Rio+20 −-−資本主義の危機と生態系の危機

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Rio+20で明らかになった世界の矛盾と生態系の危機を乗り越えていく方向を考えるための討議資料。

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  • Rio+20 −-−資本主義の危機と生態系の危機

    1. 1. Rio+20 −資本主義の危機と生態系の危機 印鑰 智哉 @オルター・トレード・ジャパン
    2. 2. 国連での環境開発問題取り組みの略歴1972 ストックホルム 国連人間環境会議(United Nations Conference on the Human Environment) 人間環境宣言の採択、国連環境計画(UNEP)の創設1992 リオデジャネイロ 環境と開発のための国連会議 Rio92(UN Conference on Environment and Development, UNCED) アジェンダ 212002 ヨハネスブルグ 持続可能な開発に関する世界首脳会議(World Summit on Sustainable Development, WSSD)2012 国連持続可能な開発会議 Rio+20(UN Conference on Sustainable Development)
    3. 3. Rio92からRio+20生物多様性条約…Rio92署名開始 1993.12発効 2003カタルヘナ議定書(バイオセーフティ、遺伝子組み換え) 2010 名古屋議定書気候変動枠組み条約…Rio92署名開始 1994.3発効 1997 京都議定書砂漠化対処条約…Rio92 1996 発効
    4. 4. この20年とは?グローバリゼーションの20年、冷戦終了=米国一極支配規制緩和、民営化=多国籍企業の自由格差拡大、社会保障の後退、人びとの不自由国際金融資本の破綻…リーマンズショック etc.公的債務の拡大、国家財政破綻の危機気候変動の深刻化オイルピーク(→シェールオイル/ガス、深海海底油田=深刻な環境汚染)人口爆発(←→貧富の格差の拡大)日本の失われた20年
    5. 5. 世界の現状世界の上位1%が富の40%世界の下位50%が富の1%異常気象社会紛争失業
    6. 6. Rio+20の主要なテーマ「グリーンエコノミー」と国際的な制度的枠組みの2つ グリーンエコノミー…持続可能な発展と貧困解消に向けた経済?  定義がない。定義ができない。共通だが差異ある責任…資金供出できる国は?国(政府)単位のアプローチの限界。有効手段出ず終い個別の課題で使うことのできる手がかりはる
    7. 7. Rio+20とピープルズ・サミット公式会場(国連、国の代表、少数のNGO…制約だらけ)ピープルズ・サミット(市内の公園、制約なし)
    8. 8. 公式会場とピープルズ・サミット公式会場では政府間交渉、会場付近ではサイドイベント(企業、政府・国際機関やNGOなどの開催イベント)ピープルズ・サミットではNGO、社会運動が公式会場の議題には縛られずに議論。行動計画を独自に採択ピープルズ・サミット→公式会場への抗議行動は度々
    9. 9. ピープルズ・サミットの主張グリーンエコノミー=偽りの解決策、資本主義の延命策
    10. 10. 環境破壊の主要因は?多国籍企業による環境破壊→政府ロビー(政府乗っ取り)植民地化の500年間の間の環境債務
    11. 11. 失業の主要因は?より安い労働力を求める多国籍企業その多国籍企業の自由をさらに求める動き(貿易交渉、TPP)
    12. 12. 飢餓発生の主要因は?人口爆発? 女性の権利否定大規模モノカルチャーの進展→自給家族農業を崩壊に
    13. 13. 政府の機能喪失選挙公約の反故(日本の民主党、米国のオバマ政権、南米左翼政権/フランスの社会党政権は?)規制機関の産業による乗っ取り(米国のFDA、日本、 ヨーロッパ の食品安全審査など)
    14. 14. グリーンウォッシュホワイトウォッシュ(ごまかす)からの造語。グリーンを偽った偽りの解決策、産業セクターからの提案に多い(以下その実例)Rio92の時に批判されたユーカリ植林(土地の独占、大量の農薬、水資源の枯渇、 生態系の 破壊、職の喪失…)、京都議定書後、さらに加速
    15. 15. 偽りの解決策「人口爆発に対処するために遺伝子組み換え作物」→収量は増えない→支出は増える(特許料、農薬・肥料など)「CO2削減、エネルギー危機のためにバイオ燃料」→石油を使って生産→地球の裏からタンカーを使ってバイオ燃料輸送?
    16. 16. 新たな植民地としての生物多様性「現在では、土地、森林、河川、海洋、大気はすべて植民地化され、浸食され、汚染されてしまった。資本家は、将来の資本蓄積のため、侵略・開拓するための新しい植民地を探さなければならない。その新しい植民地とは、女性、植物、そして動物の身体の内部空間である」バンダナ・シバ『バイオパイラシー』
    17. 17. 多国籍企業に狙われる生物多様性 バイテク企業が南の世界の生物多様性に特許を勝手に 取るバイオパイラシー…日本企業がブラジルのクプアスや インドのニーム(インドセンダン)の前例(前者は却下、後者 は存続) 米国で80年間で93%の種が絶滅 http://ngm.nationalgeographic.com/2011/07/food-ark/food-variety-graphic アグリビジネスが農業生物多様性を壊滅的に
    18. 18. 種を多国籍企業が独占する10社が73%の世界の種を支配する(2009)近年急激に種子会社の買収が進む。モンサント1社で3割近い種を支配。種を自主的に育てることが犯罪として制定される動き(米国食品安全近代化法、メキシコでも同等の法制。種子企業から種を買わざるをえない方向に)
    19. 19. 種を守る運動伝統的コミュニティが伝統的に育ててきた作物、特に薬草などに関する知識を記録し、出版、政府に登録(外国企業に奪われないようにする)。ペルーは先進国(政府機関とNGOが共同で遺伝資源を守る体制を組んでいる。ペルーは世界有数の有機農産物輸出国で遺伝子組み換え禁止)10月2日、Seed Freedom Campaign
    20. 20. 20年前に存在しない事態遺伝子組み換え産業が南北米大陸支配1996年 モンサント Roundup Ready 大豆耕作承認南北米大陸、特に米国、アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ボリビア、ウルグアイなどで多くの大豆、トウモロコシ生産が遺伝子組み換えに(ただし、他の地域では部分的)逆農地改革…パラグアイの1%が77%の農地を独占農薬使用が激増
    21. 21. 知的所有権と種市場の独占を通じた支配特許、知的所有権を通じた支配種子市場の独占国際ルールで国内法を変えてしまう(TPP、ACTA) ↓          食料主権が危ない
    22. 22. アグリビジネスと闘うアグロエコロジーアグリビジネスの巨大化、世界の食料チェーンを支配(種、農薬、穀物商社=モンサント、カーギル、総合商社 etc.)有機農業が存続の危機社会的、経済的、環境的に正義を求める農業運動=アグロエコロジー
    23. 23. リオデジャネイロからハイデラバードへ生物多様性条約第11回締約国会議(COP11)2012年10月8日∼19日インドのハイデラバードSeed Freedom Campaign 10月2日(ガンジーの誕生日)種の自由を守る=農業の生物多様性を守るインドに世界の運動が集まる(10月)東ティモールで、パプアで、フィリピンで、沖縄で、福島で…。
    24. 24. モノカルチャーから生物多様性を生かした経済へそこにしかない種子を生かす。それを生かしてきた人の知恵を生かす=おばあちゃんの種大学(バンダナ・シバ)コミュニティによる生物多様性の知識の共有(⇔特許=共有の否定、TPP、ACTA)地域のオルタナティブな発展に不可欠な視点(輸出用のモノカルチャーをどう超えるか?)

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