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JEPAセミナー「電子書籍をめぐる10の神話」(20130711)資料

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~本格的発展のためにいまやるべきこと、考えるべきこと~

Part1

「電子書籍元年」といわれた2010年以来、電子書籍をめぐって、様々な仮説が唱えられた。それらの仮説は、主要プレイヤーが出揃い、本格的発展のための離陸期にさしかかりつつある現在から見て、どの程度妥当だったのだろうか? そしてそうした検討を踏まえて、電子出版の発展のため、今優先して検討すべき課題は何だと考えられるだろうか? 米国等海外の事例、内外の基本データを踏まえて、電子出版が「神話」から「現実」へと脱皮する道筋を展望する。

神話の1)「出版は10年以上不況であり、今後も不況が続く」
神話の2)「120万点以上の電子書籍が、米国の電子書籍普及の基礎となった。日本でも100万点ないと電子書籍は普及しない」
Part2

神話の3)「電子書籍は紙の書籍といつか置き換わる」
神話の4)「電子出版は『出版』の一種であり、『出版』のノウハウが活きる」神話の5)「電子書籍でも紙の書籍と同様、価格は出版社が決めるべき」
神話の6)「図書館は電子書籍の敵である」
神話の7)「『自炊』は出版の敵であり、電子書籍の敵である」
神話の8)「ノンDRMは海賊版を増やす」
神話の9)「今後のフォーマットはEPUBしかありえない」
神話の10)「電子書籍なんか要らない。メルマガで十分」
おまけ)「電子出版権、著作隣接権の法制化で電子化が進む」

以下に動画があります。
http://www.epubcafe.jp/egls/platform16

Published in: News & Politics
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JEPAセミナー「電子書籍をめぐる10の神話」(20130711)資料

  1. 1. & JEPAセミナー 林智彦 2013/07/11 @研究社英語センター 1 電子書籍をめぐる10の神話 ∼本格的発展のためにいまやるべきこと、考えるべきこと∼
  2. 2. セミナーはなぜ退屈なのか 1.パワポの弊害→インタラク ションの欠如 2.質問コーナーが最後だと、 講演中に頭に浮かんだ疑問も 忘れてしまう 3.観客のレベルと合っていな い by AndyRobertsPhotos 2
  3. 3. 3つの提案 1.「お決まり」はなるべく省きます(自 己紹介、よく目にする市場予測等) 2.質問は思い立ったときにどうぞ 3.一方的な発表の場ではなく、問題をと もに考える場にしたいと考えていま す。 3
  4. 4. 4 はじめに、自己紹介 ★1993年に朝日新聞社出版局(当時)に入社。 ★週刊朝日、月刊誌「DOORS」、「論座」、書籍編集部、新書編集部など ★95年に日本の大手マスコミでは初めてのウェブサイト「OPENDOORS」を開設。CD-ROMなども製作 ★学生時代にはPC-VANのサブシスオペなども ★2009年からデジタル事業へ ★2010年、ソニー、KDDI等との電子書籍配信事業会社「ブックリスタ」立ち上げに参画。2012年6月までブックリスタ取締 役 ★現在は書評サイト「ブック・アサヒ・コム」「WEB新書」運営 ★ほぼ全てのタブレット、電子リーダーを所有し、使った経験
  5. 5. & 電子書籍で 語られがちな 10個の神話 5
  6. 6. 1.出版は10年以上不況であり、今後も不況が続く 2.120万点以上の電子書籍が、米国電子書籍普及の基礎にな った。日本でも100万点以上そろわないと普及しない 3.電子書籍は紙の書籍といつか置き換わる 4.電子書籍は、「出版」の一種であり、「出版」のノウハウ が生きる 5.電子出版でも紙と同様、価格は出版社が決めるべき
  7. 7. 6.図書館は出版の敵であり、電子書籍の敵である 7.「自炊」は出版の敵であり、電子書籍の敵である 8.ノンDRMは海賊版を増やす 9.今後のフォーマットはEPUBしかありえない 10.電子書籍なんか要らない。メルマガで十分 11.(おまけ)電子出版権・著作隣接権で電子化が進む
  8. 8. &なぜこの企画を 思いついたか 8
  9. 9. Punditsは多い 9
  10. 10. Punditsの特徴 1.似たようなことを何度もいう 2.ネガから入る 「∼がない」「∼できない」 3.一般メディアに流れる二次情報を、鵜呑みにする 4.データの見方がおかしい 5.米国等の事例を一知半解に持ち出す 6.現場を取材していない、知らない(※過去の電子書籍事情に依拠する) 10
  11. 11. &間違った、あるいは偏 った認識が、政策に大 きな影響を与えている 11
  12. 12. &正しい情報を 確かめましょう 12
  13. 13. &1.出版はこの10年 不況であり、 今後も不況が続く 13
  14. 14. & 1.市場は縮小? 14
  15. 15. & 【私の答え】 書籍と雑誌を分け、 またマクロ経済環境との関連 を考えないと、 対策は立てられない 15
  16. 16. 9.4379& 10931.1& 0& 2000& 4000& 6000& 8000& 10000& 12000& 0& 1& 2& 3& 4& 5& 6& 7& 8& 9& 10& 1957&1959&1961&1963&1965&1967&1969&1971&1973&1975&1977&1979&1981&1983&1985&1987&1989&1991&1993&1995&1997&1999&2001&2003&2005&2007&2009&2011& x"10000" 出所:2013年版出版指標年報(出版科学研究所)
