R$ ③発見情報に基づき仮説をピボット。再度検証へ。 出典:ビジネスモデルジェネレーション(Alex Osterwalder他著、翔泳社)を改変 バイオセンサー ナノテク材料 製膜技術 顧客セグメント 顧客との関係 チャネル 収益の流れ(売上) バリュープロポジ ション(提供価値) キー・アクティビティ キー・リソース キー・パートナー コスト構造 透明電極 太陽電池 バッテリー MEMS トレーニング メンテナンス 大面積 高品質 低コスト 装置販売 保守・サービス 料 特許 研究チーム 研究施設 研究者チーム 人件費 設備投資 装置製造委託先 大学 研究開発 ライセンス営業 装置販売代理店 計測機器 ライセンス料
  13. 13. ④クラスで発表・ディスカッション この技術のバリュー プロポジションは本 当はこうでは? なるほど!
  14. 14. 無断複写 ・ 複製・転載はご遠慮ください。 LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB 実施例  研究成果の事業化のための顧客開発プログラム  文部科学省受託事業として早稲田大学で実施  主対象者は全国の大学・公的研究機関等の助教、博士研究員、博 士課程後期学生  Science For Society  JSTさきがけ研究者を対象に実施  目的は事業化ではなく、自分の研究を社会からの期待の中で位置づ けなおす作業を自ら行うこと  その他  リーンローンチパッド(東京工業大学グローバルリーダー教育院の博 士課程学生向け)  プロジェクト研究演習(早稲田大学経営デザイン専攻の博士課程学 生向け) 14
  15. 15. 無断複写 ・ 複製・転載はご遠慮ください。 LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB 実践により分かったこと 15 研究者の意識の変化 研究成果の商業化の進捗 発見
  16. 16. 無断複写 ・ 複製・転載はご遠慮ください。 LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB 16 研究者の意識の変化 大学で設定する“研究目的”と顧客目線に 立った“価値”とは全く異なる。大学の研究 室にいると、ある特性の発現や解明などを 目的に研究活動が行われることが多い。 一方、産業界においては、その特性自体 を求められることは少なく、それをもとに生 み出される“価値”が重要である。
  17. 17. 無断複写 ・ 複製・転載はご遠慮ください。 LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB 17 研究者の意識の変化 研究室を出て話を聞くことの重要性に気付 かされた。意外と話を聞いてくれるものだ。 事業化スタートアップも、仮説検証・ピボットを 繰り返すという点で、研究と似ているところが多 いと実感
  18. 18. 無断複写 ・ 複製・転載はご遠慮ください。 LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB 研究成果の商業化の進捗 研究の 方向性の 明確化 事業化延 期の判断 共同研究 先の獲得 事業化資 金の獲得 初期顧客 からの 有償受注 新たな研 究テーマ の発見
  19. 19. 無断複写 ・ 複製・転載はご遠慮ください。 LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB 発見 実は 研究者≒アントレプレナー 成功するかわからないが前人未到のことに挑戦するという点では、 ベンチャーか研究かという違いはあっても本質は同じ
  20. 20. 無断複写 ・ 複製・転載はご遠慮ください。 LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB LEARNING ENTREPRENEUR’S LAB CONTACT info@custdev.jp ご清聴有難うございました

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