  17. 17. 出所:2013年版出版指標年報(出版科学研究所) 0.0## 2000.0## 4000.0## 6000.0## 8000.0## 10000.0## 12000.0## 14000.0## 16000.0## 18000.0## 0# 5# 10# 15# 20# 25# 30# 35# 40# 45# 1957# 1959# 1961# 1963# 1965# 1967# 1969# 1971# 1973# 1975# 1977# 1979# 1981# 1983# 1985# 1987# 1989# 1991# 1993# 1995# 1997# 1999# 2001# 2003# 2005# 2007# 2009# 2011# x""
  18. 18. 出所:アルメディア via 出版状況クロニクル 0" 5,000" 10,000" 15,000" 20,000" 25,000" 1999"2000"2001"2002"2003"2004"2005"2006"2007"2008"2009"2010"2011"2012"2013"
  19. 19. 素朴な疑問 19 1.物価変動は考慮されている? デフレが続けば、額面が下 がるのは当たり前 2.書籍離れ、雑誌離れというには、「一人あたり」を計算 する必要がないか? 3.これらをきちんと見つめないと、「不況」「不況」と呪 文を唱えるだけの「評論」にしかならない。
  20. 20. 出所:2013年版出版指標年報(出版科学研究所) 0" 1" 2" 3" 4" 5" 6" 7" 1957" 1959" 1961" 1963" 1965" 1967" 1969" 1971" 1973" 1975" 1977" 1979" 1981" 1983" 1985" 1987" 1989" 1991" 1993" 1995" 1997" 1999" 2001" 2003" 2005" 2007" 2009" 2011" 1934 35
  21. 21. 0 2 4 6 8 10 12 14 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 1958 1961 1964 1967 1970 1973 1976 1979 1982 1985 1988 1991 1994 1997 2000 2003 2006 2009 2012 1957年∼2012年の人口一人あたり書籍推定販売部数と推定販売金額(※1934∼ 35年を1とする)の推移 生産人口一人あたり販売金額 生産人口一人あたり販売部数 総人口一人あたり販売部数 総人口一人あたり販売金額 (指数)! (部)! 出所:2013年版出版指標年報(出版科学研究所)=出版統計、平成22年度国勢調査=人口統計(調査は5年おき)、 総務省統計局「平成22年基準消費者物価指数 」=物価
  22. 22. 0.00## 2.00## 4.00## 6.00## 8.00## 10.00## 12.00## 0.0## 5.0## 10.0## 15.0## 20.0## 25.0## 30.0## 35.0## 40.0## 45.0## 50.0## 1957# 1959# 1961# 1963# 1965# 1967# 1969# 1971# 1973# 1975# 1977# 1979# 1981# 1983# 1985# 1987# 1989# 1991# 1993# 1995# 1997# 1999# 2001# 2003# 2005# 2007# 2009# 2011# 1934 35 1 出所:2013年版出版指標年報(出版科学研究所)=出版統計、平成22年度国勢調査=人口統計(調査は5年おき)、 総務省統計局「平成22年基準消費者物価指数 」=物価
  23. 23. 出版は「不況」か 1.書籍は「一人あたり」では部数・販売金額はさほど減っていない→書籍「不 況」の主な原因は人口減。 2.雑誌は減っている(どの基準でも)→雑誌「不況」の原因は構造的なもの。 3.図書館に責任はない。また、関係者の「努力」を求めても意味がない可能性 が高い 4.雑誌の代わりとなるレベニューストリームをどう作るか 5.「出版外ビジネス」をどう考える? 23
  24. 24. 24 出所:角川グループホールディングス 2013年3月期 通期決算説明会資料
  25. 25. 25 コミック (スピンオフ) ゲーム 映画 アニメ コミック(本編) コミック(ス ピンオフ) ドラマCD OST ライブイ ベント フィギュア (ライブバ ージョン) フィギュア ラジオCD アプリ(スピンオフ) アプリ 本(本編) 1650万部 2003年ー
  26. 26. ゲーム(本編) 本(スピンオフ) 映画 アニメ コミック(スピンオフ) 本(本編) フィギュア 設定資料集 Blu-ray ゲーム(スピンオフ) 本(ドラマCD付き 限定版書籍) ※著者が版元
  27. 27. 書店について 1.書店の減少は確かに深刻だが、出版以外の小売業が直面し ている「EC(ネット)化」のバリエーションにすぎない 2.「ショーウィンドー化」「フリーライド」をどうふせぐ か、あるいはそれにどう対応するか、という視点は必要 3.しかし、過度に文化論的なノスタルジアに浸る必要はない 34
  28. 28. 35 出所: 「平成23年度我が国情報経済社会における基盤整備」 報告書 (電子商取引に関する市場調査)経済産業 右のコメント出所:http://innova-jp.com/blog/ecommerce/amazon-40%EF%BC%85%E6%88%90%E9%95%B7%E3%81%AE%E8%A1%9D%E6%92%83%E3%80%80%E3%83%BC%E3%80%80%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E3%81%AE%EF%BD %85%EF%BD%83%E5%B8%82%E5%A0%B4%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/ 2011年の米国EC市場の 市場規模は$194.3B(日本 円に換算して15.5兆円)とな り、対前年度比で16.1%の成 長となった。これは、リアル も含めた小売全体の市場の成 長率5.5%に比べて、実に3倍 近くの成長率を誇っている。 記事に掲載された数字を元に 試算すると、米国におけるE C化率は約6.7%で、前年より も+0.6ポイント増加してい る。
  29. 29. 36
  30. 30. &他の「市場」は? 37
  31. 31. 38 0" 1000" 2000" 3000" 4000" 5000" 6000" 7000" 0" 10000" 20000" 30000" 40000" 50000" 60000" 1980"1985"1990"1995"1998"2000"2001"2002"2003"2004"2005"2006"2007"2008"2009"2010"2011" 出所:「情報メディア白書2013」
  32. 32. 39 0.00## 0.50## 1.00## 1.50## 2.00## 2.50## 3.00## 3.50## 4.00## 0.00# 1.00# 2.00# 3.00# 4.00# 5.00# 6.00# 1980#1985#1990#1995#1998#2000#2001#2002#2003#2004#2005#2006#2007#2008#2009#2010#2011# 出所:情報メディア白書2013(ダイヤモンド社)=レコード統計、平成22年度国勢調査=人口統計(調査は5年おき)、総務省統計局「平成22年 基準消費者物価指数 」=物価
  33. 33. 40 2100$ 2200$ 2300$ 2400$ 2500$ 2600$ 2700$ 2002$ 2003$ 2004$ 2005$ 2006$ 2007$ 2008$ 2009$ 2010$ 2011$ 出所:ぴあ調べ(「デジタルコンテンツ白書2012」)
  34. 34. 41 出所:ぴあ調べ(「デジタルコンテンツ白書2012」) 0" 200" 400" 600" 800" 1000" 1200" 1400" 1600" 1800" 2002" 2003" 2004" 2005" 2006" 2007" 2008" 2009" 2010" 2011"
  35. 35. 42 出所:情報メディア白書2012より作成 0.000## 0.200## 0.400## 0.600## 0.800## 1.000## 1.200## 1.400## 1.600## 1.800## 0# 5000# 10000# 15000# 20000# 25000# 30000# 1995#1996#1997#1998#1999#2000#2001#2002#2003#2004#2005#2006#2007#2008#2009#2010#
  36. 36. 43 出所:デジタルコンテンツ白書2011 736$ 958$ 1132$ 1374$ 1623$ 1631$ 1720$ 1773$ 1718$ 1598$ 2$ 3$ 6$ 14$ 44$ 120$ 152$ 234$ 260$ 200$ 0$ 500$ 1000$ 1500$ 2000$ 2500$ 2001$ 2002$ 2003$ 2004$ 2005$ 2006$ 2007$ 2008$ 2009$ 2010$
  37. 37. 音楽産業で起きていること 1.CDは人口減では説明のつかない減少 2.音楽配信がコンテンツホルダーの囲い込み等 で伸び悩み 3.ライブが伸びている 44
  38. 38. 書籍産業と音楽産業の違い 1.書籍は「経験財」(「信頼財」)、音楽は「探索財」 2.音楽は経験(ライブ)のレプリカ、書籍はそれ自体が 財 3.アルバムというのはもともと人為的なまとまりだが、 本はまとまりにこそ価値がある 45
  39. 39. &音楽市場の教訓は? 46
  40. 40. 1.360度展開の重要性 2.ネット配信(電子書籍)に背を向けることの リスク 3.音楽における「ライブ」に相当するものは? 4.音楽で「CD店支援」はないが、なぜ出版で は「書店支援」が言われるのか? 47
  41. 41. &Punditsの言い分 48
  42. 42. 49 http://research.rakuten.co.jp/report/20090914/
  43. 43. 50
  44. 44. & 2.アメリカでは 百数十万点の電子書籍が普及 の基礎となった。 日本でも百万点ないと 普及しない 51
  45. 45. & 2.アメリカの電子書籍 52
  46. 46. & 【私の考え】 アメリカの電子書籍、 実は100万点ないです。 既刊より新刊の電子化の方が 大事です。 53
  47. 47. &TEXT 日本の電子書籍 の点数は少ない
  48. 48. 55出所:電子書籍情報まとめノート http://www7b.biglobe.ne.jp/ yama88/pla_6.html
  49. 49. 56
  50. 50. 57 1" 1"" 2"" 2"" 2"" 3"" 4"" 6"" 7"" 13"" 17"" 38"" 62"" 31"" 1"" 2"" 4"" 6"" 9"" 11"" 15"" 20"" 27"" 40"" 57"" 96"" 158"" 188"" 0" 10" 20" 30" 40" 50" 60" 70" 0"" 20"" 40"" 60"" 80"" 100"" 120"" 140"" 160"" 180"" 200"" 2000" 2001" 2002" 2003" 2004" 2005" 2006" 2007" 2008" 2009" 2010" 2011" 2012" 2013" x"10000" x"10000" Kindle"Store Kindle"Titles" Cumula9ve"Titles" 出所:筆者による調査※Google Chromeのシークレットモード、非ログイン状態でAmazon.comを検索
  51. 51. &確かに、多い ・・・ ように見えますが 58
  52. 52. 0.0056%0.018%0.0257%0.0397%0.0568%0.0724%0.1009%0.1184%0.1322%0.1524%0.1759%0.2084%0.2407%0.2824%0.3339%0.4%0.4722%0.5845%0.715%0.9982% 1.8408% 3.2511% 4.1905% 5.1567% 6.9265% 8.4195% 10.0921% 12.8926% 15.2002% 19.3546% 24.5242% 29.8237% 35.6778% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 1980% 1981% 1982% 1983% 1984% 1985% 1986% 1987% 1988% 1989% 1990% 1991% 1992% 1993% 1994% 1995% 1996% 1997% 1998% 1999% 2000% 2001% 2002% 2003% 2004% 2005% 2006% 2007% 2008% 2009% 2010% 2011% 2012% x"10000" Bowker"Global"Books"In"Print In%Print%
  53. 53. 業界筋の話 1.Kindle Storeでは、ISBNを付与しなくても本を出版できる 2.伝統的な出版社は、電子書籍にもISBNを付与する 3.ISBNを付した電子書籍の数と、Kindle Storeの本の数に大きな開きがあるのは、 パブリックドメイン本、リプリント本、自己出版本が大量に登録されているためだろ う 4.いわゆる「本」の数は、ISBN付き電子書籍と考えていいのではないか(つまり、30 万タイトル) 5.ただし、正確な数は、アマゾン以外の誰も知らない 61
  54. 54. 非伝統的出版物(PD,Reprint) 62 3" 3" 2" 3" 2" 12" 27" 103" 381" 119" 0" 50" 100" 150" 200" 250" 300" 350" 400" 2002" 2003" 2004" 2005" 2006" 2007" 2008" 2009" 2010" 2011" ! 出所:http://www.bowker.com/assets/downloads/products/isbn_output_2002-2011.pdf
  55. 55. 63 53,177& 66,459& 75,800& 94,826& 111,551& 148,424& 7,758& 7,941& 7,951& 14,193& 38,043& 87,201& 0& 50,000& 100,000& 150,000& 200,000& 250,000& 2006& 2007& 2008& 2009& 2010& 2011& ISBN 出所:Bowker Self-Publishing in the United States, 2006-2011
  56. 56. 64
  57. 57. 65 11,095& 13499&& 16862&& 19148&& 24609&& 28264&& 35234&& 55429&& 67888&& 126138&& 174042&& 384676&& 619040&& 0& 0& 215,138& 240,098& 275,793& 251,903& 274,416& 284,370& 289,729& 302,410& 328,259& 347,178& 9725& 15428& 10757& 10971& 18941& 16350& 18536& 28998& 24250& 45954& 42831& 54175& 59358& 0& 100,000& 200,000& 300,000& 400,000& 500,000& 600,000& 700,000& 2000& 2001& 2002& 2003& 2004& 2005& 2006& 2007& 2008& 2009& 2010& 2011& 2012& Bowker Kindle&Titles& P7book&Titles& Ebooks&with&ISBN& Self7pub&Ebooks& with&ISBN&
  58. 58. 66 11,095& 13499&& 16862&& 19148&& 24609&& 28264&& 35234&& 55429&& 67888&& 126138&& 174042&& 384676&& 619040&& 0& 0& 215,138& 240,098& 275,793& 251,903& 274,416& 284,370& 289,729& 302,410& 328,259& 347,178& 9725& 15428& 10757& 10971& 18941& 16350& 18536& 28998& 24250& 45954& 42831& 54175& 59358& 0& 0& 32,639& 26,224& 19,730& 30,597& 21,936& 123,276& 271,851& 1,033,065& 3,806,260& 1,185,445& 0& 500,000& 1,000,000& 1,500,000& 2,000,000& 2,500,000& 3,000,000& 3,500,000& 4,000,000& 2000& 2001& 2002& 2003& 2004& 2005& 2006& 2007& 2008& 2009& 2010& 2011& 2012& Bowker Kindle&Titles& P7book&Titles& Ebooks&with&ISBN& Self7pub&Ebooks&with&ISBN& Non7tradiional&Titles&
  59. 59. ・・となると 1.「米国では100万冊」がいわゆる伝統的な意 味の本を意味するとすると、ウソ 2.タイトル数の多さが、普及の決定要因ではない 3.要因は他にある 67
  60. 60. &米国の 電子書籍について 語るときに語ること 68
  61. 61. 69 1.信頼できる統計は3種類しかない。それ以外 はコンサルタントやアナリストによる「予想」 2.「BookStat」が最も包括的 3.いわゆる「(書店に流通する)書籍」は、全 体のごく一部でしかない。学術電子書籍が市場 の7割を占める
  62. 62. Text 0" 50" 100" 150" 200" 250" Q1" 02" Q2" 02" Q3" 02" Q4" 02" Q1" 03" Q2" 03" Q3" 03" Q4" 03" Q1" 04" Q2" 04" Q3" 04" Q4" 04" Q1" 05" Q2" 05" Q3" 05" Q4" 05" Q1" 06" Q2" 06" Q3" 06" Q4" 06" Q1" 07" Q2" 07" Q3" 07" Q4" 07" Q1" 08" Q2" 08" Q3" 08" Q4" 08" Q1" 09" Q2" 09" Q3" 09" Q4" 09" Q1" 10" Q2" 10" Q3" 10" Q1" 11" Q2" 11" 100 70 1.対象社は大手12∼15社。2011年Q2で終了。卸売価格での売上金額のみ。 2.※これを2倍して日本の統計と比較して「日本の方が大きい(かった)」というのは間違い IDPF+AAP調査
  63. 63. Text 71 • 出版社2000社(全米の出版社数は約4万1000社)が刊 行した41,443点の本(紙、電子)の売上金額と売上部数 を調査し、全体を推定(外挿法)。フォーマットやジャン ルごとのデータを見ることができる • 2011年に初版を刊行。2008年からの集計データを提供 • 各年の集計基準変更にともない、過去分も 及して修正し ている。出版社も過去分について修正データを提供してい る。 • そのため、過去の報道された数値と現在の資料を直接には 比較できない • 卸売段階での売上から返本分を引いている(紙)。 • 自己出版はほとんど追跡されていない BookStats
  64. 64. 72 •AAPが実施する毎月の調査「StatShot」 •参加出版社は1200社。 •大手中心の、速報値 •そのぶん、先進的な傾向が出やすい •BookStatsと比較したり、他の調査と比較したりす るのは意味がない StatShot
  65. 65. 73 •左は英国の電子書籍市場 だが、米国でも同じ傾向 •7割が学術・専門出版 で、一般書は1割に過ぎ ない •米国のメディアもこの点 を見逃している 一般書の電子書籍はマイナーな存在 出所:OECD (2012), “E-books: Developments and Policy Considerations”, OECD Digital Economy Papers, No. 208, OECD Publishing. http://dx.doi.org/10.1787/5k912zxg5svh-en
  66. 66. &TEXT 米国でなぜ電子書 籍が普及したのか
  67. 67. &TEXT 「複合的な要因」 by Merchants of Culture
  68. 68. &
  69. 69. 電子書籍とは、1980年に る、より深い変革の一部であり、その変革の波 は、出版産業の核心部分に及んでいる。私はそれを「隠れた革命」と呼ぶ。 それは(書籍や電子書籍という)製品の革命というよりは、それらを作り出 すプロセスの革命である。 デジタル革命により、次の4つのレベルで変革が起きた。 (1)オペレーション、(2)デジタル・ワークフロー、(3)販売・マー ケティング、(4)コンテンツの配布 これらにより、ゼロ年代初頭には、本の中身はいつでもデジタルの形で配布 できる体制が整っていた(326:336) 「隠れた革命」 77
  70. 70.  システムの面で準備は整っていたにも関わらず、ゼロ年代の電子書籍は失敗し た。その理由は、一般に次の4つだと考えられている(336:337)。逆に、 07年にはこれらの障壁がクリアされたために成功した。 (1)ハードウェア リーディングシステムが高価で使いにくかった (2)フォーマット 乱立していた。07年、IDPFがEPUBを制定して標準化へ の道筋ができた (3)ライツ ある本を電子化した場合に、その権利を誰が保有するのかについ て、かなりの混乱があった。 (4)プライス 電子書籍の制作コストは、実は紙本と大して変わらないため、 出版社は紙と同じか、2割引に設定した→しかし、消費者から見ると高すぎた。 ゼロ年代の電子書籍が失敗した理由 78
  71. 71. 電子化のコスト 79 QA 機器・ソフト代 人件費 制作費 書誌・ファイル管理 交渉コスト
  72. 72. NYTの試算 80NYT March 1, 2010
  73. 73. •闇雲に売れない既刊本を電子化しても無駄になる •それよりも、新刊の電子化を支援し、早期にフロ ントリスト電子化率100%を目指す •電子書籍のID、書誌(表紙、著者紹介なども含 む)、メタデータ、API、検索サービスの標準化 を通じて、電子化にかかる取引費用を下げる。 日本人として何を考えるべきか 81
  74. 74. 82 •最短24時間で発行 登録無料 自己出版支援
  75. 75. 83
  76. 76. &3.電子書籍は 紙の書籍と いつか置き換わる 84
  77. 77. & 紙の書籍と いつか置き換わる 85
  78. 78. &【私の答え】 私達が生きているうち には、ない 86
  79. 79. & 【なぜ?】 ビデオ、写真の例を みればわかるように、 デジタルデータは 記録に適さない 87
  80. 80. &【なぜ?】 紙の本の機能性が 高すぎる 88
  81. 81. &【逆にとらえると】 紙と電子のシナジーは 実現できる 89
  82. 82. &90
  83. 83. & •インクと紙の愛好者のみなさん、元気を出そう。印刷本の 死、という報道は誇張されたものだった •電子書籍の成長は急速に低下しており、今後の成長は難し い。ピュー・リサーチ・センターの調査では、59%が電 子書籍に興味がない、と回答している。 •同調査では、電子書籍の読者のうち約90%が、紙の本も 買い続けると回答 •タブレットの普及で、電子書籍端末の売上台数が前年比3 6%減。これも電子書籍にはマイナス。 •電子書籍のベストセラーは、スリラーやロマンスなど、ラ イトなフィクションばかり。これらは従来スーパーや空港 で売られていたマス・ペーパーバックが担っていたジャン ル。 91
  84. 84. &92
  85. 85. &93 100 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 時系列 つぶやき数・売り上げ つぶやき・シェア 紙本の売り上げ(日別) 電子本の売り上げ(日別) 紙から電子へのシナジー ネットに親和性のある著者の紙本・電子本の売り上げパターン 著者自身の告知 アマゾンランキング1位
  86. 86. &94
  87. 87. &95   Superstars and Outsiders in Online Marketsは、 カニバリズムが本当に起きているかどうかを、米アマゾンストア のベストセラー書籍のリストを使って経験的に確認した調査だ。 2007年11月∼2010年1月まで、同リストを自動プログラムで 取得し、1861の書籍についてランキング、平均レビュー評価な どを調べたところ、次のような結果を得たという。   すなわち、紙でも電子でもベストセラー入りする「スーパース ター superstars」書籍については、電子書籍による紙の書籍 のカニバリゼーションは起きやすい。他方、カラー、グラフィッ ク、直線的に読みにくい内容のため、電子書籍では扱いにくい 「紙が好まれる print preferred」書籍では、電子書籍は売れ ないのでカニバリゼーションは起きない。  
  88. 88. &96 一方で同調査は、「デジタルアウトサイダーズ digital outsiders」と呼ばれ る新しいジャンルの書籍が勃興していることを発見したという。デジタルアウ トサイダーズは紙版では売れなかった種類の本で、キンドルストアがなけれ ば、人気上位には上がって来られなかったような書籍である。ここには電子書 籍オリジナルの本、刊行日時の古い本も含まれる。同調査は、古い紙版書籍の 電子書籍版が刊行されることで、その古い紙版書籍の売り上げも向上する、と 論じている。   また同調査は、いわゆる「ディレイ刊行」、紙版の書籍の刊行から遅れて電 子版を刊行する施策の効果も検証している。それによると、ディレイ刊行はハ ードカバーの書籍の売上には些少な変化しか及ぼさず、電子書籍の売上には顕 著な減少をもたらし、全体の売上も減らしてしまう、ということがわかった。   TELECOM Paris Techの調査結果をまとめると、電子書籍は出版市場の 縮小ではなく、現状維持や拡大をもたらす可能性が見えてきている。その意味 で、米出版界の現状はカニバリゼーションというより、デジタルシフトのより 大きな動きのただ中にあるということがいえよう。
  89. 89. & 4.電子書籍は 「出版」の一種であり、 「出版」のノウハウが 生きる 97
  90. 90. & 4.電子書籍は 「出版」の一種であり、 「出版」のノウハウが 生きる 98
  91. 91. & 【私の答え】 Yesでもあり、Noでもあ るが、ビジネス的にはNo と考えておいた方がよい 99
  92. 92. & 自己出版本が教えてくれること 100 ・一冊の本に一冊のブログ ・電子メールの署名が大事 ・必ず複数本を同時刊行する ・エゴサーチ ・本同士を宣伝 ・抜粋を入れる ・他の著者のQ&Aインタビュー ・Google Alertで話題を即時にひろう ・Youtubeに投稿 ・読者が簡単にアフィリエイトできるように ・表紙を頻繁に変える ・SlideShareにプレゼンをアップ ・地域の図書館で講演
  93. 93. & 自己出版本が教えてくれること 101
  94. 94. &5.電子出版でも 紙の本と同様、価格は 出版社が決めるべき 102
  95. 95. & 5.電子出版でも紙の本と同様、価格は出版社 が決めるべき 103
  96. 96. & 【私の答え】 Yes&No ネットビジネスでは、 価格政策が非常に大事だが、 Amazonに匹敵するような 機動的なプライシングが出版社にできるのか? またPF ごとに改訂するのも面倒 そういう意味ではNO 反面、自社キャンペーンの展開を考えると、価格コント ロールができない仕組みはやりづらい 104
  97. 97. &105
  98. 98. &106 iTunesではTierでしか価格設定できない ホールセールであれば、Amazonのプライスマッチング(プライスクローラー)が、自動的に他のプラットフォームに価格を合 わせてくれる。
  99. 99. &6.図書館は 出版の敵であり、 電子書籍の敵である 107
  100. 100. & 6.図書館は 出版の敵であり、 電子書籍の敵である 108
  101. 101. & 某所の貸出ランキング 109
  102. 102. & マイナスの効果がない とはいわないが、ディ スカバラビリティとの 比較で計量評価すべき 110
  103. 103. &しかし、計量的な調査 はほとんどされておら ず、印象批評が多い。 111
  104. 104. &112 ౏┙࿑ᦠཊߦ߅ߌࠆᦠ☋ߩࡹ಴߇ ᄁ਄ߦਈ߃ࠆᓇະߦߟ޿ߡ ‫ۀޣ‬ᣦ‫ޤ‬ ᚒ߇࿖ߩΪ૞ᮭ೙ᐲ਄‫┙౏ޔ‬࿑ᦠཊߦ߅޿ߡ‫ޔ‬ๆ༡೑࡮ήᢱߢᦠ☋໳ߩࡹ಴ߪ‫ޔ‬ᮭ೑೙ ඒ‫ۉ‬ቯߦࠃࠅΪ૞ᮭĚߩ‫ܥ‬นߥߊߒߡ؅߁ߎߣ߇ߢ߈ࠆ‫ޔߒ߆ߒޕ‬࿑ᦠཊߦ߅ߌࠆᦠ☋ߩ ࡹ಴ߪᄁ਄ࠍᷫዋߐߖࠆ߽ߩߢ޽ࠆߣߒߡ‫৻ޔ‬ૡߩ޹ᄖ࿖ߦ߅޿ߡ೙ᐲൻߐࠇߡ޿ࠆ‫ޔ‬࿑ ᦠཊ߇ࡹ಴ࠍ؅߁ઍࠊࠅߦΪ૞ᮭĚߦႎଭ‫ޗ‬᳞ᮭࠍ‫ࡹ౒౏ޟࠆࠁࠊ޿ޔࠆ߼ݪ‬ਈᮭ‫ߩޠ‬ዉ ౉ࠍ᳞߼ࠆ‫߇ᦸۀ‬Ϊ૞ᮭĚ஥߆ࠄ᜼߇ࠅ‫0991ޔ‬ ᐕઍᧃ߆ࠄห೙ᐲߩዉ౉ߩᤚๆࠍᎼࠅ߿‫ޠ‬ ߇੤ࠊߐࠇߚ߇‫ߥ⊛܈⛔ޔ‬ಽᨆߦ߹ߢ߿‫߇ޠ‬෸ࠎߛ߽ߩߪߥ߆ߞߚ‫ޕ‬ ᧄ‫ޠ‬ᢥߪ‫⚻୲܈ޔ‬ᷣቇߦၮߠߊ⛔‫⊛܈‬ಽᨆᚻᴺࠍ↪޿ߡ‫ޔ‬࿑ᦠཊߦ߅ߌࠆᦠ☋ߩࡹ಴߇ ᦠ☋ߩᄁ਄ߦਈ߃ࠆᓇະࠍ᣿ࠄ߆ߦߔࠆߎߣࠍ⋡⊛ߣߔࠆ‫ޕ‬ಽᨆߩ⚿ᨐ‫ࠈߒ߻ޔ‬࿑ᦠཊߦ ߅ߌࠆᦠ☋ߩࡹ಴ߦࠃߞߡ‫ޔ‬ᄁ਄߇ ‫ߪߡߒߣ܈‬Ⴧടߒߡ޿ࠆߎߣ߇ಽ߆ࠅ‫ࡹޔ‬಴߇ᄁ਄ ࠍᷫዋߐߖߡ޿ࠆߣ޿߁ਥᒛߪᱜ⏕ߢߪߥ޿ߎߣࠍ␜ߒߚ‫ޕ‬ 2012 ᐕ 2 ᦬ ᡽╷⎇ⓥᄢቇඞᄢቇ⍮ࡧࡊࡠࠣ࡜ࡓ MJI11004 ਛἑ ᄢ᮸
  105. 105. &113 なお、上記 2 て 紹介したように、図書館か なくなった場合に、図書館て 借りている本を 買おうという者は 2 割に満たない(常世田)。また、根本も、数ヶ月間の予約待ちをした上 に ヘ ストセラーを借りるような人々は購入意思をほとんと 持たないとの推測もある(根本)。 これらは、一般的な感覚から見ても妥当て あろう。 以上を踏まえて考えると、4の理由による書籍の売上の減少幅は比較的小さく、一方て 、 1 3のような宣伝効果により、図書館による書籍の貸出によって売上は増加しているこ とか 仮説として考えられる。
  106. 106. &114 市町村単位の推計結果において、いす れの場合も、貸出数及ひ 課税所得の係数について 有意に正の数値て あった。表 5 に示した推計結果(2SLS)の数値に基つ けは 、貸出 数か 1%増 加すれは 、販売額は約 0.04%増加することになる。また、政令指定都市 及ひ 特別区を除く 市町村て は、生産年齢人口比率の係数か 有意に正の数値て あっ た。課税所得は当然の結果 と考えられるか 、貸出数か 販売額に対して正の影響を与えて いることか 示されたというこ とは、前述の仮説を踏まえるならは 、貸出による売上の 増加分か 、売上の減少分を上回っ たものと解釈て きるた ろう。 6. 提言 分析結果から、図書館による書籍の貸出は、売上に対して、正の影響を与えていること か 実証された。この結果を踏まえれは 、貸出を減少させるような行為は、却って売上を 減 少させることになるため、著作者にとっても不本意な結果をもたらすことになるた ろう。
  107. 107. &115 A B A B A B ࿑ 6-1 ࿑ᦠཊ߇ሽ࿷ߒߥ޿႐ว ࿑ 6-2 ࿑ᦠཊߩࡹ಴ߦࠃࠆჇᷫ ࿑ 6-3 ᄁ਄ᷫዋಽߩٜఘࠗࡔ࡯ࠫ
  108. 108. & 希少の経済学から過剰の経済学へ 1162001年度の71倍の情報がネット経由で提供されている 出所:「情報流通インデックス」情報通信政策研究所調査研究部2012年8月
  109. 109. &7.「自炊」は 出版の敵であり、 電子書籍の敵である 117
  110. 110. & 7.「自炊」は 出版の敵であり、 電子書籍の敵である 118
  111. 111. & 論理的にはありうるが、海賊 版は海外で作られている(あ るいはこれから作られる)と したら、国内業者をつぶす意 味があるのか? 119
  112. 112. &計量的な調査が必要 120
  113. 113. &しっかりした調査結果 があれば、教えてくだ さい! 121
  114. 114. &8.ノンDRMは 海賊版を増やす 122
  115. 115. & 8.ノンDRMは 海賊版を増やす 123
  116. 116. &直接的な証拠はない むしろ反対の証拠があ る 124
  117. 117. & 音楽産業の教訓 125 山田順氏の著書には、 いまだにiTunesにDRM が使用されているかの ような記述がある
  118. 118. & 達人出版会 126
  119. 119. & オライリー 127
  120. 120. & ハリー・ポッター 128 音楽 1カ月で500万ドルの売上 私の考えでは、音楽産業から学ぶべきことは、海賊版と戦う一番の方法 は消費者が望むプラットフォームで、望む金額で買えるようにすること だ。そうすればほとんどの人々は、本能的に買いたくなる。 PotterMoreのCEO(HarperCollinsより移籍)
  121. 121. & TOR 129
  122. 122. & 海賊版の原因:ディスカバラビリティ 130
  123. 123. & (再)希少の経済学から過剰の経済学へ 131
  124. 124. &9.今後の フォーマットは EPUBしかありえない 132
  125. 125. & 9.今後の フォーマットは EPUBしかありえない 133
  126. 126. &EPUBには まだまだ至らない部分 があります。 134
  127. 127. & 日本語の組み版がまだまだ不自由 135 ←こういうのとか
  128. 128. & 日本語の組み版がまだまだ不自由 136 ←こういうのとかわりと苦手 あ る 阿 呆 の 一 生
  129. 129. &プラットフォームごと の「方言」がある 137
  130. 130. &誰でも使えるツールが 少ない 138
  131. 131. &それ以外にも、、、 あとはつぎの「10」 とまとめて答えます。 139
  132. 132. &10.電子書籍なんか 要らない。 メルマガで十分 140
  133. 133. & 10.電子書籍なんか 要らない。 メルマガで十分 141
  134. 134. &これは、ある意味正論 142
  135. 135. &電子書籍=ウェブの進 化形として考えるとあ あまりにも不便 143
  136. 136. &コピー&シェアが簡単 にできない 144
  137. 137. &印刷すらできない 145
  138. 138. &校正難しい 146
  139. 139. &実は版管理も難しい 147
  140. 140. &永続的に 保存しておけない 148
  141. 141. &現在の電子書籍は、ウ ェブより退化している 149
  142. 142. &なんとか、ウェブやテ キストよりも「便利」 にしないと普及しない 150
  143. 143. & (おまけ) 電子出版権・著作隣接権の 法制化で 電子化は進む 151
  144. 144. & (おまけ) 電子出版権・著作隣接権の 法制化で 電子化は進む 152
  145. 145. &現場の実感としては、 疑問です 153
  146. 146. & 電子出版権とは従来の 「出版権」の発想の延長 線上に電子本に関わる権 利を位置づけたもの 154
  147. 147. 155 電子出版権とは(経団連案) (1)電子書籍を発行する者に対して付与される (2)著作権者との「電子出版権設定契約」の締結により発生す る (3)著作物をデジタル的に複製して自動公衆送信する権利を専 有させ、その効果として差止請求権を有することを可能とする (4)他人への再利用許諾(サブライセンス)を可能とする
  148. 148. & 文化庁で関係団体の話し合いが続いている 156
  149. 149. & 電子出版権でこんなことが期待されている 157 出版社が著者になりかわって海賊版 の取締りを機動的に行うことができ る
  150. 150. & が、現実的には 158 •出版権が生きている間は、出版する義務も生じる(出版義務及び継続出版義務) •現在も、「品切れ・重版未定」という形のグレーゾーンでごまかしているが、電 子書籍ではガラス張りになる •絶版通知(出版契約の終了通知)すら、書協のアンケートでは、7割の出版社が 実施していない(著者の転居などの事情か) •海賊版の取り締りがやりやすくなる、ということは、著者側が要求しやすくな る、ということでもある。海賊版の調査は容易でない。そのコストは、電子書籍 の(あるいはまた、たいていの紙本)の利益に見合うものなのか?
  151. 151. & 「設定」と「登録」 159 •出版権は文化庁に登録して初めて「第三者効」を持つ •しかし、実際に登録している例はまれ •電子出版権では重要になるかもしれない(例えば、海賊版の訴えを受けた 業者は、正規の出版権者であるかどうかを登録データベースを参照して判 断するかもしれない)。 •既存の本まで含めて登録する?(コストがかかる) •いずれにしろ、現在よりコスト高。誰得?
  152. 152. & 「法と経済学」の教え 160 •There ain't no such thing as a free lunch(タダ飯はな い)。すべての(法)制度にはコストがかかる •新制度を導入する際には、かかるコストとベネフィットを計量した 「費用便益(コスト・ベネフィット)分析」が必要(欧米では常 識) •弁護士、弁理士等にとっては制度が複雑化すればするほどビジネス チャンスが広がるため、彼ら主導にするとコストは高くなる
  153. 153. & (再)過剰の経済学 161 •限界製造コストがゼロに近く、過剰に商品(偽造品含め)が出回る世界 は、既存の希少性の経済学とは別の原理が働く •取引費用(探索、検証、課金など、要するに商品・サービスの取引を完遂 させるために必要なコスト)を下げる仕組みをどう作るか、が重要になる •制度設計においても、取引費用を低減させる仕組みづくりをめざすべき •法的、技術的に取引費用を増大させれば、それは結局消費者につけをまわ すことになり、電子書籍の普及は遅れる。
  154. 154. &TEXT まとめ
  155. 155. 1.出版不況は主に雑誌 本への関心は衰えていない。また「出版」の境界が融解しているの に、統計がそれを反映していない。 2.アメリカの電子書籍は言われているほど多くない。着実に電子化を進めば早期においつ く。また、本、読書への関心を盛り上げるには、自己出版支援が必要(新エコシステ ム)。ID、書誌など、電子出版を下支えする仕組みの不在が日米の差 3.電子出版が紙と置き換わるのはまだまだ先。紙の出版は高級化するべき 4.電子出版でも紙の本で大事にしている「価値」はさほど変わらないが、要求スキルセット はかなり変わる 5.電子書籍の価格は出版社が決めなくてもいい。決めてもよいのは、自社課金でストアを展 開している場合、ダイナミックなネットプロモーションをやれる場合など。普通の出版社 はホールセールで、Amazon等のメカニズムに任せた方がいい
  156. 156. 6.図書館は書籍や電子書籍の敵である、という実証的な証拠はない。そんなことをしなくても、 ネットには海賊版があふれている。 7.自炊が出版の敵、電子書籍の敵といえばいえるが、音楽産業の経験からして、抑えることは不可 能だしコストがかかる。読者を敵にまわすリスクとベネフィットを比較衡量する必要がある。 8.ノンDRMが海賊版を増やす直接的な証拠はない。音楽配信の経験からして、DRMやパトロー ルを増やして取り締まるより、DRMをなくし、ディスカバラビリティ(ファインダリビリテ ィ)を向上させることが海賊版をなくす早道である。 9.今後のフォーマットはEPUBしかありえない、ということはない。特にブラウザで簡単に見え る仕組み、外部から特定の箇所へリンクする仕組みなどがなく、ウェブやメールなどと比べて 外部からのアクセスがしにくいのが問題。もっと進化する必要がある。 10.電子出版権は全体の取引費用を下げる設計をしないと、誰にも使われないし単に面倒なだけ。 著作権リポジトリとペアで導入するなどの施策が必要。

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